加湿器のフィルターや部品は掃除が大切！
加湿器のフィルターはカルキが付きやすい
加湿器のフィルターには、カルキが付着しやすいです。カルキ汚れは、水道水に含まれているミネラルの成分が固まることにより発生します。加湿器は乾燥する季節に続けて使いやすく、水道水を使うため、次第に固まってしつこくなりやすいのが特徴です。
また、カルキはアルカリ性のため、酸性の掃除グッズを使うことで中和され、取り除くことができます。また、加湿器のフィルター以外には、水回りに発生しやすく、キッチンのシンクの水垢はカルキが一因です。
水垢・ヌメリ・カビを放置すると危険
加湿器やフィルターに発生した水垢やヌメリ・カビ・また黄ばみを放置したままだと、タンクに設置した水と共に雑菌が部屋中に散ってしまい、乾燥対策のはずが雑菌を吸ってしまった、という事態に陥ります。
そのため、掃除を行えば、安心して加湿器を用いられるでしょう。また、加湿器のフィルターのカルキ・悪臭は、家庭のアイテムで対策ができるため、手軽に対処しやすいのもポイントです。
フィルター掃除向けアイテム①クエン酸
手軽に導入できる
手軽にできる加湿器のフィルター掃除には、クエン酸を使います。クエン酸は、スーパー・ドラッグストア・100均などで購入でき、さまざまな清掃に使えるため、手軽に導入しやすく無駄になりにくいのが利点のアイテムです。
また、植物性のでんぷんから生成されている分、家庭内でも安心して使いやすい魅力もあります。名前の通り酸性なため、アルカリ性のカルキに対処ができるでしょう。
食用・掃除用がある
食用と掃除用があり、食用は不純物が入っていないため水に溶かしたり料理に活用できます。また、掃除用は不純物が入っているため、直接口に入れてはいけません。
商品を選ぶ時には、パッケージを確認して用途をチェックしておくと、より使いやすいタイプを選べるでしょう。また、日常生活の中で安心して活用できるアイテムでも塩素系の洗剤と混ぜてしまうと有毒なガスが発生するため、混ぜるのではなく単体で用います。
フィルター掃除向けアイテム②重曹
安い値段で買える
重曹は100均やドラッグストアで購入でき、また業務用サイズを購入することでより低価格でお得に買い物できます。食品用の重曹を購入すれば、部屋の掃除だけでなく料理やお菓子作りにも利用できるため、業務用を購入しても使い切りやすいのが魅力です。
また、水に溶かしてうがい薬に・浴槽に入れて入浴剤代わりに使ったりと、加湿器の掃除以外にも暮らしの中で積極的に使っていけるでしょう。ペットのシャワー用途にも活用可能です。
悪臭対策にも使える
汚れを落とす効果だけでなく、悪臭を取り除く効果もあります。そのため、加湿器を長年使っていると発生しやすいカビの臭いなどにも効果的です。
不織布に包んで靴やカバンに入れておけば、湿気の対策だけでなく臭い取りになるのも利点となっています。一度にさまざまな汚れ・臭いに対処したい方におすすめなグッズでしょう。
フィルター掃除向けアイテム③洗剤
合成洗剤が強力
合成洗剤は、シンクのヌメリを解消する効果があり、排水管もケアできるため加湿器の汚れ・臭いにもしっかり働きます。粉タイプの洗剤を選ぶことで、潜在液を作り漬け込む方法で対処できるためより手間が省けるのもポイントです。
生活用品のコーナーで買えるため、食品の買い物のついでに導入できます。
キャップに印があり測りやすい
洗剤のキャップには1回に使う量の印があるため、簡単に測れるのも魅力です。また、ものによっては計量スプーンが付属していることもあります。
どちらでも、はかりを使ってグラムを計測する必要がないため、細かい作業が苦手な方でも取り組みやすいでしょう。購入する際は計量グッズが取り付けられているかチェックして選ぶのもおすすめです。
フィルターの掃除向けアイテム④バケツ
お湯を張るために使う
加湿器の掃除に用いるクエン酸・重曹・洗剤はお湯に溶かして使うため、お湯を張るためのバケツかボウルが必要になります。特に、一度にたくさんの加湿器のフィルターなどにまとめて対処したい場合は大きめのバケツを用意すると手早く済ませられるでしょう。
バケツはホームセンターで購入する以外にも、100均などで探せるため、手入れに使う用品をまとめて買い物しやすいのも魅力です。
目盛りが付いていれば便利
新しく購入する時には、内側のデザインに着目すると良いでしょう。内側に1L・3Lなどの目盛りが付いていれば、どのくらいお湯を入れれば良いか予測しやすくなります。計量カップを使う必要がなくなるため、手早く手入れを完了できるでしょう。
また、持ち手が付いているためお風呂場などに移動させやすいのも魅力です。容量に迷ったらどのくらいのお湯に溶かす必要があるかクエン酸や重曹・洗剤のパッケージから確認すると良いでしょう。
加湿器フィルター掃除方法①クエン酸を溶かす
3Lのお湯を用意する
バケツに3Lのぬるま湯を入れます。お湯の温度は45度ぐらいにしておくと、溶け残りが少なくなるのがポイントです。お湯はポットで沸かし、水で温度を調整する方法や、お風呂場から温度を指定してお湯を出す方法で調達できます。
3L調達できたら冷めないうちにクエン酸を用意しましょう。
20g計測する
20gの量を計測する際に、計量スプーンがあれば活用しましょう。また、計量スプーンがない場合は、お湯を張る前にはかりを使って計測しておき、袋に分けておくと手早く作業を進められます。
ゴム手袋を使ってしっかりと混ぜ、溶け残りがないか確認しましょう。手軽にしっかりとかき混ぜたい場合は、ホイッパーを用意しておくと簡単に混ぜられます。
加湿器フィルター掃除方法②2時間漬ける
フィルターの汚れを落とす
漬ける前に、加湿器のフィルターや部品についている汚れを落としておきましょう。ほこりを吸わないようにマスクをして作業することが大切です。
また、水を使って軽く洗うことで、カルキをしっかりと落とし切ることができなくても、クエン酸が働きかけやすくなります。
フィルター・部品を入れて最大2時間待つ
加湿器のフィルター以外にカルキや雑菌が気になる部品などがあれば、一緒に漬け込みます。最短で30分ほど漬ければ効果が出ますが、落ちづらい場合やたくさんケアしたい場合は2時間ほど待ちましょう。
また、大きすぎて浮かんでしまう場合、途中で漬ける向きを変えることで全体にまんべんなくクエン酸が行き渡ります。
加湿器フィルター掃除方法③流水ですすぐ
2分かけてすすぐ
時間が経過したら、流水でよくすすぎましょう。2分ほどかけてしっかりすすぐことで、クエン酸が残らないようにできます。加湿器に付着したままでは、加湿器が壊れてしまったり悪臭に繋がるため、しっかりすすぎましょう。
すすいだ後には水気をふき取るようにしますが、フィルターをふき取る時には柔らかいタオルで手入れします。フィルターが壊れないよう注意を払いましょう。
月に1回は手入れを行う
加湿器のフィルター掃除は、月に1度の頻度で行うことが大切です。加湿器は冬の間続けて使うことがあるため、定期的な手入れが重要となっています。休日に漬け込むことで手軽に対処できるため、あらかじめいつ行うか予定を決めておくと良いでしょう。
また、手入れの頻度を少なくしたい場合には、後述する予防グッズを活用することでカビや悪臭・カルキが付きにくくなります。
加湿器フィルター悪臭掃除①洗剤を溶かす
洗剤をお湯に溶かして混ぜる
バケツに3Lのお湯を張ったら、洗剤を大さじ2杯分入れて混ぜ、溶かしましょう。洗剤の分量はパッケージに書かれている使い方を参考にします。
クエン酸の時と同じように、ホイッパーを100均などで購入して使うことで、溶け残りが発生しづらくなるでしょう。また、合成洗剤は分量を守らず入れすぎると部品やフィルターを壊してしまうことがあるため、パッケージの説明をよく読むことも大切です。
重曹でも代用可能
洗剤の代わりに重曹を使うことでも、加湿器の悪臭に対処できます。重曹を使う場合、鍋に水を3L入れたら沸騰させ、重曹150gを入れて溶かすようにしましょう。高い温度にすることで、しっかりと溶けるようになります。
沸騰した状態で混ぜたら、火を止めて40度ほどになるまで待ちましょう。また、重曹はアルミ製の部品に使ってしまうと腐食してしまうため、使う鍋の素材・対処したい部品の素材をチェックしてから用いることが重要です。
加湿器フィルター悪臭掃除②部品を漬ける
部品は軽く洗っておく
フィルターについているほこりや部品の汚れは、ある程度水で流して取り除いておくと、洗剤や重曹の成分が染み込みやすくなり、しつこい悪臭に対処しやすくなります。カビを直接触らない・吸わないために、マスクやゴム手袋を使うことも大切です。
ビニール手袋ではなく厚みのあるゴム手袋を使うことで、カビや洗剤・重曹によって汚れたり手が荒れるのをしっかりと防ぐことができます。
1時間ほど漬ける
洗剤の場合は1時間から2時間ほど、重曹の場合は1時間ほど漬け込み掃除しましょう。全体を漬け込みづらい場合は、時間を延長して半分ずつ漬け込みます。
また、小さい子供がいる場合は手入れしている場所に入らない・触ってはいけないことを伝えるようにすると、安全に放置しやすいです。
加湿器フィルター悪臭掃除③水で洗い拭く
洗剤・重曹が残らないように洗う
洗剤や重曹をしっかりと水ですすぎ、残らないようにします。重曹や洗剤はクエン酸と同様に手入れの役に立ちますが、残っていると掃除後カビや雑菌・悪臭の原因に繋がるため、時間をかけて隅々まですすぎましょう。
また、フィルターは変形を防ぐため、力を込めて洗わないように注意が必要です。
清潔なタオル・布巾で乾拭きする
清潔なタオルや布巾を使い、フィルターや部品の水分を除去しましょう。乾拭きをした後は、新しい清潔なタオル・布巾などの上に乗せて乾燥させることで、よりカビや雑菌が生えにくい状態にできます。
手入れだけでなく予防もしたい方は乾燥させることを重視しましょう。また、重曹で対処した後に水垢が残っている場合は、前述したクエン酸での手入れや掃除も行うと効果的に対処できます。
加湿器のカビ予防方法①タンクの中は空に
水を入れたまま放置しすぎない
使わない間に水を入れたままだと、タンクからカビや雑菌が発生しやすくなります。そのため、加湿器を使っていない時間帯がある場合はタンクの中を空にすることを意識しましょう。
また、掃除以外に加湿器のタンクの中にどれくらい水が入っているのか寝る前などにチェックすることも大切です。
水を入れる際には分量を考える
加湿器に水を入れて使う際には、必ず満杯にするのではなく、どれくらいの時間使うのか予測して分量を調整しましょう。
例えば、夕方から夜にかけての短時間だけ使用することが分かっている場合は、タンクの半分ほどにして分量を少なくすることで、タンクの中に水が余る状況を避け、掃除以外の方法でも雑菌やカビを抑えられます。
加湿器のカビ予防方法②水道水を使う
天然水は使わない
加湿器に使う水は、天然水ではなく水道水を用いることも、予防に繋がります。水道水であればカルキによりある程度雑菌や悪臭の発生を抑える働きがあるため、タンクに入れていても雑菌・悪臭が増えにくいです。
しかし、天然水は純度が高い分雑菌が増えやすく、悪臭の原因になりやすいため掃除後も避けましょう。
浄水器は使わない
水道水を使う場合は、浄水器を通さずに用いることでより雑菌・悪臭に強い状態になります。浄水器は飲み物や料理に水を使う際には有効ですが、加湿器に用いる時には掃除後も避けるようにしましょう。
切り替え可能な浄水器の場合、浄水ではなくカルキがより含まれやすく雑菌に対処しやすい原水と書かれたモードを使います。
加湿器のカビ予防グッズ①加湿器キレイ
雑菌の予防効果が6か月
銀イオンの働きで、加湿器のタンクに発生する雑菌・ヌメリを6か月予防してくれます。コスパが良いため、長期間加湿器を使うという方におすすめです。
また、食品に使われることもある銀の成分で予防するため、雑菌に働きかけても人体に影響を与えにくい安心感もあり、空気に影響する家電でも活用できます。
タンクに入れるだけで手軽
使い方は水タンクに1パックを入れるだけなので、手軽に導入できる魅力もあります。
掃除後の効果を長続きさせることで、掃除の頻度を減らしながら雑菌に対処可能でしょう。3つセットなので、単品で買うよりも購入の手間やコストを減らせるのも利点です。
加湿器のカビ予防グッズ②みまもる天使みっちゃん
カビやウイルスに対処可能
加湿器のタンクの水1Lに対し、10ml入れることで、カビだけでなくウイルスも対策できる魅力があります。掃除後の清潔さを長持ちさせるだけでなく、乾燥する時期に発生しやすいウイルスにも同時に対処可能でしょう。
また、安心して活用できるノンアルコールでペットや小さい子供がいる環境でも使いやすいのも利点です。
薄めて使えば除菌スプレー・マスク対策に
5倍に薄めれば除菌スプレーとして使え、10倍に薄めればマスクを清潔にできます。また、うがい薬として使うことも可能なため、加湿器のフィルター掃除後の予防グッズとしてだけではなく、さまざまな用途で使えるのが利点です。
フィルターを清潔にして加湿器を使おう
加湿器のフィルターは定期的に掃除をして清潔な状態を保ち、加湿器を使いましょう。生活の空気に影響を与える加湿器は、掃除を月に1回ほど行うことで、雑菌が空気中に漂わないようにする予防が可能です。
また、加湿器のカルキの汚れも合わせて対処すれば、見た目も綺麗になります。掃除を行い、雑菌のない綺麗な加湿器で乾燥に対処しましょう。
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