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ペンタスの花言葉の由来は星?英語の名前や誕生花など気になる知識をまとめてご紹介!

ペンタスという花をご存知ですか、太陽が大好きな、真夏に咲く可愛い花ですが、花の形は夜空に輝くお星さまの形をしています。そしてペンタスの名前もお星さまに関係があります。花言葉も気になりませんか、そんなペンタスの花言葉の由来や知りたい事すべてをご紹介致します。
2020年8月28日
kureko
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ペンタスの花について

ペンタスは熱帯アフリカ東部からアラビア半島にかけて自生する非耐寒性(寒さに弱い)多年草です。小さな星形が特徴で、30~40輪まとまって傘状に咲きます。華やかで可愛らしい花ですが、原産地が熱帯地方という事で真夏の暑さにも強く春から秋口までの長い期間咲き続けます。同じアカネ科の種類に「サンタンカ」という植物がありますが、その花によく似ている由来から樹木のサンタンカに対してペンタスの別名を「クササンタンカ」と呼んでいます。草丈は30㎝から100㎝以上で開花の季節は5月~10月です。

ペンタスの改良種

ペンタスは異なる品種どうしを交配させたF1品種で、生長が早く品質が揃い病害虫に強い種から育てられた種類や、種からではなく根や茎や葉などから無性生殖で繁殖させた「栄養系品種」などたくさんの改良種を市場に流通させていて現在ではガーデニングには欠かせない存在になっています。

基本情報

植物名:ペンタス

学名:Pentas lanceolata

英名:Star cluster

和名:クササンタンカ

科名:アカネ科

属名:ペンタス属

原産地:熱帯アフリカ東部からアラビア半島

ペンタスの花言葉:花の特徴

ペンタスは熱帯原産なので暑ければ暑いほど元気で、直射日光の当たる場所でもすくすく育つという特徴があります。低い矮性種や高性種があるので鉢花や花壇、寄せ植えで楽しむことが出来るのも特徴の1つです。非耐寒性多年草なので寒さには弱いのですが枯らさなければ毎年花を付けます。

特徴1.星の形と多彩な色

またペンタスの花の特徴は小さな星形をしていることです。直径1㎝ほどの可愛らしい花が30〜40輪集まって傘のような形に咲きます。花の色は赤色や白色、桃色のほかにパープルや、紫紅色、紅色など多彩な色合いがありますが、熱帯特有の派手な感じはありません。

特徴2.葉について

葉にも特徴があり先がとがった楕円形をしていて、葉脈がはっきりと目立ちます。葉色は濃い緑色で、原種を改良交配して作った、葉に斑が入った園芸品種などもあります。

特徴3.開花の季節が長い

開花時期が長いのもペンタスの特徴の1つです。開花の季節は5月〜10月末頃までと長く、特に夏に強く、元気に咲きますので花壇や鉢植えに最適です。一定以上の気温を保つことが出来れば冬を越して毎年開花する特徴があります。

ペンタスの花言葉:花の種類①大輪

ペンタスは矮性や高性の種類、種が採れるものや栄養系の種類など多彩な種類があり変化に富んでいます。その中で大輪を咲かす種類は次の2種類です。

グラフィティー

タネから育てるF1(一代交配品種)品種です。大輪で、枝分かれがよいため鉢植えや寄せ植えに適した矮性の種類です。花色は「グラフィティーレッド」や、「グラフィティーホワイト」、そしてこれまでのペンタスには無かった青色に近い「オーシャン・ブルー」などがあります。

ペンタス バタフライ


これもF1(ペレット種子)品種で、これまで市場に出回っているF1タイプの中でも特に株張りが旺盛で、存在感があり花壇映えする品種です。バタフライの名前の由来は花にハミングバード(ハチドリ)や蝶が集まってくることにちなんでいます。市販されているのはペレット種子のみで、ペレット種子の意味は小さな種を蒔きやすいように発芽に影響しない物質でコーティングしたものということです。花色は、ブラッシュ、ディープピンク、ディープローズ、ラベンダーシェード、ライトラベンダー、ピンク、レッド、ホワイトなど。

ペンタスの花言葉:花の種類②小花

ペンタス・ニュールック

ペンタス・ニュールックは星形の小花が可愛らしく、耐暑性に優れ、晩秋まで長く咲き続ける矮性のF1(ペレット種子)品種です。草丈20~25cmの矮性で枝分かれが良い種類です。植木鉢やプランターはもちろん、ハンギングバスケットなどを利用するのも素敵です。他の植物との寄せ植えにもむいています。

八重咲きペンタスのライカピンク

可憐な八重咲きで、愛らしい星型の小花をたくさん咲かせますのでボリュームがあり、ゴージャスです。暑いひなたでも元気なので夏の鉢植えや花壇に適しています。花色はローズやピンク、白、パープルなどがあります。

ペンタスの花言葉:花の種類③高性や栄養系

高性ペンタスのパニックタワー

高性のペンタスが少ない中で、夏に強く草姿がスラリとして美しい品種がパニックタワーです。花色も発色が良くはっきりしています。特徴の背の高さを利用して寄せ植えの中央やガーデンでの後方などに配置するのもおすすめです。また切り花として花瓶に飾っても楽しめます。

スタークラスター

スタークラスターは栄養系のペンタスです。栄養系とは種子ではなく、挿し木や挿し葉、球根などで増やしたものをいいます。この品種は従来のペンタスより花房が大きくボリューム感があり、見ごたえがあります。葉の色も濃いグリーンで花色と調和しています。花色はローズ、ピンク、白などです。

ペンタスの花言葉:名前の由来は星?

名前の由来は星

可憐な花を咲かせるペンタス。暑さに強く夏のガーデニングにはぴったりの花ですが、ペンタスという名前も星に由来しています。ペンタスの花は花びらが5枚あり花姿は五芒星(ごぼうせい)の形をしています。五芒星とは5つの角がある星という意味で、英語の名前はpentagram(ペンタグラム)といい、ペンテが入っています。またギリシア語のPente(ペンテ)は数詞5を表す接頭語の意味を持ちますが、この5(Pente)」も花の名前の由来となっています。

五芒星の深い意味

五芒星の歴史は古く、紀元前3000年からある世界的に有名な魔除けの印です。日本へは大陸との交流によって伝わり、災いを払うという由来があり魔除けとして奈良時代から儀式の中などで使われていました。また五芒星は一筆書きができ、線が途切れていない事、すぐに描くことができることなどの意味から、急いで悪を閉じ込めることが出来る優れた方法であり、世界共通で古代から現代まで魔除けの基本になっています。

ペンタスの花言葉:和名や英名の由来は?

和名の由来は

ペンタスには和名で「クササンタンカ(草山丹花)」という名前があります。同じアカネ科にサンタンカ(山丹花)という樹木の植物がありますが、どちらも花姿がよく似ているという意味で樹木のサンタンカに対してペンタスはクササンタンカという名前で呼ばれています。


英語の由来は

ペンタスの英語の名前Star clusterは星の形をした花が集まって咲いているという意味から星の集団というイメージがあり、それがペンタスの花の英語名の由来となっています。また先述のように五芒星を英語の名前でpentagram(ペンタグラム)といいますが、星には5つの角があるという意味で英語でのfive-pointed star(ファイブ・ポインテッド・スター)という名前もあります。

ペンタスの花言葉:花言葉の由来も星?

ペンタスの花言葉は、「希望がかなう」、「願い事」、「誠実」、「博愛」、「あざやかな行動」などがあります。「希望がかなう」や「願い事」は流れ星に急いで願いをかけるイメージそのものです。また真夏の暑さにめげずに咲く純白のペンタスの姿からは「誠実」や「博愛」の精神を感じ取ることが出来ます。「あざやかな行動」は赤いペンタスの花言葉ですがまさにピッタリのイメージですね。大切な人に伝えたい花言葉があればその花言葉にあった花色のペンタスを、カードにその意味を添えて贈ってみてはいかがでしょう。きっと気持ちが伝わるはずです。

ペンタスの花言葉:誕生花の意味

誕生花の意味は、誕生した月日にちなむ花ということです。そしてペンタスは6月26日、9月16日、11月5日の誕生花です。ところで誕生花の歴史はギリシア神話の時代にさかのぼります。その時代「自然界のすべての物に神が宿る」と信じられていて、植物にも不思議な力が宿り、それは神からのメッセージと考えられていました。そして誕生花は神様が定めた運命の花であり、この日に生まれてきた事にも深い意味があるのではないかと考えられるようになりました。

誕生花が6月26日の人

Photo by NakaoSodanshitsu

誕生花が6月26日人は目標に向かってひたすら努力する人です。たとえ大変な道のりでも真正面から取り組みます。天性の勘の良さのようなものが備わっていますから、判断に迷ったときは自分が信じる道を選ぶことが成功のカギとなるでしょう。

誕生花が9月16日の人

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

誕生花が9月16日の人はコミュニケーション能力が高く、知的でユーモアがあり人を魅了します。人望を得たい欲求があり評価される場面ではきちんとやり遂げるので努力に見合った評価をもらうことができます。

誕生花が11月5日の人

Photo by motoshi ohmori

誕生花が11月5日の人は、表向きは静かに見えますが、内に情熱を秘めていて仕事も積極的に取り組み、プロジェクトのリーダーとして重要な仕事も地道に丁寧に続け、周囲の信頼を得ることが出来ます。上司の受けもよく、責任あるポジションで仕事に生きがいを見出していきます。

ペンタスの花言葉:サンタンカについて

サンタンカは同じアカネ科の草木で、花姿がペンタスによく似ている熱帯性の常緑樹です。花の大きさもほぼ一緒です。花びらはペンタスの5枚に対してサンタンカは4枚ですが、サンタンカの中でコッキネアという種類は花弁が尖って花は十字形をしているので星をイメージさせる品種です。サンタンカの花色は赤が一般的ですがオレンジや黄色、白やピンクなどもあります。和名は山丹花、英語の名前は  Chinese ixora(シネンシス・イクソラ)です。

花の季節もペンタスと同じ

サンタンカの花期は5月~10月。丈夫で花期が長い事もペンタスと似ています。花の季節になると直径5~10㎝程度の半球状に小さな花をたくさん咲かせ、鉢植えとしても人気があります。熱帯地域では庭木としても親しまれていて沖縄では、サンダンカと呼ばれ、沖縄三大名花のひとつとして親しまれていますし、ハワイでもよく生垣に使われています。熱帯植物のため耐寒性に弱いのもペンタスと似ています。

ペンタスの花言葉:どんな季節でも楽しもう 

小さな星形の花姿が可憐なペンタスは見る人の心をとりこにしてしまいます。春、夏、秋と長い季節咲き続け、暑さに強く、夏の寄せ植えには必要不可欠な花ですが、実は多年草で、冬越しもできるんです。季節を問わずペンタスを1年中咲かせるためにはどうしたらいいでしょう。栽培のポイントなどを見ていきましょう。

ペンタス栽培の4つのポイント


1つ目のポイント、熱帯原産のペンタスは太陽が大好きで、夏でも日よけなど必要ありませんので日当たりのよい場所で育てて下さい。2つ目は開花時期が長いので長期間元気に花を咲かすためには肥料を欠かさないようにします。3つ目は、じめじめした環境が苦手です。過湿、蒸れに充分注意してください。4つ目は寒さには弱いので冬の季節は室内に入れて育てます。以上の点に注意すればどんな季節でもペンタスを楽しむことが出来ます。次の章からはもう少し詳しくお話していきます。

ペンタスの花言葉:日当たりと水の与え方

日当たりについて

ペンタスが夏の暑さに強いことはこれまでもお話してきましたが、むしろ、日が当たらない場所で育てていると、花つきが悪くなったり、茎が間延びしたりしてしまいます。直射日光にあたっても、水やりをきちんとしていれば花を咲かせるので、それほど心配する必要はありません、しかし蒸れには弱いので風通しの良い場所で育てる事も大切なポイントになります。

水のやり過ぎに注意する

Photo by sorarium

ペンタスは過湿状態に弱く、根ぐされをおこしやすい植物なので気温が上がらず、土が乾いていないときは水やりを控えます。夏場は、土が乾いてからたっぷりと水を与えるようにし、水のやり過ぎには注意しましょう。庭植えにした場合は、根づいてしまえば水やりの心配はほとんどなく、日照りが何日も続く場合に午前か午後に1度たっぷりと水を与えるようにします。

ペンタスの花言葉:肥料の与え方

ペンタスは季節を通して絶え間なく花を咲かせますので活力の補給のためには肥料が欠かせません。特に開花時期の春から秋にかけては充分な肥料が必要となりますので月に2回程度液体肥料を水やり代わりに与えて下さい。開花時期に肥料が途切れると花付きが悪くなりますので注意が必要です。固形肥なら、窒素、リン酸、カリが同じ量の肥料を置き肥します。逆に真夏の暑い季節は肥料をたくさん与えると株を傷め、立ち枯れになる場合がありますので注意が必要です。また冬も肥料を与えなくても大丈夫です。

ペンタスの花言葉:冬越し

熱帯性の植物であるペンタスは暑い夏には元気に育ちますが冬の寒さは苦手で耐寒温度は5度か6度です。しかし暖地では戸外で越冬できますし、寒冷地でも屋内で管理すれば越冬も十分可能です。5月~10月が開花の季節ですが、その時期にたっぷり肥料を与え、開花がいったん落ち着く梅雨の季節や、夏前に切り戻しをすると枝が増えますので、花の開花時期を延ばすことができます。日当たりのよい室内で乾燥気味に育てれば、冬でも開花が期待できます。

越冬を成功させるポイント

ペンタスの越冬を成功させるには、第一に耐寒温度の5度以下にならないように気を付ける事です。また冬は水の蒸発が鈍い上に、ペンタスも冬は生育が止まり水を吸い上げる力が鈍くなっているので、水やりは控えめにします。同時に肥料も生育が止まっているペンタスには不要です。室内の日の当たる窓辺などで管理しますが、窓際は夜は温度が下がるので室内の中心へ移動させると良いでしょう。冬越しできたペンタスは、枝を半分ほどに切り詰めて形よい草姿にしておきましょう。

まとめ

最後に病害虫についてふれておきますと、ペンタスは前述のように蒸れに弱く、湿った土を嫌いますので風通しが悪く過湿にしていると「灰色かび病」や「立ち枯れ病」にかかりやすくなりますので、風通しのよい場所で、水の与え過ぎに注意して管理してください。害虫はつきにくい植物ですが、枝が込みあっていたり、日光不足などで元気がない時にカイガラムシがつくことがありますので、ペンタスの好きな「日当たりと風通しの良い場所」で管理する事が一番の予防法になります。