20 ストラディックSW 6000HG
ストラディックSW 4000HG
シマノからストラディックSWに追加番手登場!
こんにちは。えびこです!今回もYouTubeに寄せられた視聴者様からのご質問にお答えします!今回は今話題のストラディックSWについて。この秋、追加番手として5000番以上のショアジギング・ジギング用の大型番手が登場しましたが、4000番との違いであるインフィニティドライブがどれほど強いのか?番手の選びで迷っているとのことで、ショアジギング用のストラディックSWの選び方について、そのポイントを徹底解説します。動画を見ながら読んで頂けるとよりわかりやすいと思います。是非YouTubeチャンネルもチェックしてくださいね!
インフィニティドライブとは?
まずはそもそもインフィニティドライブとはなんなのか?改めて解説します。カッコいい名前でなんか凄そう。くらいの感覚の方も多いのではないでしょうか?少し専門的な内容になりますが、簡単に解説したいと思います。スピニングリールにはリールのボディ中心に軸となるメインシャフトが存在します。画像の赤い軸ですね。ハンドルを回転させることによってこのメインシャフトが連動して動き、ローターが回転し、ラインを巻き取ることができます。このメインシャフトはピニオンギアで支持されていますが、インフィニティドライブはメインシャフトとピニオンギアが「非接触式」になっており、接触によって生まれる摩擦を低減し、より軽い力で巻き上げることができるようになったです。
インフィニティドライブのメリット①
ファイト中のゴリ巻きが凄い!
個人的にインフィニティドライブ搭載機で現状最も使用回数が多いのはステラSW。釣行使用日数はおよそ100日。主にショアジギング 、ショアプラッギングで使用してきましたが、正直言って、非搭載機種(特に旧ステラSW)とは全くトルク感が異なります。まず1つ目はファイト中のゴリ巻きパワーです。特にロックショアなどのショアからのジギング、プラッギングに関しては、一瞬のスキがラインブレイクやバラシにつながります。そうなってくるとどうしてもスタンダードなポンピングファイトだけではなく、時として無理やりハンドルを回転させて魚を浮かせるゴリ巻きスタイルのファイトが必要になってきます。「あと一巻きできれば」というシーンで勝敗が別れるシーンが多々あります。そんなシーンでよりトルク力の増したインフィニティドライブが力を発揮するんですね。
インフィニティドライブのメリット②
メタルジグがしゃくりやすい!
2つ目にインフィニティドライブが効果を発揮するシーンは「ジグのしゃくりやすさ」です。ショアジギングは、9割しゃくって1割当たるかどうかという精神修行の釣り。そうなってくると、この9割に当たる「しゃくり」がいかに楽にできるかというのが重要になります。インフィニティドライブはもちろんファイト中も効果を発揮しますが、普段のしゃくりも、海中のジグを巻き上げる、要は負荷がかかるシーンでもより軽い力でジグを巻き上げることができるため、アングラーの体力消耗を防ぐこともできるんです!正直、インフィニティドライブの効果はこちらの方がありがたい部分かもしれないです。
ストラディックSWはインフィニティドライブ搭載機種を選ぼう!
こまで読んで頂いた方はもうお分かりかとは思いますが、ストラディックSWもインフィニティドライブ搭載機種を選んだ方が絶対にイイんです!これは間違いありません。まして今回質問頂いた方はMHクラスのロッドを使用しているということで、狙う魚もある程度の大きさが想定されます。そうなってくると必然的に、ファイト中のパワー、そしてジグのしゃくりやすさは非常に重要な要素になってきますので、インフィニティドライブ搭載の5000番以上の機種を選んでもらえればと思います。
ストラディックSWは5000番と6000番どっちがおすすめ?
20 ストラディックSW 6000HG
ストラディックSWは5000番以上の機種にインフィニティドライブが搭載されています。では、一般的なショアジギングシーンにおいて、5000番と6000番、どちらがおすすめなのでしょうか?今回ご質問頂いた方のロッドがMHクラスでPEも4号まで対応というロッドになっています。そして、今後沖堤防や磯への釣行の可能性もありうるというところを考えると、少なくとも3号を300mは巻ける6000番がおすすめです。リール本体の重量も5000番が430g、6000番でも440gとほとんど重量が変わらないため、この場合はあえて5000番を選ぶメリットはほとんどありません。結論、今回は「大は小を兼ねる」ということで、6000番がおすすめの番手になります!
ストラディックSW4000番はおすすめできないのか?
ストラディックSW 4000HG
最後に一つだけ付け加えておくと、あたかもインフィニティドライブが採用されていない4000番に使いどころがないような説明になりましたが、実は僕もストラディックSWの4000番を愛用しています。4000番にはインフィニティドライブが搭載されていない代わりに、サイレントドライブという巻きの軽さを重視した技術特性が採用されています。このサイレントドライブによって、非常に軽い巻き感に仕上がっており、SWリールの剛性と巻きのフィーリングを両立しているという点に関しては素晴らしいポイント。ライトショアジギングという分野に関しては、そこまで狙える魚のサイズも大きくなく、扱うジグも軽量なものがほとんどなので、インフィニティドライブが搭載されていなくてもそこまで問題はありません。ただ、MHタックルで中型以上の青物を狙うのであれば間違いなくインフィニティドライブ搭載の5000番以上を選ぶべきですので、是非参考にしてください!
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます!今回はストラディックSWに搭載されているインフィニティドライブに焦点を当てて、リールの番手選びについて解説させて頂きました。YouTubeチャンネルでは、新商品のインプレ、実釣動画や質問回答コーナーをほぼ毎日更新でお届けしています。引き続き、視聴者様からの質問もドシドシ募集中ですので、気になる方は是非YouTubeチャンネルもチェックしてみてくださいね!
出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/s/technology/spinning_reel/detail.html#spinning_reel32