オキシクリーン 1500g
クエン酸(無水)950g(食品添加物)
ウタマロクリーナー
重曹の激落ちくん 粉末タイプ 1kg
SUNDRY マイクロファイバーウエス
業務用使い捨て歯ブラシ 100本入り
加湿器はこまめなお手入れが必要
お肌トラブル予防、就寝時の喉のケア、エアコンで乾燥した空気のコントロールなど、加湿器は1年中活躍する便利アイテムです。そんな加湿器ですが、しっかりお手入れしてあげないと、ジワジワと嫌な臭いが発生してしまいます。
この記事では、加湿の臭いの原因と対処法、放っておくと危険なことまで気になる情報をまとめて紹介します。
お手入れ不足が問題な理由とは
お手入れが行き届いていなくても、加湿器は本来の仕事である「湿度を上げる」役割を果たしてくれるでしょう。しかし定期的なお手入れがされていない加湿器は、嫌な臭いだけでなく、空気中に細菌を放出してしまう結果になってしまいます。はじめのセクションでは、臭いの主な原因と体に悪影響を与えるトラブルについて確認していきましょう。
加湿器の臭いの原因①雑菌・カビ
加湿器の臭いの代表的な原因は雑菌やカビです。フィルターのお手入れ不足や、タンク内の水の交換頻度が少ないと、加湿器内部に不純物や微生物が増殖してカビや雑菌が増える結果に。そのまま運転スイッチをONすれば、カビを含んだ水分を部屋中に飛ばしてしまうので、カビが生える前に対策しておく必要がありますね。
カビより恐ろしい「レジオネラ菌」
加湿器のお掃除を怠っていると、カビだけでなくレジオネラ菌という細菌も発生するケースもあります。レジオネラ菌を一定量吸い込んでしまうと、38度以上の発熱、筋肉痛、肺炎など様々な症状を引き起こすと言われている恐ろしい細菌です。
熱を使わない超音波式の加湿器の場合、特に細菌が発生しやすいので注意が必要ですね。
加湿器の臭いの原因②タバコ
屋内で喫煙されている方は、副流煙に含まれるタールやアンモニアといった悪臭の元が、加湿器のフィルター内に付着することがあります。そのまま洗わないで使い続けることで、水蒸気が汚れたフィルターを通して、臭いがお部屋に拡散されてしまいます。1日数本でも、毎日吸われる方は注意が必要です。
タバコのヤニは中性洗剤ですぐ落ちる
ウタマロクリーナー
タバコ汚れの見た目は、タンクやフィルター全体が茶色く染まってしまい、見るからに掃除しにくいと思いがち。しかし食器洗い用の中性洗剤を使用すれば、たとえ数ヶ月放置していたヤニでさえも簡単に落とせます。
また、毎日のお手入れなら、洗剤なしの水洗いでも臭い・汚れを防止できるので、フィルター掃除はこまめに行っていきたいですね。
加湿器の臭いを放っておく危険①肌トラブル
カビ、雑菌、タバコ汚れを放っておくと、臭いだけでなく様々な肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。加湿器によって毛穴が広がった状態に、カビ菌が付くことで、ニキビや痒みといった症状が表れることも。特にアレルギーを持っている方や、もともと肌の抵抗力が弱い方は炎症などを起こしやすいのでご注意ください。
加湿器は顔や体から離して使おう
肌に潤いを与えて、外的ダメージから守る役割を担う加湿器ですが、やりすぎは禁物です。いつも加湿器をクリーンな状態にお手入れしていても、細菌はゼロにはなりません。なので肌に近づけすぎると、開いた毛穴から細菌が入り込みやすくなるので、部屋の中央かエアコンの吸入口付近に置いて、空気を循環させましょう。
加湿器の臭いを放っておく危険②体調不良
臭い(カビ)をそのままにしておくと、人によっては体調不良を引き起こすことがあります。軽い症状では、喉の痛みやつっかえ感、タン、胸の痛みなど。重いケースでは、喘息や肺炎といった病気に繋がると言われています。
加湿器の衛生問題で生じた症状は「加湿器病」と言われることもあり、臭いを長時間吸い込み続けてしまう前に改善が必要ですね。
小さな子供がいる家庭は要注意
小学生低学年未満のお子さんは、肺の大きさが小さく免疫力も強くないので、加湿器病やレジオネラ症(感染症)にかかりやすいと言えます。臭い対策はもちろんですが、背の低い子供が蒸気を沢山吸い込んでしまわないように、加湿器をテーブルの上に置くなどして対策していきましょう。
加湿器の臭いを取る対処法を紹介
ここまでは、加湿器の臭いの原因と放置の危険について紹介しました。体に良い影響を与えるはずの加湿器が、メンテナンス不足だと返って悪い影響をもたらしてしまうので、しっかり掃除していきたいですね。
ここからは、臭い・汚れを取る対処法を紹介していきます。掃除に必要なもの、お手入れ方法など細かく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
必要なものを紹介
重曹の激落ちくん 粉末タイプ 1kg
まずはクリーンアップに必要なものを揃えていきましょう。洗浄に必要なものは、重曹(なければワイドマジックリン)を用意してください。2つとも無い場合は記事の後半で代用品を紹介していますので参考にどうぞ。
掃除の工程に必要なものは、使わなくなった歯ブラシ、フィルターが入る大きさの桶(なければシンク・バスタブでOK)、乾いたウエス、以上が必要なものになりますので、ご準備お願いします!
加湿器の臭いの対処法①タンクのお手入れ
カビや雑菌が付きやすいタンクの中。特にタンクの蓋の裏など、水が付いたり乾いたりする頻度が高い場所は、酸素と水分のバランスが程よいためカビが付きやすいでしょう。そんなタンク掃除に必要なものは、重曹(なければワイドマジックリン)と乾いたウエスの2つ。とっても簡単なので試してみてください。
タンクに水を溜めて重曹を溶かし入れる
まずはタンクがいっぱいになるまで水を溜めてください。そこへ重曹を混ぜて溶かしたら蓋を閉めます。入れる量の目安は、4リットルのタンクには重曹大さじ一杯ほど、ワイドマジックリンならキャップ3~4杯。汚れがひどい場合は、量を増やして調整してください。
1時間以上つけ置き
重曹もしくはワイドマジックリンを溶かし入れたら、少なくとも1時間は放置しましょう。カビ菌を分解するまでの最低限必要な時間になります。また蓋裏のカビも除去したいので、30分ほどしたらタンクをひっくり返して、蓋の裏にも重曹水が行きわたるようにしてください。
ウエスで水分をふき取る
SUNDRY マイクロファイバーウエス
1時間漬け置きしたら、水道水で洗い流してください。カビなどの汚れが少ない場合は、この時点でタンクは綺麗になっているはずです。まだ黒いカビが点々としている場合は、歯ブラシで擦り洗いすればOK。
最後に一番大事なポイントになるのが、しっかりウエスで水分をふき取る作業です。そのまま本体に戻したら、再びカビが生えてしまうので注意してください。
加湿器の臭いの対処法②フィルターのお手入れ
酸素と水分が混ざって拡散するフィルターは、タンクの中よりも汚れが溜まりやすい所です。加湿器の水汚れだけでなく、タバコなどの外部からくる汚れも付着するので、普段から綺麗にしておく必要があるでしょう。
フィルター掃除に必要なものは、重曹(なければワイドマジックリン)、歯ブラシ、桶、ウエスの4点を用意してください。
桶に水を張って重曹とフィルターを入れる
桶いっぱいに水を張ったら、重曹とフィルターを入れてつけ置きします。量の目安はタンク掃除のときと同じでOK!バスタブを代用する場合、どうしても水の量が多くなってしまうので、重曹もしくはワイドマジックリンの量も多めに入れましょう。こちらもタンク同様に1時間以上つけ置きしておきます。
歯ブラシでゴシゴシ磨く
業務用使い捨て歯ブラシ 100本入り
タンクのときは異なり、フィルターにはカビ、雑菌、ヤニなど様々な汚れがこびりついています。よって、つけ置きだけでは落ちない汚れには、擦り洗いが必要になります。つけ置きが終わったあとに、水道水で洗い流しながら擦ると、汚れが落ちやすいでしょう。それでも落ちない場合は40度以上のお湯を使うと効果的。
乾拭きしてしっかり乾燥
磨き終わったら、必ずウエスで水分をふき取って乾燥させることを忘れないように。水分をしっかり乾かすことで、カビの再発を防いだりお掃除の回数を減らしたりと、お手入れが楽になるメリットを得れますので、乾燥は守っていきたいですね。
加湿器の臭い取りに使えるアイテムを紹介
ここまでの対処法では、重曹やワイドマジックリン使った掃除術をメインに解説してきましたが「ワイドマジックリンすら持ち合わせていない」という方のために、洗浄に使える代用品を紹介します。また各々の洗浄力の強さや使用上の注意点なども併せて解説しますので、どうぞご覧ください。
重曹やワイドマジックリンが効く理由とは
代用品を紹介する前に、なぜ重曹やワイドマジックリンをおすすめしたのか、その理由をお話します。加湿器の中の汚れは基本的に酸性、そこへ反対の性質であるアルカリ性(重曹やワイドマジックリン)を流すことで、汚れが中和される仕組みなんです。なので、次に紹介する洗浄剤もアルカリ性の性質をもったものになります。
加湿器の臭い取り①オキシクリーン
オキシクリーン 1500g
家の水回りの掃除に大活躍すると話題のオキシクリーン。必要なものが無い場合、こちらでも加湿器のお手入れは可能です。タンク・フィルターをオキシ漬け(オキシクリーンでつけ置き)することで、重曹を使ったときと同じように雑菌などの汚れを解消できます。
泡立ちが良いオキシクリーン
界面活性剤が含まれているオキシクリーンは、少量でもブクブクと泡を発生するので、パワフルな洗浄力が期待できます。その代わり、すすぎ洗いが大変な作業に。シンク掃除なら適当なすすぎで問題ありませんが、加湿器の場合は水分が空気中に飛ぶので、成分が残留しないようにすすぐことが重要です。
加湿器の臭い取り②クエン酸
クエン酸(無水)950g(食品添加物)
重曹もワイドマジックリンもない。必要なものが揃わない場合は、キッチンにあるクエン酸を使っても加湿器を洗えます。クエン酸は重曹のように、万が一体内に取り入れてしまっても害はない安全なアイテムなので、トライしやすいでしょう。またクエン酸は臭いを取る効果もあるのでおすすめです。
クエン酸はカビ落としには不適
クエン酸を使うメリットは、タンクやフィルターに付いた水アカを落とせる点です。酸性のクエン酸は同じ酸性のカビを中和することができないので、カビ落としにはワイドマジックリンなどが効果的です。ただし、見栄えが悪い水アカを落とせるので、見た目を気にする方にとっては嬉しい効果が得られます。
クエン酸と重曹は賢く使い分けよう
白く濁ったような水アカにはクエン酸、ヌメヌメした汚れや黒いカビには重曹。このようにクエン酸と重曹は用途に合わせて使い分けるのがポイントです。ただし、有害なのはカビの方なので、健康が気になるかたはクエン酸ではなく、重曹もしくはワイドマジックリンなどを使って下さい。
加湿器の臭い取りにNGアイテム「ハイター」
キッチンやバスルームの除菌、消臭、漂白に役立つハイター。「必要なものが無いとき、加湿器の掃除に使える?」と思いがちですがNGです。ハイターは高アルカリ性に加えて、殺菌力の高い高濃度次亜塩素酸ナトリウムが含まれているので、すすぎ残しで少しでも残留している場合は有害。
薄めて使っても危険
「少量に薄めて使えば大丈夫」と記載されている情報サイトもありますが、ハイターを販売する花王株式会社の公式サイトでは「加湿器への使用は危険」と書かれているので、やはりハイターNGです。洗浄力は凄いので、つい使いたくなりますが、健康を第一に考えて使用を控えておきましょう。
加湿器の臭い取りにNGアイテム「消臭スプレー」
「良い匂いになるから」「嫌な臭いが消えるから」といって消臭スプレーを使いたくなりますが、消臭スプレーでは一時的な消臭にしかなりません。消臭に加えて雑菌を除去する対処法でないと、根本的な原因解消にはならないでしょう。
アルコールスプレーもNG
殺菌消毒ができるアルコールスプレーの場合、表面についた細菌には効果的ですが、深く根付いたカビなどには届きませんので原因解消は無理です。クエン酸や重曹で洗ったのち、仕上げにアルコールスプレーを吹きかけるなら使い方であれば、対処法としてもOKでしょう。
加湿器の臭いの予防法を紹介
最後に加湿器の悪臭が発生する前に、予防法として役立つ技を紹介したいと思います。雑菌が繁殖してしまってからでは、少なからず菌を吸い込んでしまっている可能性があるので、お掃除の手間が省けるだけでなく健康にも良い予防対処法をぜひ習慣にしてみてください。
足し水は控えて水は毎回交換
水の入れ替えが面倒だからと、ついやってしまいがちな足し水。特に大きいサイズの加湿器を使っている方は、足し水で補給してしまう場面も少なくないでしょう。これにより、古い水がタンク内に溜まっていき、雑菌の餌となる微生物が増えてカビが発生します。面倒でも、水の取り替えは毎回しましょう。
使わない時はタンクの水を捨てる
足し水はせずに、使う度に水の交換をしていても、常に水が容器に溜まっていては意味がありません。水が張っている時間が長ければ長いほど、カビの繁殖しやすい環境になってしまうからです。水筒や水差しと同じように、一度使い終わったら中の水を捨てて、さらに乾燥までさせるのがベストな使い方でしょう。
まとめ
嫌な臭いの原因は加湿器の中のカビ、雑菌、ヤニ汚れ。そして加湿器の臭いを放置すると、肌荒れや呼吸器の病気になることも。1番の対処法はカビを寄せ付けない日々の使い方にあるでしょう。
既についてしまった汚れを落とすには、重曹を使ったつけ置き洗いが有効です。正しく使えば空気に潤いが増す加湿器。綺麗にお手入れして、毎日気持ちよく使っていきたいですね。
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