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程よい酸味がクセになるラズベリーの育て方を解説!上手な増やし方もご紹介!

庭などで簡単に栽培できるラズベリー。育て方も簡単で、地植えはもちろん、鉢植えでも栽培することができます。今回はラズベリーの育て方について、その方法や日々の管理、挿し木や株分けでの増やし方をご紹介します。夏の収穫時期にはラズベリーの木苺ジャムを楽しみましょう。
2021年2月4日
水木誠人
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ラズベリーの庭や室内で楽しみながら栽培する育て方をご紹介!

Photo bymatthiasboeckel

ラズベリーは、ビタミンC、カリウムやカルシウム、アントシアニンなどのポリフェノールなど、さまざまな栄養素が含まれているバラ科の木苺の一種です。野生の木苺もラズベリーの仲間で、木苺は実が小さく、野山に自生しています。この木苺よりもラズベリーの方が香りがよく、ジャムやソースなどを作ることができるため、自宅の庭はもちろん、プランターや鉢植えでベランダや明るい室内などで育てたい果樹としても人気です。

今回は、ラズベリーを自宅で育てる育て方をご紹介します。準備の時期、植え付けや種まき、肥料や剪定の時期、収穫、挿し木や株分けの方法など、ラズベリーの育て方で必要な情報をご紹介しますので、ぜひラズベリーの育て方の参考にしてみてください。

ラズベリーの準備の時期と育て方のポイント

ラズベリーに適した鉢植え用の土とは

Photo byPexels

鉢植えやプランターでラズベリーを栽培する育て方では、水はけのいい土を準備しましょう。市販の土には、ベリー用の土、野菜やくだもの用の土などもありますので、土をブレンドするのがむずかしい方は購入して使いましょう。ご自身で土を準備する際は、赤玉土と腐葉土を1対2、川砂を少々混ぜた土に、肥料を加えたものをブレンドしてみましょう。土づくりは育て方の中でも大切です。育て方を間違えないようにしっかりとした土を作っていきましょう。

庭にラズベリーを地植えする際の土とは?

Photo byulleo

ラズベリーを庭植えで栽培する育て方のポイントは、どこに植えるのかを選定することです。ラズベリーは、地植えで栽培すると、根がどんどん広がっていきます。このため、ラズベリーのそばにほかの植物を植えると、その植物の生育を邪魔してしまいます。地植えでラズベリーを育てる育て方では、近くにほかの植物がない場所を選ぶことが大切です。

ラズベリーを栽培する際に適した環境とは?

ラズベリーは、欧米で品種改良された果樹であることから、耐寒性にすぐれ、夏の暑さを嫌う植物です。このため、水はけのよい土で、風通しがよく、半日陰の明るい場所で育てるのが育て方のポイントです。庭植えでは、半日陰で風通しのよい場所を選びましょう。プランターなどの鉢植えの場合、梅雨のジメジメした時期は、なるべく風通しがいいベランダなどに置いて、高温多湿の状態を避けるようにしましょう。

ラズベリーの植え替え・植え付け・種まき

植え替え時期は3月ごろ

Photo by salchuiwt

ラズベリーの育て方の重要なポイントが植え替え時期です。一般的に、休眠している時期に植え替えますが、真冬の霜が降りている時期は避けましょう。時期をまちがえてしまうと、枯れてしまうこともあります。プランターなどの鉢植えでは、根詰まりしないように植え替えます。通気性をよくするため、2年に一度を目安にしましょう。

植え付けも3月ごろが適期

ラズベリーの植え付けも、植え替え時期と同じ、休眠している3月ごろが適期です。購入した苗を水につけておき、深さ50cmほど掘り起こします。土に肥料を加え、根を広げるように植え付けましょう。植え付け後は水を十分に与え、定期的に水やりをします。苗は40cmほど切り詰め、株間は1m以上開けるようにしましょう。

種まきではなく株分けや挿し木で増やすのが一般的


ラズベリーは、種まきではなく、株分けや挿し木で増やす育て方を行います。しかし、ラズベリーを種から栽培する場合、鉢植えであれ地植えであれ、気温が20度以上にならないと発芽しませんので、育て方には注意が必要です。4月や11月ごろに種まきを行い、芽が出るまでは豆に水やりを行います。種まきの後、本葉が出てきたら鉢植えに移し替えます。庭植えで育てる場合、種まき後、20cmぐらいまで成長してから植え付けるようにしましょう。

肥料や剪定の仕方とラズベリーの育て方

夏の湿気と水やりに注意

Photo by sorarium

ラズベリーは基本的に、土の表面が乾いたら水やりを行う育て方で問題ありません。庭植えの場合、日照りが続く場合は水を与えましょう。日常的な育て方では、夏の湿気に気をつけるようにしたいです。ラズベリーは明るい日差しを好むので、日当たりのいい場所に置きましょう。梅雨の時期は なるべく風通しのいい場所に置き換えて、病気などにかからないように注意したいです。

ラズベリーに肥料を与えるタイミング

Photo byJing

肥料を与える際、そのタイミングをしっかりと計ることもラズベリーの育て方で重要なことです。肥料のタイミングは、植え付けの前、花が咲きはじめる5月ごろ、新芽が成長しはじめる8月ごろなど。ラズベリーはあまり多くの肥料を必要とはしませんが、肥料を与える際、有機肥料や速効性の化成肥料を施肥すると、新芽や花芽の増加や、実の着果や結実を促進するのに有効的です。

ラズベリーにおすすめの肥料

ラズベリーの肥料

出典:Amazon
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この肥料は、ラズベリーを含む果物や野菜の肥料として人気の肥料です。有機質をブレンドし、土に活力を与える腐植酸が配合され、栄養分を効率よく吸収することができます。植え替えや植え付けの前の元肥として、成長に応じた追肥として、ぜひ利用してみましょう。

ラズベリーの剪定のポイント

Photo byBuntysmum

ラズベリーには大きく分けると一季なりと二季なりのふたつの品種があり、この品種によって剪定時期が異なります。一季なりの品種は、夏の実の収穫が終わった後に行います。剪定のポイントは、古い枝を切り落とすことで、その年に延びた枝は残しておきます。一方、二季なりの品種は、春に延びた枝に秋になると実がつき、そのまま越冬し、夏に実ができてから枯れます。このため、夏の収穫後に枯れた枝を剪定します。注意して剪定しましょう。

ラズベリーの収穫の時期の育て方

白い花が終わるとラズベリーの実が成る

ラズベリーの花は白い5弁の花です。春に花が咲き、1カ月ぐらい経つと、実が赤く熟してきます。二季なりの品種では、夏の収穫が終わると、秋にも実が成り、収穫できます。ラズベリーの実は柔らかいため、収穫した後はつぶさないようにしましょう。収穫の仕方は簡単で、指でやさしくつまむと、ポロっと取れます。

ラズベリーの実は長持ちしない

Photo byl_cwojdzinski

ラズベリーは育て方がとても楽で、比較的、簡単に実ができます。また、勢いのある植木であれば、多くの実を楽しむことができます。しかし、ラズベリーの実は長持ちしないため、収穫したらなるべく早く食べてしまうか、調理してしまうようにしなければならないのが育て方のポイントです。


冷凍保存した後は手作りラズベリージャムに

Photo byu11116

ラズベリーの実を収穫した後、ラップなどで包んで冷凍保存すると、長期保存も可能です。しかし、解凍すると、収穫後の新鮮味はなくなり、味は落ちてしまいます。このため、ある程度の量が集まったら、ジャムなどで利用するのがおすすめ。ラズベリーの量の半分の砂糖を加えてしばらくすると、水分が出てきます。弱火で15分ほど煮込み、粘度が出てきたら火を止め、瓶に入れて天地を逆さにして冷ませばできあがりです。

ラズベリーの挿し木や株分けによる増やし方

挿し木で増やすラズベリーの育て方

ラズベリーを挿し木で増やす育て方は、地下茎から出てくる茎を使う方法で行います。茎を切ったらしばらく水に浸けておきます。しばらく漬けた後、鉢に植え付けて育てていきます。挿し木の育て方は、葉がついた枝を使った緑枝挿し、葉が落ちた後の枝を使った休眠枝挿しがあります。緑枝挿しは葉が緑色の夏ごろ、休眠枝挿しは休眠期の2~3月ごろに行いましょう。ラズベリーの増やし方はさほどむずかしくはないものの、ポイントを誤るとうまく育ちませんのできをつけて行いましょう。

株分けで増やすラズベリーの育て方

ラズベリーの増やし方の中でも、挿し木よりも簡単にできる育て方が株分けです。ラズベリーの株分けの方法は、地下茎から伸びてくる新芽(サッカー)を使います。庭植えでラズベリーを栽培していると、数年でサッカーが出てくることがあります。このサッカーが15~20cmほどまで伸びたら、根から掘り起こします。サッカーを出すようになるのは春ごろです。

挿し木や株分けで気をつけたいこと

Photo byannawaldl

挿し木や株分けをして植え付けた植木は、十分に水をやり、半日陰の場所に置いて育てましょう。土が乾かないようにし、根がしっかりと育つまで管理します。土が乾いてしまうと、うまく育たないこともあります。十分に管理し、根が落ち着いてきたら、栽培用の鉢やプランター、庭などに植え替えましょう。

ラズベリーの収穫後の育て方や気になる病害虫について

収穫後の育て方にも注意して

Photo byMetsikGarden

ラズベリーは落葉果樹です。実の収穫が終わると、葉が落ち、自然に枯れてきます。枯れた枝などを整理することも育て方の大切なポイントです。冬の剪定をしっかりと行い、翌年に備えましょう。葉が落ちると樹形がよく見えてきますので、枯れた枝は切り、生きている枝も込み合った枝などは切り詰めてしまうのも大切な育て方です。

収穫後の追肥も育て方の重要なポイント

ラズベリーの実の収穫が終わったら、とりあえず肥料を与えましょう。二季なりの品種のラズベリーは、夏に1回、秋に1回と追肥します。収穫後に肥料を与えることは育て方の重要なポイントで、これにより越冬や翌年の成長に影響を及ぼします。収穫が終わると、すっかり植木のことを忘れてしまいますが、春に備えて準備することが大切です。

ラズベリーは寒さに強いので冬の育て方は簡単

Photo by hello-julie

ラズベリーは耐寒性のある植物です。冬の寒さにしっかりと当てるようにしましょう。寒さに強いため、ある程度の霜に当たっても枯れることはありません。なお、冬の間、葉が落ちたり枝が枯れたりしますが、根はしっかりと生きています。ベランダや室内で育てている場合、土の表面が乾燥したら水を与えるようにしましょう。

ラズベリーの育て方で注意したい害虫や病気

害虫の被害が比較的少ないけれど

Photo byMyriams-Fotos

ラズベリーの育て方の中でもさして心配する必要がないのが害虫対策です。ラズベリーは、ほかの果樹に比べると、害虫の問題がほとんどありません。ただし、ハダニやハマキムシ、アブラムシなどの発生が見られることがあります。害虫は、見つけたらすぐに捕殺し、必要に応じて農薬などを散布します。なお、害虫の被害を少なくするには、植物の環境をよくし、清潔にし、つねに観察することで早期発見できます。育て方のポイントとして覚えておきたいです。

心配な方は防除スプレーの準備もあり

ベニカマイルドスプレー

出典:楽天
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ラズベリーは、害虫をあまり心配する必要はありません。もしも害虫の被害に遭っても、害虫を取り除いて捕殺すれば問題ありません。しかし、気になる方は、防除スプレーなどを使用すると、心配なく育てていくことができます。なるべく使いたくないという方は、時期によって、土を交換するなどの方法もあります。日頃から病害虫を寄せ付けない環境づくりをすることも大切ですが、いざというときに防除スプレーを持っておくと安心です。

梅雨時期のかびには要注意

Photo by Blue Dragon Photos

ラズベリーの育て方の中で、梅雨時期に気をつけたいのが灰色かび病です。ラズベリーは、高温や多湿が苦手で、夏場はとくに通気性をよくして育てる必要があります。ラズベリーの育て方の中でも注意したいのが灰色かび病で、発生するとつぼみや花、実などがカビに覆われてしまいます。雨が多いときに発生しやすいため、ラズベリーを育てる環境をよくすることが大切。鉢植えの場合、夏場は涼しい場所で管理する、庭植えの場合、夏場の水やりは株もとに与えるようにするなど、日ごろの育て方を工夫していきましょう。

正しい育て方でラズベリーを楽しもう!

Photo byelenaiks

ラズベリーの育て方は、しっかりと育て方のコツをつかんでいれば、さほどむずかしいものではありません。むしろ、ラズベリーの栽培方法は簡単です。まずは正しい育て方でおいしい実が収穫できるまで育ててみましょう。うまく育てることができたら、増やし方などにも挑戦してみてください。

もっとラズベリーの育て方が気になる方はこちらもチェック!

もっとラズベリーの育て方について知りたいという方は、ぜひこちらの記事も目を通してみてください。ラズベリーをより楽しく育てるための育て方のポイントがさらにわかるはずです。ラズベリーの育て方、さほどむずかしいわけではありませんので、さっそくラズベリーの栽培をはじめてみてはいかがでしょうか。