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コットンテントとは
コットン（綿）を使用したテント
コットンテントとはその名の通りコットンを生地に使用したテントです。100％コットンでできたテントもありますが、一般的にはポリエステルとの混紡になるテクニカルコットン（TC)が多いです。生地の素材が違うだけですが、使い勝手やテントの特性などが大きく異なり年間を通して使いやすくなることから、非常に人気があります。また、テントの種類問わず採用されていて小型のテントから大型ツールームテントまで揃っています。
コットンテントの特徴
コットンテントの特徴はツールームテントやベルテントなどの種類問わず、コットンの特性（魅力）がそのまま生地の特徴として現れます。コットンの詳しい特性は後述しますが、遮光性がよく濃い影ができたり、耐久性も高く通気性、保温性などもありオールシーズン快適に過ごせます。その反面スタンダードなポリエステルなどの化学繊維と比べるとどうしても高価になりやすく、耐水性はありますが乾きにくいなどの注意点もあります。
コットンテントの魅力1：遮光性
濃い影ができる
ポリエステルと比較すると綿は繊維が太いです。その分生地も重たくなりますが、太陽を透かして見ると光の透過率が違いますよ。濃い影ができると朝日が眩しくて起きるということも少なくなり、日光がインナーの中に届きにくく温度が上昇しにくくなり夏でも比較的過ごしやすくなります。生地が厚いと熱がこもりそうですが、テントの種類にもよりますが、基本的に混紡でも綿100％でも夏の暑さに強くオールシーズン使えますよ。
耐久性が高い
65D（デニール）よりも75Dや120Dのほうが耐久性が高いです。これはポリエステルのテントでも同じですが、繊維が太くなると生地に厚みができ破れにくくなります。綿は前述したよに繊維が太いため化学繊維のテントと比較すると耐久性が高くなりますよ。その分軽量ではありませんが、車なら十分持ち運べる重さに収まり、ソロキャンプ向けのコンパクトで比較的軽量なものもありいろいろなキャンプスタイルで使用できます。
コットンテントの魅力2：火に強い
火の粉で穴があきにくい
焚き火はキャンプとは切り離せないアクティビティですが、一般的に風が吹くと火の粉が簡単に舞ってしまいます。火の粉が舞いにくくする蓋付きの焚き火台もありますが、ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維は少しでも火の粉にふれると穴があくことから、テントと少し離れて場所で焚き火を楽しまないといけません。綿を使っているテントだと火の粉が一瞬触れたぐらいでは穴はあかず、近くでも安心して焚き火ができる特徴があります。
ポリコットンでも大丈夫
ポリエステルとの混紡となるテクニカルコットン（TC)でも穴の空きにくい魅力は健在です。生地に30～35％の綿が混じってるだけで焚き火で穴があくアクシデントが減り、サイトレイアウトの自由度が高くなりますよ。また綿100％だと乾きにくい、カビが生えるなどのデメリットもあるため化繊と綿の特徴をもつポリコットンのほうが扱いやすくなります。そのため市場のコットンテントの種類はほとんどTCタイプです。
コットンテントの魅力3：冬でも使いやすい
暖かい空気を逃さない
綿は下着でも使われている素材です。夏は汗をよく吸ってくれて、冬は化繊と比べると暖かくありませんか？綿の繊維は、中空構造のように穴があり底に空気を溜め込んでいて断熱性としての効果が期待できます。テントだとフライシートとしてインナーをすっぽり覆い、インナーやテント内の暖かい空気が冷やされにくくなり、暖かい状態を維持します。夏は遮光性と通気性で涼しく、冬は厚みのある生地で断熱してくれるため快適です。
結露も発生しづらい
綿は吸水性が高いため下着に利用される素材と前述したように水分をよく吸います。テントの内の暖かい空気と外の冷たい空気が生地を挟んでぶつかり合うと結露が発生しますが、綿を採用したテントだと結露になっても生地が吸水し、雨漏りのようにたれてくることは殆どありません。生地が濡れるだけですみます。テント内がびしょ濡れにならず過ごしやすいですが、濡れた後はしっかり乾かさないと天然繊維のためカビが発生しますよ。
春・秋におすすめコットンテント1：コスパがいい
フォークテント 280 【T/C】
コスパがいい、機能的なポリコットンのワンポールテントです。ワンポールテントと言えば必ずテントの中央にポールが来ることから、中央部分にデッドスペースがうまれ少し出入りしにくかったり、フロアを自由に使えないというもどかしさがありましたが、フィールドアの新作となるフォークテントは二又ポールを標準で採用していて、デットスペースがなく前室部分を自由に使える魅力があります。
魅力・特徴
綿が35％の比率で含まれているテクニカルコットンを採用し夏は濃い影で涼しく、冬は暖かい1～2人用のワンポールタイプのテントです。テントの種類がワンポールということで設営が簡単で、耐水性を高める撥水加工になっていて雨でも問題なく使用できます。さらに保管がしやすいように防カビ加工も施されていてコスパがなかなか高いですよ。スカートも付属し寒い季節から暖かい季節まで使えるオールシーズンに対応したモデルです。
春・秋におすすめコットンテント2：インナーが混紡
ワンポールテント Desert300
UJack(ユージャック) テント ワンポールテント Desert300 1〜4人用 コットンインナー
サイドウォールを跳ね上げられ、広いリビングができる使い勝手のいいテントです。両サイドにキャノピーがあるため複数で使うときに便利ですよ。フライシートは従来どおりの化学繊維が使われていますが、インナーがテクニカルコットンになっている特徴があります。インナーの通気性や保温性、遮光性、手触りなどがよくなっていますよ。フライシートにコットンが使われているテントと比較すると火の粉に弱いため注意してくださいね。
魅力・特徴
フライシートの素材はポリエステルでできているところが最大の特徴です。コットンにも耐水性がありますが、ポリエステルのほうが雨に強いです。また雨を吸うことなく濡れても重さに大きな変化なく乾かしやすいですよ。一方インナーが混紡になっているため遮光性が高く、通気性や手触りがよく快適に過ごせます。フライシートより小さいインナーが混紡ということで比較的軽量です。耐久性もただのポリエステルより高いですよ。
春・秋におすすめコットンテント3：ドーム型
キャンバスキャンプ ドームテント
コットンテントとしては珍しい形状となるドーム型のテントです。テントの種類としてはもっともメジャーなドーム型ですが、綿を使ったテントはワンポールテントやロッジ型（Aフレーム型）などが多く珍しくなります。大きさは2人用ですが前室部分にポールを使う構造で広めの前室が魅力的です。ドーム型は風を受け流す形になり風に対する耐久性が高く過ごしやすいです。テント設営に慣れている方なら迷うことなく設営できますよ。
魅力・特徴
きた～新しいテント♪
— ビータキ・キャンソロ病 (@vojWpvFIrvHptX7) September 20, 2017
ドーム型でこのサイズでコットンテントって、ありそうでなかったのが、キャンバスキャンプから発売された♪冬のソロキャンプで暖房器具使うには丁度良いサイズ:interrobang:(^^)前室広い。
インナーサイズ210×210 pic.twitter.com/hzhEjYevUp
キャンバスキャンプはベルギーのコットンテントやタープを生産している専門のブランドです。前述したようにドームテントはコットンを使用したテントの中では珍しい種類になりますが、専門のブランドならではの品質できちんと使えるテントになっています。前室部分にはベンチレーションの他、テントの中から周囲を見渡せる透明の窓があるなど日本アウトドアブラントにはない構造もありユニークです。TC素材のため耐水性もありますよ。
春・秋におすすめコットンテント4：設営が簡単
テントアルネス
Hilander(ハイランダー) テント アルネス HCA0241
アウトドア用品の通販大手、ナチュラムのオリジナルブランド「ハイランダー」から発売されているTC素材のテントです。ポールを2本使って設営する少し変わった種類になりますが、ベルテントのようなおしゃれな外見になり人気があります。3人用となり他社のやや大きいテントと比較すると標準装備としてインナーが付属していてコスパがいいですよ。大型の麺を使ったワンポールテントはインナーが別売りになっているケースが多いです。
魅力・特徴
大きなメッシュの出入り口が、前後2箇所あり通気性が高く暖かい季節から寒い季節まで対応できます。インナーが標準装備としてついてくることからまだ寒さの残る春やこれから寒くなる秋に向いているテントとしておすすめしました。TC素材で撥水加工が施されていて耐水性が高く、少し大きなテントでインナーも綿が使われていることから軽量ではありませんが、使い勝手のいい簡易的な前室があり雨の日でもインナーを濡らさずにすみます。
夏におすすめコットンテント1：フルコットン
サーカスコットンバージョン
100％の綿でできているテントです。混紡のテントと比較すると材質に化学繊維がないため乾きにくかったり、カビが生えやすく、軽量ではありませんが、より綿が持つ通気性、遮光性、保温性、耐久性があります。テントの修理はワンポールとなりますが一般的なテントのようには使えません。インナーは付属せずグランドシートを敷いて使うか、別途インナーを用意するといいでしょう。インナーはフルメッシュで通気性がよく軽量ですよ。
魅力・特徴
100％綿素材というところが最大の魅力です。焚き火を近くでもしても穴があかず安心ですよ。フロアがなく、オプションのインナーもメッシュということで夏におすすめしていますが、テント自体は寒い季節でも対応し、スカートも付属していて、キャンプの経験や腕前によってはオールシーズン使えます。また、100％コットンのためTCよりも夏に涼しく、冬に暖かい特性があり使いやすいです。サイズは1～2人用になります。
夏におすすめコットンテント2：高コスパテント
ソロベース
BUNDOK(バンドック) ソロベース BDK-79TC パップテント 軍幕 収納コンパクト 【1人用】
バンドックの軍隊が遠征時などに使用するテントを模したパップテントという少し特殊な種類のテントになります。バンドックは高コスパの製品が多く、綿との混紡ですが価格が安いですよ。ソロ用ですがゆったり使ええ、インナーがフルメッシュで通気性がよく晩春や夏、初秋などまだ暑さの残る季節に使いやすいテントです。価格が少し変動しやすいですが、最安値だと2020年8月13日現在23000円程度から購入できてやすいです。
魅力・特徴
本来は軍向けのパップテントをキャンプしやすいようにカスタマイズした製品となり、サイドウォールを巻き上げたり、キャノピーとして正面を張り上げられるように合っています。ポールを通す穴の部分は耐水性を高めるために、止水用のキャップが付属して軽量で使いやすいですよ。TC素材としては非常に軽量で4.4kgしかありません。インナーを使わずそのままコットだけで寝ることもでき初心者から上級者まで愛用者が多いです。
夏におすすめコットンテント3：蚊帳になる
ワラビーテント
DOD(ディーオーディー) ワラビーテント コットン生地 吊り下げ式カンガルーテント T2-657-BR
夏になると上タープだけでキャンプをするタープ泊をする方も多くなります。初心者でも比較的快適にタープ泊気分が味わえるテントがDODのカンガルーテントです。テントの素材は綿100％となりフロアは耐水性が高いPUコーティングが施されたポリエステルになります。フライシートのない軽量なシングルウォールですが、綿が持つ通気性、吸水性により結露が発生しにくくなり快適に過ごせます。蚊帳としても使え夏におすすめです。
魅力・特徴
DODはコスパに優れている製品を作っていてソロ用の綿100％のテントですが比較的安いです。綿100％ということで耐水性が少し心配になるため、雨の多い時期はタープや大型シェルターを活用するといいでしょう。テントそのものは小型で、2.3kgと軽量です。単体での使用は夏におすすめとなりますが、冬期は前述したように大型シェルターの中に設営することで暖かく快適に過ごせるようになるカンガルースタイル向きのテントです。
カンガルースタイルとは
カンガルースタイルとは大型シェルターの中に小さいテントを設営する方法です。耐水性や耐久性などが気になるテントは大型シェルターの中に設営することで雨や風に弱くても使えますよ。また冬だと断熱性が増して暖かいため冬キャンプではよく使われているスタイルになります。
夏におすすめコットンテント4：涼しい
TCティピシェルター
コスパのいい夏向けのTC素材のワンポールテントです。初心者でも設営しやすい種類のテントです。夏期でも涼しいフルメッシュインナーが付属し他社と比較するとアウトドア、スポーツ用品を販売している「ヒマラヤ」のオリジナルブランドということでコスパに優れていますよ。従来モデルから少し仕様変更がありファスナーが凍りつきにくいビスロンファスナーに進化していて夏だけではなく冬キャンプでも活躍してくれます。
魅力・特徴
フライシートの上部にあるベンチレーションは開閉式になっていて、暖かい空気を外に排出したり虫を追い出したりできて便利です。さらにハーフインナーとなり2～3人で利用できます。インナーを外すとシェルターとして利用でき4人前後でゆったりで使えますよ。インナーがフルメッシュのため夏におすすめしましたが、スカートがあり冬でも使えて設営も簡単です。綿100％と比較するとTC素材で耐久性があり軽量でコスパがいいです。
冬におすすめコットンテント1：コスパのいい軍幕
ソロベース EX
バンドックのコスパのいいパップテントの冬でも使いやすくなったモデルです。主な違いはフライシートにスカートが付いて、ベンチレーションも兼ねている排煙用の穴が追加されていて、冬キャンプでも過ごしやすくなっている点です。素材は扱いやすいTCのままで、インナーもフルメッシュのままとなり通気性や重さなどはあまり変わりません。スカートがるため冬におすすめしました。
魅力・特徴
冬といえば木枯らしのように冷たい風が強く吹く季節でもあります。地面とフライシートの間に隙間があると風が入り込み、フルメッシュインナーではTC素材でも寒いです。EXはスカート付きで風の吹込みを防ぎつつ、排煙用の穴がベンチレーションとしも使えて快適に過ごせますよ。綿35％、ポリエステル65％ということで耐久性もきちんとあり耐水性も問題なく雨がしのげたという口コミがあります。
冬におすすめコットンテント2：高品質
グロッケ12
【1,000円クーポン配信中】ogawaキャンパル ( オガワ ) グロッケ12 T/C (5~6人用モノポール+1フレームテント) 2785 キャンプ用品 ワンポールテント
小川テントを取り扱っているキャンパルジャパンの5～6人用の大型テントです。種類はベルテントとなり壁が垂直に立ち上がっていてデットスペースがなく広々と使えますよ。大型ですが設営方法はワンポールテントと似ていて非常に簡単です。インナーはないシングルウォールになりますが、通気性や保温性と扱いやすさのあるTC素材になっていて耐久性も高く人気があります。
魅力・特徴
日本生まれのベルテントということで通気性が非常によくメッシュ窓が豊富にあります。さらに上部にベンチレーションがありこもった熱が排出される構造になっています。また、TC素材のため通気性や保温性があり冬だと暖かいです。居住スペースはフルメッシュではなく、生地になっているため冬におすすめしました。大きなひさしがあり目隠しになったり、雨がインナーに入らないようにできたりと便利です。
冬におすすめコットンテント3：おしゃれ
アスガルド 12.6
送料無料 正規品 テント P10倍ノルディスク アスガルド 12.6Nordisk Asgard 12.6グランピング 6人用 キャンプ アウトドア 6人 glamping フルクローズ ブランド デンマーク 雨よけ◇北欧 おしゃれ 旧NANDO ナンド フェス
ノルディスクのテントは自然環境対して耐性が高く、耐水性もあるおしゃれなテントです。常設のテントとしてグランピングでも利用されることがあり、雨風に強いですよ。TC素材を採用していてハーフインナーを別途購入すると前室がある3人用テントなりTCのおかげで冬でも暖かいです。大型のため軽量ではありませんが、コットン100％と比べると比較的軽量になります。
魅力・特徴
テントの種類がベルテントとなり設営が簡単でデットスペースがなく使い勝手がいいです。おしゃれなテントとして有名ですが耐水性や機能性も高く、少し高価ですが冬キャンプでも非常に人気があります。吸水性もいいので結露が垂れず、壁部分を巻き上げて巨大なタープとしても使えて夏でも便利です。換気用のメッシュ窓とベンチレーションもありさらに結露が発生しないように換気しやすいですよ。
おすすめコットンテントのまとめ
耐久性と快適性があるテント
コットンテントは重たいものが多いですが、快適性と耐久性があるテントです。インナーの種類によっては冬キャンプでも過ごしやすくなることから大人気です。夏だともともと涼しいなりやすいですが、インナーがフルメッシュになっているものが多く、通気性抜群です。天然繊維を使っているためカビが生えたり乾きにくいなどのデメリットもありますが、オールシーズン過ごしやすくおすすめですよ。
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