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【ジャクソン】海アメ・海ザクラ用メタルジグ「鱒男爵」を開発者の立場から徹底解説!

北海道では秋から春にかけて、海でのアメマス釣りやサクラマス釣りが大いに盛り上がります。当然、寒くて厳しい環境での釣りとなりますが、釣り人達を魅了してやみません。今回ご紹介させていただく『鱒男爵』は、海アメ・海ザクラ用のメタルジグです。
更新: 2021年1月12日
河西幸彦
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鱒男爵(マスダンシャク)とはどんなルアーなのか?

北海道では秋から春にかけて、海でのアメマス釣りやサクラマス釣りが大いに盛り上がります。当然、寒くて厳しい環境での釣りとなりますが、釣り人達を魅了してやみません。その海アメ・海ザクラの釣りで圧倒的な人気と実績を誇るミノーに『アスリート』があります。

今回ご紹介させていただく『鱒男爵』は、このアスリートを製造・販売しているジャクソンが発売した海アメ・海ザクラ用メタルジグです。サイズは30gと40gの2サイズ。形状は北海道で使いやすいスリム形です。
 

海アメ・海マス釣りで使用するミノーとメタルジグの違い


海アメ・海ザクラの釣りでミノーとメタルジグを単純に比較した場合、
1.飛距離
同じ重さなら余計な突起がなく、かつコンパクト、ボディ全体の比重が高いメタルジグの方が明らかに飛びます。メタルジグの方がミノーに比べて空気抵抗が少ないので、強風向かい風など、コンディションが悪くなればなるほど飛距離の差は大きくなります。

2.探れるレンジの幅
これもボディ比重の高さから素早くフォールさせることができますので、メタルジグの方が有利となります。一定のレンジをキープするのではミノーの方がやさしいのですが、幅の広さではメタルジグとなります。

3.アピール力
これはボディボリュームがあり、基本的には泳ぎも大きく演出の幅も広いことからミノーが有利となります。

4.対応リトリーブスピード
魚を誘い出すために、より魚に見せる時間を稼ぎたいときにはミノーが有利となります。

ミノーとメタルジグの使い分け

写真はアスリートミノー

飛距離と探れるレンジの幅の自由度はメタルジグ、ボディボリュームによる魚へのアピールと魚へのアピール時間はミノーが有利となります。どのタイプのルアーもそうですが、『万能』はありません。穏やかな日で魚も岸近くまで接岸しているときにはミノーは強く、吹雪いていたり魚が遠いときにはメタルジグが強い。

このミノーではカバーしきれないコンディションを攻略するために、メタルジグが必要となります。概ねこのような考えで状況によってルアーを使い分けていただければ釣果はUPすると思います。

鱒男爵(マスダンシャク)構造の秘密

近距離戦ではアスリート(ミノー)に絶対的な自信がありますので、鱒男爵に求められるのは荒天にも負けない遠投性と操作性。向かい風はもちろん、横風の場合でも風の影響を極力軽減できるように細身のボディとなっています。


フロント部は極力薄くし、重心の位置は後方寄り。遠投性のみを追及するのならばもっとギリギリまで重心の位置を後方に設定することはできますが、操作性を考え、ジャクソンの名作メタルジグ『ギャロップ』同様、やや後方寄りの重心位置に設定。投げて巻くだけのタダ巻きの使い方はもちろん、リフト&フォールやロッドアクションを加えたジャーク、細かな演出など、ベテランアングラーのテクニカルな使い方にも不満無く対応できる能力をもっています。

細身にするとアピール力はどうしても弱くなってしまいますが、それを少しでも補うために、ボディの断面は〇ではなく□に。これにより側面を平面で構成することができました。平面は曲面に比べて強いフラッシングを発生しますので、より広範囲の魚にその存在を知らしめることができます。

鱒男爵(メタルジグ)の仕様

メインのフィールドは北海道となるため、カラーラインナップも北海道向けのカラーを揃えてあります。アスリートで人気のカラーも加えてありますので、ミノーと同色を使うことによりミノーと使い分けたときの魚の反応の変化を、より正確に見極めることができます。


市販時にはテール部にスプリットリングは付いておりますが、フックは付いておりません。これはアングラーの好みに合ったフックをつけてもらうため。トレブルフックでもシングルフックでもツインフックでも、極端に大きなもので無ければ問題なく泳げます。お好みのフックをつけてお試しください。
 

海アメ・海マスの釣りを楽しむ

北海道では大人気の海アメ・海マス釣り。道南エリアでは、12月~4月頃まで楽しむことができます。今までミノーでターゲットを釣っていた方も、メタルジグという新たな選択肢を加えて、より状況状況でマッチしたルアーセレクトをしてみてください。