ひらの丸とは
これからタチウオ目的に乗り込んでみたい、ひらの丸。この釣船については、その場所がどこなのかなど基本的なところから掌握することにしましょう。(当記事は2019年11月4日時点の情報を元に掲載しています。)
富津が釣り船の舞台
西方の横浜方面に向かって長く伸びた海岸が特徴な富津岬は、千葉で昔から知られた景勝地です。その岬を取り囲む東京湾の海域には、連日のように富津の漁師たちの漁船が乗り込み、漁を繰り広げている風景もあります。船釣りで期待高まるひらの丸が利用できるのは、海を望む漁師の根城、富津漁港です。
ひらの丸の場所
富津漁港の北東側が、ひらの丸のいつもの決まったポジションです。この漁港から連日のように出発して、若い船長が釣果の上がる海域に連れて行ってくれます。ひらの丸の釣り船には新旧の船が用意され、乗り合い釣りから仕立て釣りまで対応できるとして、釣り人からはかなり評判を得ています。
夏~翌春はタチウオ釣りが評判
おだやかな富津漁港から出港するひらの丸でも、1番評判の高さを見せるのが巨大タチウオ釣りです。浦賀水道あたりの海域では最大級のサイズを有する魚であり、釣りをしたときの手応えも抜群です。ひらの丸が拠点にする海域では、夏から翌春まで、タチウオ釣りを楽しむことができます。
ひらの丸基本情報
【集合場所】千葉県富津市富津漁港
【電話】0439-87-2183
ひらの丸のアクセス
アクセスの概要
一気に東京湾を渡るアクアラインを伝ってくるなら、東京からでも1時間でたどり着けるのが富津です。アクアラインから館山自動車道を経て、木更津南インターを降ります。そこからは湾岸道路(国道16号・県道90号)で、評判なひらの丸の停泊している富津漁港内を目指します。
駐車場
現地の漁港内は朝から漁業関係者も行き交う場所であり、ひらの丸専用の駐車場が用意されていません。しかし漁港の岸壁のフェンス際は、ひらの丸利用者の駐車が許可されている場所です。適当に駐車してよいわけではなく、きちんと黄色い札に沿って駐車することが求められます。
アクセスルート
【アクアラインから】館山自動車道→木更津南IC→湾岸道路(国道16・県道90)→富津漁港→ひらの丸
ひらの丸の船
第1ひらの丸
常に乗り合い船として活躍しているのは、真新しい第1ひらの丸のほうです。こちらは2017年に進水式を迎えたばかりの新造船で、船体は漁船よりはヨットに近いデザインをしています。設備も最新鋭で、タチウオ釣りを快適に過ごせるとして評判も上々です。
第18ひらの丸
この釣り船ではもう1艘、第18ひらの丸も毎日活動しています。旧来よりある漁船型をした船で、乗り合い船としても、仕立て船(貸し切り)としても利用されます。仕立ての場合はプライベートに少人数から団体まで乗り込めて、富津で気心知れた仲間だけでの釣りには欠かせない船です。
ひらの丸の料金
魚種により異なる料金
こちらのひらの丸、乗り合いでは魚種によってかなり金額も変わります。最も金額が高いのはスズキ釣りで、1名あたり11,000円を要します。しかしアジやアオリイカなどほとんどの魚は、エサと氷付き9,500円と料金は割安。イイダコ釣りなら最も安い7,500円で楽しめます。
タチウオの料金
気になるタチウオの場合には、男性の場合には他の魚種と同じ9,500円の料金です。しかし女性や18歳以下の場合、エサと氷付きで6,500円とかなりお得な料金設定になっています。大きくて釣り甲斐のあるタチウオ釣りは、女性の釣り客からも評判です。
ポイントカード
仕事が休みを迎えるたびに富津のひらの丸に乗り込むなら、ポイントカードの重要度が増してきます。何故なら4回目と8回目の乗車で1,000円引きとなり、12回分全て貯まると次回乗船が無料になるからです。常連客を目指しているなら、確実にポイントを貯め続けてみたいところです。
ひらの丸の乗船方法
釣座の番号札を取る
利用が乗り合い船の場合には、ひらの丸の釣座の番号札を取るところから始めます。この番号札は前日の15時から、港の船の前に掲示されているもので、タチウオやアジなど様々な魚種でも同様です。当日朝の乗船の時に船長に渡すことになるので、大切にいつも使うバッグなどに保管するのが好ましいです。
乗船開始10分前に集合
朝の乗客の集合では、早めの行動が求められているのがひらの丸です。朝5時などの出港10分前には、ひらの丸の前に集まっていなければいけません。集合できない場合は番号札は無効となり、遅刻者を待たずに船は出発してしまいます。当日はくれぐれも渋滞にはまったり、寝坊しないよう注意が必要です。
ひらの丸で狙いたいタチウオとは
見た目と名称
まっすぐに伸びて細身な全身は、銀色に輝いていて日本刀のようなので、昔からタチウオ(太刀魚)の名で呼ばれて来ました。口には鋭利な歯を持っていて獰猛な雰囲気もあり、大きくなると体長は230cmを超えるほど。その巨体からドラゴンの異名も取り、ひらの丸で1番に釣り人を集める魚です。
生態
このタチウオ、日本付近だけでなく世界の温暖な海域に生息しています。水深は深い所なら400m、浅い水面下や汽水域までを生息範囲とします。釣りの旬となるのが、産卵のピークを過ぎた8月から、翌年3月までの頃。成魚は朝方に水面まで上がってくるので、ひらの丸の朝釣りにはぴったりです。
タチウオ料理
朝方にひらの丸で釣れたばかりの新鮮なタチウオなら、生食で美味しさは抜群です。下ごしらえが苦にならないなら、刺し身や寿司で食べてみては。さらに切り身はバター焼きや塩焼きなどの焼き物に、あるいは煮付けにしてみたり、香ばしく唐揚げにしてみても食べごたえがあります。
ひらの丸のタチウオ釣りポイント
浦賀水道~東京湾の海域
基本として浦賀水道と東京湾が接続する海域を中心に、船長がポイントを定めています。船長が魚群探知機を使って、魚影が濃いと判断した場所でのタチウオ釣りが始まります。そのためにひらの丸は出向する日によって、ポイントがかなり違っているのもいつものことです。
富津、走水、猿島、観音崎
出港してもっとも近場で始まるとすれば、富津沖の海域です。西側では猿島沖も有望な釣り場となり、三浦半島では走水や観音崎の沖合の海域に出向くことも多めです。いずれの場所でも横浜の市街地や富士山などを背景に釣りに入り込めるので、景色の良さも評判です。
タチウオを狙う水深
船長による魚群探知機での探査では、いつもタチウオが反応しやすいのが水深45~70mという浅い海域です。また水深10mといった、さらに水面に近い場所でもタチウオが群れることがしばしばです。後者の場合には、ひらの丸に乗り込んだ子供や初心者からも狙いやすくなります。
ひらの丸で必要な道具
雨対策
視界の広い浦賀水道の上に出ると、時折雨に降られる場合もあります。したがってひらの丸に乗り込む時には、雨対策が必須です。雨をはじく釣り用ウェア、雨がっぱなどで体を冷やさないようにします。水に濡れても浸水しない防水靴までも揃っていると万全です。
大きめのクーラーボックス
確実にお持ち帰りができるひらの丸なので、釣具と共に忘れてならないのが選びぬいたクーラーボックスです。タチウオは体長1mを超える大きな魚なので、それなりにサイズのある深いものを用意しておく必要があります。大きいものであるほど、大量に釣れた場合にも問題なく対処できます。
ひらの丸のタチウオ釣りのロッド・リール
ひらの丸で使ってみたいタックルとは
船上の座席から周囲を眺めれば、タチウオ釣りに際して最新鋭の釣具を揃えた猛者が集まっています。タチウオジギングで手動で巻き上げて楽しむ人もいるし、電動リールで楽する人もいます。近頃タチウオはテンヤ釣法も広がりを見せているようです。ひらの丸は幾つかの方法を試してみる絶好の機会です。
タチウオジギング用ロッド
選んで間違いないのは、初心者からもひらの丸で使いやすいタチウオジギング用ロッド。長さは2mほどしかない細身で非常に軽量でありながら、タチウオの引きに対しての耐久性が高いタイプが揃います。中でも鏡牙シリーズは知名度があって人気です。
タチウオジギング用リール
そんなタチウオジギングで選び出してみたいリールは、よく知られたベイトリール。フォールバイトしやすいベイトリールが、タチウオ釣りとの相性が抜群によく感じられます。タチウオ釣りでは船長から水深何mに反応あり等とアドバイスが貰えるため、水深がわかるカウンターリールが人気を集めています。
ひらの丸のタチウオ釣りの仕掛け
ひらの丸でおすすめの仕掛け
これはひらの丸の船長が公式ブログで度々おすすめしている、エサ釣りの仕掛けです。ラインはPE2号以下を絶対厳守することで、タチウオの釣果はかなり違うとのこと。オモリは浅場ならば40号、深場なら60号と使い分けます。仕掛けは一本針と、ハリス8号(2m)を使うことがベストです。
仕掛けで気をつけたいポイント
色んな仕掛けが使えるタチウオ釣りですが、用いる時に気をつけるポイントも公式から紹介されていました。肝心なことは、ゴムパイプやワイヤーを含む仕掛けはNGなことです。この仕掛によってアタリが激減する上に、喰い込みが悪い仕掛けなために釣果にかなり影響が出てしまいます。
ひらの丸のタチウオの釣果
最大級のタチウオ
成体では70cmを軽々と超えてくるタチウオですが、90cmを超えてくるとまずまずのサイズ感です。ひらの丸では連日特大級の釣果が上がっています。100cmオーバーになると大物の中に数えられ、ドラゴンとの呼び声も高まります。120cmやそれ以上の超特大ドラゴンも夢ではありません。
30本超えも当たり前
乗船したのは初めてというビギナーでも、数本もヒットする確率が高いのがひらの丸です。ベテランの域に達すると、1日に20本以上は当たり前、多ければ40本を超えるという猛者も現れます。これは釣具や技術的なレベルも影響しますが、確実に魚群を見抜く船長の、絶妙な位置取りが関係しています。
ひらの丸でタチウオを釣ろう
ドラゴン級を求めて
普通に素人でも船釣りを始めやすい魅力が、富津のひらの丸には備わっていました。富津の海へと乗り出せば、釣ったこともないようなドラゴン級タチウオを、たちまち釣り上げられる確率も高めです。今夜のおかずを豪勢にしたい時、ストレス発散したい時、ひらの丸に乗り込んでみたいですね。
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