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大人気のダッチベイビーとは
ドイツのパンケーキ「プファンクーヘン」が発祥といわれていますが、実はアメリカで育ったダッチベイビー。外はカリカリのシュー生地のようで、内側はモチモチのクレープ生地のよう。全体的にはパンケーキのような一言では言い表せないようなパンケーキです。オーブンでじっくり焼き上げますが、作り方は比較的簡単で、トッピングなどで無限にアレンジできることから食事やおやつに人気の高いパンケーキです。簡単ですからぜひ手作りしてみましょう。
ダッチベイビーの由来とは
ダッチベイビーの歴史とは
Sunsetという雑誌によれば、ダッチベイビーはアメリカのシアトルで1900年代前半にビクター・マンカという方のレストランで生まれたそうです。元ネタはドイツで食べられていたプファンクーヘンなのですが、アメリカでアレンジされた時にドイツ風という意味で「ダッチ(語源はドイツ系アメリカ移民の総称)」という名前がつけられたと思われます。そのレストランがManca'sCafeで、1900年代の前半に開発されましたが、1950年代にこのカフェは閉店しています。
ダッチベイビーの名付け親とは
ダッチベイビーの名付け親はManca’sCafeの娘だと言う説が有力です。アメリカではその後いろいろなパンケーキショップが似たようなものを作り、名物となりました。しかし当のManca's Cafeは1942年にダッチベイビーを商標登録したもののカフェは1950年代に閉店してしまいました。現在ではリンゴスライスをトッピングするのがアメリカ式のようです。とても歴史は長いのに(100年以上)日本ではあまり知られてはいませんね。
ダッチベイビーの人気の秘密とは
作り方がお手軽
ダッチベイビーが静かなブームになっている秘密の一つにその作り方の簡単さがあります。ダッチベイビーは簡単に言ってしまえば「混ぜて焼く」だけなんです。それも特別な生地材料は使いません。どの家庭にもあるようなもの3つだけ。また焼き時間も15分程度ですので、生地作りから完成まで25分ほどでできてしまいます。ダッチベイビーはおやつや朝食にもお手軽なイージーフードです。
スキレットがあれば簡単(コツ)
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最近では100円ショップなどでも見られるようになりました「スキレット」。これがあるとダッチベイビーは本当に簡単に焼けます。コツは予熱をしっかりして、常に高温を保つこと。具体的には天板にスキレットを最初から乗せ、250度で5分以上予熱します。バターを敷いたら生地を流し込み220度で15分ほど焼きます。この時もスキレットが冷めないように素早くオーブンに出し入れします。予熱時間中に生地を作れば25分ほどでできることがおわかりでしょう。
ダッチベイビーの基本的な生地材料とは
たった3つの生地材料(コツ)
ダッチベイビーの生地レシピは「全卵1個」「牛乳50cc」「薄力粉40g」が一人前の目安分量になります。すぐに手に入る材料ばかりですが、混ぜる時に少しコツがいります。まずは小麦粉をふるっておきます。全卵に牛乳を注ぎ、泡だて器で「切るように」混ぜて行きます。この時決して空気を入れるように混ぜてはいけません。よく混ざったら小麦粉を入れ、これも切るように混ぜます。全体が膨らんでしまうと失敗ですので、とにかく「泡立てない」で混ぜて下さい。小麦粉が入ったらヘラに持ち替えても良いでしょう。
多彩なアレンジレシピ
基本の生地材料とレシピでお分かりでしょうが、塩も砂糖も入っていません。ですから逆に食べ方によって生地材料はアレンジしていきます。例えば食事用レシピであれば塩を一つまみ小麦粉に混ぜます。またデザート用レシピであれば砂糖を小さじ1、バニラエッセンス2、3滴を加えたりと、ご自分の分量を探してみてください。シンプルなだけに違いがはっきりとでますよ。
ダッチベイビーの作り方①
元祖ダッチベイビーの作り方
まずは基本の作り方と食べ方を紹介いたします。室温に戻しておいた牛乳50ccにこれも室温に戻しておいた全卵を割り入れ、菜箸か泡だて器で切るように混ぜます。そこへふるった薄力粉40gを投入し、やはり泡立てないように切りながら混ぜます。オーブンで250度に予熱しておいたスキレットにバター10gを入れたら、ぐるっとスキレットを回して全体にバターを馴染ませます。生地を入れたら同じようにぐるっとスキレットを回して生地を馴染ませ、素早くオーブンに戻します。220度で約15分焼いたらできあがりです。
アツアツをいただきましょう
できあがったダッチベイビーをスキレットごと鍋敷きに置いたら、バターを全体に塗ります。そこへ粉糖を全体が白くなるまでかけ、生のレモンをギュっと絞ったらお好きな形にカットしてお召し上がり下さい。シンプルで簡単なアメリカで人気の食べ方になります。スキレットは調理中から食事中まで常に高温です。やけどに気を付けましょう。
ダッチベイビーの作り方②
アメリカの定番ダッチベイビー
次はプレーンと違い、生地に砂糖を大さじ1加えて少し甘めの生地を作ります。オーブンでの焼き方はプレーン(基本)のダッチベイビーと同じですが、本場アメリカのパンケーキ屋さんやダイナーなどで出されている定番のダッチベイビーを作ってみましょう。きちんとリンゴのコンポートを作る方法もありますが、次項に簡単なコンポートの作り方を記しておきます。あまり違いは感じられないくらい美味しいですよ。
リンゴのコンポートをトッピング
アメリカで全国展開されている「パンケーキハウス」というお店の定番レシピで、人気がありとても美味しいと評判のダッチベイビーが「リンゴのコンポートのせ」です。リンゴはくし形に薄切り(32等分)し、塩水にくぐらせてからレモン汁を振りかけます。耐熱皿に並べたら、バターを一カケ乗せて電子レンジへ。ふわりとラップをかけて600Wで約3分。途中1度ひっくり返すとムラなくコンポートされます。出来上がったダッチベイビーの真ん中に広げ、アイスクリームや生クリームをトッピングすれば出来あがりです。本場の味をお楽しみ下さい。
ダッチベイビーの作り方③
お食事ダッチベイビーの作り方
材料にふたつまみほど塩を入れ生地を作ります。砂糖はお好みで小さじ1くらいなら生地にコクが加わって良いかも知れません。これはちょっとした裏ワザですが、オーブンをしっかりと予熱することはもちろんですが、もしもスキレットを使う場合はスキレットは別で予熱してもかまいません。つまりオーブンを予熱している間にガス台でスキレットを温めちゃいましょう。オーブンからの出し入れと違い格段に火傷のリスクが減りますし、また完全に温めることができます。
副菜は焼き上がりに合わせて
ダッチベイビーの焼き時間はスキレットの大きさなどでも変わりますが、おおむね15分から20分ほどです。ぐわっと膨らみますが、オーブンから取り出すと縁を残して真ん中はへこみます。そこへすばやくアツアツの副菜を盛り付け、アツアツのうちにいただきます。そのために、焼き上がりの時間に合わせて副菜を作りましょう。おすすめはチーズ、厚めに切ったベーコン、スクランブルエッグなどです。とろとろのスクランブルエッグの上に厚切りベーコン。ベーコンの上には焼き上がりにふりかけてフライパンの予熱で溶かしたチーズ。もう最高です。
ダッチベイビーの食べ方いろいろ
食事での食べ方とは
お食事としてのダッチベイビーの食べ方は、主に朝食になるかと思います。甘くない材料で作った皮にオリーブオイルと塩胡椒、バジルの粉などで味付けし、ベーコンエッグやレタスサラダなどと一緒にいただく食べ方が定番ですが、この時副菜は別盛りでもOKですし、ダッチベイビーの中に盛り込んでも良いと思います。ただしあわただしい朝食時間です、洗い物のことまで考えると盛り込んでしまった方が良いかも知れませんが、スキレットからは外して提供することをおすすめします。時間の無い朝は火傷のリスクを減らしましょう。
デザートでの食べ方とは
デザートでのダッチベイビーの食べ方は朝食時とは違い、スキレットから外さずにいかにもデザートっぽく食べたいですね。甘めの生地を作ったら、フルーツやアイスクリーム、生クリームなどのトッピングをしますが、ハチミツやメープルシロップ、ジャムなどだけでも、またこれらをコラボさせても美味しいと思います。おすすめは輪切りバナナとチョコレートシロップのチョコバナナ、ヨーグルトとハチミツにベリー系のフルーツなどです。トッピングレシピを考えるだけでも楽しいですね。
ダッチベイビーの有名なお店①
創業60年以上の老舗「オリジナルパンケーキハウス」
ダッチベイビーの自宅での作り方を紹介してきましたが、やはり本場の味も経験しておきたいですよね。全米で140店舗ものチェーン店数を誇る「オリジナルパンケーキハウス」は実は日本にも上陸しています。もちろんパンケーキ屋さんですのでいろいろなパンケーキが楽しめますが、中でもダッチベイビーは1番人気だそうです。またダッチベイビーの進化系とも言える「ダッチガーデン」なるパンケーキなど興味はつきません。
現在日本に8店舗
オリジナルパンケーキハウスの日本店舗は現在8店舗確認されています。関東地区は東京に3店舗、関西地区は大阪に1店舗、そして特筆すべきは九州地区に4店舗確認されています。お値段は全店舗一律でプレーンのダッチベイビーが1240円、ダッチガーデンが1460円となっています。その他細かい設定は各店舗で特色があるようですが、基本のダッチベイビーは全店舗共通のようです。
ダッチベイビーの有名なお店②
リーズナブルで人気の「川崎ROSIE'S CAFE」
JR川崎駅の「ラゾーナ川崎」4Fにある「ROSIE'S CAFE(ロージーズカフェ)」は、40席以上の座席数を誇るゆったりとくつろげるレストランです。そのために大人気のダッチベイビーをいただくにも他のお店と違い、あまり待つということは無いようです。こちらで出されるダッチベイビーはお食事からスイーツまで、アツアツのスキレットで出されます。お値段もリーズナブルでダッチベイビーが700円から楽しめますから、ちょっと小腹が空いた時など飛び込んでみるのはいかがでしょう。
店舗の基本情報
【住所】神奈川県川崎市幸区堀川町72−1 ラゾーナ川崎プラザ 4F
【連絡先】 044-874-8494
【アクセス】JR川崎駅直通複合施設「ラゾーナ」内
【備考】全席禁煙
ダッチベイビーの有名なお店③
リーズナブルで人気の「ベイカーズダイナー」
こちらは東池袋にあるサンシャインシティ・アルパ内で営業されているダイナーで、なんとダッチベイビーが580円から楽しめます。また丼物やパスタなどのお得なセットも種類が多く、食事にもデザートにも満足のいくお店です。
店舗の基本情報
【住所】東京都豊島区東池袋3丁目1−1 サンシャインシティ アルパ B1
【連絡先】 03-6912-8042
【アクセス】池袋駅・東池袋駅より徒歩サンシャインシティ内
【備考】ディナーのみ予約可
おいしいダッチベイビーに挑戦しよう!
今回はダッチベイビーの材料から作り方、また美味しいお店の紹介までさせていただきましたが、オーブンさえあればご自宅で自作するのはそんなに難しいものではありません。まずはご自分の手で作ってみてはいかがでしょうか。そのあとでプロとの違いを確認しに有名店などを回るのも楽しいかも知れません。もしかしたら「あれ、あまり違いはない。むしろ私の方が美味しいかも」なんてことになるかもしれませんよ。
美味しい朝食に興味のある方はこちらもチェック!
今回ダッチベイビーの紹介をさせていただきましたが、ダッチベイビーを手作りされる方は朝食にされる方が多いようです。「暮らし~の」サイトには美味しい朝食をいただけるお店などの紹介記事も豊富にあります。興味のある方はこちらも御併読下さい。
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