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【連載】釣行勝負飯!冷めても美味い。南国の定番釣行弁当はこれだ!

仲間や家族との釣行。釣りはもちろんですがお弁当の時間も楽しみですよね。でも爆釣してしまいお弁当どころではないなんてこともあろうかと思います。手返しが忙しい時でもお腹はすきます。今回は南国定番の栄養満点・簡単・美味い、三拍子そろった釣行用弁当を作っていきます。
2020年8月28日
kuma10
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目次

この記事で紹介しているアイテム

サランラップ 22cm*50m(1本入)

「ポークおにぎり」ってなんだ?

最近では内地でも売っていると噂を聞きましたが、実際にはまだまだメジャーではない「ポークおにぎり」。場所によってはポークは「ランチョンミート」や、ブランド名で「チューリップ」などと呼ばれているようですが、KUMA10の住む地域では「ポーク」が一般的な呼び名です。これをおにぎりの具として使うおにぎりが「ポークおにぎり」です。島のあちらこちらに点在するお弁当を売っているお店には必ず置いてあるド定番の島のソウルフードです。

釣行弁当の基本

手軽に作れる

朝マズメ狙いの釣行では自宅を早朝に出発しなければなりません。もちろん前日の晩にお弁当の用意をしておけばいいのですが、なかなかそうもいかないこともあります。また夏場の釣行などでは食中毒のリスクを減らすためにも、なるべく作ってすぐの物を食べたいですしね。ですから釣行弁当の基本は、「短時間で簡単に作れる」ものがおすすめです。

手軽に食べられる

これ、実はとても重要です。コンビニ弁当などを買って釣行に持って行っても、食べたい時に魚の気配が濃くなったりするとお箸を使って弁当をつついている場合ではなくなってしまいます。また食べ終えた後のゴミ処理の面倒くささもあります。お弁当箱も同じ。狭いクーラーボックスをお弁当関係だけで一杯にはしたくないですし、忙しくても片手で食べられる。そんなお弁当が釣行弁当の理想です。

手軽に栄養補給

釣りに出掛けるとつい夢中になってしまい食事も忘れて釣りに没頭してしまう。なんてこと、ありますよね。気が付いたら貧血症状が出ていたり、足元がふらついたり。釣行だけに限りませんが、楽しいことをするときには本当に栄養補給には気を使って下さい。遊びに行く時のお弁当は食べるのが億劫にならない「おにぎり」や「サンドイッチ」などがぴったりです。今回ご紹介させていただく「ポークおにぎり」はすばやく栄養チャージできるすぐれものです。大げさに「栄養オバケ」などと呼ぶ人もいるくらいなんですよ。

釣行弁当の作り方①「用意するもの」

材料は2つだけ


ポークおにぎりの具材はたった二つ。ポークと卵だけです。お弁当屋さんでポークおにぎりを買うと、時々「潮吹きコンブ」がはさんであるものがありますが、防腐の面から考えても味の面から考えてもあれは無しです(お弁当屋さんごめんなさい)。ポークのおすすめはデンマーク産の「TULIP」製「ポークランチョンミート」ですね。これのうす塩が美味しいと思います。うす塩と言っても日本人の舌にはかなり塩気は強いので、食べ過ぎには気を付けましょう。

特別な調味料は無し!

味付けの基本はカラシとマヨネーズの二つだけ。分量はアバウトでいいのですが、ポークから滲み出る脂と、卵焼きで使うサラダオイルの油分でカラシの辛味成分が飛んでしまいます。マヨネーズに対してかなりの分量のカラシを使わなければガツンときません。また、カラシの持つ「アリルイソチオシアネート」には抗菌作用があります。防腐の観点も含めてカラシとマヨネーズは1:2くらいがおすすめです。また、マヨネーズに含まれる「酢」にも防腐作用が確認されていますので、釣行弁当にはもってこいの調味料です。

22cm四方のラップ

サランラップ 22cm*50m(1本入)

出典:Amazon
出典:Amazon

横幅22㎝のラップが経験上一番使いやすいと思います。これを22cm引き出してカットすれば22cm角のラップができます。これより小さいサイズですと小動物のお昼ご飯くらいしか巻けませんし、大きいと無駄が多く、またボーっと作っていると山賊の夜食ほども大きくなってしまいます。ほどほどの22cmをおすすめします。

釣行弁当の作り方②「作り方の詳細」

ポークをこんがり焼く

フライパンに薄くサラダオイルを敷き、ポークを焼いていきます。ポークの厚さは5mmくらい。中火で両面にじっくりと火を通しましょう。ポークは完全に火が入らないとちょっとケモノ臭さが残ります。両面がチリチリになるくらい焼きます。

こんな感じ

焼き終えたらあまり重ならないようにお皿に取り、冷ましておくのがコツです。ここで冷ましておかないとカラシマヨに火が入ってしまい、マヨ風味が飛んでしまいます。カラシはカラシ、マヨはマヨ、ポークはポークの味を壊さないようにしましょう。

薄焼き卵を焼く


私はポークおにぎりを食べたい一心でそれ用のフライパンを購入して使っていますが、普通のフライパンでももちろん作れます。大きめのフライパンならば薄焼き卵を焼いたら「ピザの切り方」で3分の1にカットします。あとは作り方は同じですので、この記事を最後までお読みください。

こんな感じ

こちらもなるべく広げて冷ましておきます。熱が抜けると卵焼きが硬くなり、破けにくくなりますよ。焼き加減は「焦げを付けないように」が基本です。焦げた方が美味いとおっしゃる方もおられるでしょうが、卵だけはいけません。ミリンやお醤油を混ぜて、それが焦げたのならコクになったりもしますが、混ぜ物をしていない卵は焦げは「タンパク質」の焦げです。皮膚や髪の毛の焼けた臭いが出てしまいます。

ラップの上で合わせる

ラップを敷いた上に卵焼きをのせ、カラシマヨをたっぷり塗ったポークをその上にのせます。この時卵焼きとポークでカラシマヨをサンドします。ポークと卵焼きを冷ましたのと同じ理由で、マヨ成分が直接アツアツごはんに触れないようにします。

こんな感じ

お茶碗半分くらいの炊きたてごはんを、お椀の中で軽く転がして丸みを付けたら具材にONします。ごはんがばらけてこないうちにラップの四隅を集め、両手でおにぎりに型を付けていきます。ある程度まとまったら四隅をギュッと絞りましょう。冷えたポークと卵焼きはある程度硬さがでます。ここで温かいごはんの熱を利用して成型してしまいます。

ラップはそのまま

すぐに食べるのならばラップをはがしてお皿に並べますが、釣行弁当として使う場合はラップはそのままにしておきましょう。これを2~3個作れば一回の食事には充分な量と栄養が得られます。また、ラップで包んでありますので、そのままジップ袋に放り込んでクーラーボックスにインすれば場所も取らず清潔です。

南国釣行弁当いろいろ

夏はこれ一本の強者も


さて、釣行弁当に似合う飲み物を紹介しなければなりませんが、お茶や水ではありきたりですので、画像の飲み物を紹介いたします。製品名は「みき」。使用原料は米、砂糖、さつまいもの3つのみ。昔はお祝い事や神事のあるときに各集落で造っていた飲み物ですが、最近では(島の)スーパーで手に入ります。ただ甘いだけのどろどろした液体ですが、夏の栄養補給にはかかせません。知り合いの磯釣り師はこれの1Lパックをクーラーボックスに放り込んで釣りに出掛けます。栄養と水分の両方を一気に補給できる優れた飲み物です。

ちょっとリッチなポークおにぎり

島のファミリーマートで一番人気のお弁当が、このタイプのポークおにぎりです。これに唐揚げが1個、コロッケが半切れ付いて349円(2020年4月28日現在)です。海苔で巻いてあるだけでとてもリッチな気分が味わえるダマされやすいKUMA10です。

お弁当を持って海へGO!

ポークに関してはいろいろな呼び名があり、内地では「スパム」が一番通りが良いのではないでしょうか。島のお年寄りの中には「沖縄ハム」と呼ぶ方もいらっしゃいます。各地で呼び名が変わるものは実は人気があったり、定番であったりするものが多いことから、食材としては皆さまも目にされたことはあるでしょう。なかなか行楽に出かけられないご時世ですが、ぜひおうちの中で普段の食事としてでも作ってみてください。ハマること間違いなし!

お弁当のいろいろが気になった方はこちらもチェック!

今回は「ポークおにぎり」に特化した記事になりましたが、「暮らし~の」のサイトには便利なお弁当グッズの紹介や、食中毒の回避対策レシピの紹介など、さまざまなお弁当関連記事が載っています。いくつか紹介させていただきますので、ぜひそちらもご覧ください。