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アロマオイルが虫除けに効果的!その理由やおすすめの自作レシピをご紹介!

アロマの香りは蚊除け虫除けに効果があるとご存知ですか?自作蚊除けスプレーの作り方は1種類ではありません。今回は1つのエッセンシャルオイルで作る簡単なものから複数組み合わせた自作虫除けアロマスプレーのレシピと虫除けジェルやキャンドルレシピもご紹介しましょう。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

アロマでおすすめ!蚊除けスプレーレシピ紹介

アロマとは植物から精製された精油(エッセンシャルオイル)のことで、香りを楽しむものですがその香りの中には虫が嫌がるにおいを持つものもあり虫除けスプレーを買わなくてもアロマと簡単に手に入るエタノールなどの材料で薄めて自作することが可能です。エッセンシャルオイルから作る虫除けのよいところは濃さや香りのブレンドなどいろいろアレンジできること。今日はそんなアロマの虫の忌避グッズの作り方をご紹介していきます。

エッセンシャルオイルの虫除け効果

エッセンシャルオイルとは

まずは自作虫除けアイテムに使用するエッセンシャルオイルとは?からご説明します。ひとことでいうとこれは植物から取れる油。植物の花や根などに多く香り成分が蓄えられているためそれらを使って水蒸気や熱などにより蒸留して抽出されています。

エッセンシャルオイルは虫が嫌う香りもある

Photo by coniferconifer

エッセンシャルオイルの特徴として揮発性がある・香りにより現れる効果が違うということがあげられます。料理に使われるものからヒーリング効果・殺菌・虫が寄り付かなくなるなどさまざま。その中でも特に虫が嫌うアロマを使って作るのが今回の自作虫除けアイテムの数々です。

忌避効果で虫を殺傷しない

エッセンシャルオイルの良さは虫を殺すほどの効果はないということでしょう。そのため専門家ではない一般の人たちでも入手が可能で自分で他のオイルと合成したりよい香りのキャンドルづくりなどに使えます。

アロマの蚊除けは敏感肌に使えるのか

エッセンシャルオイルの種類による

虫が嫌うようなものは直接肌に付けられるのか心配な方もいるでしょう。エッセンシャルオイルの中には一部刺激が強くて肌がピリピリするようなものもありますが、濃さを調節したり別のアロマを使うことで人には無害な安心して使える虫除けになるのでおすすめ!

使えるアロマと考慮したいアロマ

虫が嫌う香りで人にとっては不快に感じないものの代表的なアロマにレモングラスやレモンバームという柑橘系の香りがあります。これらは多くの人にとって爽やかに感じるにおいで肌にも安心。スプレーとして肌に直接噴霧するならアレルギーが出やすいキク科植物・ピリピリという刺激があるミント系を使うときは考慮が必要となるでしょう。

アロマで自作虫除けスプレーの作り方1.基本

それでは早速自作の虫除けアロマスプレーの基本となるようなポピュラーで簡単に作れるレシピから見ていきましょう。日本でも昔からお菓子作りの材料にも使われるとある植物から作るので人体には安心なものとなっています。

ハッカ油を使った簡単虫除けスプレー

簡単に手に入りやすいアロマといえばハッカ油があります。ドラッグストアや通販などでも購入可能。さらに嬉しいことに消臭や抗菌・気分を爽やかにしてくれるといういろいろな効果が期待できるのですから、すぐに試してみたくなった方もいるのではないでしょうか。

ハッカ油の蚊除けスプレーレシピ

用意するのはハッカ油・消毒用エタノール・精製水または軟水のミネラルウォーターにスプレー容器(ガラス製かスプレー専門容器がおすすめ)です。溶かす手順は大切でまずはエタノール10mlに対しアロマを10滴目安で合わせ、そのあとに水で薄めますがエタノールと水の割合を2:8くらいを目安にして作りましょう。だいたいの目分量でも問題ありません。

アロマで自作虫除けスプレーの作り方2.シトロネラ

シトロネラを使った蚊除け

ハーブの中には虫が嫌う香りを出すものは以外とたくさん種類があります。ハッカ油があまりお好みでない方はシトロネラというエッセンシャルオイルを使った作り方はいかがでしょうか。混ぜ方などは先程の基本のものとそれほど大きな違いはなくオイルが変わるだけなのでとても簡単でおすすめ。


シトロネラの蚊除けスプレーレシピ

材料はアロマオイルと精製水・無水エタノール・遮光性のスプレーボトル・ビーカーとガラス棒で混ぜています。シトロネラの場合は10mlあたりの適切な量は2滴程度。ハッカ油と違うので入れすぎないよう注意してください。これは肌への考慮ですので網戸用などの場合はもう少し多くすることも可能です。こちらもエタノールから入れていくことで混ざりやすくなるでしょう。

アロマで自作虫除けスプレーの作り方3.敏感肌

赤ちゃんOKなエッセンシャルオイル使用蚊除け

忌避効果のあるアロマは本当に多くて人によっておすすめの配合やブレンドも変わってきます。効果だけでなく香りや肌に対する刺激に気をつけたい人におすすめなのがレモン系の種類を使ったブレンド虫除け。それぞれのおすすめの配合割合もご紹介しましょう。

レモン系アロマの蚊除けスプレーレシピ

Photo byRitaE

ここでもエタノールとアロマを混ぜたものを精製水で薄めてスプレーします。この作り方で重要なのは入れるアロマの配合。レモングラスとレモンユーカリ、それに少しのラベンダーオイルを加えましょう。それぞれ5:5:2滴の割合となります(全体量35mlあたり)。ハッカ油よりも刺激が少ないので赤ちゃんや敏感肌の方でも使いやすいレシピとなっています。

アロマで自作虫除けスプレーの作り方4.サラダ油

サラダ油でも虫よけ効果スプレーが作れる

もっと簡単に家にあるような材料でアロマスプレーが作れる作り方も知っていると便利です。サラダオイルなので直接肌にかけるのはベタベタしたり油臭さが不快という理由で使うことは難しいですが、手軽に安く作れることから無水エタノールが手に入らない時の策として覚えておくと良いでしょう。キャンプや釣りなどアウトドアでの付近の虫除け散布には効果的でしょう。

サラダ油で混ぜる蚊除けスプレーレシピ

使うのはドラッグストアなどで手軽に購入できるハッカ油と普通の料理用のサラダ油、それと噴霧器です。動画では1リットルと大量に作っていますがハッカ油との割合計算すれば少量作ることも可能。作り方は噴霧器にサラダオイルを7分目くらいまで入れてアロマを30ml加えます。蓋をしめてよく振ったり残りの油も加えて混ぜ完成です。

アロマで自作虫除けスプレーの作り方5.屋外向け

アウトドアで使えるアロマの種類

登山を楽しんでいる動画主さんが着替えの臭いを押さえたり屋外の虫除けとして使っているアロマスプレーレシピを紹介してくれています。アウトドアでは普段家で生活している時のようにこまめな洗濯ができないときに除菌で臭いを押さえ、さらに登山中に虫に刺されないよう防御しているというわけです。市販のものは高いので自分で作るとコスパもよくたくさん使えて便利ですよ。

材料

今回材料や工程が長くなりますのでまずは材料からご説明しましょう。アロマオイルはハッカ油・ティートゥリー・ユーカリ・ラベンダーと4種類を用意します。無水エタノール・ミネラルウォーター・スプレーボトル・ハッカ油を測る用のスポイトも用意してください。

除菌効果のあるアロマスプレー作りから

次にベースとなる除菌スプレーですが、エタノール5mlの中にハッカ油5滴ティートゥリー5滴ユーカリ5滴。ここまでで軽く混ぜ合わせ水で薄めましょう。全体で200mlになるようにしてください。ここまでで除菌スプレーとして登山グッズなどに噴霧して使用しているそうです。

屋外で効果的な蚊除けスプレーレシピ

そらにその液に虫に対する効果をアップさせましょう。小分けした手作り除菌スプレーにユーカリ5-6滴ラベンダー5滴をさらに加えてシェイクすると虫よけ効果と虫刺され後の患部の鎮静に効果の高いアロマスプレーとなるでしょう。

アロマで自作虫除けスプレーの作り方6.制汗剤

無水エタノールがなくても作れる香りのスプレー

こまめに虫除けスプレーを作る方なら無水エタノールや精製水を用意した方がコストは安く仕上がるでしょうが、1-2回使いたいというなら余ったものは無駄といえますね。その代わりに市販のデオドラントスプレーを使えば使うのにちょうどよい量が無駄なく作れておすすめ。


既存のスプレーにプラスする蚊除けスプレーレシピ

材料はハッカ油・デオドラントスプレーの2つだけ。用意した市販のデオドラントスプレーに元々ミント系の香りが含まれていたため、少なめの8滴入れてまぜます。通常は100mlに対して虫除けであれば10滴が必要です。混ぜるものが1種類で別途スプレーボトルを用意する必要もなくとても簡単なので是非試してください。

おすすめ!自作虫除けアロマキャンドルの作り方

ここまでは液体にエッセンシャルオイルを混ぜてスプレーとして使用する種類の虫除けの作り方でしたが、スプレーの少し面倒なところでもある効果の持続性を改善するには手間は少しかかりますがキャンドルやジェルといったものの方が使い勝手が良い場合もあるでしょう。

良い香りも楽しめて蚊除けができるキャンドル

柑橘系のエッセンシャルオイルの種類のひとつであるシトロネラは良い香りでしかも虫よけ効果があります。それを使った自作アロマキャンドルを作ってみましょう。キャンプなどアウトドアでおしゃれに蚊除けができますよ。

材料

用意するものはエッセンシャルオイル(シトロネラ)・白いろうそく・クレヨン・容器・温度計・割り箸2膳分・不要なアルミ缶です。用意するろうそくは仏壇用のシンプルなものでOKです。芯も使いますので捨てないようにしてくださいね。

蚊除けキャンドルレシピ

空き缶にろうそくを折って入れ、湯煎で溶かしてください。温度計で湯温を図り60度くらいが適温です。溶かしながら削ったクレヨンで色付けも同時におこないます。そこにシトロネラを加え蚊除け効果を付け別容器にわりばしで芯を固定したところに流し入れ固めて完成。

おすすめ!自作虫除けアロマジェルの作り方

効果長持ちなアロマジェルを作る

スプレーは手軽にドラッグストアで手に入るもので作れる反面、アロマオイルの揮発性が高いので効果持続時間が短くてこまめに塗りなおしが必要になります。もう少し長時間効果が続くものが欲しいならジェルに虫除けアロマを混ぜて肌に塗るのがおすすめ。ジェル基材というものが通販などで手に入るのでそれを利用して作ります。

材料

虫除けジェルを自作するのに使うものはレモンユーカリ・ゼラニウム・シトロネラジャワの4種類のエッセンシャルオイル。ジェル基材とハーブウォーターまたは精製水それに作ったジェルを入れる容器です。スプレーよりも虫除けの効果が持続するでしょう。

蚊除けジェルレシピ

ユーカリレモン20滴ゼラニウムとシトロネラジャワをそれぞれ10滴ずつを混ぜジェル基材10ml加えてよーく混ぜましょう。混ざりにくいので時間がかかっても良いのでしっかりと混ぜてください。混ざったらハーブウォーター10mlをさらに加えて撹拌したら完成です。

エッセンシャルオイルを使わない虫除けスプレー

アロマオイルは高いと感じたり自宅で使っているハーブで代用したいという方におすすめなのがハーブ液を作って虫除けスプレーを作る方法です。

エッセンシャルオイル不要なハーブ液

何よりもこの作り方が良いのは低コストでできること。ここでは生のペパーミントの葉で作っています。材料らしい材料はこのくらい。自宅でハーブ栽培をしている人ならすぐお金をかけずに作れますのでとても経済的ですね。ハーブはこの他ラベンダーやローズマリー・マリーゴールドにも虫除け効果があるので同様の作り方で作ってみてください。

ハーブ液の作り方レシピ

作り方は生ハーブを適量きれいに洗ってボウルなどにたくさん入れます。そこにタオルをかけて上から熱湯を500ml程度注ぎ冷めるまで待つだけ。効果があまり感じられなかったらハーブの量を増やすか、煮出す方法で作ってみてください。

自作蚊除けアロマスプレーの保存注意点

自作蚊除けのおすすめ保存方法


Photo byClker-Free-Vector-Images

自分で作ったアロマスプレーは保存料など入っていませんので、どんな種類でも冷蔵庫保存がおすすめ。それでも2-3日うちには使い切れる量にしてください。基本的に作り置きはできないと思った方が良いです。

使用するスプレーボトルはガラス製を

アロマオイルやエタノールなどが入っていますので、プラスチック製のスプレーボトルが溶けて成分がアロマ液に混入してしまうおそれがあります。一番安心できるのはガラス製のアトマイザーなど。プラスチックでもアロマオイル用と明記されたものであれば溶けないような素材となっていますのでおすすめです。

実は昔からある?アロマの虫除けグッズ

最後になりますが昔から市販されているアロマの虫除けグッズもご紹介しましょう。みんなご存知のものも、意外なアイテムもあるのではないでしょうか。アロマは最近のものと感じている方もいるかも知れませんが、昔から虫除けとして使われてきた歴史に裏付けされた効果を期待できるアイテムだったのですね。

蚊取り線香

植物のエッセンスを利用した虫よけといえば蚊取り線香があります。除虫菊を使って作られています。長期保存でき、長い時間効果が長持ちするように線香という形をとっていますので火気が使用できないところでは使えないというデメリットがありますが、その効果は多くの方が体験済みでしょう。

蚊除け香

虫を寄せ付けなくするのは煙でなくても香りだけで十分だということがわかったので、虫が嫌がる香りを練り込んだお香も売られています。お香ですのでスプレーなどの液体と違ってかなり長い時間効果が続きます。小袋に入れて持ち歩いたり、小皿に入れて机の上に置いたりして周りに虫を寄せ付けません。

お香で掛け軸の防虫もしていた?

虫除けのお香は蚊だけでなく衣類や紙を食べに来る虫にも効果があるそうです。虫除けお香は掛け軸と一緒に保存して防虫するという使い方もされます。その応用として現代であれば、虫よけ効果のあるラベンダーなどのアロマポプリをタンスの引き出しに入れたりなどアレンジできるのではないでしょうか。

まとめ

アロマは虫除け効果も抜群

虫除けスプレーは市販のものもたくさんありますが、肌に刺激があったり香りが好きではなかったり化学成分で心配などというそれぞれの気になることがあるでしょう。手作りの天然素材を使って作るスプレーなどならある程度で自分に合うように調整も可能です。ご紹介したレシピの中で気になる作り方やアイテムがあったら試してみてはいかがですか。

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