デローザとは
1953年デローザは自転車フレーム職人のウーゴデローザが創業したイタリアのメーカーです。創業以来メタルフレームへの魅力を今に伝えると共に新たな素材への探求にもこだわりを見せるメーカーがDE ROSAです。デローザの歴史はメカニックとして多くのプロフェッショナルと共にレース界に参戦し結果を残してきた事でその支持をヨーロッパ一帯に広げていきました。これらの経験を通して常に魅力にあふれたロードバイクを世に出しているメーカーです。
デローザSKピニンファリーナの魅力①
ビンテージバイクの匂い
SKピニンファリーナはカーボンフレームにヴィンテージバイクの匂いを感じさせるジオメトリーにあります。ホリゾンタルフレームのSKピニンファリーナの魅力を語るうえではデローザの歩んだ歴史を見ていく必要があるでしょう。1953年創業自転車のフレーム職人であったデローザは1960から1970年代にはヨーロッパで多くの注目を集めてきます。ミラノ県クサーノの町で生まれたデローザは多くのプロライダーと共にレースを通してメードインクサーノのデローザをヨーロッパ一帯に広めていきました。
ビンテージの香りは今も
プロライダーの中にはGastone Nenchine、Gianne Motta、Eddy Merckx、Rick Van Looyらが名を連ね今でもビンテージバイクの中にその名を残しています。デローザのバイク達が持つビンテージバイクの香りは今でも新作としてメタルロードバイクを世に送り出し続けていることでも分かります。2018年にはメタル新作の中に創業当時の手法を用いて作り出したバイクRaboを投入しました。これがデローザに一貫して流れている自転車への姿勢でもあるのです。
デローザSKピニンファリーナの魅力②
ロードバイクへ更なる挑戦を感じさせる!
魅力の②はプロロードレースから吸収した技術を惜しげ無く注ぎこんだバイクの魅力です。1973年プロチームG.B.Cにハートマークのデローザを提供します。そして伝説のプロロードレーサーEddy Merckxのオフィシャルメカニックとしても活躍したウーゴデローザは、Metckxの様々な要求に答えることでさらにトッププロの経験を積んでいきます。この経験を注ぎ込んだブランドロゴであるハートマークのロードバイクは注目を集めていくことにもなりました。ハートマークのロードバイクはロードレースと密接に結びついたバイクでもあるのです。
デローザのフラッグシップモデルPROTOS
デローザはプロレースに参戦を続ける事でロードバイクの進化に挑戦しています。UCIプロコンチネンタルチームへ提供を続ける最高峰のシリーズPROTOSはまさにデローザのフラッグシップモデルでもあり、これらのノウハウを注ぎ込んだロードバイクの完成車がSKピニンファリーナに繋がっていきます。カーボンフレームの採用、ディスクブレーキの採用もトッププロのしのぎを削るレースの中から生まれてきました。
デローザSKピニンファリーナの魅力③
ピニンファリーナ、カンパニォーロとのタイアップ
イタリア職人魂と伝統を伝える3社がタイアップして出来たロードバイクがSKピニンファリーナです。ピニンファリーナとの妥協をゆるさない姿勢が生んだフレームは空力特性と重量に優れ、更にパワーを伝える12速の最新テクノロジーを真っ先に提供したカンパ二ォーロ、この3社によってもたらされたロードバイクがSKピニンファリーナなのです。
イタリア愛にあふれたロードバイク
SKピニンファリーナの魅力はこの他にもこだわりの使用パーツに見出すことができます。カーボンのフレーム、フォークとコンポーネントの他にもサドルにセライタリア、ハンドルステムにはウルサス、ホイールにはカンパニョーロとイタリア職人が生み出してきた美しいパーツにあふれています。
デローザSKピニンファリーナの魅力④
素材の変節を生む重量へのこだわり!
魅力の一つはデローザの素材と重量に対するこだわりです。1993年デローザはチタンに着目その加工に成功プロチームGewisに提供しArgentin、Furlan、Berzin、Ugrumovらを勝利に導きました。スチールの強さにアルミ二ウムの軽さを併せ持つデローザは多くのプロから支持されました。デローザはクラシックレースではミラノーサンレモ、Liege-Bastogne-Liege、ツールドフランス、などを制覇していきました。
カーボンへの取り組み2000年代
2000年に入りデローザのDaniloとCristianoは、素材の新たな変化を感じていました。その流れはサドルから始まったカーボン素材の採用です。この素材の可能性を理解していた二人は樹脂と接着性の向上によりカスタマイズされた軽量ロードバイクのキングを生み出します。2003年創立50周年を迎えモジュラームレームの時代を完全なカーボンフレームで更なる重量の削減に成功します。これらの経緯から生み出されたプロからカスタム仕様のProtos,Kingの流れをくみ完成車としてSKピニンファリーナが生まれてきました。
2018年インプレ ディスクブレーキモデル
Bicycle Tubeに紹介されている2018SKピニンファリーナのディスクブレーキモデルです。カラーはRosso Vulcano トップチューブにディスクブレーキのDiSKの文字をあしらい、ハンドルステム一体型ウルサスMAGNUS H.01 からシートポストにも空力特性への配慮が見てとれます。シートはセライタリアSLR、ディスクブレーキの形状やワイヤーケーブルの処理も確認できます。シートポストはカスタム仕様、またスルーアクスルは付属にて販売されています。
ディスクブレーキ、ホイールはカンパニョーロを採用
更にBicycle Tubeを見ていくとディスクブレーキモデルはコンポーネントH11にカンパニョーロのボーラ・ワン35DBホイールと同社のキャリパー、ローターが見て取れる油圧ディスクブレーキを採用していることがわかります。フレーム素材に最新のカーボンを採用したフォルムをHD画像1080px60fの高画質で提供されています。
2019年インプレBora 80ホイール搭載モデル
2019年SKピニンファリーナはシートポスト、ハンドル共に2018年紹介のディスクブレーキモデルと同様のエアロ仕様のものが採用されています。ピニンファリーナのホイールが確認でき、更にワイヤー処理の違いなどディスクブレーキ搭載モデルとの差も見ることができます。ピニンファリーナロゴ入りのホイールはCampagnolo Bora 80 Tubularの仕様となっています。ホイールの価格は日本の公式ホームぺージに特別価格の限定品として掲載されています。下にリンクを貼りましたのでご覧ください。
デローザSKピニンファリーナのジオメトリー
SKピニンファリーナのジオメトリー
SKピニンファリーナのフレームのジオメトリーはホリゾンタルフレームを基調としサイズは460mmから560mmまで20mm刻みで6種類リリースされています。本国イタリアでは580mm,600mmが更に追加されています。このジオメトリーとサイズから身長との目安を見ていきます。460mmに身長145-160㎝、480mmには身長150-165cm、500mmには身長155-170cm、520mmには身長160cm-175cm、540mmには身長165cm-180cm、560mmには身長175cm-190cmが一つの目安です。
SKピニンファリーナのジオメトリー②
デローザSKピニンファリーナのジオメトリーについてもう少し見てみます。シートチューブ長は460mmから20mm刻みで560mmまで全6種類サイズにトップチューブ、ヘッドチューブ、シート角、ヘッド角、BBドロップ、チェーンステー、ホイールベース、フォークオフセット、リーチ、スタック各々の長さと角度が設定されています。フレームサイズと自身の体形に合わせてセッティングをお店と相談のうえ決めていくことをお勧めします。スペック詳細についてはホームページを参照してください。
各ポストの調整とメンテナンスにも配慮する!
身長とサイズに触れましたが、ロードバイクではこれだけでは十分とはいえません。股下長からシートポストの調整ハンドルポストの調整もロードバイクのスタイル、競技指向、ヒルクライム、ロングドライブなどで異なってきます。ここで大切になるのがメカニックでもある経験豊富なお店選びに繋がってきます。ロードバイクの定期的なメンテナンスなども配慮、自身の体にも影響しますので十分時間をかけてお店選びを行ってください。
重量と価格を考える!
ロードバイクは重量の軽いものは価格も高く、重量の重いものは価格も安いという関係が成立します。この価格と重量の違いは言い換えればフレームにかけるコストと使用されるコンポーネントの価格差とも見る事ができます。使われている周辺パーツはロードレースで活躍するメーカーの品々です。決して安いとは言えない価格ですが重量の軽いSKピニンファリーナをターゲットにサイズを決め、あとはこのスペックに見合う体力づくりに取り組みましょう。
デローザ正規ショップリスト
ここでデローザが購入できる正規ショップをご紹介します。北は北海道から南は九州沖縄まで全国にショップは展開されていますのでお近くのショップを一度訪ねて直にデローザのロードバイクに触れてください。更に突っ込んだサイズの話からおすすめのスタイルなどskピニンファリーナに関する相談を楽しんでください。求めるロードバイクのスタイルに合わせたサイズ、ハンドルポスト、シートポストなど各種の調整まで自身のこだわりを相談してください。
まとめ:SKピニンファリーナの魅力
イタリアが生んだデローザのロードバイク、イタリア工業会のタッグにより完成したカーボンフレームのSKピニンファリーナ、ジオメトリーを一見してもその美しいフォルムに見とれてしまいます。自転車は走行の一体感を生む道具としてシンプルで、且つ長年に渡り性能が育まれ今でも進化をしている乗り物です。この記事が自身のパワーを大地に伝え走る喜びを具現化するデローザのロードバイクに接するきっかけとなれば本望です。
バッグやサイクリングロードが気になる方はこちらをチェック!
SKピニンファリーナ以外にも周辺アクセサリーや走りのサイクリングロードなど気になる方もいるでしょう。下にリンク記事を紹介しましたので是非一度訪ねて頂ければ幸いです。

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