はじめに
市販されている自転車には、買い物などで使用するシティーサイクルや通勤通学で使用されるクロスバイク、本格的なスポーツサイクルを楽しめるロードバイクなど様々な種類のモデルが存在します。ここではクロスバイクの良さとロードバイクの良さを取り入れたフラットバーロードバイクを紹介していきます。実際クロスバイクとの違いを見極めるのが難しいフラットバーロードですが、ロードバイクが持つ高い性能を持ったフラットバーロードの特徴と国内で販売されているおすすめのフラットバーロードを見て行きましょう。(料金等は2019,11,18時点のものです)
フラットバーロードとは
クロスバイクやロードバイク、マウンテンバイクと言った種類の自転車はよく耳にしますが、フラットーロードと呼ばれる自転車はあまり馴染みが無いという方が多いのでは無いでしょうか。フラットバーロードとはどの様な仕様の自転車なのか見ていきましょう。
ハンドルに大きな特徴がある
フラットバーロードといえばクロスバイクとロードバイクの中間を埋める自転車と言う認識を持つと良いでしょう。ロードバイクはドロップハンドルと呼ばれるハンドルが装着されていますが、初心者がドロップハンドルを操作しようとするとある程度の練習が必要になります。ロードバイクの走行性能を諦め、クロスバイクを購入する方もいますが、その様な方はフラットバーロードを購入選択肢に入れると良いでしょう。フラットなハンドルを装備しながら、走行性能はロードバイクに近い走りを得る事ができ、操作性と走りの良さを体験する事ができるでしょう。
ロードバイクに近いフレーム設計が特徴
スポーツサイクル車種を購入する際自分に合ったサイズを選ぶ事が重要になってきますが、ジオメトリを見てみるとクロスバイク、ロードバイクには違いがある事がわかります。クロスバイクと比較してみるとロードバイクはトップチューブやホイールベースが短くなっている特徴があります。これをフラットバーロードで採用するとハンドル部分が窮屈になる傾向が現れ、逆にクロスバイクの様なジオメトリにフラットバーを取り付けるとハンドル位置が遠くなってしまう傾向が見られます。そのため、フラットバーロードには、トップチューブやホイールベースが標準的なロードバイクよりも少し長めに設計されている車種が多く存在します。
クロスバイクとフラットバーロードはブレーキシステムに違いがある?
クロスバイクで仕様されるブレーキシステムは一般的にVブレーキが搭載されていますが、フラットバーロードでは、キャリパーブレーキやディスクブレーキを搭載されるモデルが多くなっていると言う特徴があります。しかし、メーカーによって考え方が様々で、フラットバーロードでもVブレーキを搭載されるモデルも数は少ないですが存在します。
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード①
2019モデルGiant: FORMA
日本国内でも人気の台湾の自転車メーカーGiantが販売するフラットバーロード「FORMA」の大きな特徴は、空気抵抗を軽減させるエアロ形のアルミフレームを採用しており、フレーム外にもアルミのフォーク、軽量コンポを採用する事で、街中最速をコンセプトとされる理由が伝わってきます。空気抵抗を軽減する各種ケーブルのフレーム内装は見た目の美しさにも貢献し、スポーティーなデザインを手に入れています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
速さを求めたFORMAのタイヤは28Cを採用し、路面との抵抗を軽減させています。コンポにはロードバイクで使われるシマノ製クラリスを採用しています。
フレーム | 軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 10.0kg |
ギア数 | フロント2枚リア8枚の18段変速機搭載 |
参考価格 | 74000円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード②
2019モデルFuji: ROUBAIXAURA
評価の高い自転車メーカーFUJIが販売するおすすめフラットバーロードと言えば「ROUBAIX AURA」が有名です。FUJIが販売する高性能ロードバイクをフラットバー仕様へと変更させた高性能車種となっています。美しいフレームはクロスバイクバイクとは異なるスポーティーな見た目を手に入れ、カーボンフォークを装着する事で軽量に貢献すると共にフラットバーへ伝わる路面からの衝撃を軽減させています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
軽量なアルミフレームは厳選された素材を使用する事で高い耐久性を同時に手に入れています。軽量なフレーム内を通り各種ケーブルはすっきりとしたフレームデザインと空気抵抗の軽減に貢献しています。
フレーム | ア軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 8.9kg |
ギア数 | フロント2枚リア8枚の16段変速機搭載 |
参考価格 | 92000円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード③
2019モデルGIOS:AMPIO
おしゃれなフラットバーロードの購入を考えている方におすすめの自転車がギオスが販売する「AMPIO」です。細身のクロモリフレームが特徴的な車種となっており、フロントフォークにも路面からの衝撃を吸収してくれるクロモリ素材を使用し、全体的にバランスのとれたおしゃれで格好いいフラットバーロードとなっています。変速機には有名なシマノ製クラリスを採用し街中でも快適な走行を実現し、普段使いに適した車種となっています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
装着するタイヤは700×25Cとなっており、路面との摩擦を軽減する事でロードバイクの様な速度で走行する事が可能です。
フレーム | クロモリフレーム |
重量 | 9.7kg |
ギア数 | フロント2枚リア8枚の16段変速機搭載 |
参考価格 | 79800円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード④
2019モデルMERIDA:GRANSPEED300-D
人気自転車メーカー「MERIDA」が販売する性能の良いフラットバーロード、GRAN SPEED 300-Dの大きな特徴は、静動力を高めた油圧式ディスクブレーキを搭載したモデルと言う点。悪天候時でも安心してスポーツサイクリングを楽しめ、シマノ製のTIAGRAをドライブトレインに採用しています。フロントフォークはフルカーボンを使い軽量化を実現すると共に走りの安定性を獲得したモデルとなっています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
アルミフレーム内装となっている各種ケーブル類は見た目スッキリしたフレームを実現し走り、見た目共評価の高いフラットバーロードとなっています。
フレーム | 軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 9.9kg |
ギア数 | フロント2枚リア10枚の20段変速機搭載 |
参考価格 | 117,900円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード⑤
2019モデルMIYATA:FreedomFlat
国内の人気自転車メーカーMIYATAが販売するクロモリフレームを採用したフラットバーロード「FreedomFlat」は本格的なスポーツサイクリングを楽しみたい方におすすめの自転車です。クロモリフレームは細めのフレーム構造が特徴的で、とてもスタイリッシュなデザインが街中でおしゃれにロードバイクに乗りたいという方におすすめのデザイン、シマノ製の16段変速機は軽快な走行を実現します。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
最近流行りのディスクブレーキ搭載していないものの、シマノ製デュアルピポットブレーキを採用する事で必要十分な制動力を得る事が可能となっています。
フレーム | クロモリフレーム |
重量 | 11.8kg |
ギア数 | フロント2枚リア8枚の16段変速機搭載 |
参考価格 | 56,800円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード⑥
2019モデルブリジストンアンカー:RL3FLATEX
タイヤメーカーとして有名なブリジストンは、電動アシスト自転車など、街中で快適な走行が可能な自転車も販売するメーカーです。その中でも、アンカーと呼ばれるブランドは、スポーツサイクリングに適した性能の良い自転車の販売を手がけ、海外メーカーと並んで人気となっています。ここで紹介する「RL3 FLAT EX」はロードバイクの性能を持ちながら初心者でも乗りやすいフラットバーを装着したモデルも用意し、ロードバイク特有のドロップハンドルを操作する事が苦手という初めて本格的なスポーツバイクに挑戦する方におすすめとなっています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
ロードバイクの走行性能に関わるタイヤは700x28cを採用し、走行性と安定性を兼ね備えたサイズとなっています。
フレーム | 軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 9.8kg |
ギア数 | フロント2枚リア8枚の16段変速機搭載 |
参考価格 | 76,000円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード⑦
2019モデルルイガノ:AVIATOR9.2
フラットバーを装着しながらロードバイクが持つ高い走行性能を手に入れたモデルが人気自転車メーカールイガノが販売する「AVIATOR9.2」です。10万円以下の価格設定をしていながら軽量なアルミフレーム、フロントフォークにはカーボン素材を使用したミッドグレードフラットバーロードと言えます。足元には700x25cのタイヤを装着し、路面との摩擦を減らす事で、スポードを出しやすく、街中での使用はもちろん、スポーツをサイクリングを休日に楽しみたいという方にもおすすめのフラットバーロードバイクとなっています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
街中での取り扱いの良さが人気のギアは、有名なシマノ製SORAを採用し、申し分のない性能を発揮します。
フレーム | 軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 9.6kg |
ギア数 | フロント2枚リア9枚の18段変速機搭載 |
参考価格 | 85,000円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード⑧
2019モデルスコット:SUBCROSSJ1
格好いい自転車を多く販売する人気自転車メーカースコットが販売するフラットバーロードバイク「SUBCROSSJ1」はマットブラック塗装された格好いいフレームが人気の自転車となっています。搭載されるフラットバーハンドルは一般的な車種と比較してハンドルの幅が広いのが特徴的で、安定感のある体制で操作する事ができます。ロードバイクに近い走行性能で乗るためにはこの安定感が安心感と快適性を提供しています。ブレーキには最近流行りの油圧式ディスクブレーキを搭載し、悪天候の中でも高い制動力を獲得しています。表示可能なシフトレバーは視認性が良く初心者でもギアの切り替え操作がしやすいシステムを搭載しています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
700×35Cの太いタイヤを装着する事で安定感のある走行が可能で、荒れた路面での走行も可能としています。
フレーム | 軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 12.50kg |
ギア数 | フロント3枚リア9枚の27段変速機搭載 |
参考価格 | 68.000円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード⑨
2019モデルTrek:FXSport6
アメリカの人気自転車メーカートレックが販売するロードバイクと同様の性能を兼ね備えるフラットバーロード「FXSport6」はFXシリーズの中で最も早い自転車としてスポーツサイクリングを楽しむ人に人気となっています。ここで紹介するフラットバーロードの中で唯一のカーボンフレームを搭載したモデルとなっており、トレック独自の機能IsoSpeedを搭載し、軽量最速の車両の乗り心地を実現している他、油圧式のディスクブレーキ、耐久性に優れたボンとガレーのタイヤを装着しています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
ドライブトレインはシマノ製の105を搭載し高性能モデルらしい装備を備えています。
フレーム | 軽量カーボンフレーム |
重量 | 9.30 kg |
ギア数 | フロント2枚リア11枚の22段変則機搭載 |
参考価格 | 255,000円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード⑩
2019モデルネスト:ALTERNAFLAT-K
国産ブランドネストが販売するフラットバーロードはロードバイクで採用されるWピボットブレーキを搭載していることからもロードバイクと同等の性能を兼ね備えている事がわかります。ロードバイクでは装着されないキックスタンドも購入時から装着され、駐輪する際に非常に役に立つ便利装備となってます。走行性に優れる点では、国内で販売されるフラットバーロードの中でも軽量なフレームを採用している点があげられます。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
ブラック・シルバーの2色展開をしており、量カラーともマットな雰囲気で格好いいフレームが男性に人気となっています。
フレーム | 軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 9.5㎏ |
ギア数 | フロント2枚リア8枚の16段変速機搭載 |
参考価格 | 64000円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード⑪
2019モデルキャノンデール:CAADOPTIMOCLARISFLATBAR
キャノンデールで最速のフラットバーロードとして知られる「CAADOPTIMOCLARISFLATBAR」のアルミフレームはキャノンデールロードモデルのCAADOptimoと共通となっており、路面からの衝撃を吸収し俊敏なハンドリングを行うフロントフォークにはカーボン素材を採用し車両の軽量化に貢献しています。そして他のフラットバーロードと比較して異なる点がフロントギアが1枚となっている点です。多くのギアが必要ないという方におすすめで、チャーンが外れてしまうと言うトラブルが発生しない様にチェーンガイドが装着されています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
フラットバーロードのハンドルは600mm幅のものを採用しスポーティーなハンドルとなっています。日本人の肩幅にも合うサイズは操作のしやすさが高評価となっています。
フレーム | 軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 9.5㎏ |
ギア数 | フロント1枚リア8枚の8段変速機搭載 |
参考価格 | 79000円 |
サイクリングにおすすめ人気フラットバーロード⑫
2019モデルジオス:LUNA
細めのフレームが特徴的なジオスの自転車の中でも力強いフレームを搭載するモデル「LUNA」は2019年モデルの最新ロードバイクでも使用されるオメトリーを獲得し、高い走行性能を味わえるフラットバーロードです。ロードバイクの特徴でもあるドロップハンドルの操作に不安を感じる方はこちらのモデルを選択し、車体の操作に慣れた頃、ハンドルをドロップハンドルへと交換することも可能となっているので、将来的に本格的なロードバイクへとモディファイを考えている方におすすめのモデルとなっています。
高評価のフラットバーロードを比較!基本スペック情報
コンポーネントには有名シマノ製ティアグラを採用しています。
フレーム | 軽量アルミニウムフレーム |
重量 | 9.8Kg |
ギア数 | フロント2枚リア10枚の20段変速機搭載 |
参考価格 | 110,000円 |
まとめ
フラットバーロードバイクと呼ばれる車種の特徴、国内で販売されるフラットバーロードと名が付くモデルを紹介してきました。フラットバーロードを購入する際、フレームの素材、トップチューブやホイールベースの長さ、ブレーキの種類やコンポのグレードなどを見極めて購入すると良いでしょう。また、フラットバーロードの中には、ハンドルをドロップハンドルへ変更できるモデルも存在しますので、将来的にドロップハンドルを試してみたいと言う方は、交換可能なモデルを選択しておくと将来選択肢が広がる事でしょう。
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