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初心者でも楽しめる茨城の登山コース4選!季節&難易度別にご紹介!

緑豊かな山々が広がる茨城県には、初心者でも楽しめる人気の登山コースがたくさんそろっています。その中から、初心者に特に人気の茨城県にある登山コースを厳選してご紹介します。山登りやハイキング気分の山歩きで、自然を堪能しましょう。
2021年2月4日
M-Y-M
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初心者でも楽しめる茨城の登山コースをご紹介!

Photo bySichiRi

茨城県には初級から上級まで楽しめる登山コースがたくさんそろっていて、都心からのアクセスも良いので日帰りで登山を楽しみたい人にも人気です。その中から、登山初心者でも楽しめるおすすめの登山コースをご紹介します。

茨城県には、観光もともに楽しめる登山スポットや、ハイキング気分で年代を問わず挑戦できる登山コースなどがあるので、体力などにあわせてコースを選びましょう。(当記事は2021年2月時点の情報を元に作成しています)

茨城で登山を楽しむ際の注意点

今回ご紹介する茨城の登山コースは、初心者でも楽しめるものを選んでいます。コースによっては斜度がきつい場所など歩きにくい場合もあるので、歩きやすい服装や飲み物・雨具の持参など、最低限の登山の装備を準備しておきましょう。

また、日帰りでも楽しめるコースですが、事前に地図などで登山コースを確認してから挑戦すると安心です。慣れていないうちは経験者に同行するなどして、安全に登山や山歩きをお楽しみください。

茨城県北部では降雪や積雪にも注意!

茨城県南部は年間を通して過ごしやすい気候ですが、茨城県北部では積雪や凍結する場合があります。また、登山は山でのレジャーとなるため、夏の雷雨や冬の降雪など、天気の急変にも対応できる装備が必要です。

難易度が低い登山初心者向けのコースでも注意を怠ると危険が伴うので、コースや装備の確認など、事前準備をしっかりとしてから訪問しましょう。

茨城の登山スポットへのアクセス方法も注意!

さきほども触れたように、同じ茨城県内でも地域によっては積雪や凍結をする場合があるので、冬に車でアクセスする場合には雪道対策も必要です。

また、茨城の登山コースへ公共交通機関でアクセスする場合は、最寄り駅から登山スポットが離れている場合が多いので、バスのルートや時刻もあわせて確認しておきましょう。

茨城で四季を通して人気の初級向け登山コース【2選】

茨城の登山スポット①「筑波山」

Photo by prelude2000

茨城県つくば市にある筑波山(つくばさん)は、標高871mの男体山と、標高877mの女体山の、2つの山頂が突き出たような形をしているのが特徴で、初心者はもちろん、中級・上級者も楽しめる、さまざまな難易度の登山コースがそろうスポットです。

男体山にはケーブルカーが、女体山にはロープウェイがあるので、乗り物を活用すれば初心者やファミリーでも気軽にハイキングやトレッキングが楽しめるのも人気となっています。

初級向けの「おたつ石コース」で女体山山頂を目指す

Photo by Nao Iizuka

「おたつ石コース」は、ロープウェイ山麓駅があるつつじヶ丘からスタートして女体山山頂を目指す、所要時間70分ほどの登山コースです。途中には奇岩のスポットもあり、ハイキングやトレッキング気分で楽しめます。

難易度は低めで初級向けですが、岩場や段差が激しい場所もあるので、歩きやすい服装がおすすめです。ロープウェイに沿ったルートとなるので、行き、または帰りにロープウェイに乗車すれば子連れでも楽しめます。

初級から中級向けの「御幸ヶ原コース」で男体山山頂を目指す

Photo by stanchow

「御幸ヶ原コース」は、ケーブルカー山麓駅がある筑波山神社からスタートして男体山山頂を目指す、所要時間100分ほどの登山コースです。「おたつ石コース」よりもやや険しいものの、難易度はそれほど高くないので気をつけて進めば初心者でも楽しめます。

ケーブルカーに沿ったルートとなっているので、こちらも行きや帰りでケーブルカーを利用すれば、気軽にハイキングやトレッキング気分で登山ができ、おすすめです。

筑波山を満喫するロングコースもおすすめ


Photo by Nao Iizuka

男体山山頂と女体山山頂を結ぶ「山頂連絡路」をコースに組み込めば、さらにロングコースの登山が楽しめます。また、男体山山頂には所要時間60分ほどの「自然研究路」もあり、さらに筑波山の自然に触れたい時におすすめです。

それぞれの山頂からは茨城県や関東平野を見渡す絶景が楽しめるので、体力などにあわせてコースを選んでみてください。

筑波山登山におすすめの季節

Photo by Nao Iizuka

筑波山では、春は梅林、夏は新緑、秋は紅葉が人気です。茨城県南部に位置しているので冬でも積雪する事はほぼなく、年間を通して登山が楽しめます。

初心者にもおすすめのコースがそろっていますが、水分補給や天気の急変に対応した装備や、動きやすい服装など、しっかりと準備をしてから登山を開始しましょう。食事処や売店もあるので、活用するのもおすすめです。

茨城の「筑波山」へのアクセス方法

筑波山はアクセスしやすく日帰り登山にもおすすめです。電車でのアクセスは、つくばエクスプレス「つくば駅」から筑波山シャトルバスに乗り、筑波山神社までは40分ほど、つつじヶ丘までは50分ほどとなります。

車では、常磐自動車道「土浦北インターチェンジ」や北関東自動車道の「桜川筑西インターチェンジ」、圏央道「つくば中央インターチェンジ」から40分ほどです。筑波山神社周辺やつつじヶ丘には有料駐車場があります。

筑波山

  • 住所
    〒305-0001 
    茨城県つくば市(石岡市・桜川市)
  • アクセス
    TXつくば駅つくばセンターから筑波山シャトルバスで40分(筑波山神社入口下車)
  • 電話番号

茨城の登山スポット②「御前山」

茨城県の城里町にある御前山(ごぜんやま)は標高156mと低い山ですが、四季折々の自然を堪能しながら山登りが楽しめる、初心者にもおすすめの登山スポットです。

道の駅を起点とする短距離の周回コースとなっているので、出発前に道の駅で必要な食料や飲み物などを購入したり、戻ってきてから食事をいただいたりと、日帰りでもゆったりと楽しめます。

御前山の自然をハイキング気分で楽しめる

「道の駅かつら」を出発して、鐘つき堂跡や藤倉の滝を巡って戻ってくるコースは、3.7kmほど、所要時間は1時間30分ほどで、難易度も低いのでハイキング気分で楽しめます。

また、キャンプやバーベキューなどが楽しめる「御前山青少年旅行村」方面まで向かう10.2kmほど、所要時間3時間30分ほどのロングコースもあるので、体力などにあわせてコースを選んで、茨城の大自然を堪能しましょう。

御前山のおすすめの季節

御前山にはケヤキなどの原生林が広がっていて、四季を通して茨城の自然が楽しめます。中でも紅葉の時期は、那珂川の流れや那珂川大橋の景色が京都の嵐山に似ている事から「関東の嵐山」とも呼ばれ、茨城県の紅葉スポットとしても人気です。

年間を通して山登りが楽しめる茨城で人気の登山スポットですが、イノシシが出没する事もあるので気をつけて登山を楽しみましょう。

茨城の「御前山」へのアクセス方法

バスでアクセスする場合は、水戸駅からバスに60分ほど乗車して、「御前山」バス停で下車となります。車の場合は、常磐自動車道「水戸インターチェンジ」や「那珂インターチェンジ」から30分ほど、ETC限定の「水戸北スマートインターチェンジ」からは20分ほどです。

「道の駅かつら」の駐車場を利用する場合には、店舗近くではなく、迷惑にならないように裏手のスペースを利用しましょう。

御前山

  • 住所
    〒311-4341
    茨城県東茨城郡城里町御前山

茨城で秋に人気の初級向け登山コース【2選】

茨城で秋に人気の登山スポット①「土岳・花貫渓谷」


標高599.7mの土岳(つちたけ)と、紅葉の名所として知られる花貫渓谷(はなぬきけいこく)は、茨城県北部に位置する自然公園内にある人気の登山スポットです。

花貫渓谷の吊り橋周辺を巡ってハイキングやトレッキング気分を楽しんだり、さらに足を延ばして土岳で登山をしたりと、体力や観光など目的にあわせてさまざまな楽しみ方ができる茨城で人気のスポットとなっています。

汐見滝吊り橋周辺はファミリーやデートにもおすすめ

気軽にハイキングやトレッキング気分を楽しみたい時には、大能駐車場に車を停めて紅葉並木(700m)や遊歩道(500m)を通って汐見滝吊り橋へ向かい、戻ってくる周回コースが人気です。

また、紅葉まつり期間中のみ解放される花貫駐車場から、乙女滝や不動滝を眺めながら花貫川沿い(800m)を進んで汐見滝吊り橋へ向かうコースもあります。難易度は低めとなっているので、子ども連れやデートなどにもおすすめです。

土岳の山頂を目指す登山も人気

土岳の山頂までは、小滝沢キャンプ場から1.6kmほど、けやき平キャンプ場からは0.7kmほどです。距離は短めですが、岩場など足場が悪い場所もあるので、しっかりと準備をしてから登山を開始して、山頂からの茨城県北部の絶景を堪能しましょう。

ロングコースを楽しみたい時には、汐見滝吊り橋周辺や、汐見滝吊り橋から花貫ダムまで花貫川沿いを通る2.8kmほどのコースを組み込むのもおすすめです。

土岳・花貫渓谷のおすすめの季節

花貫渓谷は紅葉の名所としても人気のため秋がおすすめですが、紅葉まつり開催中には多くの人が集まるため、時間に余裕を持って訪問しましょう。

冬に降雪があると積雪する事もあるので、冬に登山を楽しむ場合にはしっかりとした装備がおすすめです。新緑の夏の時期も人気ですが、土岳や花貫渓谷は茨城県北部の山間にあり天気が急変しやすいので、雨具や水分補給なども準備しておきましょう。

茨城の「土岳・花貫渓谷」へのアクセス方法

土岳や花貫渓谷にはバス停がないため、JR常磐線の「高萩駅」からタクシーとなり、所要時間は25分ほどです。

車の場合は常磐自動車道の「高萩インターチェンジ」から20分ほどと近いので、日帰りでも楽しめます。駐車場は数ヶ所にありますが、紅葉まつり期間中は有料になったり、満車になってしまう場合もあるので注意が必要です。混雑が予想される時には駐車場の場所をしっかりとチェックしておきましょう。

花貫渓谷

  • 住所
    〒318-0104
    茨城県高萩市中戸川大能地内花貫渓谷
  • アクセス
    【電車】JR「高萩駅」から車で約25分。
    【車】常磐道「高萩IC」より約20分

茨城で秋に人気の登山スポット②「月居山」

標高404mの月居山(つきおれさん)では、茨城県北部で人気の観光スポットの袋田の滝も見学できる登山が楽しめます。周回の登山コースとなっていて、駐車場や袋田駅を起点にできるので、アクセスも良好です。

袋田駅を起点とした場合のコース全長は8kmほどで、所要時間は2時間30分ほどとなっています。ハイキングやトレッキング気分でも楽しめますが、履きなれた靴など装備を整えてから挑戦しましょう。

茨城で人気の袋田の滝も楽しめる登山コース

月居山の山頂を目指す際には、袋田の滝を見てからアクセスすると急な階段をのぼらなければならないため、見返橋から七曲がりへ向かって山頂に行き、月居山前山を通って袋田の滝へ出るルートがおすすめです。

コースは整備されていて看板も出ているので初心者でも安心ですが、やや険しい急坂があったり、階段が続く場所では踏み外したりする場合もあるので、気をつけて山歩きを楽しみましょう。

袋田の滝を観瀑台から見学するのもおすすめ


袋田の滝を観瀑台から間近で見学するには別途料金がかかりますが、四季折々の絶景が堪能できる高さ120m、幅73mの豪快な滝となっているので、時間に余裕を持って訪問して茨城観光を楽しむのもおすすめです。

また、周辺には食事処などもあるので、休憩や食事もできます。そのほかにも、日帰りでも利用できる温泉施設や宿泊施設などもそろっているので、シーンなどにあわせてプランを立てて、ゆったりと楽しみましょう。

月居山のおすすめの季節

月居山は、袋田の滝の水量が豊富になる初夏の時期や秋の紅葉の時期がおすすめのシーズンとなりますが、茨城で人気の観光スポットという事もあり観光客が多く訪れて混雑する場合もあるので、注意が必要です。

また、茨城県北部に位置するため、冬の時期には積雪や凍結があり初心者には危険が伴います。中級者や上級者以外は無理をせずに気候の良い時に挑戦しましょう。

茨城の「月居山」へのアクセス方法

月居山の山頂への入口がある見返橋は、JR水郡線「袋田駅」から徒歩30分ほどです。車の場合は常磐自動車道の「那珂インターチェンジ」から50分ほどとなっています。

見返橋の近くには町営駐車場が2ヶ所あり、車での訪問もおすすめですが、袋田の滝は茨城で人気の観光スポットという事もあり、観光シーズンには満車になってしまう場合もあるので気をつけましょう。

月居山

  • 住所
    〒319-3512
    茨城県久慈郡大子町小生瀬

茨城の登山スポットで四季折々の自然を堪能しよう!

Photo by Nao Iizuka

茨城にある登山初心者にもおすすめのコースを厳選してご紹介しました。茨城には今回ご紹介した登山コースのほかにも、八溝山や加波山など、たくさんの人気登山スポットがそろっています。

まずは難易度が低い登山コースから始めて、経験を積んだら中級や上級者向けのコースも挑戦して、茨城で人気の登山コースを楽しみましょう。

茨城で春・夏・秋・冬の人気スポットが気になる人はこちらもチェック!

茨城県には今回ご紹介した登山スポットのほかにも、たくさんの魅力のあるスポットがそろっていて人気です。

ここでは、春・夏・秋・冬のそれぞれの季節におすすめの茨城にあるスポットをまとめた記事をご紹介します。あわせてチェックして、茨城で四季折々の自然を堪能しましょう。