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【新感覚の雪山体験】デュアルスノーボードとは?その魅力や滑り方をご紹介!

デュアルスノーボードは2枚の板を使用するスキーのようなスノーボードです。聞いただけでは難しいと思う人もいるかと思いますが、基本的な滑り方さえ覚えれば誰でも簡単に滑ることができます。この記事ではそんなデュアルスノーボードの基本的な滑り方や魅力などを解説します。
2021年6月2日
海龍
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デュアルスノーボードの魅力などを徹底解説

みなさんはデュアルスノーボードという新感覚ウィンタースポーツをご存知でしょうか。スノーボードと言えば冬の定番スポーツですが、その派生スポーツとして注目を集めているのがデュアルスノーボードなのです。

この記事ではデュアルスノーボードについてもっと知りたいという方や、デュアルスノーボードに挑戦してみたい、という方のためにその魅力や楽しみ方について解説していきます。ぜひ参考にしてください。

デュアルスノーボードとは

そもそもデュアルスノーボードとは何をするのかわからない、という方もいることでしょう。ここからはそんなデュアルスノーボードの概要について解説します。

デュアルスノーボードとは①概要

デュアルスノーボードはアメリカ出身のスノーボーダー、スコット氏によって2011年に誕生したスポーツです。その一番の特徴は、スノーボードが2枚で1組になっていることでしょう。

スノーボードを短くしたような板の形状でありながら、スキーのように左右の足にそれぞれ板を装着するという、まさに新感覚のウィンタースポーツなのです。またの名をセパレートスノーボードともいいます。

デュアルスノーボードとは②スノーボードとの違い

Photo byspinheike

デュアルスノーボードは競技名にスノーボードが入っていますので、基本的にはスノーボードに近いスポーツだとされています。しかし、板が2枚に分かれているため、スノーボードよりも自由度が高いのが特徴です。

デュアルスノーボードでは両方の足を独立して扱えるので、慣れてしまえばスノーボードよりも簡単に滑ることができます。両足が固定されてしまうという理由でスノーボードが怖かった人も、デュアルスノーボードは挑戦できそうですね。

デュアルスノーボードとは③難易度

Photo byPexels

難易度は人によって得意不得意があるため、一概にはいえません。しかし、スキーとスノーボードが問題なく滑ることができる方なら、難なく滑ることができるでしょう。というのもデュアルスノーボードの難易度自体は特に高い、というわけではないのです。

中にはスノーボードを始める前にデュアルスノーボード始めた、という方もいる程なので、練習さえすれば誰でも滑ることができるスポーツです。

デュアルスノーボードに必要なもの

デュアルスノーボードに初めてチャレンジする際に準備すべきグッズを紹介します。準備すべきグッズのうち、いくつかはスキーやスノーボードで使用しているものを流用できるため、初心者の方でも行いやすいといえるでしょう。

板(ボード)

当然ながら必須アイテムですね。デュアルスノーボード専用の左右2つに分かれた板を準備する必要があります。まだメジャーなスポーツではないため、大手スポーツショップなどの実店舗では取り扱っていない場合があります。

ネットショッピングで購入するのがオススメです。2万円前後で購入できることが多いですね。各メーカーからかっこいいデザインの板がたくさん販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。

ソールカバー

Photo byspinheike

デュアルスノーボードを持ち歩く際に、板に傷がつかないように保護するためのカバーです。デュアルスノーボード用のソールカバーであれば、板にビンディングをセッティングしたままカバーをかぶせることができます。

取手がついているものもありますので、持ち運びやすいものを選ぶと良いでしょう。板を購入した場合には、ソールカバーも同じメーカーで揃えると統一感があってかっこいいですね。

センターガード

デュアルスノーボードを装着したままゲレンデを歩く際に、左右の板のソール同士がぶつかり傷ついてしまったり、最悪の場合割れてしまったりすることがあります。それを防ぐために、センターガードと呼ばれる保護具をセッティングすることオススメします。

あらかじめセンターガードがセッティングされている板を販売しているブランドもありますね。

ブーツ

Photo by kikfoto

ブーツはスノーボード用のものをそのまま使うことができます。すでにスノーボードを楽しんでいる方は改めて購入する必要はありません。スノーボード用のブーツをまだ持っていないという方は、機能性、デザインなど自分の好みにあったものを選ぶと良いですね。

ビンディング

ビンディングとは板にブーツを固定する器具のことです。こちらもスノーボードのものを流用してセッティングできます。すでにお持ちの方はそのまま使うことをおすすめします。

デュアルスノーボードでは、スノーボードと同様にビンディングの角度をセッティングできますので、滑りながら自分好みの角度にセッティングするのが良いでしょう。最初の角度は90度がおすすめです。

ヘルメット

Photo bymonicore

スキーやスノーボード同様、デュアルスノーボードもヘルメットの着用は義務化されていません。しかし、頭部保護の観点から必ず着用しましょう。特に初心者の方は予期せぬ方向に転倒する可能性もあります。

スノーボードが得意な方でも、デュアルスノーボードを始める際は必ずヘルメットをかぶるようにしましょう。

ウェア

Photo byDanaTentis

ウェアやグローブ、ゴーグルなどはデュアルスノーボード専用のものはありません。スキーやスノーボードで使っているものをそのまま使いましょう。氷点下にもなるゲレンデではこれらのグッズは絶対必要になりますので、持っていない方は用意しておきましょう。

デュアルスノーボードはレンタルも可能

流行をいち早く取り入れているスキー場では、デュアルスノーボードのグッズ一式をレンタルすることもできます。購入が難しい場合にはレンタルサービスを利用しましょう。

デュアルスノーボードのレンタルサービスを実施しているスキー場をいくつか紹介します。状況によってレンタルできないこともありますので事前にスキー場に問い合わせて確認しておきましょう。

1:安比高原スキー場

安比高原スキー場は岩手県にある、東北を代表するスキー場です。コースの数が多く、規模も大きいスキー場で、質の高いパウダースノーが魅力の1つ。こちらではデュアルスノーボードグッズ一式を有料でレンタルすることができます。

2:Hakuba47

Hakuba47は長野県白馬村にあるウィンタースポーツパークです。長野オリンピックが開催されるほどの村ですので、上質な雪が魅力となっています。このスポーツパークでもデュアルスノーボードグッズ一式を有料でレンタルすることが可能です。

3:宝台樹スキー場

群馬県にある宝台樹スキー場は標高が高く、豊富な積雪量が魅力のスキー場です。最高標高はなんと1400mにもなります。こちらのスキー場でもデュアルスノーボードを有料でレンタルすることが可能です。

デュアルスノーボードの滑り方

Photo byFree-Photos

デュアルスノーボードはスノーボードと同じように、左右どちらかの体の側面を進行方向に向ける滑り方が基本です。両足が独立しているからといって難しいことは何一つありません。初心者の内はスノーボードと同様の手順で慣れていきましょう。

ここからはデュアルスノーボードの具体的な滑り方について解説していきます。

歩き方

デュアルスノーボードは板が2つに分かれているため、装着しながら歩くことができます。しかし、歩き方にコツがいるため、普通の靴と同じような感覚で歩くことはできません。

つま先側のエッジを雪面に刺すようにして、少し内股気味に角度をつけるようにして歩くと歩きやすいですよ。


基本的な滑り方

体の正面を斜面下側に向け、かかと側のエッジを効かせる滑り方を横滑りといい、側面を進行方向に向けながら滑ることを縦滑りといいます。この横滑りと縦滑りはデュアルスノーボードの基本的な滑り方なので、必ず習得しましょう。

まずは横滑りでスノーボードでいう木の葉滑りのように滑ります。完全に習得したら斜面に対して横を向き、横滑りを行っていきましょう。初心者の方は少し滑ってブレーキという滑り方を繰り返し、感覚をつかむことをおすすめします。

スピンの仕方

Photo byazulesnet

縦滑りと横滑りができるようになったらスピンをしながら滑ってみましょう。実はデュアルスノーボードの代表的な楽しみ方はスピンをしながら滑ることです。スノーボードでもスピンはできますが、デュアルスノーボードの方がよりスピン性能に優れています。

これは左右の足が固定されていないため、重心を回転軸付近に集めることができるからです。これまで体験したことのないスピンの楽しさを知ることができますよ。

リフトに乗る

Photo byderwiki

デュアルスノーボードで縦滑りができるようになったら、リフトに乗りましょう。板を装着したままリフトに乗ることもできますが、初心者のうちは難しいです。乗る直前に転んでしまい、リフトを止める羽目になる人も多いので、板を外して乗ることをオススメします。

片足ずつ滑る

Photo byanncapictures

デュアルスノーボードでは左右の足が自由に動くので、片脚を上げながら滑ることもできます。また、足を前後に開いてウォーキングのような動作をしながら滑ることも可能です。

少し技術が必要になりますが、足が自由なのでジャンプでもかっこいいトリックが決められます。色々な動きに挑戦することで、スノーボードでは味わったことのない体験ができるでしょう。

デュアルスノーボードのメリット・デメリット

Photo by xuriken

人気上昇中のデュアルスノーボードですが、具体的にどのような魅力があるのでしょうか。また、人気があるとはいえ、デュアルスノーボードにはデメリットもあるのです。ここからはデュアルスノーボードのメリット、そしてデメリットを包み隠さず紹介します。

デュアルスノーボードのメリット

まずはデュアルスノーボードのメリットを紹介します。デュアルスノーボードに興味がある方はぜひ参考にしてください。

気軽に始められる

Photo byPeggy_Marco

デュアルスノーボードは気軽にチャレンジすることができます。理由は板が2万円前後と比較的安く、その他のグッズもスノーボードから流用できるからです。また、グッズ一式をスキー場でレンタルすることもできます。

初期費用が抑えられることで、気軽に始めてみようと思えますよね。

持ち運びやすい

Photo by Jun Kaneko

デュアルスノーボードはスキーやスノーボードと比較すると、サイズが小さい上に、左右の板を重ねて持ち運べるため、非常に持ち運びやすいです。公共交通機関を使ってゲレンデに向かう方にとってはとても嬉しいメリットですよね。

歩きやすい

Photo byKanenori

コースを滑り終えてからリフトに乗るまでの平坦な雪面の移動など、ゲレンデ内では歩きたくなる場面が意外とありますよね。そのような時に板を足につけたまま歩けることもデュアルスノーボードの大きなメリットです。

少し内股気味に角度をつけることで、スムーズに歩くことができます。

かっこいい


デュアルスノーボードは滑走しながら多種多様なトリックができるので、最高にかっこいいです。まだメジャーではないからこそ、ゲレンデで目立つにはもってこいのスポーツですね。

デュアルスノーボードのデメリット

Photo by Eskimo Pic

メリットや魅力がとても多いデュアルスノーボードですが、デメリットもあります。ここではデュアルスノーボードのデメリットを紹介します。

スピードが出ない

Photo bywjgomes

デュアルスノーボードはスキーやスノーボードのようにスピードを出すのが難しいという特徴があります。スピード感を求める方にとっては物足りない滑りになってしまうかもしれません。

また、スピードが出ないため、コース中の傾斜角度のない平坦な場所で止まってしまうこともあります。そんな時は歩いて移動しましょう。

エッジが効きづらい

Photo byFree-Photos

デュアルスノーボードは両足が独立しているため、スノーボード程エッジが多くありません。そのため、エッジを効かせづらいです。エッジが効きづらいとスピードが出た際に、コントロールを失ってしまいやすくなり、転倒の危険性が高くなります。

またエッジを効かせたキレのあるターンを実現するのも難しいでしょう。デュアルスノーボードのコントロールに慣れるまではスピードは出さずにゆっくりと滑ることをおすすめします。

筋肉痛になりやすい

Photo bywhitesession

これも両足が独立しているがゆえのデメリットです。動きが自由自在な分、体の様々なところに筋肉痛が起こります。特に進行方向から見て後側にある足は、前側の足について行くように力を発揮しなければなりません。

そのため、太ももの内側の筋肉が特に痛くなるでしょう。良いトレーニングとして捉えることもできますね。

許可されていないスキー場もある

デュアルスノーボードはメジャーなスポーツとはいえないため、許可されていないスキー場もあります。スキー場を訪れる前に、必ずデュアルスノーボードが許可されているかを確認しておきましょう。直接電話などで確認すると確実ですね。

デュアルスノーボードに挑戦してみよう

Photo byAlpcem

デュアルスノーボードは2枚の板をそれぞれの足に装着して斜面を滑る、新感覚のウィンタースポーツです。またの名をセパレートスノーボードともいいます。デュアルスノーボードではスキーやスノーボードとは違った、新たな感覚を味わうことができます。

デュアルスノーボードを自在に操って、かっこいいトリックを決めればゲレンデの人気者になれそうですね。また、デュアルスノーボードの板は安価で、レンタルを実施しているスキー場もあるため、気軽に始められますよ。

おすすめのスノーボードグッズが知りたい方はこちらもチェック

スノーボードに使用するグッズは基本的にすべてレンタルすることができます。しかし、レンタル品が充実していないスキー場や、本格的にスノーボードを行う方は自分だけのスノーボードグッズを用意しておきましょう。

そんな自分だけのスノーボードグッズが欲しい、という方はこちらの記事を参考にしてみてください。初心者の方におすすめのスノーボードグッズが具体的に掲載されていますよ。