防寒テムレスとは
SHOWAの防寒手袋
SHOWA(ショーワグローブ株式会社)は本社を姫路に置いている手袋メーカーです。ロゴマークを見ても手袋を手掛ける会社なのは、一目瞭然。家庭用から産業用まで様々なタイプの手袋を生み出して来た中で、いま青と黒の防寒テムレスが人気です。
黒を欲しがる人続出
実際に使った人々の口コミや宣伝を見れば、防寒テムレスの性能の高さは一目瞭然。手に装備すれば、あらゆる低温の場面で活躍してくれます。黒の快適で最強な防寒テムレスだから、まだ購入していない人の中には、思わずボードに欲しい思いを書き出してしまう人もいるほどです。
特にスポーツで注目高まる
今や雪山を中心として冬季スポーツの愛好者も増えましたが、防寒テムレスはそんな寒い中での娯楽を追求する上でも、注目を集めています。それは厳寒の冬のスキーやスノボ、そして春や秋の登山まで。従来の用途を超え、活躍の場は趣味の世界へ浸透しつつありますが、この点も詳しくお伝えします。
防寒テムレスの青→黒の歴史
1954年に始まったSHOWA
各地の街並みはすっかりと戦災から復興し、喧騒を取り戻していた姫路の1954年。映画の中でゴジラが世間を席巻するようなご時世に、塩化ビニール製手袋を製造する尚和化工株式会社が誕生しました。1997年にはショーワに社名変更しますが、この名は尚和が元になっていたのです。
防寒テムレス青の初登場は2005年
後に好評になる透湿性ポリウレタン手袋のテムレスが発表されたのは、2005年に入ってからのことです。当初の防寒テムレスには黒のタイプはなく、青を基調としたカラーのみが販売されていました。漁業や農業などの水を扱う現場で、テムレスは徐々に人気を上げていくようになりました。
2018年11月に黒タイプが登場
そしていま評判な黒い防寒テムレスが登場したのは、2018年11月になってのことでした。当初までの青いタイプに加えて、ブラックが選べることにより、今まで防寒テムレスに興味がなかった人々をも、惹き付けるアイテムとなっているのが2019年現在です。
防寒テムレスの性能①柔軟
寒くてもやわらか
多くの手袋を冬の低温下で使用してみれば、確実に瞬時にカチカチに凍り付くのが世の常です。しかし青や黒の防寒テムレスの場合は違います。ポリウレタンが原材料になっているため、屋内外のどんなに寒い状況下にあっても柔軟さを維持。指先の細かな作業を継続できるのがおすすめのポイントです。
マイナス60度まで柔軟
そして驚くべきは、防寒テムレスの発揮する耐久性です。冬の北海道はマイナス20度以下に達しますが、黒や青の防寒テムレスはそんな低温下でも問題なし。実験ではマイナス60度の環境でも柔軟さを持続できたほどで、極限状態の冬の雪山や、南極に持って行っても通用します。
防寒テムレスの性能①透湿防水
水をはじく防水効果
そんな冬の低温下でも柔らかな防寒テムレスは、同時に透湿防水の性能面でも、他の手袋より優れています。水の中に手を漬け込んでも染み込む心配がありません。防水効果が強いのは、防水ポリウレタン層、発泡ポリウレタン層、裏布という三層構造があるためです。この防水性能は黒でも青でも同じです。
湿気は逃がす透湿効果
このポリウレタンの特殊な3層兄弟は、同時に透湿効果も発揮します。透湿とは湿気を逃がすという意味の言葉。発泡・防水ポリウレタンにある、ミクロの細かな穴によって透湿されるため、防寒テムレスを手に付けてた時の不快な蒸れを防止します。透湿効果についても、青も黒も同様です。
防寒テムレスの性能①温かい
保温性の高さ
どんなに冷たい外気、冷水、氷にも影響を受けない防寒テムレスは、手に装着した時の保温効果が格段に優れています。マイナス数十度の温度までなら、まるで手が冷ええしまう心配がありません。マイナス60度まで保温性能を維持できてしまう理由は、黒い手袋の内側に特殊構造を作り出したためでした。
モコモコな裏起毛
内部を見てみると、黄色でモコモコとしている、裏起毛と呼ばれるパイル構造が確認できます。ポリウレタン3層の裏布についている裏起毛は、外側の冷たさを決して手に伝えない威力を発揮します。黒の防寒テムレスを使って、マイナスの温度でも寒く感じないのはこのモコモコのためです。
防寒テムレスの性能①滑り止め
高い滑り止め効果
よくある普通の軍手では、物を持った時に滑ってしまうことがあります。しかし黒や青の防寒テムレスは、滑り止めの効果が極めて強いこともおすすめの理由です。この滑り止めはポリウレタンそのものが持っているわけではなくて、一番外側の防水ポリウレタン層に施された特殊な物質のおかげです。
特殊樹脂のコーティング
その物質とは、SHOWAが採用した特殊樹脂のこと。防寒テムレスの外側全体に特殊樹脂をコーティングすることによって、滑り止めの威力を上げています。黒い防寒テムレスを身につけると、あらゆる作業の現場、そしてスポーツの場面でもグリップが効いて、動作の安全性や正確性を向上させます。
防寒テムレスの性能①サイズ
M~LLまでのサイズ
いま販売されている青い防寒テムレスのほうは、小さいMサイズ、中程度のL、さらに大きなLL/XL、そして最大の3Lサイズまで揃えられています。一方で新たに登場している黒タイプの防寒テムレスは、公式サイトでは確認不能ですが、インスタ写真によればM、L、LL、3Lが存在するようです。
手のサイズにフィットできる
手のサイズが比較的に小さめの女性、あるいは子供であれば、選びたい黒の防寒テムレスは全長が短いMか、それに準ずるLサイズ。一方で手のサイズが大きな成人男性のほうは、L以上のサイズが向いています。最大の3Lは全長30cmもあります。手のひらや中指の長さを基準として選ぶのがおすすめです。
防寒テムレス(青)のサイズ
【M】全長27.0cm、手のひらまわり21.5 cm、中指長さ7.8cm
【L】全長27.5cm、手のひらまわり24.5cm、中指長さ7.8cm
【LL】全長28.0cmm手のひらまわり26.5cm、中指長さ8.3cm
【3L】全長30.0cm、手のひらまわり28.0cm、中指長さ9.0cm
黒い防寒テムレスの魅力
見た目かっこいい
新たに生まれたブラックの防寒テムレスの魅力の筆頭には、見た目のかっこよさが挙げられます。青の場合は作業をする上で手の汚れもよく分かる色合いで、明るくて健全なイメージでした。一方で黒は特に雪の上ではよく映える色で、普段遣いから手元をおしゃれに飾るのに適しています。
ファッションに合わせられる
真っ青なテムレスのほうは性能面は文句なしとは言え、屋外ではその純粋な色がファッションに合わないこともしばしばでした。しかし黒の防寒テムレスは、身につけたファッション性を向上させてくれるアイテムです。モノトーン系の冬の衣類に対しては、特に相性の良さを感じられます。
カフ+締め紐付きタイプも販売
実はこの新型の黒い防寒テムレスには、2種類のタイプが用意されました。1つは従来の青と同様に、全体のポリウレタンと袖口のナイロンでできたタイプ。もう1つが、袖にカフと紐による締付け機能を搭載している種類です。後者のほうが外気の遮断性能は高く、おしゃれ度もプラスされています。
黒い防寒テムレスの用途①バイク
バイクのグローブに黒
いま全国を駆けるライダーの間で密かに浸透中なのが、黒い防寒テムレスの愛用です。特にブラックが登場してからは、バイクとの相性が良いとして好評を得ています。冬にバイクに乗ると手元の体感気温が極度に下がるのが悩みですが、そんなバイクの手が寒い問題を解消するのが、おすすめ理由の1つです。
バイクアイテムとの相性バツグン
多くのバイクは黒との相性が良好で、そのためにブラックな専用アイテムが目立ちます。革ジャン、サイドバッグなどが代表的ですが、そこに黒の防寒テムレスが加わったとしても何ら違和感もありません。黒の防寒テムレスと革ジャンとの相性はバツグンに良く、かっこいいライダーにまた一歩近づけます。
黒い防寒テムレスの用途①雪山
雪山でのスノボやスキーに
以前から冬の雪山でもチラホラと見られたのが、青の防寒テムレスでした。寒さが支配する雪山でのスノボやスキーを楽しむ時、手が全く凍えないスーパー手袋として知られていたのです。この度おすすめの黒が登場したことによって、雪山のスノボ・スキー愛好者の間でますますテムレスが普及しています。
雪山でブラックがかっこいい
どんな色にもマッチしてくれる黒の魅力は、雪山の中でも発揮されています。黒い防寒テムレスは、様々な色のスキーウェアとの相性が良いと感じ取れるアイテムです。真っ白な雪原の中で黒の手袋はとても映えるため、手元の安全性にも寄与してくれることもおすすめ要素です。
黒い防寒テムレスの用途①登山
険しくて寒い登山に
素手の状態での登山決行は低山では当たり前ですが、晩秋を迎えてから冬を過ぎ、晩春にかけての季節には厳禁です。険しい岩山の登山では手が凍え、手元が滑ったり怪我することもありがちなことだから。そんな登山時にも防寒と滑り止めを目的におすすめになるのが、防寒テムレスの黒です。
登山でブラックがかっこいい
以前からの青いほうの防寒テムレスは、登山ウェアとの相性面で今ひとつな印象もありましたが、黒のタイプは違います。手に装着すると悪目立ちすることなく、おしゃれな着こなしに早変わりです。登山用で性能が格段に優れて見た目かっこいいブラック手袋を求めていれば、確実に入手したい手袋です。
防寒テムレス使用上の注意点
体を不調にする可能性
驚異的な保温力を見せる黒の防寒テムレスですが、身体に対する悪影響での注意点もあります。ポリウレタンの素材が、痒みなどアレルギーを起こす可能性があり、マイナス数十度の環境では、完全に防寒効果を得られない場合も。濡れたままではカビが発生して不衛生なので、随時乾燥が不可欠です。
体を傷つける可能性も
低温には絶対負けない黒の防寒テムレスは、逆に高温下では出番を与えられない手袋です。ポリウレタンは高温で溶けてしまい、やけどの心配が出てきます。ガソリンやベンジンなどは透過の危険があり、刃物、回転体、感電などにも弱いこともあるので、特徴を覚えて使いこなす必要もありそうです。
防寒テムレスの黒を入手しよう
様々な用途に使いたい
誰にでも似合ってしまう黒い見た目の防寒テムレスは、従来の青と同じく高度な性能を発揮してくれる手袋でした。かっこいいブラックのタイプなら、冬の登山に、雪山のスノボに、バイクでの疾走にといろんな活躍の場が出てきます。黒の防寒テムレスは確実に入手してみたいですね。
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