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和室の畳をフローリングに変える予算はいくら?工事にかかる費用を解説!

和室の床をフローリングにリフォームするにはただ畳を剥がしてフローリング材を並べるだけでは不十分。建具や壁などとの段差をなくし新しく床材を変えるには工事が必要となってきます。その費用は?材料による価格比較など和室リフォーム予算を解説します。
2020年8月27日
佐藤3
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はじめに

6畳の和室をフローリング床にリフォームするには

和室の部屋もひとつは必要と思っていてもなかなか現代の生活環境では使い勝手が悪いこともありますね。畳は手入れが大変で修繕費用がかかるということもあります。思い切って和室の畳をフローリングに張替えるリフォームをお考えの方へ。床のフローリング張替え工事にどのくらいの予算を見ておいたらよいのかその概算を解説していきましょう。

和室フローリングリフォーム①メリット

見た目を変えたいという目的もあるでしょうが、和室の畳を板の間に変えることでその他にもよくなることはいくつかあります。まずは畳と比較したフローリングの床のメリットからご覧いただきます。

張り替えで良くなること1.掃除

Photo by GEEK KAZU

フローリングを好む人の意見で多いのは、圧倒的に畳よりも掃除が楽ということがあげられます。畳は縁や合わせ目に隙間がありその間に小さなゴミやホコリが入りやすく、簡単に掃除機をかけただけではきれいになりにくいもの。フローリングであれば、モップなどをかけるだけで手早く掃除が終わるのがメリット。

張り替えで良くなること2.ダニ

昔の日本住宅は木製の建具などで家自体の気密性はそれほど高くありませんでした。そのため吸湿性がすぐれ乾燥すれば水分を放出する畳の方が合っていたけれど、現在は建物自体の気密性が高まりその吸湿性が逆にあだになりダニなどの虫の温床になることも。現代住宅のダニや虫予防にはフローリングが適しています。

張り替えで良くなること3.メンテナンス

畳を持ち上げて日に干したり、畳表を張り替えたりとメンテナンスも定期的に必要になる畳。その点フローリングならそのメンテナンスが必要になる期間が長くなり、費用も手間も掛からなくなるメリットがあります。

和室フローリングリフォーム②複合フローリング

昔の建物と違い現代住宅には畳よりも板材の床の方が合っていることも多いのがおわかりいただけたでしょう。では早速部屋の床リフォームの材料やその予算にどのくらいかかるのか材料による比較をご紹介します。

普通のフローリング材

現代住宅では畳よりも板の間での生活の方が向いていることがわかったところで、早速和室の部屋をフローリングへ変えるための基礎知識を見ていきましょう。基本にして大切なのがフローリングに使う材料の種類です。一般的なフローリングには複合材という材木を張り合わせたものを使用します。

複合フローリングの特徴

Photo byQuinceMedia

この複合木材の特徴は価格が安価であるということ。その理由はいろいろな板を接着剤で張り合わせて作っているコストが安く済むから。しっかり張り合わせてあるので気密性も高くなっているのもこの材料を使った床の性質のひとつです。


複合フローリング材の予算

6畳の和室をこの複合材でリフォームしようとした場合。材料費だけなら予算1.5-3万円程度見ておけば良いでしょう。意外と安価だと感じた方も多いのではないでしょうか。このコストの安さが複合材の魅力です。

和室フローリングリフォーム②無垢フローリング

普通のフローリングよりももう少し高級感のある他のお宅と違う感じにしたり、もっと木材の暖かさを感じる部屋に変えたい。そんなときに使われるのがこのフロア材です。一般的な材料と価格などにはどのような差があるのか特徴とともに比較します。

単層フローリングとも

もうひとつ現在多く使われている床材に無垢材というものがあります。これは単層フローリングとも呼ばれていて、天然木の1枚板を使って作られた床材です。

無垢フローリングの特徴

この材料の特徴は何といっても高級感があるところ。また部屋の湿度が高くなれば木が水分を吸ってくれ逆に乾燥すると自らの水分を放出。とても住まいやすいというメリットもあるけれど逆にそのために木が歪んだり極端な場合は長く使用していると割れが起こったりということもままあります。

普通のフローリング材との比較

床材の中では高級感があり木材の床の良いところを感じられる素晴らしい無垢フローリング材。その材料費はすこし高めに見ておいた方が良いでしょう。価格はその木の種類によって変わってきますがパイン材で複合材と同等から少し高い程度、サクラ・クリ・ナラ材で1.5-4倍程度とピンきりです。節があったりなかったりで価格も変わります。

和室フローリングリフォーム③張替え費用や予算

フローリング張替え工事で見ておきたい予算

Photo byRobert-Owen-Wahl

張替え工事は材料費だけでは済みません。畳からのリフォームは簡単ではなく手間も時間もかかるため、材料費よりも工事費の方が高いのが一般的。業者に依頼する場合、材料の運搬費・畳の撤去含む工事費用を含めて安いところで10万程度から請け負っている会社が多いようです。

普通のフローリング張替え費用の予算

Photo byClassicallyPrinted

普通の複合木材でフローリング工事をおこなってもらうよう業者に頼む場合、材料費含まず工賃だけであれば10-13万くらいがおおまかな予算になります。これに材料費をプラスした金額を和室の床リフォーム代として見ておくと良いですね。

和室フローリングリフォーム④材料による比較

フローリング材によって変わる施工費用

業者によってですが使用する材料によって作業をしてくれる職人さんが変わる場合があります。無垢材は経年によって歪みなどを生じることが多く、それを見越した工事をおこなうのは熟練した腕が必要と考えるからでしょう。職人のスキルによって施工費用が変わることも予算に入れておくとよいですね。


無垢フローリング材は信頼のおける業者に

Photo byGraphicMama-team

複合も単層も重さなどに違いはありますが、どちらも木製の床材であることには変わりなく基本的な作業工程はほぼ同じ。施工して欲しいと依頼すればどこでも請け負ってくれるでしょう。しかし先程も申し上げた通り経年による木の変化を見越したプロの作業ができるのはやはり熟練の腕です。工事費用はただ値段だけでなく口コミなどの満足度も見てトータルで決めてください。

普通のフローリング工事よりも予算は高めに

以上2点から無垢フローリングに和室の床リフォームしようと思うなら工事費の予算も高めに考えておく必要があります。心配であれば普通の床材を使うことも念頭に入れておいた方がよいでしょう。

和室フローリングリフォーム⑤自己張替え

自分で施工すれば費用は安くすむ

部屋をリフォームするのにはお金がかかるもの。できるだけ費用をおさえて印象を変えることをお考えならば材料を取り寄せて自分で張替えるという手もあります。部屋のリフォーム代金で予算の大部分は工事費用ですので、約半額程度の金額でできる場合もあるでしょう。

自己張替えの材料・道具

部屋の板の間リフォームを自分でしようとした場合、材料にはスタイロフォーム・ベニヤ板・フロア材が必要になります。ただ床材だけ用意すれば良いのではないので注意してください。この他道具としてハンマー(釘を打つ金づちではないゴム製のものも含め)・くぎなどが必要です。

張替えのやり方

今回は費用などの比較になるので詳しいやり方は動画をご参照ください。簡単にポイントだけご説明すると①畳をすべて撤去②フロア材と畳の差分の板を貼る③その上にベニヤ板を水平をとって貼る④フロア材を敷き詰めていく。これで張替えは完了です。1日集中しておこなえば6-8時間くらいでもできるようですが、日に2-3時間しか部屋のリフォーム時間が取れない場合は2週間くらいの工事期間を見ておきましょう。

和室フローリングリフォーム⑥自己張替えの費用は

業者依頼の費用との比較1.施工

さきほど業者に依頼する場合の半額程度になる場合もあるとご紹介しましたが、施工費用が0円になるからです。そのかわり畳の処分代金であったり材料の運搬にトラックのレンタルが必要になる場合もあるでしょう。これはおのおの施工される方のご事情によって変化してくる費用です。ちなみに、先程ご紹介した動画では畳の処分代金として1万円程度。材木のカット代金として1,200円程度かかっていますので参考にしてください。

業者依頼の費用との比較2.材料費

部屋のイメージを大きく変える床材はデザインであったり木材の質であったりといろいろとお好みがあるでしょう。先にご紹介した安い種類の木と高級な木で価格は倍以上変わってきます。楽天調べパイン材で節目ありのものが価格が安く、ナラ材の高級品の1/3程度の価格で販売されていました(2019年8月調べ)。6畳の部屋を変えようと思ったなら2-8万円ほど見ておけばよいでしょう。

和室フローリングリフォーム⑦簡単フローリング

畳をすべてあげて高さを調整して水平を取って…と自分でフローリングの部屋に変えるのも大変。それなりに時間もかかります。見た目だけを変えるのであれば板の間に見えるようなカーペットが売られています。一時的でも良いのであれば、それらを利用した簡単リフォームにするのもひとつの方法です。

敷くだけでフローリング風に


軽量ウッドカーペット 江戸間6畳用 約260×350cm GA-60

畳や板の間の上に丸められたものを広げるだけ。じゅうたんを敷く感覚で部屋の床リフォームができるのがウッドカーペットの特徴です。価格目安は6畳で2万円程度。床の色やデザインを変えるにも敷き直すだけなので手軽にできます。

フロアタイル フローリング 木目調床シート

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61CjTj636xL.jpg

部屋の大きさが不定形であったりする場合一般的なカーペットでは敷ききれない場合もあります。手順としてはフローリングと同じように床材を並べるのですが厚みが薄く畳の上からでも使用できるフロア材も売られています。ドアなど建具の高さによって開閉ができるか確認して使うことになりますが、施工はグンと手軽で短時間で済むのがメリットです。

畳の上に置くだけフローリング

接着剤不要で簡単/置くだけフローリングDIY/イージーロック/PVC FLOOR(フロア)クリックウッドタイプ/PVCクリック/6畳セット

同様に薄い板材を並べてフローリングにする床材で釘や接着剤を使わなくても施工でき、カットがカッターなどの文房具でできてしまうというものもあります。はめ込むだけで工事不要なので休日の短い時間でフローリングへのリフォームが可能。ノコギリなどの道具がなくても長さ調整がしやすいのが利点です。

まとめ

和室のフローリング張替え予算は10万-25万

6畳和室の床をフローリングに張替える工事を業者に依頼した場合、おおよその目安ではありますが13万から予算を見ておけば良いでしょう。材料費によってこの価格は大きく変わってきますので予算内に済ませたいけれど床材は良いものを使いたいという場合は自分で施工するという手も。またできるだけ短時間にコストをおさえた部屋の改造ならウッドカーペットで見た目だけ変えるという方法もできるでしょう。

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