はじめに
サーモスステンレスポットはハンドルがついた魔法瓶となります。冷たい飲み物、温かい飲み物を保温したい時に便利です。今回の記事ではサーモスステンレスポットを紹介します。複数の層からなる密閉構造により、保温時間の長いサーモスステンレスポットは色々なシリーズが出ている商品です。今回はそれぞれのモデルについて性能や違いをまとめました。また、サーモスステンレスポットの使い方や口コミについても紹介します。
サーモスステンレスポットの特徴
サーモスステンレスポットは、魔法瓶になっていて他の製品と違い長時間の保温ができます。サーモスではポット以外にもタンブラーやスープジャーなど数多くの製品を取り扱っており、魔法瓶の技術が高いことに定評がある商品で、価格帯もさまざまで予算に合わせて購入可能です。長時間の保温を可能にするしくみにや色のバリエーションの違いについても説明します。
長時間保温を可能にする二重構造
サーモスの魔法瓶は容器が二重構造です。うち瓶とそと瓶の間を真空にすることで、保温時間を長くする工夫がされています。これは他の製品とは違い、中に入れたものの熱が外に逃げにくい構造です。また、そと瓶の外側には金属箔があり、外部からの熱を遮断する仕組みがなされています。
優れた保温性能
サーモスの魔法瓶は、やかんと違い、保温時間が長い商品になります。また、ハンドルも持ちやすい構造です。ステンレスポット(THV-1500)とやかん(1.5L)を比べた場合、95度の熱湯を入れてみると6時間後には、やかんは30度近くまで落ちてしまいますが、ステンレスポットの場合80度前後と保温時間が大きく異なります。
徹底した品質管理
サーモスの魔法瓶は徹底した品質管理がなされた商品です。製造過程でまず、うち瓶とそと瓶の間に真空になるようガスを注入した後、2〜3週間倉庫に保存します。その後に真空の漏れがないか検査し、次の工程に移り、すべての工程が終わった後も全商品の品質検査をして、破損や保温能力が落ちていないかをチェックし完了です。真空がおかしくなっていないか、エージング工程で不良を発見し、品質を高める工夫がなされています。
底面の処理のこだわり
真空構造にすると空気を抜くための穴ができます。サーモスの魔法瓶は空気を抜く穴が底面にあり、真空を維持するために丁寧に塞がなければいけません。サーモスではこの空気穴の加工にもも工夫がある商品です。空気穴を作る際、内部を真空にするだけではなく、容器全体を真空チャンバーに入れ、空気穴を加工してます。空気穴の封入剤を入れた後は熱処理をして真空の漏れがないようにしっかりと穴を塞いで、品質管理をする商品です。
サーモスステンレスポットのラインナップ
サーモスステンレスポットにはいくつかの種類があります。価格も違います。持ち運んで使うならこぼれ防止のついたTHYシリーズが便利です。THYシリーズは野外で使うことが想定され、さまざまな機能を持っています。そして、卓上で使うのならばTTBシリーズが使いやすい商品にです。サーモスステンレスポッドは入れることができる容量も1L,1.5L,2Lと、さまざまな種類があります。
サーモスステンレスポットTHY-1500
サーモス フィールドポット クリアレッド
サーモスステンレスポットTHY-1500は、魔法瓶で1.5L容量がある持ち運びに適したモデルです。こぼれ防止のために内部のパッキンが二重になっています。使うときは、ワンタッチで飲むことができ、飲み口もついているため、簡単に飲むことができるものです。また、底部分の強度があるため、野外で使うこともできます。また、サーモスステンレスポットTHY-1500は丸洗いすることができ、清潔に保つことが可能です。
サーモスステンレスポットTTB-1000
サーモスステンレスポット TTB-1000
TTB-1000はハンドルが特徴的なモデルです。ハンドルが大きく安定して飲み物などを注ぐことができます。また、TTB-1000もまた魔法瓶構造になっていて保温時間に優れた商品です。このモデルは内容量がTTB-1500の1.5Lよりも容量が少ない1.0Lとなっており卓上での使用がおすすめとなります。蓋がすべて取り外すことができるので洗うときは全て取り外して清潔に保つことが可能です。
サーモスステンレスポットTTB-1500
サーモス ステンレスポット 1.5L
TTB-1500は卓上タイプの中で容量が1.5Lのものです。このモデルもハンドルが特徴的になっています。口径が7cmと大きく氷が入れやすいため、夏場に冷えた飲み物を入れることが可能です。魔法瓶のため、保温時間が長いのが特徴になっています。卓上で使いやすく、たくさんの飲み物をシェアすることができる商品です。
サーモスステンレスポットTTB-2000
サーモスステンレスポット TTB-2000
TTB-2000は、卓上で使用するモデルの中で容量が2.0Lあり一番大きなものです。TTB-1500の1.5Lに比べペットボトル一本分多く入れることができます。大容量なので、家族が多い人でもみんなで使うことが可能です。このモデルも魔法瓶になっているので、長時間保温することができるものとなります。大容量でやや大きいですがハンドルがしっかりしているので、安定して飲み物を注げるモデルです。
サーモスステンレスポットTHX-700
サーモスステンレスポット THX-700
THXシリーズは卓上での使用が想定されたモデルです。その中でもTHX-700は容量が0.7Lと少量で、気軽に使うことができます。内容量が少ないため、重量もなく、小さなテーブルの上でも使うことができるものです。また、内蓋がすべて取り外せます。簡単に洗うことができ、清潔を保つことができるモデルになっています。
サーモスステンレスポットTHX-1000
サーモスステンレスポット THX-1000
サーモスステンレスポットTHX-1000はTHXシリーズのなかで、内容量が1.0Lのモデルです。THXシリーズはハンドルが大きく片手で飲み物を入れることができます。容量が1.0Lなのでペットボトルの1.0Lがぴったり入るので、ポットに入れた時に余りを気にしないで使えるでしょう。また、氷がそのまま入るワイドな間口になっていて、夏場などに冷たいものを入れるのに便利です。
サーモスステンレスポットTHX-1500
サーモス ステンレス 卓上ポット
サーモスステンレスポット THX-1500
サーモスステンレスポットTHX-1500はTHXシリーズのなかで内容量が1.5Lのモデルです。注ぎ口のパッキンをすべて取り外すことができ、簡単に洗うことができます。中栓も洗う際に全て分解、組み立てをすること可能です。1.5Lだと丁度お茶のペットボトルを入れることができ、1.0Lだと少したりないかなと思う人には適しているモデルとなっています。
サーモスステンレスポットTHX-2000
サーモスステンレスポット THX-2000
サーモスステンレスポットTHX-2000はTHXシリーズのなかでも容量が一番大きなモデルです。大容量のため家族など大人数で使うときに便利でしょう。また、魔法瓶構造のため、保温時間が長くテーブルの上にしばらくおいておいても冷めたり、ぬるくなりません。大容量で本体が大きいですが、ハンドルがしっかりしているため、両手を使わなくても飲み物を入れることができます。
それぞれのモデルの価格は?
各モデルの価格は以下の表になっています。
モデル | メーカー希望小売価格(税別) |
THY-1500 | 7,500円 |
TTB-1000 | 6,000円 |
TTB-1500 | 7,150円 |
TTB-2000 | 7,000円 |
THX-700 | 4,500円 |
THX-1000 | 5,000円 |
THX-1500 | 5,500円 |
THX-2000 | 6,000円 |
最高額はTHY-1500で7,500円。TTBシリーズで一番安いのはTTB-1000で価格は6,000円になります。TTB-1500は容量が1.5LでTTB-2000は2.0Lですが、価格は容量が多いTTB-2000の方が安いです。またTHXシリーズでは0.7LのTHX-700が最安値で4,500円で、一番高いモデルはTHX-2000で6,000円となります。
色も豊富
サーモスステンレスポットは色も豊富なラインナップがあります。銅色をしているブロンズ、大人しめの色であるダークブラウンや金属の光沢があるステンレスブラックなどがあり、気分に合わせて色を変えたものを使うことが可能です。自分好みの色のモデルを選んでみましょう。
色のバリエーション①ブロンズ
ブロンズは新しいモデルで、卓上モデルであるなかのTTBシリーズで販売中です。TTB-1000,TTB-1500の2モデルでブロンズのモデルがあります。TTB-2000には今の所ブロンズのモデルはないので、ブロンズを選ぶ時は容量をよく見て選びましょう。
色のバリエーション②ダークブラウン
ダークブラウンもまた卓上モデルのTTBシリーズで販売されているものです。ダークブラウンがあるのはTTBシリーズの中でも、TTB-1000,TTB-1500,TTB-2000の全てのモデルにあります。THXシリーズやアウトドアシーンでの利用が見込まれるTHYシリーズにはこの色のラインナップはありません。
色のバリエーション③ステンレスブラック
ステンレスブラックは卓上モデルのTTBシリーズやTHXシリーズで販売されています。TTBシリーズではTTB-1000,TTB-1500,TTB-2000の全ラインナップでステンレスブラックが展開されたモデルです。また、THXシリーズでもTHX-700,THX-1000,THX-1500,THX-2000のラインナップで展開されています。THXシリーズの色はステンレスブラック以外のものはありません。
色のバリエーション④クリアレッド
クリアレッドはアウトドアで使うことが想定され、間口に特徴のあるTHY-1500にのみある色です。THY-1500はダークブラウンやブロンズなどのバリエーションがなく、クリアレッドのみの展開になっています。金属感のあるラインナップが多い中、クリアレッドは独特の色合いをしているので、気になった方はチェックしてみましょう。
実際の口コミは?
サーモスステンレスポットの口コミ①
THY-1500は卓上型とは違い、口径が小さく底も深いため、洗うときに苦労するようです。お茶などを長時間入れると底面に茶渋がついてしまうことがあるので、底面まできれいに洗いたいですね。100円ショップなどで長いスポンジなどを用意する必要がありそうです。
洗う時一寸たいへんかな。
もうちょっと大きい方の口が大きかったら手を入れて洗えるんだけれど
手が小さい自分でも、すぼめても入らない...
サーモスステンレスポットの口コミ②
サーモスの保温力は流石で、1日中もったと感想がありました。また内蓋などが取り外せるため、洗いやすさも評価されています。サーモスステンレスポットはモデルチェンジをしていて、過去の商品にあった不満点などを解消した新しいモデルが続々と出ているので、そのあたりもユーザー目線でしっかりつくられていますね。
サーモスらしい保温力で、1日中温かいです。
旧品のTHVと比べて非常に洗いやすく、なにより部品の取り外しがしやすいので気に入ってます。
まとめ
サーモスステンレスポットは卓上で使えるものや、アウトドアシーンで使えるモデルまでさまざまなラインナップがあります。サーモスがこれまで培った技術で魔法瓶としての性能がよく長時間の保温が可能です。いろいろなモデルの中から自分に合ったサーモスステンレスポットを選んでみましょう。
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