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ジャクソンのフィールドスタッフがオススメする真夏のシーバス攻略法!

jacksonフィールドスタッフの細野です。今回は真夏のシーバス攻略法についてご紹介します。夏と言えば気温、水温共に上昇する事により人間もシーバスもお疲れ気味です。そんな夏場は狙うポイントとタイミング!ベイトの有無によって釣果に差が生まれます。
更新: 2021年5月16日
JACKSON FIELD STAFF 細野史哉
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〜真夏のシーバス攻略法1〜 狙うポイント

この時期は水温の上昇がかなりネックになってきます。
水温の上昇による赤潮や水質が不安定になりがちでアングラー側には苦戦を強いられる場面が増えてしまいます。
しかし、逆に言えば水温が低い所やベイトの入りやすい場所を狙っていく事が釣果を出す近道になるのです。
例えば、三浦半島ではこの様なシチュエーションは無いのですが、完全淡水域の清流シーバスなど含めリバーシーバスが注目を集める時期でもあります。
河川は常に水が動いている為、他の場所に比べて遥かに水温が低く安定しています。
また、雨などの影響により流入する真水によっても水温が下がります。

水温が低く安定する場所は河川だけではありません。狙うタイミング、時間帯なども魚の活性を大きく左右します。
比較的、気温の低い朝マヅメはこの時期注目のタイミングです。また、朝マヅメに絡めて潮通しの良いポイントを選ぶ事により割と元気な個体が入っています。
考え方としてはプラス要素の足し算です。
プラス要素とは水温、ベイト、流れ、風向き、天候的な突発要素や人工的要素など、皆さんの身の回りのポイントにも必ずある条件を足して一つでも多くプラス要素が絡む複合エリアを重点的に探って下さい。
 

〜真夏のシーバス攻略法2〜 朝マヅメ


魚を狙う事は勿論ですが、この時期の朝マヅメで狙うのは"水"です。
潮通しの良いエリアでフレッシュな"水"の層を狙います。
どういう意味かと言うと潮には厚みがあり、その流れている水の層(厚み)を重点的に狙います。
地形やストラクチャーにより流れは変化しますがこの場合、地形変化による流れを主に探ります。ストラクチャーなどによる変化は水を混ぜる程の押しはなく、変化している層が薄い傾向があります。
一方、ブレイク沿いに入る潮は流速があり、フレッシュな潮が差します。
ブレイクに当たり潮が湧き上がる様なシチュエーションも好条件になるので、上げ、下げ、の水温変化と条件を擦り合わせて狙いながら朝マヅメのタイミングに絡めます。

〜真夏のシーバス攻略法3〜 ボトムレンジ〜ミドルレンジ

ブレイク沿いを攻めるにあたりバイブレーションプラグでボトムをとるのが効率的です。
先日、この条件に合うポイントへ釣行した際も表層側ではあまり潮の動きは感じられず、バイブレーションで沈めてみると引き重りを感じる様な潮の流れを見つけました。
カウント13〜15くらいで着底し、着底後3〜5mくらいの層が流れが速く、それ以上の層は惰性的なイメージでした。
感覚的には水深は13m前後で、流れが効いている層は13〜7.8m辺り。
適度な引き抵抗を感じる層を出来るだけ長く引いて来れる様に少しゆっくりとリトリーブしながらそのレンジを抜けたら再度ベールを返してボトムをとります。
それを繰り返しながら少しずつ歩いて移動してより良い条件を探します。
結果、コンディションの良いシーバスがヒットしてくれました。
やはり"水"のフレッシュな層には反応があり、しっかり攻める事が結果に繋がります。
 

〜真夏のシーバス攻略法4〜 ナイトゲーム


夏場のパターンとして水温や水質を気にするのは勿論ですが、それに付随してベイトの存在も釣果に繋がる大事な要素です。
朝マヅメ以外にもナイトゲームでもシーバスに近づくチャンスはあります。
ある程度潮の動きの良いエリアにはエサとなるベイトフィッシュも寄ってきます。
この時期はエサに着いて入るシーバスとエサが入った事によって活性の上がるシーバスがいます。
どちらかというとナイトゲームではエサが入った事によって活性が上がっている個体を狙います。
エサが入って上がる個体はストラクチャーから離れる範囲が狭く、狭い範囲で捕食する傾向があり、あまり離れ過ぎると食いが悪いです。
ストラクチャーとは人工的なストラクチャー以外にも潮目なども立派なストラクチャーになり得ます。
なので闇雲に投げれば釣れる訳ではないのでゲーム性が上がるのも楽しみの一つです。
 

〜真夏のシーバス攻略法5〜 ベイトの有無

先日、見つけたベイトはサヨリでした。12〜15cm程の細めなサヨリがかなり接岸していて際どいエリアでボイルするシーバスに遭遇しました。
突然のサヨリボイルになかなかアジャストする事が難しく、一筋縄ではいきませんでしたが、ジェームズ85のロッドを立てた表層超デッドスロー巻きとにょろにょろ125のノーアクションチューンで結果が出ました。
サヨリパターンでは極力ルアーを動かさず横の動きだけで誘う事が多くなる為、にょろにょろ125に少しウェイトをプラスして動きを抑えてみた所、以外と簡単に結果が出ました。
板重りやフックのサイズをアップするだけでウェイトは調整できるので簡単です。
この時期は特定のパターンに固執せずに第1条件として水の動きのあるエリアを中心に朝マヅメ、ナイトゲームと組み立ててみて下さい。
水を探す事によってベイトの接岸があったり、ボイルに遭遇したりと後から結果が付いて来る事が多いので暑い夏もよりエキサイティングなゲームで盛り上がって下さいね!


〜真夏のシーバス攻略〜 まとめ

夏の釣りでは台風の発生や脱水、熱中症などに充分に気を配って下さい。
先日も超大型の台風の接近に伴い外洋ではかなりの高さのウネリが入っていました。
残念な事にそんな中、釣りに出かけたであろう方の事故が発生しました。せっかくのお盆休みという事で楽しみにされていたのかもしれません。しかし、あれ程の時化では、ほぼ釣果は見込めません。無理して行く程の価値は無いと思っています。
行くのであればウネリによって内に逃げた魚を狙う方が断然効率的で安全です。時化にも限度があります。無茶する必要はありません。また、かなりの暑さになるので水分補給や体調の変化には敏感に無理をなさらず撤収する勇気も持って楽しい釣りをして下さいね。