シルバーリッジ カーゴショーツ
モンベル サンダーパスジャケット
FOX MTB レンジャーグローブ LT
Wild Scene フェイスカバー
パラグライダーとは
パラグライダーとは、空を飛ぶスカイスポーツの1種です。スカイスポーツと一口に言ってもその種類は多岐にわたりますが、パラグライダーはスカイダイビングほどスリリングではなく、ハンググライダーよりも穏やかなスピードで、熱気球に乗るよりも風を切る感覚を味わえます。高すぎず、速すぎず、遅すぎない。「鳥みたいに空を自由に飛んでみたい!」という願いを叶えてくれる、最も手軽なスポーツだと言えます。
初心者にも優しいパラグライダー
パラグライダーを簡単に説明すると、山や断崖などの斜面から飛び立ち、上昇気流に乗って広い空を飛び回るスポーツです。離陸時に斜面を軽く走る必要はあれど、強靭な肉体や筋力は必要ありません。パラグライダーはスカイスポーツの中で最も装備が軽量で、競技人口の多くを女性が占めているというのも特徴のひとつ。体重や体格は関係なく、たとえ車椅子の人であっても手助けがあれば空を楽しむことができるスポーツです。
パラグライダー体験プラン別の服装注意点
パラグライダー初心者用の体験プランは、大きく2種類にわかれます。選ぶプランによって服装の注意点が少し異なりますので、プランの簡単な説明と併せてポイントも確認しておきましょう。
タンデムフライト
タンデムフライトとは、2人乗りのパラグライダーです。自分が前に、インストラクターが後ろに座って飛行します。すべての操作はインストラクターが行うため、指示通りに動くだけで難しいことはありません。初心者ひとりでは辿り着けるはずのない高度まで、あっという間に到達できるのも魅力のひとつ。眼下に雄大な景色が広がり、まるで自分がプロパラグライダーになったかのように、空を自在に飛び回る飛行体験ができます。
こんな人におすすめ
絶景を見てみたい。高所感を味わいたい。非日常を体験したい。鳥の目線で飛んでみたい。プロの操作スキルを体験したい。高い所を飛んでいる様子を撮影したい。
上空の寒さにご用心!
パラグライダーの玄人でなくとも高く飛べることが、タンデムフライトの一番の魅力です。しかし遮る壁も何もない上空では、直に風を受けることになります。リラックスして体験を満喫するためにも、タンデムフライトには、冷えを予想した格好で臨みましょう。これは気温が低下する秋冬だけでなく、どの季節にも言えることです。
浮遊体験
装備を身に付け、緩やかな斜面を走りながらパラグライダーで風をつかむ練習をします。コツを掴めば、地上1メートルから5メートルの間をふわりと浮く体験ができます。地上での5メートルは大した距離ではありませんが、実際に浮いてみると物凄く高く感じます。たった5メートル、されど5メートル。タンデムフライトのように地上数百メートルまでは飛べませんが、自分の力で地上を離れたときの感動はひとしおです。
こんな人におすすめ
達成感を味わいたい。自分の足で飛び立ちたい。操縦する感覚を味わいたい。ひとりで気楽に楽しみたい。風を掴む感覚を味わいたい。新しいことにチャレンジしたい。
服が汚れる可能性アリ!
浮遊体験は、体験者が身体を動かすアクティビティです。思うように風をつかめず転ぶこともあり、地面と接触する回数はタンデムフライトよりも多くなります。これも魅力のうちではありますが、一度宙に浮く感覚を味わうと何度も何度もチャレンジしたくなるものです。夢中で原っぱを駆け回るうちに、服に結構な汚れがついてしまった…なんてことも少なくありません。汚れてもよい服装で臨むことをおすすめします。
パラグライダー服装の基本①肌の露出は控えめに!
寒い季節はもちろん、たとえ暖かい季節であっても肌の露出が少ない格好が理想的です。というのも、パラグライダーでは器具を装備して走る必要があるため、転倒の可能性がゼロとは言い切れません。環境によっては、離着陸時や滑空中に木の枝で擦り傷ができてしまうこともあります。怪我を防止する意味でも、長袖・長ズボンなどの着用をおすすめします。たとえば長ズボンには、ジーンズなどの強い素材を選ぶとなお安心です。
機能性>お洒落
パラグライダーは、季節や天候によってコンディションが大きく変化するアクティビティです。そしてその変化は、体験者の身体にもダイレクトに影響を与えます。タイトなジーンズでスタイリッシュに決めても、動き辛く怪我をしてしまってはせっかくの体験も台無しです。デザインよりも機能性を重視した格好を意識することで、心置きなく体験を楽しむことができます。
パラグライダー服装の基本②動ける服装で!
「ジーパンは大丈夫?」「ジーンズ生地じゃダメ?」など、格好に関する疑問が浮かんだときは、トレッキング(山登り)の服装をイメージしてみてください。少々汚れてもよければジーンズでも問題ありませんが、優先すべきは動きやすい服装かどうかです。上から下まで新たに買い揃える必要はありません。まずは手持ちから、着られる服を選抜しましょう。ジャージ系や伸縮性のあるジーパンなど、軽く身体を動かせそうな服はありませんか?
フード付きの服について
タンデムフライトで着陸する際などに、木の枝にフードが引っかかる危険があります。パラグライダー体験をする場所や環境にもよりますが、万が一のことを考えるとフードのない服を選ぶのがベストです。しかし手元にフードが付いた服しかない場合は、新品を買い求める必要はありません。フードが付いていても、内側にしまい込むなどして対策を取ることはできるからです。対策が必要か否かは、現地のインストラクターに確認しましょう。
パラグライダー服装の基本③体温を調整できる服装を!
脱ぎ着しやすい格好で臨むことで、より快適にパラグライダーを楽しめます。暑いからといって半袖1枚しか用意しなかったり、寒いからといって厚手のトレーナー1枚しか用意しなかったりすると、いざというときに体温調節ができません。季節や体調、運動量によって体温は変化します。体調を崩す原因にもなるため、半袖Tシャツや長袖シャツ・ウィンドブレーカーの重ね着など、暑い寒いを感じたときに柔軟に対応できる服装が便利です。
風対策をお忘れなく
タンデムフライトでの高所飛行中に風を浴びることはもちろん、他の参加者がいる場合は地上で風の中待機する必要があります。特に注意したいのは、地上の気温は高くても風が吹くだけで体感気温はグッと下がるということです。風速1メートルにつき、体感気温は1度下がると覚えておきましょう。
パラグライダーにおすすめの服装①春
上半身は長袖シャツ+ウインドブレーカーまたは、長袖Tシャツ+ウインドブレーカー。下半身は長ズボン(ジーパンやジャージなど)がおすすめ。春のぽかぽか陽気だからといって油断は禁物です。半袖だけで問題なさそうな気温でも、風を遮断するウインドブレーカーは1枚持っておきましょう。薄手のものは小さく畳むこともできるので、寒いと感じたときにすぐ着用できるので便利です。下半身はサイズに余裕のあるジーパンや、身軽に動けるジャージをおすすめします。
おすすめの1着
NP72184
春の体験には、軽さを重視しながらも、寒さ対策もできるフード付きウインドブレーカーが最適です。
パラグライダーにおすすめの服装②夏
上半身は薄手の長袖Tシャツまたは、Tシャツ+薄手の長袖シャツ。下半身は長ズボン(ジーンズやジャージなど)または、スパッツ+ハーフパンツがお勧め。熱が逃げやすい素材や、吸汗・速乾性のある素材を使った服が最適です。長ズボンはジーンズでも問題ありませんが、暑さ対策としては通気性のよいジャージなどをおすすめします。また、スパッツとハーフパンツの組み合わせは、涼しく動きやすいので人気です。しかし転倒した際、スパッツが破れてしまうこともあるので注意してください。
おすすめの1着
シルバーリッジ カーゴショーツ
軽い素材が使われた、アウトドア用のショートパンツです。怪我防止としてスパッツを着用しても非常に動きやすく、夏場のパラグライダー体験には適したスタイルです。
パラグライダーにおすすめの服装③秋
上半身は長袖Tシャツ+長袖シャツ+ウインドブレーカー。下半身は長ズボン(チノパンやジーパンなど)がお勧め。動くと暑くなりやすく、ひんやりした風で汗冷えしやすいのが秋です。薄手の服を重ね着して、体温変化に応じて調整できる格好を心掛けましょう。下半身はジャージ系よりも、綿やポリエステルが使われたチノパンやタイト過ぎないジーパンなどをおすすめします。上着は、風を遮断し熱を逃さないためにも防風性のあるものが便利です。ジーンズ生地を使用した薄手のシャツも、風を通しにくくウインドブレーカーの下に着ても快適に過ごせます。
おすすめの1着
B2MC0206
Tシャツの上、ウインドブレーカーの下に着込むのに丁度よい厚さです。長袖Tシャツでもよいのですが、脱ぎ着しやすいという点で長袖シャツをおすすめします。
パラグライダーにおすすめの服装④冬
上半身は保温性の高いインナー+長袖Tシャツ+トレーナー+マウンテンパーカー。下半身:タイツ+長ズボン(厚手のジーパンや防風性のあるジャージ)がおすすめ。肌が露出しないよう、しっかり防寒対策をした格好で臨みましょう。着ぶくれするような服ではなく、薄手でも防寒ができる服を選ぶと動きやすく快適です。長ズボンはウインドブレーカー素材のジャージや、下にタイツを着用できる余裕のあるジーンズなどで暖かくしておきましょう。首、手首、足首が外気に触れないように、スキー用のネックウォーマーや厚手の手袋・登山用の靴下もおすすめです。
おすすめの1着
モンベル サンダーパスジャケット
インナーからしっかりと着込み、一番外側には登山用のフード付きジャケットを羽織り、風を遮断するのがベストです。
パラグライダー初心者必見!服以外の重要な装備
パラグライダーのスタート地点は、山や湖・原っぱなど。到着してから忘れ物に気付いても、購入できるようなお店がない場合がほとんどです。服装のついでに、初心者が忘れがちな物もチェックしておきましょう。
①手を守るグローブ
FOX MTB レンジャーグローブ LT
転倒時や咄嗟に手をついたとき、怪我の予防に役立ちます。パラグライダーに繋がるロープを掴む機会もあるので、手のひらが滑りにくい素材でできた物が理想的です。マウンテンバイク用や、ホームセンターなどで販売している作業用のグローブが適しています。しかし初心者体験で高価なグローブ購入に抵抗がある場合、軍手でも充分代用が可能です。その際は、手のひらに滑り止めがついたタイプを選びましょう。
②足首を守る靴
0010106
傾斜がある分、足をくじいたり捻ったりするリスクに備えられる靴を選ぶと安心です。パラグライダー体験には走る動作が欠かせません。タンデムフライトの離着陸時や、浮遊体験では緩やかな斜面を走り回ることになります。くるぶしまであるトレッキングシューズが理想的ですが、ハイカットスニーカーでも代用が可能です。もし履き慣れたスニーカーで臨む場合は、靴の裏が擦り減っていないものを選ぶことをおすすめします。
③肌を守る日焼け防止グッズ
Wild Scene フェイスカバー
体験中は屋外で過ごすことになります。地上はもちろん、タンデムフライトで高所を飛行する際の紫外線対策も忘れずしておきましょう。服のフードも日よけに使えますが、日焼け止めクリームや帽子をはじめしっかり対策をしたい方にはフェイスマスクもおすすめです。秋冬のタンデムフライト体験中は特に、上空で受ける風は非常に冷たくなります。顔まで覆える長めのネックウォーマーは、首以外の防寒にも便利です。
まとめ
パラグライダー体験に着ていく服装はイメージできましたか?風を気持ちよく感じられるか、辛いものになるかはどんな格好をして臨むかで変わります。まずは手持ちの服のラインナップを確認することから始めましょう。既に持っているジーパンやウインドブレーカーなどで、コーディネートしてみてくださいね。
パラグライダーの飛び方を予習したい方はこちらもチェック!
この記事では服装のポイントをご紹介しましたが、事前に飛び方の基本を押さえておくことで、より安心してパラグライダー体験を楽しむことができます。当日までにイメージトレーニングをして、最高の体験にしましょう!
パラグライダーとは?飛行や離陸などの飛び方の基本と日本で飛べる場所を解説!
パラグライダーにチャレンジしてみませんか?鳥のように大空を滑空する楽しい体験は忘れられない想い出になります。本記事では、パラグライダーの基本...