20ツインパワー C5000XG
15ツインパワー SW 5000XG
20ツインパワー C5000XG
お久しぶりです!
webサイトではお久しぶりです、えびこです!年間釣行回数100日以上をこなす傍、YouTubeにて実釣動画や商品紹介、視聴者様から頂いたご質問にお答えする、質問回答コーナーなどの動画をアップしています。今回からはYouTubeの質問回答コーナーに連動する形で、こちらでも記事の連載をしていきたいと思いますので、是非動画と一緒に参考にして頂ければと思います。
今回の質問を紹介!
今回視聴者様から頂いた質問は、「これからロックショアゲーム(磯での青物釣り)をはじめるにあたって、今手元にある20ツインパワー5000XGで問題ないのか?必要があればツインパワーSWも検討しているので、SW機種を購入し直すべきか知りたい」とのこと!ツインパワーシリーズも色々な機種があって迷いますよね。というわけで、今回は20ツインパワーとツインパワーSWのスペックなどを比較しながら解説していきます。是非動画と合わせてチェックしてください!
まずは年式からチェック!
シマノの売れ筋スピニングリールといえば、ツインパワー。そのツインパワーシリーズの中でも、20ツインパワーとツインパワーSWの現行機種には5年もの年式の差が存在します。その5年の差は大きく、釣具メーカー各社、毎年新たなリールを発表する中で年々その技術は進歩しており、ツインパワーシリーズにおいてもそれは例外ではありません。それぞれコンセプトが異なる20ツインパワーと15ツインパワーSWではありますが、20ツインパワーもツンパワーSWに迫る強さを備えているというところはまず抑えておいて欲しいところです。
20ツインパワーとツインパワーSWの番手のラインナップ
この番手のラインナップの違いは、無印(SWやXDなどという記号のつかない)20ツインパワーとツインパワーSWのコンセプトの違いを理解する上非常に大事なポイントになります。まず20ツインパワーですが、こちらは汎用機としての位置付けになるため、番手の上限が5000番。ライトゲームなどにも対応する2000〜3000番のラインナップが厚いです。一方、ツインパワーSWはロックショア、オフショアキャスティングなどの様々なソルトウォーターゲームに対応できるよう4000番から14000番までの大型番手のラインナップとなっています。様々な釣りに対応した無印20ツインパワーと、海のルアーゲームで大型魚を狙うことに重点を置いたツインパワーSW、まずはここがそれぞれのリールの大きな違いと言えるでしょう。
20ツインパワーと15ツインパワーSWのスペックの違い
20ツインパワーの注目ポイント
20ツインパワー C5000XG
20ツインパワーと15ツインパワーSWのスペックの違いを解説する上で、一番わかりやすい点が、「巻き」に関わる技術特性です。まず20ツインパワーですが、こちらのリールには「マイクロモジュールギアⅡ」そして「サイレントドライブ」が採用されており、どちらも「巻き心地」を向上させるためのシマノの最新技術です。これによって20ツインパワーはサラサラとした非常に軽い巻き心地を実現。どちらかといえば、快適で繊細な釣りに向いているリールとして開発されています。それでもツインパワーシリーズに変わりはないので、もちろん堅牢さも健在です。
15ツインパワーSWの注目ポイント
15ツインパワー SW 5000XG
軽さや巻き心地に重点を置いた20ツインパワーに対し、15ツインパワーSWは「Xシップ」を搭載し、巻きのパワー、トルク感を重視したリールに仕上がっています。また、大型の青物とやり取りする際に重要になってくるドラグに関しても、ツインパSWは「Xタフドラグ」を採用しており、強く、耐久性に優れています。現に、20ツインパワーとツインパワーSWの動画他番手を比較しても、ツインパワーSWの方が2kg前後、ドラグ値が強くなっています。磯などの足場の限定されたフィールドで、大型の青物と対峙する場合には強引なやりとりが求められるシーンも多いです。そういったシーンが想定されるのであれば、パワーやドラグ力を重視してツインパSWを選ぶ必要がありますね。
20ツインパワーとツインパワーSWの耐水技術の違い
防水性に関してもスペック上で言えばツインパワーSWの方が安心感が強いです。20ツインパワーが「Xプロテクト」のみの搭載なのに対し、ツインパワーSWは「Xプロテクト」と「Xシールド」の2段構え。海水を浴びる可能性が高いロックショアゲームにおいては、やはりより防水性能の強いツインパワーSWが安心です。ただし冒頭解説した通り、年々リールそのものの性能が飛躍的に向上していることも考えると、20ツインパワーもSW機種に引けを取らない防水性能を持ち合わせているとも考えられます。20ツインパワーは最もトラブルの起こりやすいラインローラー部分にもXプロテクトが採用されている点も頼もしいポイントです。
20ツインパワーと15ツインパワーSWのボディサイズの違い
スピニングリールにおいては、ボディの大きさ=パワーといっても過言ではありません。もちろんボディの材質によっても変わってくることではありますが、強固な材質(アルミなどの)ボディでさらに大型のボディであれば、青物とのやりとりにも安定感が生まれ、アングラーの優位性がより高まります。また、大型番手ならではの利点といえば、太糸が使用できるという点。20ツインパワー5000番はPE3号が200m、これが限界です。やはりロックショアゲームで大型青物を狙うシュチュエーションにいおいては最低でもPE4号が欲しいところです。そうなってくると少なくとも6000番、ロッドとの相性にもよるが理想は8000番以上のリールが欲しいところ。そういった点においてもやはり大型番手がラインナップされているツインパSWがより選ばれているのはうなずけます。
20ツインパワーと15ツインパワーSW、結局どっちがおすすめ?
20ツインパワー C5000XG
ここまではシンプルにロックショアゲームにおける2機種の比較をしてきましたが、そもそも今回はこれからロックショアゲームをはじめる上で、あえてツインパワーSWを買い直す必要があるのか?という質問にまずは回答する必要があります。結論から言えば、とりあえずは20ツインパワーでやってみてほしいです。その理由はいくつかあるが、そもそも北海道というフィールドにおいて狙える青物がブリ・ヒラマサにほぼ限定されるというところ。5kgを超えるカンパチが視野に入るのであれば間違いなく4号以上の強いタックルが必要になってくるが、メインがブリ系になるのであれば3号でもそこそこ対処可能なので、現状手元にある20ツインパ5000番でトライすること自体が無謀であるとは言えません。また、ドラグに関しても20ツインパワーの50000番はカーボンクロスワッシャが採用されているので、ドラグ値自体はツインパワーSWに劣るものの、比較的安心してやりとりできます。ベーススペック自体も非常に高い性能を誇っている20ツインパワーなので、まずは20ツインパワーでトライしみて、より大型の青物と対峙することが視野に入ってくるのであればSW機種を検討してみて欲しいですね。
最後に
実は今回、まずは20ツインパワー5000でトライしてみてほしいという結論に至ったのにはもうひとつ理由があります。それは、来年新型のツインパワーSWが発表されることがほぼ確実だからです。その理由は動画内で解説していますが、来年さらに強くなったツインパワーSWが登場するはずなので、より強いタックルを揃えたくなった時にSW機種を検討してみても決して遅くはありません。
YouTubeチャンネルも要チェック!
最後までご覧頂き、ありがとうございました!今後も動画と連動した記事を連載していきたいと思っておりますので、宜しくお願いします。YouTubeチャンネルではよりわかりやすく、気軽にソルトウォーターゲームについて学ぶことができます。実釣動画もバンバン更新中ですので、是非ご覧くださいね!
出典:http://fishing.shimano.co.jp/