ギルフラットは最高のアイテム
一つは持っておくべきアイテム
ギルフラットは今、注目されているワームであることは間違いありません。ギルフラットに限らず、ギル系のワームはターゲットへのアピールがかなり強く、高釣果が望めるとして注目されているのです。ただ、気になるのはこのギルフラットのセッティングでしょう。
どういったセッティングにさせることで釣果がアップするのかが悩ましいポイントでもあるのです。ギルフラットにはたすき掛けやネイルリグなどさまざまなセッティング方法がありますのでご紹介します。(当記事は2021年4月10日時点の情報をもとに作成されております。)
ギルフラットの特徴
ギルフラットのスペック
ギルフラットのセッティングを学ぶ前に、まずはギルフラットのスペックから理解しておきましょう。ギルフラットのサイズは110㎜で、重さは20g、価格は通常のカラーは1200円ほどで、ツートンカラータイプは1300円になっています。
マルチオフセットで使用する場合は#4/0サイズがベストと言えるでしょう。マルチオフセット以外にもマス針りでもマッチさせることができ、サイズは#3/0がベストと言えます。また、バランスウェイトを中に入れ込むこともできるのです。
インナーフロートとしても使える
そしてこのギルフラットは、スポンジタイプのインナーフロートを入れ込んで使うこともできます。インナーフロートを入れ込むことにより、弱った小魚が水面で漂っているという演出も可能なのです。先ほども説明した通り、バランスウェイトも設置できますので、さまざまなシーンで活用できます。
インナーフロートの場合、バランスウェイトと違い飛距離が気になるかもしれませんが、ギルフラットの重さが20gあることや、風の抵抗を感じにくい形状になっているため飛距離を気にすることなく使用できるのです。
縦泳ぎにも対応
ギルフラットは、巻き方によっては縦泳ぎにも対応させることができるワームです。シンカーなどを上手に利用すれば、縦泳ぎに見せることができ、よりターゲットにアピールさせることができます。また、シンカーを付けてバランスウェイトを付ければ複雑な動きも演出できるでしょう。
実はこのギルフラットは、そもそも縦泳ぎに対応させた設計になっているのです。インナーフロートも同封されていますので、全体のバランスウェイトを上手にセッティングすれば理想的な動きを出すことができます。
マンゴーカットでナチュラルな動き
ギルフラットを初めて見たときには、かなり特徴的な形状をしていると思ったはずです。その一つが表面がマンゴーカットになっているポイントだと言えます。ギルフラットの表面はマンゴーをカットしたようなひだ状になっており、これがより見た目のナチュラルさに貢献しているのです。
また、このマンゴーカット部分が水の抵抗を生み出し、複雑な泳ぎを生み出しているとも言えます。よりリアリティーを出すための形状のため、ターゲットへのアピールは一般的なギルワールよりも強くなることは間違いありません。
ギルフラットのラインナップ
全部で19種類のラインナップ
ギルフラットのカラーは全部で19種類あります。通常のギルフラットは12種類ですが、ギルフラットjr.もありますので、合わせて19種類となっているのです。ベビーシャイナーや、イエロー、ブルーギルやオスギルなどのカラーが用意されていますが、基本はナチュラル系になっています。
中でもおすすめはアカマツSPで、パープル系のカラーになりますが、気候や天候に左右されることなく安定した釣果が望めるとして人気があるのです。もちろん、ネイルリグをしっかりと整えることも大切だと言えるでしょう。
ギルフラットJr.もラインナップ
ギルフラットにはギルフラットJr.というサイズの小さなタイプもラインナップされているのです。ギルフラットJr.は、サイズ80㎜と通常のギルフラットよりも20㎜小型になっています。重さも8gとなかり軽いのが特徴的です。
見た目にも小さいため、ギルフラットJr.はスレタたターゲットに効果的なワームだと言えるでしょう。ギルフラットJr.の価格は通常カラーは1100円で、ツートンカラータイプは1200円となっています。さまざまな場面で活用できるサイズ設定になっているのです。
ギルフラットのおすすめセッティング
オフセットフックネイルリグ
おすすめのセッティングとして、付け方も簡単なマルチオフセットフックネイルリグを紹介します。オフセットネイルリグは最もベーシックなセッティング方法であり、どのようなポイントでも積極的に攻めることができるセッティングだと言えるでしょう。
ただし、このマルチオフセットネイルリグのセッティングは、フッキングが悪いというデメリットもあるもの事実です。フッキング能力をあげるためには、根掛かりは気になりますが、針先をあえて出すなどの工夫も必要だと言えます。
ストレートフックネイルリグ
ストレートフックネイルリグもおすすめだと言えます。先ほどもマルチオフセットをストレートフックに変更したタイプになりますが、これはバランスがとてもいいです。意外にオフセットバランスもよく、さらにはフッキング能力もとてもアップします。
ただ、針先がそのまま出た形になりますので責めることができる場所は限られてくるでしょう。水中の根掛かりなども意識して、シンカーの重さを上手に調整すれば、根掛かりを気にすることなく責めることができます。ジグヘッド付きのフックもおすすめです。
たすき掛け
たすき掛けもとてもおすすめです。マルチオフセットでの問題はやはりフッキングです。たすき掛けにすることで、このフッキング能力が一気に向上します。実際にマルチオフセットにしたことがあるアングラーならわかりますが、バイトしたときにすっぽ抜けることがあるのです。
しかし、たすき掛けにすれば、そうしたトラブルは完璧ではありませんが、回避できる可能性が高まります。たすき掛けは慣れれば簡単なセッティング方法なのでぜひ挑戦してみましょう。たすき掛けのメリットをしっかり感じることができます。
ちょん掛け
ちょん掛けもおすすめです。ちょん掛けの場合はフックのマス針りに変更しましょう。口元にシンプルにセットしますので、ギルフラットの動きを損なうことなく使うことができます。また、シンカーで重さを上手に調整すれば、よりリアルな動きに見せることができるでしょう。
マス針りによるちょん掛けは、口元からサイドにかけて動きを抑制することなくリアルな動きを付けることができますが、ターゲットから見てもより自然な見た目になるという利点もあるのです。上手に活用してみましょう。
テキサスリグ
ギルフラットは、シンカーの重さを利用したテキサスリグとの相性がとてもいいです。シンカーの重さを利用する場合、重さは7gくらいがちょうどいいと感じるでしょう。フックのサイズはマルチオフセット#4/0にセットすればベストです。
ギルフラットは上下の動きにも対応できますので、シンカーの重さを利用したテキサスリグなら、よりリアルな動きを演出できます。バランスウェイトを上手に意識してシンカーサイズ、フックサイズを選び、高釣果を狙いましょう。
フリーリグ
今、シンカー系のバランスウェイトセットで人気を得ているのがフリーリグです。フリーリグはその名の通り、シンカー部分が完全にフリーになっていますので、不規則な動きを演出できると言えます。ギルフラット自体への重さの調整も必要になるでしょう。
マルチオフセットでバランスウェイトを整えれば、水深にやターゲットがひそんでいるレンジに合わせて狙うことができます。ネイルシンカーを入れてネイルリグで狙うのもおすすめです。このフリーリグはとにかくバランスウェイトが重要となります。
ギルフラットにマッチするフック
マス針り
ギルフラットのセッティングは、シンカーの重さも重要なポイントですが、フック選びも重視しましょう。さまざまなフックがある中でもマス針りは安心して、安定した釣果が望めるフックと言えます。口元にセットすることでギルフラットらしい動きを出せるのです。
また、マス針りは針先をそのまま出すセッティングになりますので、フッキングの可能性も高まります。サイズは#1/0を選び、13gの重さのレインタングステンシンカーで合わせてみてください。
ストレートフック
よりフッキングの可能性を高めたいときには、ストレートフックをおすすめします。ストレートフックはギルフラットのボディの中に針を通しますので、全体的な重さの調整もこのフックで行うことができるのです。
そして針先をボディの中心付近で出しているため、バイトすればほぼ確実にフッキングができる魅力があると言えるでしょう。ネイルリグとしても使えますので、初めてギルフラットを使うときにはこのフックをおすすめします。根掛かりが気になるときには、チェーン付きタイプを選んでみましょう。
オフセットフック
たすき掛けなどのセッティングを行うときにはオフセットフックをおすすめします。たすき掛けができるメリットだけではなく、針先をギルフラットの中に入れ込むため、根掛かり気にすることなく、さまざまなポイントを積極的に攻めることができるのです。
また、この形状のフックであれば初めてたすき掛けに挑戦するときでも楽なためおすすめします。フックサイズは#2/0を選んで、必要であれば13gのシンカーで重さを調整しましょう。バランスウェイトも取りやすいセッティング方法です。
ギルフラットを使ったセッティングの注意点
キャスト時のバランスを考慮する
ギルフラットを使ったセッティング方法で、意外と見落としてしまうのがキャスト時に起こるワームのよれです。フルキャストしたときに、フックがずれてしまいワームがよれてしまうことがあります。こうしたトラブルを防ぐにはフックサイズなどの調整が必要です。
フックサイズだけではなく、ネイルリグなどのバランスウェイトも関係してきます。たすき掛けを行うマルチオフセットでも、マルチオフセット時のフックサイズが合っていない可能性があります。また、スプリング付きのフックも対策として有効です。
ギルフラットで釣果アップ
ギルフラットを極めよう
ギルフラットはたすき掛けやネイルリグ、マルチオフセットなど、さまざまなセッティングがあり、バランスウェイトを上手に整えることで、さらに高い釣果が望めるワームです。ワームの形状から、どうしても自分には扱いが難しいと感じるかもしれません。
しかし、フックやシンカーの形状やサイズなどを上手に整えることを学べば、ギルフラットは決して扱いが難しいワームではないと言えます。釣り場の状況などの見極めてサイズなどを決してし、最高の釣果を狙ってみましょう。
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