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【連載】バイクの中古車ってどう?250ccや原付の選び方体験談!

私の中古バイクの選び方について体験談を交えて語ります。125ccや250ccは中古バイクの在庫数が豊富です。250ccの現行モデルはスポーティな車種が増えましたのでツーリングには中古車も選択肢として有効!妻の原付バイクやバイク王の買い取りについても記載します。
2021年1月27日
hosokawa_taka
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目次

中古バイクの選び方:はじめに

GOOBIKEは参考になる!

私はバイクの中古バイク情報サイトのGOOBIKEを見るのが好きです。バイクは見る角度によって印象が変わりますよね。バイクメーカーの公式ホームページでは見られない角度からバイクを眺められますので、中古バイク情報サイトは記事を書く参考にしやすいのです。

バイクの年式による違いを確認するのにも役立ちますが、年式不明車を見ては「これのモデルイヤーは○○年やなぁ」と分析して楽しんでいます。どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。

125ccや250ccは中古車在庫数が豊富

中古バイク情報サイトには多くのバイクが掲載されています。排気量別の割合を計算すると125ccクラスの原付二種と250ccクラスの中型バイクがもっとも多く、750cc以下の大型バイクがもっとも少ないですね。

125ccや250ccのバイクは普段使いしやすいサイズ感や持て余さないパワー感が人気です。思いのほか中古バイクの台数が少ないのは750cc以下クラス。近年人気の排気量ですので、需要が供給に追いついていないのかもです。

私の中古バイクの選び方は?

中古バイク市場では125ccと250ccが全在庫数の半数を占めています。しかも、このクラスはコレクターズコンディションの個体が少なく、どれも価格は安定傾向です。中には現行モデルよりも魅力的な車種も含まれています。

では本題!ここでは中古バイクの選び方について語ります。私が購入してきた中古バイクの経験談も交えてお話します。なお、この記事は2020年1月27日現在の私の心境をもとに作成しますことをご了承ください。

私がこれまで乗ってきた中古バイク

どれもコンディションは良好!

私がこれまで購入した中古バイクはスズキのGF250、ホンダのXLR250R(MD22)、カワサキのゼファー750RS(D2)の3台です。記事のネタとしては残念なのですが、どれもコンディションは悪くありませんでした。

GF250は初めての中古バイク


私が初めて購入したバイクは友人から12万円で譲ってもらったGF250です。リヤが強引にカットされてフェンダーレスになっていましたが、ほぼオリジナルコンディション。走行距離は覚えていません。

並相当のコンディションで極上車ではありませんでしたが、初心者の私に不具合を見つけられるはずもありません。特定の速度域でバイブレーションを発生させましたが、その原因を追究することもなく、通学をメインに乗っていました。

XLR250Rは外装ボロボロ

GF250で事故をして4年のブランクを経て、ジェベル200を6万キロほど乗った後、私はレッドバロン奈良店で中古のXLR250R(MD22)を18万円で購入しました。本当はリヤがドラムブレーキのMD20を探していたのですが…。

3万キロ以上走ったバイクで外装はかなり傷んでいました。しかし、エンジンや足回りにヘタリはなかったですね。フロントフォークにガチャガチャした感じがありましたが、これはXLR250Rの特徴で、中古なのが理由ではありません。

ゼファー750RSは貴重な逆輸入車

大型バイクの免許を取得して乗り換えたのはゼファー750RSです。レッドバロン奈良24号店にあった中古を奈良店に移動させて購入しました。センタースタンドが外されていましたのでサービスで追加。走行距離が3万キロを超えているにも関わらず、外装やコンディションは良好でした。価格は75万円。

ゼファー750RSとしては珍しい逆輸入バイク。アイドリングでクランクケースから聞こえるゴロッゴロッ異音は前期型のデフォルトです。

中古バイクでも不具合なし

コンディションはショップの姿勢の表れ

私がこれまで乗っていた中古バイクを振り返ると、どれも不具合を感じることはありませんでした。

もっともコンディションが悪かったのはXLR250Rでしたが、しばらく放置してもキャブのガソリンさえ抜いてあげればキックで一発始動!バッテリーレス車でしたのでバッテリー上がりの心配もなかったのです。しかし、納車時に装着されていたタイヤが好みではなかったので、ダンロップのD650に交換。シートは購入して1年後に劣化しましたので張り替えました。

中古バイクはショップ選びが重要

もっともコンディションが良かったのはゼファー750RSです。大型バイクはエンジンパワーに余裕があるので、走行距離の割にコンディションが悪くなりにくいからだと考えられます。

エンジンさえコンディションが保てていれば、他の消耗品は交換で元通りになります。購入してすぐにクラッチが滑り始めたのですが、これはレッドバロン奈良店が無料で交換してくれました。中古車の選び方でショップ選びが重要なのを教えてくれたのもゼファー750RSです。

実車確認は必ずしたい

私が中古車の選び方でこだわるのは実車確認です。バイクは大量に生産される工業製品なのですが、1台1台に宿る何かを感じるからです。単なる思い込みですし、バイクを擬人化してしまうのは無意味なことなのですが、バイク乗りのみなさんならご理解いただけることと思います。

バイクにまたがったときに広がる脳内の景色、ハンドルに手を添えた時の高揚感、エンジンを始動した時に感じるメッセージ、中古バイクにはそれぞれに違いがあるのです。


妻の原付ビーノ

かわいいパールピンク

妻が通勤で乗っている原付ビーノも中古で購入しました。妻の希望は「ゆるキャン△のリンちゃんと同じ原付が欲しい」の一択、型式はSA26JかSA37Jです。自宅から近い中古バイクショップから当たりましたが、なかなか決まりません。

あえて後回しにしていたレッドバロン奈良へ行くと「この子にするわぁ」と即決でした。えっ?パールピンク?あなたが?かわいすぎるので似合わない…なんて口が裂けてもいえません。

妻の中古バイクの選び方

妻はバイクにまったく興味がないため直感で決めてしまったのです。細かなパーツに劣化は感じられるものの、外装の傷は少なく、コンディションも良好です。走行距離は1万キロと少しとまずまずですし、タイヤは交換した直後に手放されたようで八分ほど残っていました。

納車祝いにヘルメットをプレゼントすることになり、楽天ショップで選んでもらうとアーガイル模様のピンク!必死で笑いがこみ上げてくるのをこらえてポチっ。

レッドバロン奈良の対応

納車当日、レッドバロン奈良店の駐車場で後付けのリヤキャリアを取り付けているときのこと、おや?このヒビは何?と触るとフロントフェンダーが折れました。当時4歳だった息子が折れた破片を持って「バイクが壊れたぁ」と店員にいいに行くと、「中古車保証で新品パーツを取り寄せます」とのこと。

納車後にヤマハのサービスキャンペーンを受けていないことが発覚した時も自宅まで引き取りに来てくれましたし、オイル交換の度に一通りの点検をしてくれます。

バイク王の買い取りスタンス

あなたのバイクを査定します

妻の原付ビーノが我が家に納車され、原付バイクでのツーリングの楽しさを知ってしまった私はXR250の売却を検討したことがあります。インターネットブラウザに表示される「あなたのバイクを査定します」という広告にアクセスしました。

この手の買い取りは独身時代に乗っていたホンダフィットの売却でお世話になりました。近所の中古車業者に査定してもらうより高額で買い取ってくれるのです。気を付けてくださいね。翌日から査定させてくれという電話が鳴り続けます。

買い取り額が決まればその日に引き取られる

XR250の査定に来られたのはバイク王でした。とあるバイク量販店の倍近い買い取り額を提示されましたが、私は売却しなかったのです。バイク王の買い取りスタンスを知らなかったのが原因で、バイク王に責はありません。

自動車の買い取り業者は査定員が金額を決め、後に引き取る係が自動車を持っていくのですが、バイク王は査定額に応じるとそのままトラックに積んでバイクを引き取っていきます。別れを惜しむ時間がありませんし、カスタムパーツも外せません。


中古バイク市場でのバイク王の役割

バイク王は中古車市場の在庫数や価格を安定させる役割を果たしてくれています。私のXR250が買い取られて次のオーナーにかわいがってもらえるのなら、売却しても心残りは少ないでしょう。

XLR250Rを購入するときのこと、ジェベル200は下取りに出しました。コンディションが悪かったので「このバイクはどうなるの?」ときくと「アジア市場で売れると思います」とのこと。ジェベル200は海を渡るのか…と思うと感慨深いものがありました。

中古バイクの選び方:まとめ

チェック項目より直感を信じる

中古バイクの選び方で重要なのはショップ選びです。中古バイク情報サイトには車両価格と総額が表示されますよね。その差額は諸経費としてまとめられていますが、そこにはショップの納車整備費用も含まれています。諸経費が多ければ納車整備に費用をかけている、少なければ現状販売レベルの可能性があります。

私は実車確認にこだわって中古バイクを選んできましたが、その選び方は直観に頼るところが大きく、状態を把握しているとはいえません。

悪徳バイクショップが減ってきた!

最近はユーザーの目が厳しくなり、歯に衣着せぬショップレビューも増えました。中古バイクの見定めに長けたリターンライダーも多いですね。そんなこともあってか、バイクショップの対応は向上している印象を受けます。

また、キャブ車からFI車への移行期に発売された125ccや250ccのバイクは走行距離が少なく、コンディションもよさそうです。そんな中古バイクのモデルイヤーは10年落ちですが、ツーリング重視で見ると現行モデルに引けを取りません。

旧モデルの中古車にも存在意義がある

中古バイクは現行モデルより劣っているわけではありません。その時代にはその時代の理由があって開発されています。あなたがバイクに求める要素が現行モデルにない場合、中古車を検討するのも選択肢の一つです。

ちなみに、私のおすすめ中古バイクは、125ccなら道具的な美しさがストイックなスーパーカブ110(JA10)、250ccならツアラー要素が強いCBR250R(MC41)です。どれも時代の流れに翻弄された名車です。