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車の塗装をDIYでやってみよう!簡単な方法、手順から塗り方のポイントまでご紹介!

車の外装を好みのカラーにセルフ塗装するdiyは難しそうと感じる人も多いでしょう。しかし、正しい手順と道具を揃えれば、誰でも簡単に車の塗装をセルフで行うことができます!今回は車の塗装をdiyするための方法や手順について、気軽にできる簡単なやり方をご紹介します。
更新: 2024年9月29日
kazamitsu
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この記事で紹介しているアイテム

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ハンディ・クラウン 塗装用マスキングテープ18mm×長18m

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車のdiy塗装について

Photo bykampfmonchichi

塗装をはじめとしたカスタムを行う際、一番確実で安心できる方法は専門の業者に任せることでしょう。

しかし、業者にお願いすれば当然、それなりのお金が必要になり、塗装の場合は目安としてドアやボンネットなどの部分塗装で約3~6万円、全塗装で約30万円はするようです。

その点、セルフでの塗装を行えば道具を買うだけで済むので、金銭面にも優しいですし、何より車への愛着もより大きくなります。

初心者には缶スプレーが手軽でおすすめ

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今回は初心者のセルフ塗装でも比較的簡単で手を出しやすいやり方として、缶のカラースプレーを使った塗り方と手順をご紹介します。

スプレー以外の方法も後半でいくつか紹介しますが、基本的な塗り方はスプレーと似ている部分も多いので、この記事を参考にして自分に合った方法でDIYを楽しんでください。

車のスプレー塗装をdiyする方法と手順①

必要な道具を揃える

1.カラースプレー

塗装に使われる缶スプレーの種類は大きく分けて「ラッカー塗料」「ウレタン塗料」「水性塗料」の3種類があります。この中で1番おすすめするのは「ウレタン塗料」です。もちろん、他の塗料にも価格や乾燥時間などで優れた面はあります。

ウレタン塗料は他と比べ価格は高くなりますが、耐久性が高く仕上がりも綺麗なので車のペイントに適しており、セルフでも簡単に綺麗なペイントが可能です。

2.ぼかし剤

部分的なペイントの場合、ぼかし剤を使うと境目のザラつきが抑えられ色むらがなくなるので、綺麗に仕上げることができます。

3.クリアー剤

アサヒペン 鉄部用クリヤコート スプレー

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クリアー剤は外装の保護と、ツヤ・光沢をだすための透明な塗料です。こちらも綺麗な仕上がりと、外装のペイントを長持ちさせるために必要な道具になります。

4.プラサフ

プラサフとは外装の下処理に使われるプライマーサーフェイサーの略称です。カラー塗料がしっかりと密着し耐久性も向上しますし、仕上がりもよくなります。下地にはプラサフ以外にも使えるアイテムがありますが、今回はプラサフを使ったやり方を紹介します。

5.耐水ペーパー

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出典:Amazon

車の塗装おいて、耐水ペーパーは車体(ボディ)の下処理から仕上げまでの工程で必要になる、欠かせないアイテムです。使用するペーパーの番手は下処理に400~600番、仕上げに1000~1500番くらいを目安に使い分けます。

6.洗車用洗剤とシリコンオフ

ペイント前の工程で、外装(ボディ)に付着した汚れや油分を除去するために使います。また、シリコンオフを拭き取るのにマイクロファイバークロスを用意しておくと、簡単かつ綺麗に拭き上げることができます。

洗車用洗剤

シリコンオフ

マイクロファイバークロス

7.マスキングテープと新聞紙、ビニール

マスキングテープと新聞紙もしくはビニールを使って、外装(ボディ)でペイントしない部分を覆います。窓やタイヤ、ライト部分はもちろん、部分的なペイントの時はそれ以外の外装を隙間に気を付けて保護しましょう。

マスキングテープ


ハンディ・クラウン 塗装用マスキングテープ18mm×長18m

出典:Amazon

新聞紙

ビニール

日本技研工業 ゴミ袋 TN-8

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

8.コンパウンド

最終的な仕上げで外装(ボディ)を磨き上げるアイテムです。ツヤが出て綺麗に仕上げられます。

車のスプレー塗装をdiyする方法と手順②

塗装を行うスペースを確保する

道具を揃えたらいざ作業!と言いたいところですが、塗装を始めるにはまず十分なスペースを確保する必要があります。セルフでのペイントを行う場合、大抵は家の庭や駐車場を作業場とすることが多いです。

共同の駐車場などは隣の車に塗料が付着してしまうといった事故の危険性があるので、避けたほうが無難でしょう。私有地でペイント作業ができない場合は、できるだけ周りに人や物がない所を探してください。

また、スプレー塗装では特に風通しがよく、周りに火の気がない場所を選ぶよう注意しましょう。

貸出スペースを使う手も

Photo by kayakaya

数は限られますが有料で車のカスタマイズが行えるスペースを借りるやり方もあります。店にもよりますが道具が借りられたり、プロのアドバイス付きだったりと、初心者が安心してペイント作業できる環境が整っていることが多いのでおすすめです。

車のスプレー塗装をdiyする方法と手順③

粗い耐水ペーパーで車を研磨する

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まずは500~600番の耐水ペーパーでペイントする部分を磨きます。この作業はとからある外装(ボディ)のコーティングを剥がし、塗料のノリをよくするものです。下地作りは重要な作業なので、しっかりと丁寧に磨きましょう。

耐水ペーパーを使いやすい大きさにカットし、水をつけながら磨きます。

効率を上げるアイテム

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車の外装(ボディ)は面積が広く全塗装の場合は磨くだけでも一苦労です。そんな時に効率を上げる方法として、サンディングブロックやポリッシャーを使ったやり方があります。

サンディングブロックは手ごろな値段で購入できますし、ペーパーだけで磨くのに比べ磨きやすくなりおすすです。もしくは、予算に余裕がある場合は電動のポリッシャーを使うと効率も段違いに上がります。

サンディングブロック

ポリッシャー

車のスプレー塗装をdiyする方法と手順④

洗車とマスキング

研磨の次は洗車です。まずは通常通り洗剤などを使い、ホコリや大きな汚れを取り、水分を十分に拭き取りましょう。乾ききったらシリコンオフを吹き付け、柔らかい布で拭き取り脱脂していきます。

布はマイクロファイバークロスがおすすめです。脱脂も最終的な仕上げに大きく影響する大切な作業になります。

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脱脂が完了したら、塗装しない部分をマスキングします。新聞紙かビニールで覆いマスキングテープで固定しましょう。

簡単そうに見えますが、少しでも境目に隙間があるとペイント中に塗料が侵入してしまい失敗の原因になります。細かいところまでチェックしながら入念にマスキングしましょう。

マスキングのコツ

マスキングの簡単なやり方として、まずドアやボンネットなどの境目に沿ってマスキングします。パーツ単位の塗装の場合、境目に沿ってマスキングすれば他の場所との色の差が目立ちにくくなります。

また、傷などの補修で一部のみ塗装する場合でも、補修箇所よりも広い範囲を囲むようにしてマスキングする方が修正の境目が目立ちません。

車のスプレー塗装をdiyする方法と手順⑤


プラサフを吹き付けて下地作り完了

下地作りの最終工程として塗装部分にプラサフを吹き付けます。均等にプラサフを吹き付けたら十分に乾燥させた後、800~1000番の耐水ペーパーで研磨しましょう。そしてその上からまたプラサフを吹き、この作業を2,3回繰り返します。

プラサフの吹き付けすぎや削りすぎに注してください。以上で下地作りが完了になります。下地で手を抜くといくら塗り方がうまくても綺麗な仕上がりになりません。セルフ塗装なら、なおさら念入りに行いましょう。

プラサフがおすすめな理由

塗装の下地といえば、サーフェイサーやプライマーを思い浮かべる人も多いかと思います。

今回紹介しているプラサフとは、その両方の特徴を合わせた下地塗料のことです。それぞれの特徴として、サーフェイサーは傷などの小さな凹凸を埋める働きが、プライマーはカラー塗料との接着力を高める働きがあります。

そしてこの2つの特徴を合わせ持つのがプラサフです。ただし、弱点として鉄以外の部分には効果が発揮されにくいことが挙げられます。それでも、サーフェイサーとプライマー2つの役割を担えるプラサフは、とても便利でおすすめなアイテムと言えるでしょう。

車のスプレー塗装をdiyする方法と手順⑥

カラースプレーで外装(ボディ)に着色する

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いよいよ着色作業に移ります。塗り方としてはプラサフ同様、塗りすぎに注意しながら薄く塗り重ねていきましょう。塗っては乾かしを繰り返し、ムラのない様に納得いくまで塗り重ねます。

スプレーと外装(ボディ)の距離は15~30㎝くらいの距離を保って、均一になるように気を付けて塗り進めてください。

塗り方のコツ

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カラースプレーの塗り方は薄く塗り重ねるのが基本です。セルフ塗装に不慣れな場合は特に、スプレーを近づけすぎないように注意して、15~30㎝程の距離をとって薄く塗りましょう。

また、塗装の耐久性を向上させるためにある程度の厚さまで塗り重ねる必要があるので、5~10分の間隔で重ね塗りしていきます。

万が一塗りすぎで塗料が垂れてしまった場合は、面倒ですが2時間程度乾燥させた後に、垂れた部分を耐水ペーパーで磨いて凹凸を消してから塗装を再開しましょう。

ぼかし剤でよりムラなく仕上げる

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カラースプレーを吹き付けた際、特に一部分の塗装をする場合は、塗装部分の境目が白くザラザラした状態になってしまいます。それを解決するやり方として挙げられるのがぼかし剤を使った方法です。ぼかし剤を吹き付けることで境目部分のザラつきがなくなり、ムラなくしあげられます。

車のスプレー塗装をdiyする方法と手順⑦

クリアー剤で車の外装(ボディ)を保護する

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カラースプレーでの塗装が納得のいくしあがになり十分に乾燥したら、次に外装(ボディ)を保護するためのクリアー剤を塗装部分に吹いていきます。こちらも塗り方は他のスプレーと同様に薄く均等に塗っていき、塗っては乾かしを3回ほど繰り返しましょう。

クリアー剤を吹くことで、塗装のコーティングができると同時に光沢を出すことができます。

車のスプレー塗装をdiyする方法と手順⑧

コンパウンドで磨き仕上げる

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最終仕上げとして塗装部分をコンパウンドを使い磨き上げます。塗装段階で何重にも塗料を塗り重ねているので、コンパウンドで磨くタイミングは塗装から約1週間ほど経って完全に乾燥させてから行うのがベストです。

コンパウンドの塗り方は専用のスポンジに適量出し、20~30㎝の範囲を縦、横方向にまっすぐスポンジを動かして磨いていきます。磨きすぎるとクリアーが剥がれてしまうので注意してください。磨き終わったら最後に洗車をして塗装は完了です。

その他のdiy塗装方法:刷毛&ローラー

刷毛やローラーでも簡単セルフ塗装が可能

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スプレー塗装以外で一番に挙げられるやり方として、刷毛やローラーで塗料を塗る方法があります。塗り方の手順はスプレー塗装とほぼ変わりません。また、難易度にも差はほとんどないので、スプレー塗装同様に初心者のセルフ塗装におすすめのやり方です。

ツヤのないマットな仕上がりで、レトロ調な雰囲気を出したい場合にもってこいな塗り方になります。

刷毛

ローラー

Odowalker 8点セット ペイントローラーセット

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出典:楽天

その他のdiy塗装方法:タッチアップペン

傷を直すならタッチアップペンが簡単便利

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車体をうっかりぶつけてしまって小さな傷が付いたなんてことは、よくある話でしょう。

こういった場合、傷も浅いので自分で直す方がお手軽で安上がりです。傷の範囲が小さいのであれば、スプレーやペンキを使うよりもタッチアップペンで塗装することをおすすめします。

こちらも手順自体はスプレーとほぼ変わりませんが、塗り広げるというよりも傷部分を埋めていくイメーシで、点を打つようなやり方で塗るのがコツです。ただし、ボディの色に合ったものを選ばないと、修理部分が浮いてしまうので色選びは慎重に行いましょう。


その他のdiy塗装方法:スプレーガン

本格派diyを目指すならスプレーガンで塗装

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メインで紹介したスプレー缶での塗装とは別に、エアー式のスプレーガンで塗装する方法です。スプレーガンを使うメリットとしては、塗料を均一に吹き付けやすい・塗料自体の費用を抑えられるといった点が挙げられます。

しかし、スプレーガン本体を購入する初期費用がかかることや、塗料を自分で調合する必要があるため、初心者にはあまりおすすめしません。車の塗装を頻繁に行う予定がある場合などに検討する方がよいでしょう。

その他のdiy塗装方法:カーラッピング

カーラッピングを使ってボディをdiy

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カーラッピングとは専用のシートを張り付けて車体カラーをカスタマイズするやり方です。塗装とは異なる方法ですが、カーラッピングは一度シートを張ってしまっても、簡単に剥がして車体カラーを変更することができるというメリットがあります。

また塗料に比べ安価でDIYが可能な点も魅力です。しかし、素人が凹凸の多い車体全体にシートを綺麗に張り付けるのは簡単ではありません。ボンネットやドアなど、車体の一部分のみの場合におすすめな方法となります。

VINYL FROG 5Dリアルカーボンシート

出典:Amazon

その他のdiy塗装方法:ラバースプレー

剥がせる塗料ラバースプレー

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カーラッピングの特徴として簡単に剥がせる点を挙げましたが、その利点を持つもう一つのアイテムがラバースプレーと呼ばれるものです。ラバースプレーは、スプレーにも関わらず塗装後に簡単に剥がすことができます。

カーラッピングのように気泡やしわができてしまう心配もなく、下地さえしっかりしていれば通常のカラースプレー同様、簡単に塗装ができて、なおかつ気に入らなければ剥がしてしまうことも可能です。

まとめ

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いかがだったでしょうか?今回は主にカラースプレーでの簡単な塗り方とその手順をご紹介いたしました。

必要な道具を揃え、手順通りに行えば車の塗装は素人でもセルフで行うことは十分に可能です。本記事ではカラースプレーでの手順をご紹介しましたが、その他の塗装方法でも下地までの工程と仕上げ方法には、ほとんど違いはありません。

特に下地作りはどの塗装方法においても重要な工程となっているので、初心者であれば、なおさら下地作りは丁寧な作業を心がけましょう。

愛車を自分仕様に

自分で愛車の塗装ができれば、カスタマイズの幅も広がり、より愛着も湧いてきます。車体の色を変えるだけでなく、イラストやロゴマークをペイントするなどいろいろなカスタマイズが可能です。

車の塗装にはさまざまな方法があるので、自分の車や作業環境、予算に合った方法で自分好みの塗装にチャレンジしてみてください。

使用アイテムの参考に!

車の塗装にはさまざまなアイテムを使用します。塗料だけでもその種類は多岐にわたり、何を使うべきか悩みどころです。セルフ塗装の道具選びにはぜひ、以下の記事も参考にしてみてください。