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モンステラの挿し木方法は?切り方や管理のコツなど上手な増やし方を解説!

モンステラの挿し木の方法をご存知ですか?挿し木は植物の増やし方の方法の一つで、切り方にもいくつか種類があります。。モンステラの挿し木に必要な切り方や、水やりの方法をご紹介します。モンステラには様々な種類がありますので併せてご紹介していきます!
2020年8月27日
なつ
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モンステラとは

モンステラとは多年草の観葉植物です。つる性の着生植物で、葉が大きく、深い切れ込みがあることも特徴です。モンステラは一般的には、樹木やヤシのきなどに這わせる形で栽培しますが、大型の鉢でも栽培は可能です。光沢のある大きな葉と太い幹ですが、耐寒性が弱く、耐暑性に強い植物です。モンステラの草丈は品種によりますが、10〜200センチと幅がひろくなっており、比較的、初心者にも育てやすい観葉植物です。

モンステラの原産地

モンステラの原生地は熱帯アメリカです。育っていくと、白い肉穂花序と言われる花をつけます。この果肉がバナナやパイナップルに似た味がしますので、熱帯地域原産ということを感じさせます。また、モンステラは熱帯原産ということもあり、日陰でも育ちますので、庭木に這わせることも可能です。

挿し木とは

モンステラの挿し木とは、別名挿し芽とも言われる園芸技術の一つで、株の一部を切り取って、それを発根させて増やしていく方法です。株分けの増やし方の一つで、モンステラなどの観葉植物や、多肉植物、などの種からでは栽培しにくいような草花に用いる手法です。また、株分けした時にすぐに土に植えるのではなく、水差しをしてあげるとより元気に成長します。

挿し木の種類

挿し木には種類があり、それは株を切る場所によって名前が異なります。それぞれ、茎挿し、茎伏せ、根伏せの3つです。茎挿しは芽をつけた茎を挿し穂にすることです。茎伏せは、横に寝た茎の一部に土を被らせ、そこから発根させることです。根伏せは根を短く切って、そこから発根させます。また、挿し木の時に水差しといってあらかじめ水につけて発根させてから定植する増やし方は初心者でもやりやすいですよ。

モンステラの挿し木のメリット

モンステラの挿し木のメリットは3つあります。それは、種まきよりも手軽にできること、遺伝子を引き継ぐこと、好みの切り花を増やせることの3つです。モンステラの挿し木のメリットをそれぞれを細かく説明していきます!

種まきよりも手軽

モンステラの挿し木は、一見難しそうに思われますが、植物によっては種まきよりも簡単に増やすことができます。モンステラなどの観葉植物や多肉植物などは、特に種からの栽培が難しい植物です。花びんに株分けした観葉植物などを水差しして、根が生えてくるのを待ち、ある程度伸びたらそれを定植するだけの簡単な増やし方です。

遺伝子が引き継がれる


遺伝子と言っても、中々ピンとこない人も多いかと思いますが、病気になりやすいか、害虫がつくと弱りやすいかなど、健康面が遺伝子に大きく関係しています。健康な植物を株分けして挿し木に利用すると、それに健康な遺伝子が引き継がれます。モンステラももちろんですが、花を咲かせる植物では挿し木のこのメリットは大きいでしょう。

好みの切り花を増やせる

モンステラには種類がありますので、好みの株や花を増やしたい時には、挿し木は大変活躍します。水差しや株分けするだけで、簡単に増やすことが出来ます。もちろん、モンステラなどの好み観葉植物の増やし方としても最適ですので、初めは1本からスタートして、挿し木で増やし方に挑戦するのも面白いですね。

モンステラの挿し木に必要な道具

モンステラの挿し木に必要な道具は、挿し木用の土、ハサミ、発根促進剤(あれば良い)、そして、挿し木を育てる植木鉢を用意しましょう。挿し木用の土と発根促進剤について役割を簡単に説明しますので、参考にしてみてください。また、これはモンステラの挿し木だけではなく、他の観葉植物の増やし方にも応用できますので、参考にしてみてください!

モンステラの挿し木用の土

モンステラの挿し木はあまり栄養が多すぎないほうが良いですので、挿し木用の土は腐植質を多く含まないものを選びましょう。またモンステラは水やりが頻繁に必要ですので、通気性が良い土を選ぶことが大切です。水差しをせずに挿し木する場合は新鮮な土を使って、健康に育つサポートをしてあげます。モンステラは気根が生える植物ですので柔かな土にしましょう。

発根促進剤

挿し木初心者の方は、発根促進剤を使うと失敗が少ないかもしれません。発根促進剤はその名の通り、根を出すサポートをしてくれます。モンステラの場合、気根が生えるため、発根促進剤は必須ではありませんが、モンステラに使う場合は切り口の先端の水分をティッシュなどで拭き取ってそこにまぶして使います。

モンステラで挿し木をしよう!

モンステラは、乾燥や水切れ、多湿にも強い観葉植物なので、初心者にも育てやすい種類です。日陰でも育つため、部屋のリビングや玄関に飾っている人も多いのではないでしょうか?モンステラはホームセンターや100円均一ショップでも最近は見かけます。そんなモンステラは簡単に手に入りますし、挿し木によって増やすことも簡単なので大変人気です。しかし、モンステラはいくら栽培が簡単とはいえ、害虫にやられてしまったり、株分けした後は弱っていますので、水やりや冬の時期の栽培管理はきちんと行いましょう。手順にしたがって、モンステラの挿し木の方法をご紹介します!

モンステラの挿し木方法①土の準備

モンステラの挿し木の方法をご紹介します。初めに準備するのは土です。モンステラを株分けした後にすぐに土に植えてあげることが重要ですので、必ず初めに土を準備してください。土は先ほど紹介したように、腐植質の多くないものを選びましょう。ポットはモンステラが大きくなることを予想して、苗用ポットではなく、中型のポットでもいいかもしれません。

土の準備のコツ


モンステラの鉢は少し大きめの鉢を準備し、そこに軽石を入れて水はけをよくすることがコツです。鉢のそこに石を入れないと、水はけ、通気性ともに悪くなってしまいますので注意してください。その後、土を鉢の半分くらいまで入れます。これで土の準備は完了です。

モンステラの挿し木方法②切り方

モンステラの挿し木のための切り方の紹介をします。切り方をマスターするためには。モンステラの植物体の構造を知る必要があります。モンステラには、茎から根が伸びており、これを気根と言います。モンステラの株分けするときに気根を切らないように注意します。モンステラの気根の位置をしっかり確かめましょう。

切り方のコツ

モンステラをよくみてみると、葉の付け根の部分に節があるのがわかります。モンステラの切り方は、この節と節の間と、さらに葉も根元1センチほどのところで切ります。葉はすぐに蒸散が始まって乾燥してしまいますので、葉も切り取ってしまいましょう。この時にモンステラには気根がありますので、それを切り取ってしまわないように注意しましょう。気根がモンステラの成長には欠かせないので注意して下さい。茎を縦にして、半分くらいのところまで、先ほど用意した土に植えます。新芽が出てくるまで、土が乾燥しないように水やりをしましょう。

モンステラの挿し木方法③管理

モンステラは栽培管理が簡単だと言われていますが、やはり、冬の時期や挿し木直後は弱っていますので、丁寧に管理しましょう。モンステラは日光は直接当てると弱ってしまいますので時期に寄って分けます。室内だと問題ないのですが、屋外の場合は春から秋は30〜50%ほど遮光します。冬の時期はそのままでも問題ありません。肥料も10日に1回のペースで希釈した液肥を水やりと一緒に与えます。特に注意しなければいけないのが、水やりと害虫防除ですので、モンステラの管理のコツで紹介します。

モンステラの管理のコツ

モンステラの水やりは時期に寄って異なります。夏の時期は、よく成長しますので、乾いたらたっぷりと与えましょう。冬の時期は、気温が5度以下になると成長が止まってしまいますので、1〜2週間に1回のペースで水を与えます。害虫ですが、アブラムシ、ハダニ、ナメクジ、カイガラムシといった様々な種類の害虫がつきます。害虫はモンステラの茎から汁を吸い、植物の耐性を弱めます。防虫ネットか、希釈したお酢をスプレーでかけるなどしても防虫対策に繋がります。

モンステラの挿し木の注意点

これまで、モンステラの挿し木の方法についてご紹介しましたが、注意点は、いつ挿し木をするかです。挿し木や水差しは比較的暖かい時期がおすすめです。冬の寒い時期は避けるようにしましょう。具体的には5月〜9月が適しています。冬の時期は、休眠時期になっていますからもし、挿し木をしても成長しないので、すぐに枯れてしまいます。失敗の原因になりますので、挿し木したい観葉植物の休眠時期を調べてみてもいいかもしれません。

挿し木を成功させるコツ

挿し木を成功させるためのコツとして2つご紹介します。1つは先ほどご紹介した、発根促進剤を使うことです。この方法ともう一つ、水差しという方法があります。水差しとは、株分けした植物体を水を入れた花瓶、もしくはシャーレに入れます。モンステラの場合、葉の根元あたりに少し膨らんだ部分があったら、それが気根がこれから生える証拠です。気根が生える箇所を水に浸かるように入れます。数日すると、主根と側根も生えてきます。側根も生えてきて定植すると活着の確率が上がります。


モンステラの種類をご紹介!

最後にモンステラの種類をご紹介します。一般的なモンステラとサイズが小さなモンステラがあります。他にも、モンステラから品種改良して葉の切り込みが違う形のものもありますので、好みをのモンステラを選んでください!どれも挿し木には向いていますので、挿し木で増やして屋内外で楽しむのもいいかもしれませんね。

モンステラ・デリシオサ

モンステラ・デリシオサは、もっとも有名なモンステラ界の王様と言われています。大きなモンステラは大体がこの品種です。ツタの高さが約10メートル、葉の長さは約1メートルという大きな品種です。モンステラの特徴は、大きな葉に大きな切れ込みが入っていることですが、小さな葉の時は切れ込みが入っていないことをご存知ですか?お部屋が大きくて、日が当たる場所が余っていて寂しい時は、モンステラを置いてみてはいかがでしょうか?部屋が一気に明るく華やかになりますよ。

モンステラ・アダンソニー(ヒメモンステラ)

モンステラ・アダンソニーはヒメモンステラとして有名な品種です。その名前の通り、ヒメモンステラはモンステラのサイズが小さい品種です。ヒメモンステラは特に冬の時期の寒さに弱いので、室内で栽培するように注意してください。モンステラの種類は様々な出ていますので、種類を見分けることが難しいですが、このヒメモンステラは小ぶりにしか成長しません。モンステラは上手に挿し木をすれば増やすことも可能ですので、冬の時期の挿し木は避けて挑戦してみてください!

まとめ

モンステラの挿し木特集はいかがでしたか?モンステラの種類から、挿し木の方法まで詳しくご紹介してきました。モンステラは比較的初心者にも栽培ができますので、100円均一ショップや園芸店で手に入れて挑戦してみてください!モンステラは、冬の時期の栽培管理や水やりなども時期によって異なります。水をあげる時はたっぷり、冬の間は1〜2週間に1回を忘れずに行い、モンステラのある生活を楽しんでください!

観葉植物が気になる方はこちらもチェック!

モンステラをはじめ、他の観葉植物が気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください!ダイソーで購入できる観葉植物から、部屋に置くと運気をあげる観葉植物まで様々あります。ヒメモンステラのようなミニサイズもありますのでぜひのぞいてみて下さいね。