昭和記念公園とは
早く広大なルートをぐんぐん走破してみたい、昭和記念公園の自転車道。まずはその公園の基本的なところから、把握してみることにします。(当記事は2020年2月9日時点の情報を元に掲載しています。)
東京を代表する総合公園
幾つもある東京の公園の中でも、抜群の広さを誇っているのがここ昭和記念公園です。1983年に昭和天皇の在位50周年を記念して作られた公園は、自衛隊基地のお隣に165.3haの面積があります。多摩地区の中心都市である立川駅前にあって訪れやすいこともあり、年間400万人以上が遊びふける名所です。
サイクリングの中心地
その特大過ぎる面積を利用して、昭和記念公園にはサイクリングコースが長く伸びています。ここは自宅からロードバイクの持ち込みもできるし、レンタサイクルで駆け抜けることも可能な場所。広い公園の移動は自転車が楽楽で、安全に長距離を走れることで人気が定着しています。
家族・カップル向けの見どころ満載
色んな面白い要素を凝縮した昭和記念公園は、ここだけで1日じゅう楽しめてしまう魅力があります。自然の観賞、幼児から高学年の子供向けの遊戯、カップルのデート、美味しいお食事など、その見どころと過ごし方は色々。サイクリングをしながら、園内の幾つもの名所に乗り込んでみてください。
基本情報
【所在地】東京都立川市緑町3173
【電話】042-528-1751
昭和記念公園のアクセス
車でお出かけ
当日に昭和記念公園まで高速に乗って移動するなら、最寄りになるのは中央道の国立府中ICや八王子ICです。都道や市道を通って、到着までは15分程度の道のりになります。サイクリングをするために向かう先は、公園の南北に用意されている、3つの駐車場です。
電車でお出かけ
かなり駅に近い立地条件も影響して、昭和記念公園までは電車で訪れるのもおすすめな手段です。もっとも近接しているJR青梅線西立川駅を始めとして、中央線の立川駅、それに多摩モノレールの各駅も利用できます。徒歩でサイクリングの拠点となる公園までの所要時間は、各駅から1~10分程度です。
アクセスルート
【電車1】JR中央線→立川駅→昭和記念公園立川口(徒歩10分)
【電車2】JR青梅線→西立川駅→昭和記念公園西立川口(徒歩1分)
【電車3】多摩モノレール→高松駅・立川北駅→昭和記念公園(徒歩)
【高速】中央自動車道→国立府中IC・八王子IC→昭和記念公園
昭和記念公園のサイクリングコース
縦横に巡るサイクリングコース
南北に2km、東西に1.4kmに渡っている範囲では、歩行者侵入不能な昭和記念公園のサイクリングコースが縦横に巡っています。公園には全部で3ヶ所のレンタル拠点となるサイクルセンターが配備され、コースの途中に自転車の出入り口や駐輪場が配備されているといった構造です。
コースマップ
全体のマップを眺めれば、昭和記念公園のサイクリングコースが一度に把握できます。全コースは上りと下りに分かれた一方通行のコースで、道幅も広く確保されているのが、走りやすい特徴。南北を結びつけている道は2路線あり、東西を結びつける路線が、中央と南側に2路線通っています。
サイクリングコースの距離
この長く伸びたサイクリングコース、昭和記念公園全体での総距離は14kmにも及んでいます。しかしサイクリングでは、ロードバイクの持ち込みをしたりで、何度でも周回することもできます。個々の体力や時間に合わせて、数kmから数十kmのコースを設定することも可能なわけです。
昭和記念公園の自転車の持ち込み
自転車の持ち込みは自由
ご近所から昭和記念公園に愛用自転車に乗って来たり、車で自転車を運んで来る場合、園内への持ち込みは自由です。車種はロードバイクなど何でも構いませんが、幼児用の補助輪付き自転車の場合、持ち込みはできてもサイクリングコースに入場ができません。安全を確保した上、遊歩道の走行となります。
持ち込み自転車の入り口
外からロードバイクなどの自転車を持ち込みする時は、専用ゲートを通ってサイクリングコースに入ります。持ち込み用ゲートは、公園の立川口の駐車場のそばなど、各地にあるのでさほど迷いません。持ち込みをする場合、レンタルの混雑を避けられたり、節約できるなどのメリットがあります。
昭和記念公園のレンタル
レンタルのサイクルセンター
もし現地でレンタル自転車を求めていれば、真っ先に向かう場所がサイクルセンターです。もっともサイクリングの利用者が多い拠点は、昭和記念公園の立川駅の近くにある、立川口サイクルセンター。その他南側の西川口駅前と、最北部の砂川口にもサイクルセンターが配置されています。
レンタルの利用方法
理想的なレンタルの自転車でサイクリングを乗りこなすためには、まずサイクルセンターでチケットを購入します。昭和記念公園のチケットは、3時間券と1日券の2種類があり、大人と子供では料金も違っています。公園内の各サイクルセンターで、乗り捨てをすることも可能です。
休日の混雑
もしも昭和記念公園のサイクリングに行く日が休日や連休中なら、その混雑は想像以上です。ゲート前には朝早くから行列ができ、自転車のチケット購入まで15分~2時間待ちという日もあるほど。混雑は特に立川口サイクルセンターでひどい傾向にあります。
昭和記念公園のレンタル自転車の種類
マウンテンバイク
走りやすくてカッコいいマウンテンバイクは、昭和記念公園でも一番人気の種類。幼児向のタイプも用意しているので、幼児を連れてサイクリングにやってくる家族も安心です。ただマウンテンバイクの種類は大人気のため、休日のレンタルでは早くなくなってしまう確率も高い傾向にあります。
ママチャリ(シティサイクル)
かなり台数も多めに準備された種類は、サイクルセンターのママチャリです。普段から街角でもよく見かけるカゴが付いている自転車は、昭和記念公園でも安定感ある走りを実現してくれます。小学生以下の幼児がいる家族の場合なら、チャイルドシート付きを選ぶことも可能です。
二人乗り(タンデム)
独特な自転車を試してみたい時には、昭和記念公園の二人乗りのタンデム自転車を選んでみてください。サイクリングは二人乗りなので、足並みを揃えなければ前に進むことができません。公園のタンデム自転車は台数が限られて人気なので、休日に利用するなら早めにチケットを求める必要があります。
電動アシスト自転車
ちょっと楽をしてサイクリングを楽しみたいとしたら、昭和記念公園にも見つかる電動アシスト自転車を選ぶことです。充電が十分足りている間なら、坂道でも余裕でスイスイと走りこなせます。体力に自身がない中高年ならば、とくに選んでみたい種類です。
一輪車
普段から自転車は乗っているから別のものがいい場合、一輪車も選んでみたい種類。これは昭和記念公園の立川口サイクルセンターのみで扱っています。とにかくバランスが重要で、初心者だと乗りこなせずに1日が終わってしまう可能性がありますが、一輪車の練習をしたい子供にもおすすめします。
ロードバイクは?
ギュンギュンと素早く走れるロードバイクは、自転車の中では憧れの1つです。昭和記念公園にロードバイクのレンタルはないかと探しましたが、どうもロードバイクの種類は無いようです。もしロードバイクをレンタルしたいなら、多摩エリアのレンタルショップを見つけて乗り込む手段もあります。
昭和記念公園の料金と営業時間
入場料金
まず広過ぎる昭和記念公園に乗り込むためには、入場料金を支払うのが先決です。各ゲートでチケットを買い求めて支払う形になります。2018年から料金体系は変更され、大人450円、子供無料、65歳以上のシルバーが210円となりました。年間パスポートや、団体入場を狙うとかなりお得です。
レンタル料金
当日のレンタルの料金は、昭和記念公園のどの自転車を使っても同様です。大人か子供かにより、料金は違ってきます。わずか3時間なら大人420円、子供260円で借りられて、その後30分ごとに料金は少し加算されます。1日サイクリングする場合も、大人530円、子供320円とかなり格安なのが魅力です。
営業期間と時間
1年のうちいつ昭和記念公園を訪れたとしても、サイクリングの利用時間は9:30からです。公式によればレンタルのサイクルセンターは、閉園の30分前まで利用ができます。昭和記念公園の閉園時間は夏と冬で違ってくるので、その都度チェックしておく必要があります。
料金情報
★入場料
【大人】450円(団体290円、年間パスポート4,500円)
【子供】無料(団体無料、年間パスポート無料)
【シルバー】210円(団体210円、年間パスポート2,100円)
★レンタル自転車
【大人(15歳以上)】3時間:420円(30分ごとに+70円)、1日:530円
【子供】3時間:260円(30分ごとに+30円)、1日:320円
【営業時間】9:30~閉園30分前
昭和記念公園サイクリングの魅力①【カップル】
自転車デートができる魅力
普段から徒歩でしかデートしたことがないカップルにとっては、昭和記念公園のサイクリングデートは新鮮な魅力になるかもしれません。それぞれが自転車に乗り、一緒に全長14kmのコースを自在と巡れるからです。途中の色んなスポットがあるため、1日自転車デートで過ごしても話題には事欠きません。
タンデム自転車でデートしてみる
もしレンタルの自転車でデートを決めたなら、昭和記念公園は二人乗りを選んでみるのも魅力的です。カップル二人乗りでずっとサイクリングコースを進んで行くので、その間はずっと密着してのリア充サイクリング。息を合わせなければ進めない二人乗りだから、楽しい時間を過ごせそうです。
昭和記念公園サイクリングの魅力②【カップル】
自転車で行ける自然のスポット
そんな二人乗りでも訪れてみたい昭和記念公園の魅力といえば、自然いっぱいのスポットが見逃せません。サイクリングの途中でコースを脱して訪ねてみれば、季節の花々や広大な平原、水鳥の池や湿原など、東京を忘れさせる名所が目白押し。デートは自然を感じてほのぼのしたものになります。
花の丘
見渡す限り花々に埋め尽くされてしまう名所が、昭和記念公園の北部にある花の丘。丘陵の地形を利用した花畑は、実に15,000㎡もの広がりを見せます。サイクリングデートで訪れる時期が春ならポピーが、秋ならばコスモスが咲き乱れ、カップルのデートだけでなく親子連れも綺麗な光景に見入っています。
渓流広場のチューリップ
そよそよとせせらぎが流れる渓流広場は、みんなの原っぱに隣接した涼しげな場所。ここは春に訪れると、無数のチューリップが咲いてカップルや家族を楽しませています。チューリップの名所は昭和記念公園の真ん中辺にあるので、サイクリングデートで訪れるにも無理がありません。
昭和記念公園サイクリングの魅力③【カップル】
自転車で行ける各種の庭園
幾つかある庭園は、この昭和記念公園の見どころに含まれます。二人乗りサイクリングデートで訪ねた時も、しばし足を止めてよく出来た庭園を眺めて休憩するにもぴったり。近代的な庭園、洋風庭園や日本庭園まであるので、自然スポットと合わせて観賞できるのも魅力です。
花みどり文化センター 浮遊の庭
もっとも立川駅に近接する昭和記念公園のエリアに、サイクリングデートでも注目な花みどり文化センターという施設があります。ここは緑の文化をテーマとした中核施設で、屋上に大地の地層が浮遊したかのような近代的空中庭園が作られています。市街地を一望しながらのデートを楽しめます。
日本庭園
今でも首都圏で最大規模を誇っている日本庭園が、昭和記念公園の中にあります。池を中心に据えてその周囲に紅葉がきれいなカエデや岩などを配し、伝統的な数寄屋造りの茶屋が昔の日本を思わせます。サイクリングで尋ねれば、気持ちがとても落ち着くデートになりそうです。
昭和記念公園サイクリングの魅力④【カップル】
自転車で行けるアクティビティスポット
珍しい二人乗りなどの自転車で走ってみれば、カップルで遊んで楽しいスポットが昭和記念公園には無数に見つかります。その種類は各種のスポーツから乗り物まで。カップル向きのアクティビティは、サイクリングの途中に気分を変えて楽しむことに繋がります。
スポーツエリア
普段は体験が難しいスポーツも、昭和記念公園には用意されています。たとえばディスクを投げて競い合うディスクゴルフはカップルにも人気。金属のボールを投げて点数を争うペタンク、ゲートボールみたいなクロッケーなど。多種類があり、幼児も大人もサイクリングより夢中になりそうです。
ボートハウス
陸上をギコギコとサイクリングする合間には、水面のほうを漕ぎ進めてみるのも面白そうです。昭和記念公園の南部にある水鳥の池にはボートハウスがあり、ローボートやサイクルボートに乗って遊ぶことができます。カップルにはもってこいだし、幼児を含めた家族にも大人気です。
昭和記念公園サイクリングの魅力⑤【家族】
自転車で行ける子供向けの遊び場
多数の子供向けの遊び場が集まっているのも、昭和記念公園の魅力。家族連れでサイクリングを経て訪れたい種類には、幼児が大喜びする珍しいトランポリンや、アスレチックや複合遊具など色々です。二人乗りなどの自転車で漕ぎ進めて、各地の遊び場で思い切り遊んでみませんか。
こどもの森のトランポリン
色んな不思議な遊びが詰まっているこどもの森は、昭和記念公園で幼児から小学生までの子供が大集結する人気スポット。家族でサイクリングの途中に立ち寄ったら、雲の海と呼ばれるまるで雲みたいなトランポリンが待っています。ふわふわと不思議な感触のトランポリンは、幼児も夢中に跳ね回ります。
こどもの森のツリーイング
充実したこどもの森の中には、昭和記念公園にやって来た子供たちがツリーイングに熱中できる名所もあります。子連れ家族のサイクリングで真っ先に目指してみたくなる場所の1つ。腕力のない子供も空中にぶら下がれて、子供にとってはスリル満点です。
昭和記念公園サイクリングの魅力⑥【家族】
夏限定の子供向けアクティビティも
さらにこの昭和記念公園が夏を迎えた時期だけ、限定的に楽しめる水遊びのアクティビティもあります。サイクリングをしてやって来れば、幼児を連れた家族連れもカップルも群がります。夏の束の間の涼しい思いを、存分に味わえるのが魅力です。
レインボープール
実に東京ドームの1.4倍という巨大な水遊び空間が、昭和記念公園の南西部にあるレインボープール。63,000㎡の面積は首都圏最大規模で、サイクリングの合間に9つの違ったプールが楽しめます。巨大なウォータースライダーでスリルを堪能できるし、浅い幼児向けもあって家族連れも安心です。
水あそび広場
有料なレインボープールとは違って、昭和記念公園の水遊び広場なら春と秋には無料開放がされています。水深は30cmと浅くて幼児向けで、水遊び広場には巨大な魚のモニュメントがあったりと楽しい雰囲気です。春・秋の暑い日のサイクリングに、涼を与えてくれる存在でもあります。
昭和記念公園サイクリングの魅力⑦【カップル・家族】
サイクリング途中に使えるショップ
ここは確かに立川の公園の中なのに、驚くほど色んなショップが集まっているのも魅力。だからロードバイクのサイクリングの途中で休憩したり、ピクニックのグッズやお菓子をゲットすることも容易です。お腹がすいたら、この公園内だけのオリジナルグルメを楽しむことだってできます。
売店
全部で7つの売店が、昭和記念公園の各地に出店しています。例えば立川口や原っぱやこどもの森なども、売店が見つかる場所です。そこはサイクリングの喉をうるおすジュースも、公園で必須なレジャーシートもおもちゃも販売する場所。焼きそばなどの軽食を見つけられることも人気の秘密です。
レストラン
園内に3店舗も揃うレストランは、お昼から夕方にかけて昭和記念公園でお食事をするにはぴったり。1店は立川口に近いふれあい広場に、もう1店はレイクサイド、もう1店が渓流広場にあります。サイクリングの疲れを消し去るスイーツ、美味しいピザや和食など、好きなグルメを味わってみてください。
カフェ
東方の立川口に近い場所に行けば、カフェが3つも集まっています。それぞれ昭和記念公園の総合案内所カフェ、花みどり文化センターのカフェ、ぎんなん茶屋です。カフェでは喉をうるおすドリンクが揃っているし、夏は冷たいアイスクリームが食べたい名物です。
バーベキューガーデン
緑がいっぱいな環境を生かしているバーベキューガーデンは、昭和記念公園でのお食事の最大の魅力。この施設はペットも一緒で完全手ぶらBBQを実現する場所で、必要な道具も食材も現地に用意されています。サイクリングの目的に、バーベキューを選んでみたら食事が弾みそうです。
昭和記念公園を駆け抜けよう
レンタルや持ち込みの自転車で
マンネリなデートや家族サービスを回避しておきたい時も、昭和記念公園が使えます。長く伸びたサイクリングコースは、ロードバイク持ち込みで疾走できるし、二人乗りなどレンタルの種類も多くて、子供も大人も大納得。時間があったら広大な公園のコース、走ってみたいですね。
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