もみの木森林公園とは
広島の廿日市市にある県立公園
ここは恐羅漢山(おそらかんざん)を擁する中国山地が広がる、広島県の廿日市(はつかいち)市の郊外。標高は1,000mに達する吉和の山林に、人気のもみの木森林公園があります。1984年に開園した県立公園は、国の森林浴の森100選にも入り、自然の宝庫として親しまれている名所です。(当記事は2020年4月14日時点の情報を元に掲載しています。)
色んなアウトドアの要素がぎっしり
およそ400haの面積があるもみの木森林公園は、大人も犬も夢中になれる人気の要素がいっぱいです。例えばキャンプやBBQをしてもいいし、夏は水遊びやアスレチックに自転車、冬は楽しい雪遊びの場にもなります。また併設のホテルで宿泊もできるし、駐車場での車中泊までも自在に叶えられます。
もみの木森林公園の多彩なアスレチック
昭和にオープンして以来、もみの木森林公園には充実したアスレチックがあって人気を博してきました。さらに近年にはフォレストアドベンチャー広島が公園内に進出、自然を活かした特大級のアスレチックを用意しています。複数のアスレチックがあることも、時間を忘れて過ごしてしまう要素です。
基本情報
【所在地】広島県廿日市市吉和1593-75
【電話】0829-77-2011
もみの木森林公園のアクセス
各種のバスでアクセス
もっとも最寄りの駅になるのが、広島電鉄の市役所前駅、またはJR宮内串戸駅。そこから路線バスと送迎バスで、みの木森林公園のアスレチックにアクセスができます。または広島駅前やバスセンターなどから高速バスを使うのも可能です。団体や宿泊者は、無料送迎バスで駅からアクセスもできます。
車でアクセス
山地を貫く中国自動車道を通り、もみの木森林公園のアスレチックにアクセスするのもおすすめ。吉和インターを降りて山間部の国道488号を10分も走れば、森林公園に到着します。なお冬季の場合は国道488号線の湯来町方面(公園の東方)からは通行止となり、アクセス不能になるので注意が必要です。
アクセスルート
【電車と路線バス】広島電鉄→市役所前駅→JR宮内串戸駅→吉和支所前→送迎バス(要予約)
【高速バス】広島駅新幹線口→広島バスセンター→吉和SA→送迎バス(要予約)
【無料送迎バス】広島市内、廿日市市内の各地から(団体・宿泊のみ)
【車】中国自動車道→吉和IC→国道488号→もみの木森林公園
わんぱくの森アスレチック
もみの木森林公園の初心者アスレチック
周囲は広島の自然だらけのもみの木森林公園の中で、当初からある大きなアスレチック、わんぱくの森は誰にとっても見どころの1つ。春の新緑や秋の紅葉の景色の中で、思い切り羽根を伸ばす楽しいひとときが訪れます。料金も格安な設定のため、子どもから大人までも気軽に参加できる施設です。
わんぱくの森アスレチックのマップ
山林の中でスタートを切れば、もみの木森林公園のアスレチックは全部で32ポイントを揃えています。斜面の地形を活かしたアスレチックコースはくねくねと続き、大人なら30分、子供でも1時間程度を見ておけばok。大きな難関もありますが、難易度は低~中といった具合で完走確率は高めです。
わんぱくの森アスレチックコースの注目
空中散歩
幾つもの難関が待ち構えるもみの木森林公園のわんぱくの森のアスレチックでも、森林を高速でスライドできる「空中散歩」は、大人も夢中になれる種類です。高所から飛び出せば、すぐにターザン気分。意外にスピードが出るため、特に子供にとってはスリル満点です。
くもの巣登り
地形を存分に活かしたもみの木森林公園なので、アスレチックも斜面に作られたものが多めです。中でも中間付近の「くもの巣登り」と呼ばれる種類は、まるで蜘蛛の巣のようなネットの坂道が続くというアクティビティ。高さもあるし足元はおぼつかず進みにくいとはいえ、楽しい難関のひとつです。
わんぱくの森アスレチックの営業時間と料金
営業の期間と時間
例年のように冬季には雪が積もるもみの木森林公園なので、アスレチックの営業の期間は限定的です。4月から11月上旬までが、アスレチックを楽しめる期間です。時間は毎日朝から夕方までとなっています。また、荒天の場合には営業中止になることがあるので注意が必要です。
アスレチックの料金
基本の入場料金は、もみの木森林公園のアクティビティ全体と比較しても、かなり安いのが嬉しいところ。アスレチックは大人600円台で、小中学生は400円台、幼児以下は無料になっていますが、保護者同伴が必須です。また団体で利用するとかなり料金もお得です。
わんぱくの森アスレチック営業情報
【期間】4月上旬~11月上旬(11月上旬~3月末まで冬季休業)
【営業時間】9:00~17:00
フォレストアドベンチャー広島
もみの木森林公園の巨大アスレチック
広い中国地方で最初となるフォレストアドベンチャーが、ここもみの木森林公園に登場したのは2019年8月のことでした。ツリーアスレチックの形態であるフォレストアドベンチャーとしては、全国21ヶ所目の施設です。規模は西日本エリアでも最大級なため、子供から大人まで人気は絶大です。
複数のアスレチックコース
異なるレベルのアスレチックコースが、フォレストアドベンチャー広島には複数揃えられています。もみの木森林公園を訪れた大人も、特大のスリルを感じるアドベンチャーコース。そして子供でもチャレンジしやすいキャノピーコース。さらに幼児も安心なブリーフィングコースも用意した施設です。
ハーネスなどの装備と制限
高所でも安全になるコンティニュービレイシステムを採用し、ハーネスやヘルメットや安全装置を身に着けてスタートします。小学4年生以上、身長140cm以上、体重130kg以下という厳格な制限がある場所です。アスレチックに参加できるかどうか、もみの木森林公園を訪れる前に確認してみてください。
キャノピーコース(初心者向け)
キャノピーコース概要
全体の高さが抑えられて初心者から子供までぴったりなのが、フォレストアドベンチャー広島のキャノピーコース。もみの木森林公園では子供の利用者が多いアスレチックです。初心者向きとは言え、高さ8mという樹上のつなわたり的なコースが続くので、恐い上に楽しい時間になります。
キャノピーコースのマップ
背の高い樹林だらけなもみの木森林公園にあるキャノピーコースは、短めの3つのルートで構成されています。アクティビティと呼ばれるアスレチックの数は、アドベンチャーコースに比べても少なめ。全体を踏破するには大人であれば早ければ30分、子供でも余裕を持って1時間以内でクリアできます。
キャノピーコースの注目
ログスイング
高さ8mの空中に、か細い丸太が連なっているだけの不安いっぱいの難関は、ログスイング。もみの木森林公園のキャノピーコースのアスレチックでは、コース3の序盤に登場しています。ログスイングは足元がとても不安定に揺れ動くので、大人が挑むにもバランス感覚が肝心です。
ジップスライド
樹林の間の疾走感が人気の種目と言えば、もみの木森林公園のジップスライド。高さ8mという高所から最長で60mも滑空するので、かなりのスリルを感じます。鳥のように移動すればスピードはかなり出る上、複数回も体験できることがアスレチックの楽しい魅力になっています。
アドベンチャーコース(中・上級者向け)
アドベンチャーコースの概要
一方で稀に見るほど特大級のアスレチック空間になっているのが、フォレストアドベンチャー広島のこちらのコース。もみの木森林公園に元々生えていた巨樹を、最大限に活かした施設です。高さ10~14mというとんでもない高所に、恐いもの知らずな大人も怖さを実感する空中回廊が伸びています。
アドベンチャーコースのマップ
こちらはキャノピーに比較しても、かなりロングコースになのが特徴です。もみの木森林公園の樹林の中には合計で4コースが設定され、それぞれ高所であることに加え、難易度も高くなっています。しかし高所をスピードを上げて疾走するアスレチックも含むため、所要時間はキャノピーの方と変わりません。
アドベンチャーコースの注目
クロッシングウォール
10mを超えている樹上に、突如としてボルダリング壁が出現します。フォレストアドベンチャー広島で、クロッシングウォールと呼ばれるアスレチックです。空中ボルダリングはもみの木森林公園を眺めつつ、落っこちてしまう恐怖を感じる瞬間。特に腕力や握力が試される難所となります。
ターザンスイング
高さは実に14mもの高所から一気に空中を移動するのが、ターザンスイングと呼ばれる種目。ロープに捕まって対岸のネット目掛けるのが醍醐味です。もみの木森林公園の空中に飛び出すのは勇気が要ることですが、いったん飛び出せば、完全にターザンと化してしまう覚醒の瞬間が訪れます。
ジップスライド
あまりにも長大となるジップスライドは、もみの木森林公園のアスレチックの中でも最上位の楽しい時間です。高所のジップスライドが複数あり、最大のものは全長150mにも達しています。体を滑車に任せて滑れば、もう空中を飛び交うスズメやカラスと同じ視点になってスピード感を堪能できます。
クリフチャレンジャー
森にそびえ立っているフォレストアドベンチャー広島のタワーには、クリフチャレンジャーなるアクティビティもあります。これは高さ10mに達する巨大なボルダリング壁。これほど背の高いボルダリング施設は広島でも珍しいので、もみの木森林公園に行って体験してみたい要素です。
フォレストアドベンチャーの営業と料金
営業の期間と時間
わんぱくの森と同じように、もみの木森林公園のフォレストアドベンチャーは春から秋に限定の営業です。3月中旬から始まって、11月末まで楽しめます。アスレチックは朝から夕方まで楽しめますが、季節により営業時間には若干の変動があります。
アスレチックの料金
当日にもみの木森林公園のフォレストアドベンチャーで、どちらのプランを利用するかで料金は違います。キャノピーコースは3,000円を切る格安な料金設定です。アドベンチャーコースのほうは、大人子供とも3,000円台。アスレチックでは、プライベートガイドを5,000円で楽しむことも可能です。
フォレストアドベンチャー広島の営業情報
【期間】3月中旬~11月末
【営業時間】9:00~15:00
もみの木森林公園の見どころ
レジャーフィールド
レジャーフィールドと呼ばれているもみの木森林公園の広大な遊び空間は、アスレチックだけの面白さに留まりません。高原のサイクリングコースはおよそ6kmもあり、レンタル自転車で高低差88mの高所を駆け抜けます。夏は水遊び、室内でのクラフト体験、そして湿原や湖の紅葉も注目です。
BBQ・キャンプ
高原の自然の清々しさを犬と一緒でも体感できるキャンプは、もみの木森林公園で人気な特徴の1つです。ここには春から秋まで使えるオートキャンプやデイキャンプのフィールドがあり、常設テントを始めとしてレンタルも充実しています。アスレチックとBBQを組み合わせる過ごし方も魅力的です。
スノーフィールド
周囲が雪化粧に変わる冬、もみの木森林公園はアスレチックも終了し、スキー場を開設します。ここではスキーの他にもソリ遊びやクロスカントリーを実現するのも可能です。犬と一緒に雪遊びもできたり、冬ならではの楽しい時間がやってきます。
レストラン・カフェ・売店
思い切りアスレチックで遊びながら、美味しいものをいただけることも、この森林公園の良さです。もみのき荘の1階のれすとらん東山では、地元の名物となっているヤマメのフライ定食など美味しいメニューがぎっしり。カフェでは名物のケーキセットが楽しめるし、売店でお土産を求めるのもおすすめです。
もみの木森林公園は車中泊ができる
この森林公園、実は車中泊ができる場所だってご存知でしたか?車中泊は公園の駐車場を舞台とします。標高877mの駐車場は1,500台収容の広さがあって、車中泊も余裕です。公園内のトイレ、水道、売店、レストランなどが使えるので、かなり車中泊に向いた場所なのが好まれている理由です。
ホテルに宿泊
そんな簡易な車中泊とは違って、快適なベッドでゆっくり休むこともできます。もみの木森林公園のもみのき荘は、洋室や和室を用意している、1年中利用できる本格的なホテルです。大きなお風呂もあるし、宿泊すれば川魚や山菜など地元の材料を使った豪華な料理も楽しめます。
もみの木森林公園のアスレチックに行こう
色んなアスレチックを制覇してみたい
山にたたずむもみの木森林公園のアスレチックがどうして人気なのか、よく分かってきました。気軽な種類からとんでもないタイプまで、複数の違ったアスレチックを備えて、チャレンジしたい意欲を掻き立てさせてくれます。キャンプや車中泊など、気ままな過ごし方と合わせてみたいですね。
広島が気になる方はこちらもチェック!
当サイトでは広島で人気なもみの木森林公園のアスレチックの他にも、広島県の観光情報をまとめています。広島の自然の中でのんびりとキャンプで過ごしたい方も、チェックしてみてください。
【2023】広島のおすすめグランピング施設11選!カップル向けのおしゃれ施設も!
とても贅沢でしかも美味しい、そんな休日を広島で希望するならグランピングです。広島には海にも山にも都会にも、おすすめのグランピングが増えている...
【2022最新】広島のおすすめキャンプ場13選!近い・広い・おしゃれな施設をご紹介!
広島は厳島神社や宮島の他、原爆ドームなどの観光名所があります。美味しいものもあり多くの人が訪れています。そんな広島にもおすすめのおしゃれなキ...