自然を堪能できる紅葉の名所、妙義山
荒く迫力ある名勝
妙義山は高度感あるわね pic.twitter.com/TI2nbWZGLw
— きっどまん (@TxHxExKxIxD) December 26, 2020
妙義山はさまざまな峰が連なった山の総称です。金洞山、白雲山、金鶏山を「表妙義」といい、谷急山、丁須の頭、御岳等を「裏妙義」とよんでいます。妙義山は荒く削られた岩肌と奇岩が特徴で、紅葉の名所です。
妙義山は、日本三大奇勝の1つで、大分県の耶馬渓(やばけい)、香川県の寒霞渓(かんかけい)と並んで奇岩と紅葉が特徴です。秋には見頃の紅葉と自然の美しさを体感できるハイキングや登山、ドライブが人気で混雑します。
紅葉に映える妙義山
妙義山は、迫力のある岩肌や奇岩が特徴で、紅葉が美しく映える場所です。妙義山は日本百景の1つで、日本を代表する美しい景色に認定されていています。紅葉のシーズンには、ドライブやハイキングをする方で混雑します。
群馬県民に親しまれている上毛かるたの中には、「も」の札に「紅葉に映える妙義山」が採録されています。他では見られない奇岩と荒々しい岩肌に映える紅葉は、いつまでも見飽きることのない古くからの紅葉の名所です。
登山コースは一般登山者から上級者まで
妙義山の登山コースは大きくわけて2つのコースで、一般者向けのハイキングコース「中間道・石門めぐりルート」、上級者向けの登山コース「表妙義縦走ルート」です。紅葉が見頃になると、写真撮影にも人気の場所で混雑します。
「中間道・石門めぐりルート」と「表妙義縦走ルート」には、角度が急な斜面や鎖場がありますが、他にもさまざまなルートで計画が可能です。登山の経験や難易度、写真に収めたい場所などを検討して、ルート決定をおすすめします。
妙義山の紅葉時期と気にしたいポイント
例年の紅葉時期は10月下旬~11月下旬
妙義山の紅葉時期は、10月下旬~11月下旬ごろです。例年、色づき始めるのは10月下旬ごろで、標高の高い山頂から中腹、ふもとにむかって紅葉時期になります。妙義山は周りの観光施設を含めて紅葉の見頃を楽しめる期間が長いのが特徴です。
妙義山の紅葉時期は、山頂付近は10月下旬から、観光施設の周辺は10月下旬~11月上旬が見頃を迎える目安です。早くても10月下旬から見頃の紅葉時期に間に合うように、色づき確認をおすすめします。
観光にあたって気にしたいポイント4つ
天候をチェックしよう
妙義山は、荒々しい岩肌や峰の連なりが特徴ですが、くもりや雨の場合、峰の上まで見渡せないことがあります。もちろん、峰に雲や霧がかかった妙義山も幻想的で、その日にしか見られない素敵な景色です。
妙義山の紅葉や奇岩を見に行く場合も、天候が重要です。紅葉シーズンは天候によって、葉の落ち具合が変わります。見たい景色や写真に収めたいところがあれば、秋のシーズンを逃さないように、事前に天候チェックがおすすめです。
歩きやすい靴や服装を用意しよう
珍しい岩や景色の多くは、ハイキングコースや登山コースの途中にあるので、歩いて目的の場所まで行きます。写真に収めたい場所や見たい景色がたくさんある場合は、スニーカーなど歩きやすい靴があると快適です。
また、紅葉シーズンは朝や日中の気温差がありますので、1日楽しむ予定の方は、服装で調節できるようにすると気温差に対応できます。ハイキングコースや登山を検討している方は、コースの状況に合わせて服装の準備が大切です。
混雑状況を確認しよう
妙義山は、秋になると紅葉の見頃を迎えて、ハイキングや登山を計画される方やドライブを楽しむ方で混雑します。紅葉シーズンを迎える10月下旬~11月下旬は、ドライブで訪れる方も多いので、事前に駐車場の混雑確認が必要です。
また、ハイキングや登山を検討されている方は、コース内が混雑して、鎖場などが順番待ちになる場合があります。ハイキングや登山を考えている方は、出発時間や到着時間に余裕を持ったコースの計画がおすすめです。
登山コースの状況を確認しよう
ハイキングや登山を考えている方は、落石や通行止めの情報がないか確認が必要です。妙義山は落石などがあった場合、通行止めになる可能があります。あらかじめコースの状況を確認してから計画を立てることが大切です。
妙義山の紅葉時期は落ち葉の量も多くなります。急な斜面や鎖場が雨で濡れている状態の場合、滑りやすく足元が不安定になり、ハイキングや登山が困難な場合があります。雨や濃霧の場合、迂回やコース変更の判断も必要です。
妙義山の紅葉見どころ10選
見どころ①妙義山パノラマパーク
妙義山パノラマパークは、妙義山の下に位置していて、少し離れた場所からの峰の様子や美しい紅葉を見るために混雑します。紅葉のシーズンには、山全体の美しい景色を写真に収められると人気です。秋のシーズンに合わせてコスモス畑も楽しめます。
隣接する建物には、富岡市立妙義ふるさと美術館があり、妙義山をテーマにした絵画の展示が行われています。ドライブや周辺の観光施設を中心に楽しまれる予定の、ご家族などにおすすめしたい場所です。
見どころ②妙義神社
群馬の紅葉スポットをご紹介。
— Tokina. (@massa_0126) October 16, 2020
群馬県民の必修科目、
上毛かるたの"も"の札でも詠まれる
群馬きっての紅葉の名所の妙義山
・・・
の中腹に構える「妙義神社」。
遠くからでも美しい紅葉に映える妙義山。
その山中に見る
秋色の情報量は伊達じゃないぞ( ・ㅂ・)و ̑̑グッ pic.twitter.com/Pie3QhWxIh
妙義山から少し離れた場所にある妙義神社は、紅葉時期の中でも見どころが多くドライブにもおすすめの場所です。朱色のきれいな総門が正面に見える場所は、紅葉する木々も多く歩きながら見頃の紅葉を楽しめます。
本殿は、国指定重要文化財に指定されていて、金箔が豪華な龍や鳳凰の彫刻が特徴の建物も見どころの1つです。紅葉時期には本殿の後ろに妙義山の紅葉が一緒に見られるので、さまざまな角度から紅葉を楽しみたい方におすすめします。
見どころ③第四石門
秋の妙義山 その1
— Blabla (@hujodus) November 4, 2018
第四石門と大砲岩#妙義山 10/28撮影 pic.twitter.com/vKGdxEMJAd
第四石門は、真ん中が空洞の珍しい形の岩です。第四石門の中を覗くと、遠くに大砲岩も見られます。同時に2か所の奇岩がながめられる第四石門は、秋の紅葉シーズンに、見頃の紅葉と一緒に訪れたい景色です。
第四石門は、ハイキングや登山の休憩所になります。第四石門の周りには、美しい紅葉が映える場所なので写真に収めたいところです。第四石門は階段になっているので、少し見上げるような角度で見られる奇岩は迫力があります。
見どころ④じじ岩ばば岩
じじ岩ばば岩は、地元の方に「じじとばあ」の愛称で親しまれている奇岩です。向かって左側の岩がタンス、真ん中が洗濯物をたたむおばあさん、左側がそれを見ているおじいさんに見えることから名づけられています。
奇岩は見る方によって違った解釈ができるのがおもしろいところです。紅葉した木々の様子や奇岩は写真撮影に人気があります。じじ岩ばば岩は、ながめのよい開けた場所にありますので、登山の達成感も魅力の1つです。
見どころ⑤大砲岩
大砲岩は、角度のついた細い岩が、大砲のように見えることが由来しています。大砲岩は見晴らしがよく、大砲岩以外のいろいろな奇岩が見られる場所です。妙義山の紅葉や景色を楽しむのにおすすめの場所になります。
大砲岩は、岩まで近づくことや上に登ることが可能です。ここでしか見られない奇岩は、写真撮影に人気があります。岩の上に登るには、複雑な岩場を歩いて行く必要がありますので、登山で行けるかどうか確認が必要です。
見どころ⑥日暮らしの景
日暮らしの景は、「中間道・石門めぐりルート」で見られます。鋭くとがった岩と、見頃を迎えた鮮やかな紅葉の組み合わせが、写真撮影に人気の場所です。晴れた日は、遠くの山の様子もながめられます。
上毛かるたに採録されている「紅葉に映える妙義山」は、日暮らしの景が由来です。日が暮れても、いつまでも見ていられるほど、きれいな紅葉の名所という意味があります。見晴らしのいい場所で自然も堪能できるので、紅葉シーズンにおすすめです。
見どころ⑦妙義紅葉ライン
妙義紅葉ラインは、ドライブしながら見頃を迎える紅葉を楽しめる道路です。正式名称は「群馬県道196号上小坂四ツ家妙義線」です。元々は「妙義有料道路」の名称で有料道路でしたが、1986年から無料で利用できます。
妙義紅葉ラインは、妙義山の周辺を縫うように通っている道路で、緩やかなカーブがいくつも続きます。荒々しい岩肌と美しい紅葉が、さまざまな角度から見られるので、ドライブや観光で人気の混雑する道路です。
見どころ⑧中之嶽神社
中之嶽神社は、高さ20ⅿの大きなだいこく様の像が印象的な神社です。だいこく様が手にしている剣は、厄払いをして福を招くご利益があります。中之嶽神社は、さまざまな種類のお守りや御朱印が人気です。
中之嶽神社の中には、紅葉している木々があり、秋のシーズンだけの楽しみ方があります。写真に映えるだいこく様と、紅葉の組み合わせが写真撮影に人気です。秋のシーズンは、ドライブをしながら訪れるのもおすすめの場所です。
見どころ⑨妙義ふれあいプラザもみじの湯
登山やハイキングで、疲れた体を休めるのに最適なのが、妙義ふれあいプラザもみじの湯です。温泉施設内には、紅葉する木々をながめながら入浴できる露天風呂があり、紅葉時期は観光客に人気があります。
妙義ふれあいプラザもみじの湯は、妙義山の下に位置していて、施設の前には関東平野を一望できる景色がとてもきれいな場所です。夜になると夜景を見られますので、妙義山の観光やドライブの帰り道に、訪れるのもおすすめします。
見どころ⑩県立森林公園さくらの里
妙義山の中腹に位置している県立森林公園さくらの里は、見晴らしがよく周辺の山を見下ろすようにながめられます。鋭くとがった岩の様子は、まるで水墨画のような景色です。公園内はハイキングが可能で、豊かな自然を堪能できます。
県立森林公園さくらの里は、さくらが有名な場所です。春はソメイヨシノなど、冬はジュウガツザクラなどが見られます。公園内には木々が多いので、紅葉の季節のみならず観光が楽しめる場所です。ドライブや休憩にもおすすめします。
妙義山の登山コース情報
一般登山者向けコース「中間道・石門めぐりルート」
中之嶽神社駐車場⇒石門入口⇒第一石門⇒第二石門⇒第三石門⇒第四石門⇒大砲岩分岐⇒天狗の評定⇒大砲岩分岐⇒金鶏橋分岐⇒本読みの僧⇒第二見晴⇒第一見晴⇒辻⇒妙義神社鳥居が、一般登山者向けのコースです。
「中間道・石門めぐりルート」は、写真に収めたい場所も多く、見頃の紅葉を楽しみながらハイキングできるので混雑します。途中に鎖場や狭い道を通ります。天候によっては通行が困難な場合もありますので、事前に計画するのが大切です。
上級者向けコース「表妙義縦走ルート」
妙義神社⇒ 辻⇒見晴⇒天狗岳⇒相馬岳⇒ホッキリ⇒鷹戻しの頭⇒東岳⇒中ノ岳⇒石門分岐⇒石門入口⇒ 大人場⇒ 妙義神社が、上級者向けの登山コースです。難しいコースなので、登山の経験が必要なコースになります。
見晴らしのよい景色は達成感があり、登山コースの中でも最高難易度です。急な斜面の鎖場や尾根道など、足元が不安定な難しい場所が多くあります。毎年、滑落が発生している場所も通るので、登山を検討している方は注意が必要です。
妙義山へのアクセス情報
妙義神社の詳細情報
車で妙義神社に向かう場合は、道の駅みょうぎの無料駐車場を利用します。上信越道自動車道の松井田妙義インターから、車で約5分です。道の駅みょうぎから妙義神社までは、徒歩約5分で到着します。
電車の場合は、JR信越本線の松井田駅からタクシーで約10分です。松井田駅からバスが出ていないため、タクシーを利用する必要があります。松井田駅から妙義神社まで約4㎞なので、時間はかかりますが、歩いて行くことも可能です。
道の駅みょうぎ
- 住所〒379-0203
群馬県富岡市妙義町岳322-7 - 電話番号0274-73-3991
- アクセス車:上信越自動車道松井田妙義ICより車で5分。または富岡市より30分、軽井沢より国道18号経由で30分電車:JR信越本線松井田駅よりタクシーで10分
- 駐車場あり
- 定休日第3水曜日
※4・5・10・11月は無休、他年末 - 営業時間9時00分 ~ 17時00分
※12月~2月 9:00~16:00 - 公式サイトURLhttps://www.myogi-bc.jp/
妙義神社
- 住所〒379-0201
群馬県富岡市妙義町妙義6 - 電話番号0274-73-2119
- アクセス車:上信越自動車道松井田妙義ICより5分電車:JR信越本線松井田駅よりタクシーで10分
- 駐車場あり
道の駅みょうぎ無料駐車場利用可 - 公式サイトURLhttps://www.myougi.jp/
妙義山の紅葉や登山を楽しみにいこう!
妙義山は、秋のシーズンになると、紅葉を見るために混雑する人気の観光地です。妙義山の周辺には、紅葉を楽しめる場所が多くありますので、ドライブや観光施設を中心に、さまざまな楽しみ方ができます。
妙義山の自然や奇岩、紅葉の美しさを体験したい方は、ハイキングや登山をおすすめします。その日の天候や時間帯によって、紅葉の様子が移り変わる景色も魅力的です。美しい秋の妙義山を、実際に体験してみてはいかがでしょうか?
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