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ミノーで釣る!!ベイトフィッシュを偏食するトラウトを狙い撃ち

木下進二朗

ミノーで釣る!!ベイトフィッシュを偏食するトラウトを狙い撃ち

木下進二朗

本来、水生昆虫や羽虫を主食とするトラウトもワカサギの接岸やアユの遡上する季節にはベイトフィッシュを偏食する傾向にあります。そんな、ベイトフィッシュを偏食するトラウトに有効なミノーの選び方と使い分けを解説してみようと思います。



トラウトがベイトフィッシュを偏食する!?

トラウトフィッシングというと蛍光色の太いラインを前後に振って毛バリを飛ばすフライフィッシングをイメージする方も多いのではないでしょうか?

このフライフィッシングでは、動物の毛や羽をハリに巻き付けた「フライ」でトラウトを釣るわけですが、オモリを使わずに糸の重さで毛バリをキャストする特殊な釣りでもあります。

これはトラウトの主食である「虫」をイミテートしたフライで食性に訴える理に適った釣りでもあのです。

一方で今回紹介するのはミノーを使ったルアーフィッシング。虫では無く「小魚」を模したルアーでトラウトを狙う釣りです。

何故、虫を主食とするトラウトが小魚を襲うのか?小魚を偏食する理由と時期を覚えておきましょう。
 

トラウトがミノーを襲う理由

湖では春、ワカサギが産卵の為浅瀬に接岸します。産卵後のワカサギは体力を使い切り、素早く逃げる事が出来ません。その為トラウトの格好のベイトとなるのです。

さらに河川では、5月に入った頃からアユの遡上や放流が始まります。この時期のアユはサイズも6~7㎝程度で食べやすいサイズなのです。また、放流アユは天然物に比べて遊泳能力に劣る為、トラウトからしてみれば狙い易いベイトなのであります。

この様に小魚が豊富な時期は普段は虫を食べているトラウトも、より食いでのある餌を求めてベイトフィッシュを好んで捕食する傾向にあるのです。



大型のトラウトで有れば自分より小さな小魚を捕食するのは容易いでしょう。虫よりもボリュームのある小魚を食べた方が体力の消耗を抑えつつ、お腹が一杯になるという自然界を生き抜く知恵を備えているのです。

ですが、渓流域では手のひらに乗る程の小さなトラウトでも果敢にミノーに食らい付いて来る事もあります。これにはどの様な事が考えられるでしょうか?
 

トラウトはリアクションバイトという、本能的に流下物を咥えたり、縄張りに侵入した相手に攻撃する習性があります。この習性を利用して縄張りに侵入する魚にルアーを見立ててバイトを狙います。

リアクションバイトを誘発させる為に必要な要素は、「フラッシング」、「平打ち」と呼ばれるルアーが光を反射するアクションと、「ダート」と呼ばれるルアーが左右にイレギュラーな動きをする事が効果的です。
 

トラウトフィッシングに有効なミノータイプ



前述のフラッシングやダートアクションを発生させ易いのがミノープラグ。ですが、ひとことでミノーと言ってもサイズ、ウェイト、アクションなど種類を細分化するとかなりの数になるので、初心者には何を選んで良いか迷ってしまいます。

ここでは、渓流のトラウトフィッシングで最も多用される5㎝台のシンキングミノーのに限定してその選び方と使い分けを簡単に紹介させて頂きます。

おすすめ平打ち系ミノー:メテオーラ52

平内系ミノーは薄型でボディ側面が平面な為、光を反射する面積が多くフラッシングでのリアクションバイトを誘発させる事が得意なミノーになります。

2020年にJackson社から発売されたメテオーラ52は発売間も無く多くのトラウトを魅了しており、昨今のトラウトフィッシングシーンで最もベーシックで実績のあるモデルで、平打ち系ミノーで1つ選ぶなら見逃せないモデルになります。

おすすめスライド・ダート系ミノー:トラウトチューン

トラウト達はフラッシングの他に、スライドやダートという左右上下に素早く不規則に動くモノにも好奇心を抱きます。発売から10年以上が経つ信頼と実績のJacksonトラウトチューンの様な、ウェイト配置やリップ形状で不規則な動きを出し易くしたモデルがおおすすめです。
 

おすすめロール主体アクション系ミノー:奏45

ロールアクションとは、ミノーのラインアイとリアアイを軸として左右にボディを倒す動きをいいます。横方向からスイムアクションを見ると背面、側面、底面と視覚に訴える色調変化で誘いが出来ます。

中でもミディアムロングリップで流れの中のリトリーブでも浮き上がりを抑えたJacksonの奏45がお勧めでしょう。


 

ウォブリング主体アクション系ミノー:アーティストFR70&FR55

ウォブリングとは、ルアーが頭とテールを左右に振る動きを言います。基本的にミノープラグはロールを強め、ウォブリングを控えたアクション設計が主流。

波動が強くアピール力が強い為トラウトルアーでは謙遜されがちですが、アップストリームでの釣りではその強い波動が流れの中でもアピール力をスポイルされる事が無い為、トラウトの闘争本能を刺激します。

そんなウォブリング主体のミノーの中でも、高速リトリーブや激しいロッドアクションでもレンジキープしつつ、強いインパクトを与えるJackson社のアーティストFR70とFR55がおすすめです。

トラウトフィッシングにおけるシンキングミノーの使い分け

この様に多種多様なシンキングミノー。サイズ、ウェイト、カラー、アクション、と分類すると多くのタイプが存在します。ひとつのお気に入りで通すのもありですが、その場の状況に合った物を選ぶ事でより快適に、そしてより多くのバイトが得られるのです。

中間的なサイズである55㎜のアーティストFR55。その日の状況を掴む為のパイロットルアーにお勧め。

サイズ

渓流では基本的に50㎜が軸になります。これはアピール力と食性のバランスのとれたサイズ感である為。

河川の水量や、プレッシャー、トラウトの捕食しているベイトに近いサイズにサイズを変更する事でより反応を得られ易くなるはずです。

 

渇水気味の本流。本流では70㎜台のミノーが活躍するがこの日は50㎜にサイズダウンしアピールを抑えた誘いが功を奏した。

ウェイト

シンキングミノーのウェイトはおおよそ3.0g~7.0gになります。ウェイトは飛距離に直結する為、規模の大きい川では重たいものを、小さな川では軽いものを選ぶと良いでしょう。

また、深いポイントでは沈める事も重要。ミノーには同じボディサイズに異なったウェイトを搭載したモデルが存在しますので、こういったミノーは深場のピンポイントを狙う時の心強い味方になるでしょう。

Jackson トラウトチューンはノーマルシンキングタイプが55㎜ 3.5g に対し、ヘビーウェイトタイプは55㎜ 6.0g と成り、同じサイズ感でより遠くにキャスト出来て、より早く沈める事も可能。
 

最後に

新型コロナウィルスの蔓延による外出の自粛要請が漸く緩和され始めました。しかし、残念な事に自粛期間中に人が居ない事を良い事に遊漁規則を無視した「密漁」が各地で報告されています。

私たちが遊ばせてもらっているフィールドは、自然河川とはいえ放流や植林といった人が手を加えて何とか生態径が維持出来る微妙なバランスで成り立っています。その事を理解した上で、遊漁券の購入やゴミの持ち帰りといった最低限のルールを守り、これからもずっと楽しく釣りを続けられる環境を私たち釣り人で築いていきましょう!!
 

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