検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

スマホの防水機能は必要or不要?あなたの用途別に機種選びのポイントを解説!

スマホには防水機能があるものと、ないものがあります。防水機能の有無で価格も変わってくるため必要か不要か迷いますよね。どのような使い方をするとスマホに防水機能が必要になるのか紹介しますね。使うシーンが分かると不要か必要かもわかってきますよ。
2020年8月28日
揚げ餅
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

スマホの防水とは

水や粉塵に強いスマホ

Photo bynvtrlab

防水機能があるスマホはたくさんあります。実はガラパゴスケイタイ(ガラケー)と呼ばれている折りたたみ式の従来の携帯電話の頃から高い防水機能のある携帯電話は発売されていました。防水機能があるとどうなるかというと水や異物(ほこりや粉塵)などが内部に入りにくい、入らない構造になっているだけです。これだけですが、価格差もあるためユーザーによっては防水などの便利な機能は不要という方もいるでしょう。

防水や防塵は不要?必要?

Photo byChristopherPluta

スマホが主流になり日本の携帯電話はガラパゴスケイタイから世界共通のスマホというデバイスになったことで、海外のメーカーを含めいろいろな機種があります。防水機能だけで比べると、海外のメーカーは防水になっていないものもあり、安いです。防水機能や防塵機能が必要か不要か迷いやすいので必要になる場合を紹介しますね。使い方に当てはまらない場合は不要でもいいでしょう。

スマホの防水機能の見方

防水は2種類ある

Photo byPhotoMIX-Company

少しアバウトですが、大きく分けると2種類の防水に分けられます。一つは雨や水道のように一定の方向から水がかかる状態を防ぐものと、もう一つは水の中に浸かった状態からスマホへの浸水防ぐもの。完全に水の中に落としてしまうと水没となり、修理代が高くなります。浸水とは雨や水道のように一部から水が入ってきただけとなり水没より安く修理できます。2種類の防水があることを踏まえて防水機能の見方について紹介しましょう。

IP○○が性能になる

出典: https://image.rakuten.co.jp/colorful999/cabinet/case-bs-air/11.jpg

防水性能を表すのはIP68のような数字です。スペック表などに防水機能があるスマホは必ず表示されています。IPの直後にある数字は粉塵に対する機能です。粉塵については後述します。2つ目の数字が防水性を表していますよ。水の中に短時間落としても(水没)しても問題ないとされるのは7以上です。詳しくは下記の表を参考にしてくださいね。数字が大きくなると性能もあがります。

防水性能の違い

Photo by3345408

IPX4 方向問わず水の飛沫で影響を受けない
IPX5 方向問わず水の直接噴流でも影響を受けない
IPX6 方向問わず水の強い直接噴流でも影響を受けない

※4以下は省略しています。IPX5、6は噴流に対する防水機能となり、後述するIPX7、8とは少し異なります。IPX7、8でもIPX5または6の記載がないと噴流だと浸水する可能性がありますよ。

完全防水

IPX7 水中でも浅い場所で短時間なら水が浸入しない
IPX8 7よりも強い防水性(メーカーによって異なる)

記載がなかったりIPX0という場合は防水になっていないかテストをしていないということです。IPX8は7よりも高い防水機能ですが、メーカーが自由に条件を決めてテストできるため同じIPX8のスマホでも、水深や耐久時間(浸水するまでの時間)など性能が異なる場合があります。また防水機能はIPX7、8とIPX5と6共に表記されていると噴流、水没にも対応できより効果的に水の浸水を防いでくれます。

スマホの防塵性能

防塵性能も2種類に分けられる

Photo byannca

前述したようにIPの後にかかれている数字が粉塵に対する性能です。防水機能と同じように大きく分けると、粉塵と言えるのはIP5X以上になり4まではゴミ、異物に対する保護となりますよ。詳しくは下記の表を参考にしてください。防水機能と異なり粉塵はIP6Xが最高になります。IP0Xや表示なしはテストをしていない、機能がないものです。

防塵性の違い

IP1X 手などが入らない
IP2X 指が入らない
IP3X 2.5mm以上のピンセットなどが入らない
IP4X ワイヤーなどが入らない
※一部簡略化して紹介しています。

粉塵に対する性能


IP5X ある程度粉塵が入るが安全性に問題ない
IP6X 粉塵が入らない

イヤホンジャックなどの穴について

イヤホンジャックは水が入るけど防水

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/415Q8DLoyHL._AC_.jpg

機種によってはイヤホンジャックがありますよね。イヤホンジャックは穴になっているため防水でも水が入ります。しかしイヤホンジャックの奥では、水が侵入しないようになっています。ただしすべてのイヤホンジャックが防水というわけではなく防水機能のあるスマホのイヤホンジャックだけが、防水になっているため注意してください。防水でもイヤホンジャックなどの穴は水が溜まるので説明書をよく読んで水切りしてくださいね。

スピーカーやマイクも防水

スピーカーやマイクもイヤホンジャックと同様に穴が合いていますが、防水です。ゴアテックスのように水は防ぎ湿気を通す素材を間にはさみ、さらに奥では水蒸気(湿気)も通らないようになっていますよ。イヤホンジャックもスピーカーやマイクもきっちり防水になっている分コストがかかります。不要な方すると本体価格が高くなるのであまりうれしくない機能といえるでしょう。

スマホに防水が必要なシーン1

必要なシーンを紹介

これからスマホに防水機能が必要か不要か紹介していきますが、必要か不要かという問題はほとんど使い方によります。紹介する使い方をしないという方は不要でも問題ないでしょう。注意点を含め必要性を感じたら防水機能があるスマホがおすすめになります。

キャンプやバーベキューを楽しむ方は必要

Photo by Yasuo Kida

キャンプやバーベキューをよくするという方はあったほうがいいでしょう。屋外にいる時間が長いという方もあったほうがいいです。防水機能は防水機能だけに効果があるわけではなく粉塵(水が入らないものは異物も入りにくい)対策になるものが多く、砂埃などが侵入しない作りが多いですよ。

ポケットから落ちる

Photo byjclovesu

ポケットの中に入れておくと濡れないから防水機能は不要。そういう方もいるかも知れませんね。しかしキャンプやバーベキューではしゃがむことも多く、ズボンのポケットからスマホが落ちやすいです。水辺のバーベキュー、キャンプだと運が悪いと水没してしまうかもしれませんよ。また外では防塵防水効果があるのとないのでは安心感が大きく違うと言われています。

スマホに防水が必要なシーン2

釣りや潮干狩りを楽しむ方は必要

Photo bypixel2013

フィッシングはキャンプやバーベキューよりも水に非常に近いアウトドアです。防波堤や船の上からスマホを落としてしまうと回収は難しいですが、浜辺での釣りだと落としても大丈夫です。釣りだけではなく潮干狩りなどもポケットから落としてしまい水没させやすいですよ。防水だとパッキンなどが効果的に働き水没対策になります。ただし海釣りでも川釣りでも、純粋な水ではないため過信は禁物ですよ。詳しい注意は後述します。

濡れた手で使える

Photo byhurk

タッチパネルが反応するかは別問題ですが、手が濡れた状態でも安心してスマホがさわれるようになりますよ。イヤホンジャック部分、スピーカーやマイクも湿気は通りますが、水は通らない防水になっているので大丈夫です。前述したように完全に水に使ってしまうと大掛かりな修理が必要になるケースも多く、水没対策は単なる防水では効果があまりないため、完全防水となるIPX7以上のものがいいでしょう。

スマホに防水が必要なシーン3

雨対策に必要

Photo byJillWellington

国外では防水スマホが珍しいと言われている理由に雨があるかもしれません。日本の夏は湿気が多く、汗だけではなく雨への対策も必要になります。特に近年は梅雨や普通の雨だけではなく急速に積乱雲(雨雲)が発達するゲリラ豪雨などもあり、雨宿りする前にびしょ濡れになりやすいです。営業など外で仕事をすることが多いという方、外にいることが多い場合は雨対策として防水機能があると安心してです。

IPX4以降が必要


Photo by uka0310

雨対策だとIPX4以上がおすすめになります。3でも大丈夫ですが、4以下は角度によっては中に水が入る可能性があります。4以上は方向問わず飛沫が侵入しない保護レベルになっていて格段と信頼性が上がりますよ。大雨で急いていて水たまりに落とす可能性もあるので、雨でもやはり7以上の保護レベルが効果的です。湿気にも効果がありますよ。湿気が多い日本には必要な機能かもしれませんね。

スマホに防水が必要なシーン4

夏でも外で過ごす方は必要

Photo bytiburi

汗も水分なので防水になっていないスマホと比べると内部まで侵入しずらいですよ。汗をかきやすい夏に外でいることが多いという方は汗対策になるのでおすすめです。前述したようにスピーカーやマイクなどの穴も防水になっているため汗が内部まで侵入しないような作りになっていて通話も大丈夫ですよ。湿気もきちんと防いでくれます。ただし汗も純粋な水ではないため注意点がいくつかありますよ。詳しくは後述します。

スマホに防水が必要なシーン5

汚れ対策に必要

Photo byMichaelGaida

スマホが汚れたら拭くと思いますが、一応水洗いも可能です。水洗いとは直接スマホを水で洗うこと意味し、防水機能があるからこそ、水洗いできますよ。粉塵、泥などは拭くとある程度落ちますが、防水機能があると直接水洗いできる点は、防水機能が不要と思う方には盲点かもしれませんね。雨から守ってくれるだけではなく汚れ落としにも役立ちますよ。水洗いできるものはIPX5となります。この点は注意してくださいね。

水洗いできるかは説明書をよく読む

Photo by Sig.

水洗いできるものと、水洗いできないものがあります。機種やメーカーによって基準がことなるため説明書をよく読みましょう。水洗い可能なものは明記されています。防水機能は万能なものではなく、お守りとして考えておきましょう。ハンドソープを使って水洗いできる機種もありますがまだまだ少なく基本的には、水洗いよりも拭いて洗うものが多いです。水洗いしない、汚さないという方は不要かもしれませんね。

スマホに防水が必要なシーン6

水回りで使う方は必要

Photo bykaboompics

キッチンでレシピサイトを見ながら使う時は、飛沫がスマホにつく可能性があるため防水機能がある方がいいでしょう。飛沫程度ならIPX4で大丈夫です。イヤホンジャックなどから内部に入ろうとする湿気も防いでくれますよ。キッチンだけではなく水回りでスマホをよく使うというライフスタイルだと防水機能があったほうが安心です。濡れたらそのままにせずできるだけ早く吹くようにしてくださいね。

スマホに防水が必要なシーン7

お風呂で使う方は必要

Photo byPublicDomainPictures

海や汗と同じで注意点はありますが、防水機能があるとお風呂でも使いやすいです。IPX4以上なら飛沫がかかっても問題なく動作します。防水だとお風呂で使いやすくなりますが、効果的に防水機能が働くというわけではないので注意してください。また防水でもお風呂で充電は絶対にしてはならないことです。感電死する恐れがあります。またお風呂では水没させないように気をつけてくださいね。

スマホの防水機能の注意点1

真水以外はグレーゾーン

Photo byPublicDomainPictures

防水に関するテストはすべて「真水」で行っています。真水に対する防水機能となっていてジュース、海水、汗などは対象外となります。ジュースは糖分などが入っていて乾いてもベタつきを起こしますよ。汗や海水は塩分やミネラルを含んでいます。そのため防水機能がないスマホと比べると、海に落としてもすぐに拾うと浸水していない可能性が高くなりますが、完全防水でも防げないかもしれません。汗も真水ではないため過信は禁物です。

IPX7以上でも浸水する可能性がある

Photo byHardebeckMedia

同じように防水関するテストの基準の注意点として水面下でも問題ないとされるIPX7以上も注意点があります。水没しても問題ないとされるのは静止しているときです。スマホが動かず、水の流れがまったくない状態となります。この時点で水たまりなら大丈夫ですがプール、海、川、お風呂など水が動いているような状態だと確実に水が侵入しないとは言い切れません。万が一落としてしまった場合できる限りすばやく拾いましょう。


スマホの防水機能の注意点2

お風呂は常温ではない

Photo bygeralt

お風呂で使うときの注意点としては、きれいな水でも40度は常温ではないため、防水効果が変わってくる可能性があります。汗や海水と比べると不純物が少ないですが温度が違うのでお風呂で使用する時は注意しましょう。同じようにお風呂の中に落としてしまった場合も常温より高いお湯が溜まっているため完全防水だったとしても浸水する可能性があります。お風呂での防水機能はお守り程度として考えておくといいでしょう。

お風呂では防水ケースが必要

Photo by yto

お風呂でスマホが使いたいという方は防水ケースを使うといいでしょう。防水機能が不要という方も防水ケースがあると、お風呂や水回りで安心してスマホが使えるようになりますよ。防水ケースにはタッチパネルが使えるものも多く、操作もきちんとできておすすめです。湿気も通さず湿気で故障する事もなくなりますよ。防水機能は水に対する防御機能なので湿気が高すぎると侵入する可能性があります。

スマホの防水機能の注意点3

水洗いはIPX7、IPX5を併用した機種ができる

Photo byJerzyGorecki

水洗いはIPX7以上とIP5を併用した機種以外は水洗いしないほうがいいです。IPX7以上の効果は「静止」状態での水没です。水洗いとなると水道から「動きのある」水が出るためIPX7以上だけでは浸水する可能性があります。IPX5、6は噴流となり動きのある水をスマホにかけた状態でテストしているため水道で洗っているような状態となり、水洗い対策になっていますよ。そのため前述したように両方表記されていると水洗いしやすくなります。

石鹸、お湯はNG

Photo bycongerdesign

前述してきた注意点と同じで石鹸は真水ではないため侵入したりゴムパッキンを傷めてしまいます。お風呂で入浴剤を使った場合も同じです。温度もお湯になるとお風呂のときと同じで常温ではないため防水効果がきちんと得られない可能性があります。間違いやすいですが、IPX7だけでは水洗いする場合防水機能が不十分ということと、真水以外では対策としては不十分、検証不足となるグレーゾーンと覚えておいてくださいね。

防水機能の必要性のまとめ

紹介した使い方をしない方は防水機能は不要でもいい

Photo byandri333

防水機能は湿気や汗、雨に効果がありますが、安全への備え、お守り程度として考えておくといいでしょう。真水の防水対策のため雨もグレーゾーンと言えます。そのため家の中でしかスマホを使わず水回りでは絶対に使わないという方は不要でもいいでしょう。外でよく使うという方は備えとして防水機能があると安心感が違いますよ。効果的な防水機能を得るにはパッキンなどが新品の状態となるため、数年に1回メンテナンスを受けましょう。

スマホの防水が気になる方はこちらもチェック!

暮らし~のにはスマホの防水に関する記事がたくさんあります。よかったらチェックしてくださいね。