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フェンウィックってどう?バス釣りで評価の高いロッドのインプレをご紹介!

フェンウィックって何?初耳の方もいらっしゃると思いますが、バスフィッシングの歴史が深いアメリカ発の、バス釣りで評価が高いロッドブランドです。次々と新作シリーズを発表して進化し続けているフェンウィックの、驚愕の機能やインプレをわかりやすくご紹介します。
2022年1月5日
eiji0601
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フェンウィックとは?

バス釣りで評価の高いロッドメーカー

出典:unsplash.com

フェンウィックは日本のティムコ(Tiemco)が販売する、バス釣りで評価の高い米国発のバスロッドメーカーです。

フェンウィックは日本よりはるかにバス釣りの歴史が長いアメリカで、常に斬新な技術でルアーフィッシング界に驚愕の革命を起こし、数々の名竿を世におくりだしています。デザイン性と創造力の高いロッドで、世界中のバス釣りアングラーを魅了しているのがフェンウィックです。

高品質の証「J」マーク

日本で販売されているフェンウィックロッドのモデル名の最後には、必ず高品質の証である「J」マークがついています。

このマークはフェンウィックの厳しい商品規定に加え「ティムコスタンダード」と呼ばれる独自の検査基準にパスし、ティムコとフェンウィックが自信をもって提供する製品という証なのです。今回はフェンウィックシリーズの種類と特徴やインプレを5種紹介します。

フェンウィックとティムコ4つの歴史変遷

バスロッドのみならず、フィッシングロッドにおいて独創的な技術と革命的発想で、次々に驚愕の新作を発表してきた米国ブランドがフェンウィックです。また世界で最もフェンウィックに精通しているのが、日本のティムコと言えます。この2社の変遷は、まさにロッドメイキングの歴史そのものです。

①フェンウィック創業とブランド名の由来

出典:unsplash.com

1954年米国ワシントン州ケント近辺の湖畔のガレージで、5人のビジネスマンと釣り愛好家のグループが、ロッドメーカーを創業したのがフェンウィックの始まりです。工場として使用していたガレージ近くの湖の名前「Fenwick(フェンウィック)」をとってブランド名にしました。

②世界に先駆け「フェラライトフェルール」を開発

現在はロッド継手の常識にもなっている、いわゆる逆印ろう型(フェラライト)を1962年世界で初めて開発したのがフェンウィックです。従来のロッドは金属製のフェルール(継手)の2ピースが主流でした。

金属製なので重くそれ自体が曲がらないというアクションの問題を、1ピースに匹敵するアクションを生み出し解決したのがフェンウィックのフェラライトです。

③ティムコが日本へフェンウィックの輸入開始

ティムコが日本へフェンウィック製品の輸入を開始したのが1971年です。当時は高度成長期で国内生産力を高めるため輸入は悪という風潮があり、海外製品の輸入には逆風が吹いていました。

しかしティムコは、いずれフィッシングが注目される時代が必ずくると信じ、キャスティングスクールの開催や、釣り方を解説する本の出版など、釣り市場に情熱を傾けた結果、現在のような繁栄をもたらしたのです。

④進化し続けるフェンウィックとティムコ

フェンウィックとティムコは現在も止まることを知らず進化し続けています。次々に新シリーズや新作モデルロッドを発表し、ティムコとの共同開発で吉田バージョンなどのジャパンモデルも開発。だからこそティムコは世界で最もフェンウィックに精通している会社と呼ばれるのです。


フェンウィック5種類のロッドシリーズ

①ACES エイシス

フェンウィックロッドの技術の結晶とも言えるエースナンバーのみで構成されたシリーズです。バスフィッシングで現在考えられる最も適したマテリアル・製法・構造を先進のガイドセッティングとバランスで設計しています。専門性を追求したスペシャリティーモデルです。

②ゴールデンウィング

このシリーズは伝統的なゴールデンウィングの特性に革新的なナノテクノロジーが融合したモデルと言えます。ナノレジンカーボンプリプレグを採用することで、驚愕的なハイテーバー化と超高感度、強靭なトルク感を実現する、次世代のブランクスに進化させたフェンウィックのロッドシリーズです。

③Linksリンクス

このシリーズはフェンウィックの魅力を、できるだけ多くの人にリーズナブルな価格で提供するというコンセプトで設計されたモデルです。フェンウィックの基本的高機能を備えながら、適切なバランスでブランクスが持つ潜在能力を効果的に引き出すセッティングが成されています。フェンウィックロッドの中で最も手軽に手にしやすいシリーズです。

④Calm Waterカームウォーター

クラシカルなフェンウィックロッドのイメージを残しながら、軽量で軽快なキャスト感と操作性を持つ実践的でユニークなシリーズです。静かに広がる水面に突如現れるバスの荒々しいストライク、時間の流れや自然の息吹と鼓動を感じたいアドバンチックで実践的なアングラーにおすすめします。

⑤ワールドクラスエクスペディション

このシリーズは2021年の春に発表された新作シリーズなので、もちろんモデルはすべて新作ロッドです。このモデルの特徴はバス釣りに限らず、自由な発想であらゆる魚種に対応するマルチピースロッドを設定しています。

耐久性・安定性・信頼性の三原則をかかげていて、ルアーのキャスト感や操作感に優れ、あらゆるシーンにおいて高い汎用性を発揮するのが特徴です。

フェンウィック「Links」のインプレ2種

フェンウィック「Links(リンクス)」はリーズナブルな価格で求めやすいシリーズですが、性能は基本モデルやエイシスシリーズに引けを取りません。ベイトロッドとスピニングロッドそれぞれ1種ずつインプレを紹介します。

①フェンウィック LINKS 68CM-2J

出典:rakuten.co.jp


陸っぱりで1本だけ選ぶベイトロッドとして、持ち運びがしやすく汎用性が高いとインプレ評価が高いのがこのモデルです。

長さも硬さもバスロッドとして最適、テキサスリグなどのソフトベイトからスイミング(ルアーを魚のように動かす)のような巻釣りまで幅広く適合する守備範囲が広いのが魅力になります。また軽量で高感度ながら、ハイテーバーで粘り強いパワーでビックバスとのやり取りにも主導権を与えません。

ベイトロッドとスピニングロッドの違い

ベイトロッドはリールをロッドの下側に付け、ラインを直線的に放出し重めのルアーをピンポイントにキャスティングするのに優れています。

いっぽうスピニングロッドはリールをロッドの上側に付け、ラインをらせん状に放出し軽めのルアーを遠方まで飛ばすのに優れているロッドです。紹介したこのモデルはピンポイントのキャスティングをしたい方におすすめのベイトロッドと言えます。

フェンウィック LINKS 68CM-2J

出典:楽天
全長6.8フィート
自重116g
継数2本
適合ルアー3.5-18g
適合ラインナイロン8-20lb
アクションMS(ミディアムスロー)

②フェンウィック LINKS 63SL-2J

出典:rakuten.co.jp

スピニングロッドで汎用性が高いフェンウィックおすすめの1本です。各種ライトリグを陸っぱりやボート釣りを問わず、使いやすいレングスと硬さがあります。

曲げるほどにベントカーブがディップ(穂先)からバット(ロッド元)までスムーズに移行するLパワー&ハイテーバーのバーサタイル(万能)スピニングロッドです。バスの急激な動きを鮮やかにいなしラインブレイクを防ぎます。

フェンウィック LINKS 63SL-2J

出典:楽天
全長6.3フィート
自重98g
継数2本
適合ルアー1.8−5g
適合ラインナイロン3−6lb
アクションM F(ミディアムファスト)

フェンウィック「WCE」のインプレ2種

「WCE(ワールドクラスエクスペディション)」はフェンウィックの新作シリーズで、あらゆるシーンで高い汎用性を発揮するモデルです。また5ピース仕様で仕舞寸法が50cm以内、ザックにスッポリ入り機内持ち込み可能なコンパクトな携帯性を備えています。フェンウィックの「WCE」シリーズの中の2機種のインプレを紹介しましょう。

①フェンウィック WCE68CMH-5J

出典:rakuten.co.jp

中・重量級ルアーやカバーゲームに幅広く適合し、大型魚まで多彩なゲームに対応するパワーを持つ最強のバーサタイル(万能)ベイトロッドと評価が高いモデルです。

1.5oz(42.5g)前後のビッグベイトから最大2oz(56.7g)の引き抵抗の大きなルアーまで対応、3/8~1.5oz前後のシンカー(仕掛け)を用いたテキサスリグやラバージグ、メダルジグまであらゆるシーンにマッチします。

バーサタイルロッドの極み

フレッシュウォーター(淡水)からソルトウォーター(海水)まで、対象魚もバスに限らずトラウトやナマズ、シーバスなどの大型魚までアタックできる、まさにバーサタイルロッドの極みと言っても過言ではありません。

マルチピースを感じさせないスムーズでしかもトルクフルなテーバーが魅力の1本。WCEシリーズのすべてに負荷が掛かってもティップからバットへスムースにベンドする、テーバー機能が標準装備されているのです。

フェンウィック WCE68CMH-5J

出典:Amazon
全長6.8フィート(203cm)
自重139g
継数5本(仕舞寸法47cm)
適合ルアーMAX:2oz(56.7g)
適合ラインナイロン:10−30lb
アクションMF(ミディアムファスト)

②フェンウィックWCE70SML-5

出典:rakuten.co.jp

遠投性や長さを求めるアングラーに最適な1本と言えるWCEシリーズのミディアムアクションのスピニングロッドです。小〜中級重量のルアーを快適に遠投するパワーがあり、ハードからソフトベイトまでこなす高いバーサタリティを発揮します。

バスだけでなく淡水のトラウト、ソルト(海水)のシーバスやロックフィッシュなどさまざまな魚種にターゲットが可能です。PEラインを使用しても糸抜けがよく快適にキャストできます。


フェンウィックWCE70SML-5

出典:楽天
全長7.0フィート(213cm)
自重123g
継数5本(仕舞寸法50cm)
適合ルアーMax:1/2oz(14.2g)
適合ラインナイロン:4-12lb
アクションMF(ミディアムファスト)

フェンウィック「Calm Water」のインプレ

フェンウィックのCalm Water(カームウォーター)シリーズは、水面に浮くルアーを生き物のように泳がせてバスの興味を誘うトップウォーターで威力を発揮するベイトロッドです。

このシリーズにはグラスモデルとグラファイトモデルがあり、モデルごとにブランクとグリップのカラーが違うのも魅力になります。フェンウィックのCalm Waterのグラスモデルのインプレを1種紹介しましょう。
 

フェンウィックCW56CMLJ

出典:amazon.co.jp

5/8oz(約18g)前後の細いペンシルベイトなどをポイントに正確にキャストしやすいグラスモデルのベイトロッドです。クラシカルなデザインを残しながら近代的ブランクマテリアルとガイドパーツを採用しています。

フジ工業製ステンレスSiCオールダブルフット(KR)ガイドを搭載し、ナイロンラインはもちろんPEラインも視野に入れたセッティングで、軽量で軽快なキャスト感と操作性を伴った実戦的なバスロッドです。

フェンウィックCW56CMLJ

出典:楽天
全長5.6フィート
自重245g
継数1本
適合ルアー7-21g
適合ラインナイロン:8-20lb
アクションMS(ミディアムスロー)

フェンウィックでバス釣りを極めよう!

フェンウィック・バスロッドのまとめ

出典:pixabay.com

フェンウィックはイーグルマークが特徴的な、ティムコが日本で販売しているバス釣りで評価が高い米国発のロッドシリーズです。ここまでフェンウィックの魅力と特徴、インプレを紹介してきました。これらを参考にして憧れのバス釣りをぜひ極めてください。

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