フィールドレコードとは
デザイナーが展開しているアウトドアブランド
フィールドレコードというアウトドアブランドを知っていますか?知っている方は常にアウトドア業界にアンテナを張っている方と言ってもいいでしょう。フィールドレコードは2018年に始まった新しいアウトドアブランドでサウンドデザイナー、プロダクトデザイナーが立ち上げたデザイン会社「共栄design」のアウトドアブランドとなります。共栄designは斬新かつユニークな栞(しおり)や傘立てなどが人気のデザイン会社です。
嬉しい日本製
全てのギアが日本製というわけではありませんが、キャンプや登山(トレッキング)でも大切になるシェルター、チェア、ガイライン(ロープ)は日本製です。破損してもいつでも交換や修理できる体制がとられていますよ。そのた製品はパキスタンや中国などのメーカーと協力しながら生産しています。キャンプや登山で重要となるシェルター、椅子、ガイラインが日本製というのは嬉しいですよね。大手メーカーでも日本製は少ないです。
購入できる場所
フィールドレコードの製品が買える場所は公式オンラインストアとなっています。2020年3月10日の時点では楽天やAmazonなどの大手通販サイトには出店していません。
フィールドレコードの魅力・特徴1
耐久性・軽量
フィールドレコードは耐久性と軽量化をよく考えて作られているということです。デザインだけではなくブランドのコンセプトとしても耐久性と軽量化は挙げられていますよ。例えば人気の「FRチェアカーボン トライアングル」は非常に軽いチェアでバックパックに取り付けていることを忘れるぐらいです。一般的に軽量だと耐久性が下がるなどトレードオフの関係になりやすいですが、FRチェアは耐荷重もあり耐久性と軽さを両立しています。
カーボンを使用
軽くて丈夫なカーボンを使うことで軽さと強度を出していますよ。カーボンは自転車のフレームなどにも使われている軽くて丈夫な素材になります。キャンプ用品では使われることは少ないのですが、トレッキングポールなど軽さも大切になる登山用品で使われている素材です。このように従来のキャンプ用品ではあまりなかった素材を採用していくことで、前述したFRチェアのように軽さと丈夫さを両立したギアが作られています。
フィールドレコードの魅力・特徴2
デザイン
独創的な照明器具や風鈴などおしゃれなアイテムを販売している共栄designのアウトドアブランドということでシェルターやチェアなどのデザインも他にはないようなものばかりです。前述した「FRチェアカーボン トライアングル」は座面が三角形になっていたり、シェルターはタープになったりオプションのメッシュインナーを使うとテントとして利用できたりと見た目がユニークなだけではなく、斬新な使い方もできるアイテムがありますよ。
1つのアイテムで使い方が2つ
シェルターやチェア、トレッキングポールなどいろいろなアイテムを発売しているフィールドレコードですが、中には1つのアイテムで使い方が複数あるというものも多いです。例えば前述したようにシェルターはタープとしても使え、メッシュインナーを使用するとテントとなります。トレッキングポールも同じように登山の時に使うだけではなくいろいろな使いみちがあり、アウトドアを少ない荷物で楽しみやすくなっていますよ。
フィールドレコードのおすすめギア1
FRチェアカーボントライアングル ロー
前述した座面が三角の全く新しい軽量でコンパクトなローチェアです。座面高は25cm、展開時のサイズは35×30cmとなり重さは本体だけなら缶ビールよりも軽量な280gとなります。付属品のスタッフバッグを含めても極めて軽量なローチェアです。アウトドア向けのコンパクトチェアに多いフレームに座面を組み込んで組み立てる方式ではなく、3箇所のベルトを引っ張ってロックするだけで簡単に使える魅力がありますよ。
おすすめポイント
280gと極めて軽量ですが、耐荷重は100kgと非常に頑丈です。使われているカーボンフレームは、3Kとなりカーボンの繊維が太くしっかりしています。カーボンには繊維の数で1K、3K、12Kなどがあり数が多くなるほど繊維が細く重たくなりますが、しなやかさもあります。3Kは軽さもありながら、丈夫な繊維ということでアウトドアのアイテム合う素材ですよ。また本体には便利なループが6箇所ありスタッフバッグが小物が吊り下げられます。
フィールドレコードのおすすめギア2
FRチェアカーボントライアングル ハイ
3Kのカーボンフレームを使った三角形の座面が特徴的なFRチェアの座面が高いモデルです。フィールドレコードの新作ということで前述したローチェアとともに4月上旬頃に発売予定となっています。仕様に大きな変更点はなく、サイズは35×30cmのままで高さが44cmとなっています。座面が高くなっている分若干重たくなりましたが、それでもビール缶よりも軽量な330gしかなく収納サイズも34×8×8cmとコンパクトです。
おすすめポイント
耐荷重が変わらないところは魅力的です。重心が高くなるとフレームに負担がかかるので耐荷重が下がりやすいですが、フィールドレコードのFRチェアは変わらないままです。高さによる収納サイズと重さ以外の仕様に特に変更がないので使いやすさはそのままですよ。スタッフバッグなどが取り付けられるループものきちんとあるのでシェラカップやマグカップなどの小物をカラビナフックなどで吊り下げることも可能です。
フィールドレコードのおすすめギア3
FRチェアカーボン
フィールドレコード最初のチェアとなり後述するフィールドレコードのトレッキングポールをフレームとして使う作りのため極めて軽量です。また本体にあるフレームもカーボン製で軽くて丈夫ですよ。前述した新作と比べると背もたれがありしっかり体を預けて休憩できるところがポイントです。大きさは50×58×58cm、座面高は21cmの低めの椅子です。重さは510gと軽く、収納サイズは37×Φ10cmとなります。
おすすめポイント
細かなところまでしっかり作り込まれています。アウトドア用の軽い椅子は風でこけたり、飛ばされたりしやすいですが、ペグループが付属しているので椅子をペグで固定できます。ペグで固定できる椅子はまだまだ少ないです。耐荷重は110kgにもなりベルトでまとめるだけで収納できますよ。注意点としては後述するフィールドレコードのトレッキングポールを使う構造なのでセットで使わないと使えません。
フィールドレコードのおすすめギア4
FRカーボンジュラルミン トレッキングポール2本セット
前述した椅子のフレームからシェルターやタープのポールとしても使えるトレッキングポールです。トレッキングポールとは登山、トレッキングで使う杖みたいなもので、バランス維持したり疲労軽減などさまざまな効果があります。フィールドレコードのトレッキングポールは上段、中段をカーボンにすることで軽量化し、下段をジュラルミンにすることで傷がついて割れないようにしています。最短が68cm、最長が140cmです。
おすすめポイント
上段から下段までカーボン製ではなくジュラルミンが使われているのがポイントです。ジュラルミンは傷に強く傷ができてもそこから割れるということがありません。これによりブランドコンセプトでもある軽さと強度が保たれていますよ。
フィールドレコードのおすすめギア5
FRシェルター
従来にはなかった斬新すぎる新しいシェルターです。通常シェルターは1枚で利用することが多いですが、フィールドレコードのシェルターは8枚連結できます。ただ同じシェルターをつなげるだけでの連結ではなく折り紙のように折り方を工夫することで一体型の巨大なシェルターになりますよ。1枚からでも利用できオープンタープのようにしたり、折りたたんでシェルターとして使えます。サイズは330×270cmとなります。
おすすめポイント
他社のタープ、シェルターにはない構造をしていて、表や裏に10個の止水ファスナー、12箇所に強力なマジックテープがあり、連結したり折ったり、開くことでタープからシェルターとして使えます。また複数枚つなげていくことで収容人数が増えても柔軟に対応でき、家族が増えたり、友達が増えたらシェルターを足すだけで大型化も可能になります。最大で520×750cm、高さ260cmもの巨大シェルターもできますよ。
フィールドレコードのおすすめギア6
FRメッシュ
シェルターにつけることでワンポールテントのように使えるメッシュです。これだけだと他のメーカーにも似たメッシュはありますが、FRメッシュもフィールドレコードらしさのある製品で、シェルターの半分ほどの大きさなのでワンポールのように完全に覆うことなく前室部分ができますよ。シェルターのように何枚も連結できませんが、メッシュ同士も連結できるようになっていて大きさをアレンジできる大変珍しいメッシュです。
おすすめポイント
独自の構造をしているメッシュですが、使い方は一般的なメッシュインナーと変わらずボトムの角をペグなどで固定するタイプです。連結部分もファスナーなので簡単ですよ。メッシュのボトムは高度な裁縫が要求されるバスタブ構造になっていて浸水しにくいようにシームテープで加工されています。ボトムの耐水圧は5000mmにもなります。 収納サイズは25×Φ12cm、重さ830gです。
フィールドレコードのおすすめギア7
FRフットプリント
メッシュの下に敷くグランドシートとなります。前述したように高度な裁縫でバスタブ構造になっていて5000mmとメッシュのボトムは耐水圧が高いです。しかしボトムは人がその上を歩いたり座ったりする部分なので圧力がかかりやすく、水が染み込みやすい部分となるのでフットプリントを使ってボトムを保護することで浸水への対策ができますよ。グランドシートなので小石や枝などの異物からの保護にも役立ちます。
おすすめポイント
シームテープされた20D(デニール)のナイロンを使用しているのでコンパクトに持ち運びできますよ。収納サイズは12cm×Φ10cmしかありません。また4隅にはガイラインが最初から取り付けられているのでセッティングがしやすくおすすめです。
フィールドレコードのおすすめギア7
FRアジャスターポール
FRシェルター用のポールで5cm刻みで長さが調整でき、1本で40~65cmとなります。材質はアルミ合金となり、重さは185gとなります。フィールドレコードのギアに馴染むつや消しのブラックのポールで、上下にエンドパーツがあるため上下を間違えることがなく初心者にもおすすめです。1本では短いという場合後述するもう一つの専用ポールを使います。
FRコネクションポール
アジャスターポールと一緒に使うことで任意の長さにするポールです。1本を連結するとで35cm延長できます。アジャスターポール1本にコネクションポール2本で110~135cmになりますよ。フィールドレコードのシェルターは組み合わせた枚数で大きさが変わる構造のため、シェルターの規模に合わせて同じようにポールの長さを延長していきましょう。
フィールドレコードのおすすめギア8
FRチタニウムVペグ16
今日買ったのコレだけ。
— みじいさん (@miji34) April 6, 2019
FIELD RECORDさんのチタンペグ。長めの。
ココの連結シェルターは面白かった。 pic.twitter.com/Ey85x9Vpet
高機能なマグカップなどでも使われているチタンで作られた長さ16cmのV字型のペグです。V字型のペグは重ねて収納でき、多少柔らかな地面でもしっかりホールドしてくれる形状です。V字なので溝に土がつきやすく使用後はしっかり洗いましょう。一般的なV字ペグは先端から上部まで同じ形状をしていますがフィールドレコードのV字ペグは上部が広くなっていて脚でも差し込みやすく、ペグを使って抜けるようになっていて便利です。
FRチタニウムVペグ20
基本的な仕様は16cmのペグと変わりませんが大型テント、大型タープなどの大きいギアを固定する時におすすめの20cmのチタンペグです。どちらのペグも肉抜きがされていて軽さにこだわったデザインです。軽さを求める方に特におすすめできます。
フィールドレコードのおすすめギア9
FR-starter set
紹介してきたシェルター1張り、メッシュ1張り、フットプリント1枚、アジャスターポール1本、コネクションポール2本、ペグ本にガイラインなどが付属したフルセットです。初めてフィールドレコードのシェルターを買うという方におすすめです。セット内容で2~3人向けのシェルターとなり、ペグの長さは固定力よりも軽さを重視した16cmとなります。付属のロープは後述するフィールドレコードのギアで色が2色あり選べますよ。
おすすめポイント
フィールドレコードのシェルターは同社のさまざまなアイテムと一緒に組み合わせて使うようになっているためスターターキットとして付属品がセットになっているところがおすすめのポイントです。セットをもとに子どもが大きくなって手狭になったらシェルターやメッシュ、ポールを買い足して拡張するようにするといいでしょう。
フィールドレコードのおすすめギア10
FRダイニーマリフレクティブガイライン・シルバー
アウトドア用品の中でも特に軽いウルトラライトギアでよく使われている軽くて強度のあるダイニーマを芯材に使用したロープです。分子の数が多く強く結びついているため非常に高い強度があるダイニーマにナイロン、反射材の外皮になっています。平均破断強度は100kgです。反射材入なので、夜でも視認性がよくロープに足を引っ掛けて転びにくくなりますよ。トレッキングやキャンプにおすすめです。
ガイライン・ダークシルバー
前述したものの色違いでその他の仕様は変わりません。どちらも1mからの好きな長さが買えます。前述したシェルターのセットに含まれているのがこのガイラインとなります。
フィールドレコードのおすすめギアのまとめ
ユニークなギアが豊富
フィールドレコードはアウトドアで思わず使いたくなるおすすめギアがたくさんある新進気鋭のブランドです。特に連結することでどんどん広くなっていくシェルターとメッシュは使い方が豊富でアレンジするのが好きな方はきっと使いたくなるでしょう。トレッキングでも使いやすい製品が多く軽量な椅子やトレッキングポールをフレームに使う椅子など重さが気になる時に使いたいギアもありますよ。
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