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【2020】大雪山のおすすめ紅葉スポット5選!見頃の時期と絶景名所をご紹介!

日本の紅葉は、大雪山からスタートします。9月に入ると、各テレビ局が季節ネタとして大雪山の紅葉を紹介するのが恒例ですね。 そのうち特におすすめの紅葉スポット5か所を選び、それぞれの見頃、見どころなど、特長を紹介していきます。
2020年12月3日
カレーパン
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日本一早い大雪山の紅葉!絶景スポットの見頃はいつ

大雪山は富士山みたいな単体の山ではありません。いくつもの火山や渓谷からなる地域の総称で、大雪山系とよばれることもあります。一帯は22万ha以上の面積で国内最大規模の大雪山国立公園に指定されています。温泉や渓谷など見どころ満載の景勝地ですが、今回は紅葉にスポットを当てて、見どころを紹介していきます。

大雪山系は紅葉スポットの宝庫!紅葉の時期は日本一早い

大雪山系にはいくつもの絶景紅葉スポットがあり、そこでは日本で一番早くから紅葉が始まります。中でも次のような高い山から順に色づき始めます。【赤岳】では、9月初旬から色づき、中旬から下旬が見頃。次は【黒岳】で、9月初旬から色づき、中旬から下旬が見頃になります。最高峰の【旭岳】では、8月下旬から色づき、9月中旬から10月初旬が見頃です。

大雪山系のおすすめ紅葉スポット紹介はこの5か所

9月といえば、本州以南ではまだ残暑のさなか。暑さにあえいでいる時期から色づき始めるので、それはニュースにもなるでしょう。こういった大雪山系の主な山は2000m級の山ばかり。緯度も標高も高いので、紅葉の時期も早くなるというわけです。この記事で紹介するおすすめ紅葉スポットは、【赤岳中腹の銀泉台】、【気軽に行ける黒岳】、【北海道最高峰の旭岳】、【層雲峡・紅葉谷】、【二つの滝の双瀑台】の5か所です。

大雪山の紅葉を見る絶景スポット1:赤岳のふもとにある銀泉台

銀泉台は、大雪山系の赤岳中腹にある紅葉スポットです。標高1,500mほどの位置にあり、赤岳山頂への登山口付近にあたります。ここからは色づいた山々を眼下に見下ろすことができます。なだらかな山肌いっぱいに広がる赤や黄色の紅葉に、常緑樹の緑が交ざる景観は美しいの一言。まさに錦絵のような絶景です。銀泉台のビューポイントまでは、観光道路の終点から少々歩きが入ります。歩きやすい靴が必須なので、必ず用意していきましょう。

アクセスガイド・銀泉台へはどう行く?

銀泉台へのアクセスは、これも紅葉スポットの層雲峡から車で40分。ですが、紅葉の時期は途中の大雪レイクサイト(駐車場)でシャトルバスに乗り換えます。シャトルバスは赤岳登山口までで、後はなだらかな山道と本格的な登山道を各10分ほど歩きます。すると、写真で見る絶景ポイントが現れる、といったコースです。※層雲峡からレイクサイトまでのバスは1日5~6本しかなく、マイカーかレンタカー利用がおすすめです。

大雪山の紅葉を見る絶景スポット2:大雪山系黒岳

標高1,984mの黒岳へは、層雲峡からロープウェイとリフトで7合目(1,520m)まで一気に登れます。だれでも簡単に最初のスポットまで到達でき、脚に自信のない人でも簡単に紅葉が楽しめます。さらに、リフトを降りてさらに自分の脚で歩き出せば、本格的な山歩きコースです。さほど時間をかけずに2000m級の山頂からの雄大な眺めを楽しむことも可能なのです。だれでも気軽に楽しめる、万人向けの紅葉絶景ポイントと言えるでしょう。


黒岳のビューポイント

黒岳のビューポイントは、ロープウェイやリフトでの往復途中の絶景、リフトを降りて登山道周辺に広がる紅葉、山頂から見る大雪山系の紅葉の3つです。リフトを降りて登山道へ入る場合は、防寒用の衣類と最低でもスニーカーか、できればトレッキングシューズを用意しましょう。ちなみに、紅葉の時期の山頂付近はかなり気温が低くなります。軽い気持ちで登山道へ踏み出すのは危険を伴うので、軽装の場合はリフトの終点までにしておきましょう。

アクセスガイド・黒岳へのアクセスは?

マイカーやレンタカーを利用する場合は、層雲峡ICから30分。ロープウェイ層雲峡駅や周辺に無料駐車場があります。駐車場は何か所もありますが、紅葉が見頃の時期は混雑します。満車になることもしばしばあるので、時間には余裕を見ておきましょう。JR旭川駅・上川駅からは、道北バス層雲峡・上川線で終点の「層雲峡」下車、ロープウェイ層雲峡駅から黒岳駅までは7分。さらにリフト15分で7合目駅到着です。リフトを降りて山頂までは、登山道で約1時間半かかります。

大雪山の紅葉を見る絶景スポット3:北海道最高峰・旭岳

大雪山系の旭岳は、標高2,291mで北海道で一番高い山です。広大な大雪山国立公園の北の端に位置して、夏は高山植物群が楽しめます。高山なので紅葉も早く、山頂からゆっくりと降りて来る紅葉前線を長く楽しめる紅葉スポットです。ここにもロープウェイがあり、そこからの展望は旭岳の紅葉の最大の見せ場でしょう。だれでも気軽に高山の紅葉が楽しめる、おすすめスポットです。

ビュースポットはロープウェイ姿見駅周辺の散策路

ロープウェイの終点・姿見駅周辺には、約1時間ほどで回れる散策路が整備されています。旭岳の景観や周辺の紅葉が美しいビュースポットです。近くにある姿見の池周辺を整備した散策路からは、ナナカマドの鮮やかな赤い色に目を奪われます。散策路の途中には5ヵ所ほどの展望台もあり、それぞれの絶景がみられます。この道は自然石や丸太を使って整備され、階段もあるので、歩きやすい靴の用意をおすすめします。

旭岳温泉で日帰り入浴もお楽しみ

旭岳ロープウェイの山麓駅周辺は、旭岳温泉があります。紅葉を楽しんだ後は、温泉宿の日帰り入浴で一休みできます。日帰り入浴できる温泉施設は旭岳温泉ホテルベアモンテ・大雪山白樺荘・ラビスタ大雪山・湯元湧駒荘・ケイズハウス北海道の5か所。同じ東川町内には天人峡温泉があり、ここにも2軒の日帰り温泉施設があります。そう広くない地域に日帰り温泉がいくつもあるとは、何ともうらやましい環境です。

アクセスガイド・旭岳へはどういく?

【マイカーでのアクセス】旭川ICから旭岳温泉まで70分でロープウェイ山麓駅前駐車場に着きます。ここの駐車料金は有料ですが、公営駐車場、臨時駐車場は無料です。ただし、紅葉の時期は整理費500円程度が必要です。【鉄道・バスを利用する場合】JR旭川駅から旭川空港経由で終点旭岳温泉まで、直通バスがあります。所要時間は1時間50分で、1日4便が運行されています。(旭川電気軌道・いで湯号)


大雪山の紅葉を見る絶景スポット4:紅葉の名所層雲峡・紅葉谷

紅葉谷の秋のイベント・紅葉のライトアップを楽しもう

層雲峡温泉から紅葉谷にかけては、日中に周囲の紅葉を眺め、黒岳ロープウェイから見下ろすことが主な楽しみ方でした。これに2018年秋から夜間のライトアップが加わりました。昼夜を問わず楽しめる紅葉スポットに変身したわけです。紅葉が盛りの9月下旬から10月初めにかけ、毎年ライトアップイベントが開催されています。「奇跡のイルミネート」と題して、約700ⅿ続く紅葉谷の入り口付近で行われるライトアップです。LEDに照らされた紅葉が浮かび上がり、幻想的な雰囲気が好評です。

紅葉谷の絶景ポイントはライトアップや紅葉滝

紅葉谷では色づいた広葉樹を眺めながら、渓谷沿いにゆったりと散策するのがおすすめです。見どころのポイントは歩いて楽しむ紅葉谷の渓谷美、秋限定の紅葉谷ライトアップ、四季を通じて美しい紅葉滝の3つになります。中でも美しいのが、紅葉シーズンのライトアップです。紅葉の季節に大雪山へ行ったら、これを外してはいけません。紅葉谷は全長約700mほどあり、部分的に坂道もあるので往復で1時間弱は見ておきましょう。

層雲峡・紅葉谷へのアクセス

紅葉谷へのアクセスは、層雲峡までは黒岳と同じです。【マイカー利用の場合】層雲峡ICからは約30分、ロープウェイ層雲峡駅や周辺に駐車場があります。【鉄道・バス】JR旭川駅・上川駅から道北バス層雲峡・上川線で終点の「層雲峡」下車。【シャトルバス】層雲峡から紅葉谷入り口までは徒歩10分ほど。歩いても問題ない距離です。紅葉の見頃、ライトアップの期間中は層雲峡のバスセンターから無料のシャトルバスがあります。(15分間隔)

大雪山の紅葉を見る絶景スポット5:二つの滝と紅葉の双瀑台

双瀑台も、層雲峡の近くにある紅葉の絶景スポットです。双瀑台は文字通り二つの滝が同時に見られる珍しい展望台。さらに、10月上旬の紅葉の季節には滝周辺の広葉樹が色づいて、見事な紅葉とのコラボが見られるスポットです。同じような滝が並んでも見た目は平凡ですが、ここでははっきり個性が出ているから見ごたえがあるんでしょう。まっすぐで力強い流星の滝としなやかな銀河の滝。形の違う二つの滝が、紅葉と緑の鮮やかな色調の中を流れ落ちる様子はまさに圧巻です。

紅葉プラス個性的な滝が二つ並ぶ双瀑台

双瀑台の二つの滝は、それぞれ流星の滝、銀河の滝という名前で呼ばれます。日本の滝百選に選ばれた美しい滝が二つ同時に見え、さらに紅葉も入れば確かに絶景ですね。双瀑台から見て左側に見える銀河の滝(雌滝)ですが、高さが120ⅿあります。途中で分岐した後さらに数本に分かれて、滝つぼに落ち込みます。右側の流星の滝(雄滝)は高さが90mで、銀河の滝より30ⅿほど低くなります。水量は多く、ほぼまっすぐに落ちています。

双瀑台のビューポイント


駐車場からでは、二つの滝は一つずつしか見られません。同時に見えるのが双瀑台の由縁なので、階段を上り詰めたところが唯一のビュースポットです。入口から約10分登ると小さな木組みの展望台がありますが、ここからも一応二つ見えるビュースポットではあります。でも、本来の姿を見るには双瀑台まで登るしかありません。傾斜の厳しい部分もある登り道ですが、頑張ってたどり着いた双瀑台からの展望は見ごたえ十分です。

双瀑台へのアクセス

双瀑台は層雲峡から国道39号を東へ向かってすぐ。同じ石狩川の流域なので層雲峡経由になります。マイカーの場合は、層雲峡ICから約30分で層雲峡着。国道39号線を大雪湖方面へ進み、層雲峡トンネル手前を右折して2㎞弱で双瀑台駐車場に着きます。鉄道・バスではJR旭川駅・上川駅→道北バス層雲峡・上川線で終点の層雲峡着。大雪湖行きに乗り換え4分で滝見台下車、あとは徒歩30分で駐車場・遊歩道入口です。

双瀑台への道は平坦ではない

双瀑台は階段と山道を登った高台にあります。駐車場や売店がある「遊歩道入口」から、いきなり角材を埋め込んだ階段が続きます。10分ほどで小さな展望台を通過。ここでも2つの滝が少し見えます。階段から山道に変わって傾斜が緩やかになったところで双瀑台に到着します。所要15~20分ほどです。平地を歩くのとは違って、運動不足の人は少々苦しいかもしれません。靴はスニーカーかトレッキングシューズが最適でしょう。

まとめ

北海道・大雪山系の紅葉スポットを紹介してきました。大雪山系は広大な国立公園だけあって、スケールの大きな紅葉スポットがいっぱいでした。今回紹介した中では、層雲峡周辺で効率よく回れる絶景がたくさんあります。ただし、利用できる公共交通機関はバスになり、本数が少ないので乗り継ぎがうまくいかない場合が多々あるでしょう。精力的に回るなら、レンタカーやマイカーがおすすめです。

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