【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ～冬の富士山の絶景を眺めよう！～

ドライブで冬の富士山を眺めに出かけよう！

いい旅してますか？今週は山梨県で冬の富士山を眺めるドライブ旅をご覧いただきましょう。富士山は四季折々にその姿を変化させますが、冬の季節は全体に真っ白な雪をたたえた雄大な姿を披露してくれます。

今回はドライブで富士山周辺を巡りながら、いろいろな角度から冬の富士山を眺めてみます。ドライブ旅のスタートとなるのは中央自動車道「富士吉田西桂スマートIC」です。

平成30年8月に河口湖方面への出口が開通して、富士吉田市内や河口湖へのアクセスがより便利になりました。このインターをスタートとして帰りはその先にある「河口湖IC」に戻ってくるという観光コースとなっています。

ドライブ旅の行程をご紹介

さっそく今回のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。最初に富士山の絶景が眺められる有名な神社に立ち寄ります。次に河口湖の湖畔まで移動してロープウェイに乗り換えて山頂の展望台から富士山を眺めます。お楽しみのランチタイムは富士山の景色が素晴らしい道の駅で山梨グルメを味わいます。

午後の部の最初は富士山山麓の樹海にある洞窟で氷の絶景を堪能します。続いて西湖の近くにある野鳥たちの楽園に移動して人工の樹氷と富士山を鑑賞します。観光コースの最後はもう一度ランチを味わった道の駅に戻り、近くにある日帰り温泉施設で天然温泉を満喫しながら富士山を眺めます。

五重塔と冬の富士山のコラボレーション

新倉富士浅間神社

ドライブ旅の最初は山梨県内でも1,2を争うほど有名な絶景スポットからスタートしましょう。この神社は慶雲3年に創建された歴史ある神社で、戦国期には甲斐の国の有名な武将「武田信玄」の父親であった武田信虎が北条氏との戦いの際にこの神社で必勝祈願を行い勝利したと伝えられています。

この神社には朱色が鮮やかな五重塔があり、その周囲にはいつも観光客の姿が見られます。観光客のお目当てはそこから見ることのできる綺麗な富士山の景色で、五重塔と富士山のコラボレーションを撮影するために、大勢の観光客がこの絶景スポットにやってきます。ただ冬は比較的すいていますね。

冬は富士山の絶景を撮影する絶好のチャンス

このスポットを観光コースの最初に入れたのは雪の日の朝の綺麗な富士山を眺めるためです。特に雪が積もった晴天の日の朝にここを訪れると、朝日に照らされて輝く冬の富士山と雪化粧した街の景色がとても綺麗に見えます。これに五重塔を入れて撮影すれば最高の一枚となりますね。

この綺麗な絶景を眺めるには五重塔の裏側につくられた展望デッキに上る必要がありますが、駐車場からの高低差が約80mほどあるので、アクセスするには斜度のきつい階段か坂道を歩いて行かねばなりません。雪の日に出かけるには少々注意が必要ですが、苦労した先には素晴らしい絶景が待っています。

観光スポットのアクセス情報

ロープウェイで絶景スポットにアクセス！

河口湖 富士山パノラマロープウェイ

最初の絶景スポットを満喫した後は再び冬の富士山の景色を眺めましょう。神社から10分ほどドライブして河口湖の湖畔に移動します。このロープウェイは標高1,075mの天上山に整備されているもので、河口湖湖畔駅と山頂の富士見台駅を結んでいます。天上山といえば有名なのが昔話のカチカチ山ですね。

山の頂上は天上山公園として整備されていて、昔話に登場するタヌキとウサギのオブジェがあちらこちらに立っています。可愛らしいオブジェとの写真撮影もおすすめですが、綺麗な景色が眺められる展望台に上りましょう。展望台は茶屋の屋上にあります。

富士山以外の景色もお見逃しなく！

展望台からは雪をたっぷりとたたえた富士山と富士山の広い裾野まで眺めることができて最高ですね。高所のため少々寒さを感じますが、空気が澄む冬は綺麗な富士山を眺める絶好の季節です。富士山以外にも見る位置を変えることで、河口湖の景色や南アルプスの景色などが楽しめます。

カップルにおすすめなのが「天上の鐘」と呼ばれる鐘で、富士山を眺めながら二人でハート形の鐘を鳴らして楽しめます。恋愛成就のスポットにもなっているのでぜひお見逃しなく。売店ではカチカチ山のキャラクターグッズも販売されているのでお土産に購入してみましょう。

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ランチは山梨グルメで大満足

道の駅 なるさわ

山上から絶景を眺めた後はランチタイムといきましょう。ロープウェイ乗り場から15分ほどドライブすると道の駅に到着します。車を降りてすぐ目に入るのが富士山の景色ですね。ここまでのスポットでは高い場所から富士山を眺めましたが、低い場所から見上げる富士山の景色もまた最高です。

ランチタイムは建物内にある食堂でいただきましょう。ラーメンやカレーなど定番メニューもありますが、せっかく山梨県を訪れたのですから、山梨県の郷土料理をぜひチョイスしてみましょう。おすすめメニューのひとつが「せんどそば」です。

絶品のスイーツグルメもお見逃しなく！

せんどそばは道の駅のある鳴沢村で育てられた大根が使用されていて、大根を千切りにしたものがそばの上にたっぷりと乗せられています。そばという食べ物がとても貴重だった頃にそばを増量するために大根の千切りを入れたのがこの食べ物のルーツで、ご馳走ではありませんが素朴な味わいが懐かしさを感じさせます。そばに付いてくる特製の南蛮味噌を入れるとさらに美味しさがアップしますね。

ランチの後にはピンク色の綺麗なソフトクリームがおすすめで、富士山の山麓に自生する富士桜の実を使ったソフトクリームは甘さ控えめで絶品です。ぜひ山梨グルメを食べ尽くしましょう。

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洞窟で神秘的な氷の絶景を堪能

鳴沢氷穴

山梨グルメを堪能したなら午後の部へと出発です。次に向かうのは道の駅から6分ほどドライブした場所にある鳴沢氷穴です。国指定の天然記念物にもなっている観光スポットで、富士山の山麓に開ける有名な青木ヶ原樹海の中に位置しています。

この洞窟は今から1,000年以上前に起きた富士山の噴火の際に流れ出た溶岩がつくりだした空洞で、タテ穴環状型のため観光客は一周しながら洞窟内を探検できます。洞窟の全長は153mとそれほど大きなものではありませんが、幅が狭く天井が低い場所もあるため冒険気分を味わえるのが魅力となっています。

神秘的な氷柱に感動！

洞窟のスタート地点には無料のヘルメットが置かれているので、天井の低い場所で頭を保護するのにぜひ活用したいですね。急な階段を下りながら地下へと進んでいくとそこには氷柱と氷の壁が現れます。

氷の壁は人工のものですが、氷柱は洞窟の天井から染み出た水がつくりあげた自然の芸術品です。ブルーの光でライトアップされているのでそれがまた神秘的で素敵ですね。

洞窟の内部は年間を通じて平均3度ほどのため、冬は洞窟内のほうがむしろ外よりも暖かく感じるに違いありません。山梨グルメが味わえる売店もあるので立ち寄ってみてください。

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河口湖の冬の風物詩を見に行こう！

西湖野鳥の森公園

富士山の自然の神秘を感じた後は再び富士山の景色を眺めましょう。次に訪れるのは綺麗な樹氷が楽しめる人気の観光スポットです。鳴沢氷穴からは6分ほどドライブするとアクセスできます。

西湖野鳥の森公園は富士山を望める緑豊かな公園で、毎年200種類以上の野鳥が飛来する有名なバードウォッチングスポットになっています。

冬になるとこの公園内に人工の樹氷が登場して、県内外から大勢の観光客が訪れます。高さ10mにもなる樹氷作品もあって迫力満点ですね。入場料も駐車場も無料というなかなか太っ腹なイベントです。

樹氷と富士山のコラボレーションが見事

人工の樹氷は天然の樹氷ができるまでの行程を基にして作成されているため、その出来栄えはなかなかのものです。毎年10個ほどの作品が公開されていて、作品の題材は時代を反映したものとなっています。

特に富士山をバックに樹氷を鑑賞できるポジションもあるので、ぜひそこで記念撮影を楽しんでみてください。夕方になるとライトアップも始まるのでよりいっそう綺麗な樹氷が鑑賞できます。

1月下旬から2月中旬は「西湖樹氷まつり」が開催されいくつもの露店が出店します。ぜひ温かいものをいただきながら楽しんでみてください。

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冬の富士山を眺めながら温泉に浸かろう！

富士眺望の湯 ゆらり

ドライブ旅の最後を締めくくるのは温泉です。西湖野鳥の森から10分ほどドライブして午前中に立ち寄った道の駅へと向かいます。この道の駅のすぐ近くに富士山を眺められる日帰り温泉施設があります。地下1,000mから湧き出る天然温泉を楽しめる施設で、全部で16種類の湯船がラインアップされています。

富士眺望の湯という名前の通り、富士山の景色を眺められる湯船がたくさんあるのが特徴で、温泉で体を温めながら雪をかぶった冬の富士山の絶景を堪能できます。特に「パノラマ風呂」と名付けられた露天風呂からの富士山は見事ですね。

温泉と一緒にディナーも楽しもう！

この日帰り温泉では入浴料にバスタオルとフェイスタオルの料金が含まれているので、ドライブ旅の帰りに手ぶらで立ち寄れるのが何よりの魅力ですね。無料の休憩室もありますが、ちょっと贅沢に有料の休憩室を利用して綺麗な富士山を眺めながら温泉で火照った体を癒してみるのもおすすめです。

この温泉施設には食事処があり、絶品の山梨グルメを食べることができます。ほうとうや忍野サーモンの丼ぶり、甲州富士桜ポークを使ったとんかつなどディナー向けのグルメが目白押しです。天然温泉と山梨グルメでゆっくりと旅の疲れを癒してみてください。

観光スポットのアクセス情報

人も車も冬装備をお忘れなく！

今回ご紹介した観光コースは冬の積雪は比較的少ないエリアとなっています。ただ、気温は総じて低めのため路面の凍結などには細心の注意が必要となります。寒気が強まれば積雪も十分に予想されるため、ドライブに出かける際にはスタッドレスタイヤを装着するなど冬装備を万全にして出かけましょう。

また人も寒さ対策は必須で、厚手の上着や手袋、帽子などを持参して出かけることが冬の富士山観光を快適に楽しむ際のポイントになるでしょう。安全と健康に留意しながらドライブ旅をエンジョイしてみてください。

冬の山梨で富士山の絶景を堪能しよう！

今週は山梨県で冬の富士山を眺めるドライブ旅をご紹介しましたがいかがでしたか？今回ご紹介した観光コースを巡ると、さまざまな角度から冬の富士山を眺めることができます。改めて冬の富士山の美しさを実感できるのではないでしょうか。

東京都心からでも十分に日帰り観光が可能です。ぜひ本記事を参考にして冬の富士山観光を満喫してみてください。