あぐら椅子（ベリーローチェア）とは
座椅子より高くローチェアより低い椅子
あぐら椅子は通常の椅子よりも座面が低く座りながらあぐらがかける椅子です。キャンプなどのアウトドア向けから室内で使うものなど使用用途は幅広いのが特徴になります。アウトドア用のあぐら椅子と室内用のあぐら椅子を比較すると持ち運びしやすいように折りたたみできたり、軽い素材が使われていたりと同じ用途でも、材質や構造が変わってくるのでそれぞれ適した場所がありますよ。
汎用性が高い
室内用のあぐら椅子をアウトドアで使うのは不向きですが、キャンプや釣りなどで使われるアウトドア用のあぐら椅子を室内で使うのはできますよ。あぐら椅子と一緒に調べられるワードにベリーローチェアがありますが、この2つの椅子は比較しても大きな違いはありません。そもそもベリーローチェアとは株式会社ナニワのアウトドアブランド「ノースイーグル」から発売されているあぐら椅子の製品名を指すことが多いです。
ベリーローチェアについて
知名度的にノースイーグルのベリーローチェアを指す事が多いですが、ジャンルとしてもベリーローチェアはあります。直訳してもわかるようにあぐら椅子のように座面が低い椅子のことで子供向けの小さな椅子のことを指し示す場合もありますよ。
あぐら椅子の魅力と特徴1
自由にくつろげる
あぐらがかけるほど背の低い椅子はどんな座り方も自由自在です。脚を伸ばして完全にもたれかかったり、お座敷の感覚で脚を組むことができるので長時間座れば座るほど楽になりますよ。背もたれや肘掛けがしっかりしていると安心して身を任せれ、少し背の高いローチェアや単なる普通の椅子より快適だと言われていますよ。背が低くなることでローチェアと比べると重心が下に来るので安定した座り心地になります。
背が低くても地面にはつかない
座面が生地だけでできているアウトドア用の椅子だと高さがないので座ったら生地が沈み込んで尻が地面につきそうに思うかもしれませんが、少し沈み込んで包み込むように支えてくれますよ。
子どもも使える
背が低くなることで室内でもアウトドアでも小さな子どもが1人で使えるというのも大きなポイントになります。キャンプや釣りで人気のローチェアでも座面の高さは35cm前後です。小さい子が1人で利用するには少し高いので座面の高さが半分ほどのあぐら椅子やベリーローチェアは安全に使えますよ。
あぐら椅子の魅力と特徴2
折りたたみ可能でコンパクト
キャンプなどのアウトドアで使うには、持ち運びやすいあぐら椅子が便利です。あぐらがかけるだけなら、おそらく持ち運びがしやすい通常のローチェアのほうが人気になります。そのため屋外でも室内でも折りたたみできるようになっているあぐら椅子は持ち運びに重宝します。できないものも中にはあるのであぐら椅子やベリーローチェアを買う時は折りたたみできたり、コンパクトに収納できるものがおすすめですよ。
あぐら椅子の重さ
あぐらがかけるように背が低くなると通常のローチェアより軽くなりそうですが、あぐら椅子は残念なことに比較するまでもなく重たくなっていて、あぐら椅子の平均的な重さは2kgほどになっていますよ。この重さならば持ち運びしやすいのですが、高さより軽さを優先する方は通常の軽量なローチェア（重たくても2kgほど）ほうが便利でしょう。
あぐら椅子の選び方
肘掛けなどの有無
一言にあぐら椅子と言っても製品ごとに比較すると肘掛けや、ドリンクホルダー、小物入れなどのポケットの有無など細かいなところで変わってきます。肘掛けがあったほうがリラックスできますよ。あぐらかきながら肘をもたせられると最高に気持ちいいです。
組み立て式と折りたたみ式
アウトドアで使うものは折りたたみできますが、室内用のあぐら椅子は折りたたみできないものあるので持ち運びやコンパクト収納を重視したい場合は折りたたみできるものを選びましょう。キャンプで使うものは完全に折りたたみでき室内用は脚以外の部分が折りたたみできるようになっています。
化繊と天然素材
室内だけなら問題ないですが、キャンプのような焚き火をする場所でつかう場合は耐火性のあぐら椅子かどうかというのは大切です。あぐら椅子そのものは背が低いので煙や火の粉の影響を受けにくいですが、一般的にアウドドア用の椅子はポリエステルが使われているため燃えやすく、火の粉で穴が空きます。そのためあぐら椅子でも簡単に穴が開きにくいコットンなどを使用した素材がいいでしょう。
おすすめあぐら椅子1：アウトドア向け
あぐら椅子だけではなく通常のローチェアなどアウトドアで使われる椅子の人気ブランドがヘリノックスです。他のあぐら椅子と比べると作りが大きく違うので軽さが別格です。2kg以上が普通で2kgを切れば軽く思えるあぐら椅子のなかで驚異の615gしかありません。あぐら椅子は折りたたみ式が多いですが、ヘリノックのグランドチェアは軽量なローチェアのように組み立て式になっているので非常にコンパクトにもなるのでバイクでも積めます。
比較ポイント
デザインはアウトドア用のチェアによくあるタイプですが、軽さはあぐら椅子としては非常に軽いのが一番の特徴です。軽い強度がなく耐荷重が低いイメージが湧くと思いますが、耐荷重は120kgとほかのあぐら椅子よりも高めで収納サイズは11×11×30cmとなりどこへでも持ち運べるコンパクトさがありますよ。価格を気にせずコンパクトで軽量かつ強度のあるあぐら椅子を探しているかにおすすめです。
おすすめあぐら椅子2：アウトドア向け
キャプテンスタッグ：エクスギアロースタイルリクライニングチェア
キャプテンスタッグにはいろいろな椅子があるなかでおすすめなのがキャプテンスタッグの最上位モデルエクスギアシリーズのローチェアになります。座面の高さは18.5cmと低くしっかりした肘掛けがあり使い心地がいいです。さらに他のあぐら椅子と違うところは背もたれの部分が4つの角度に変更できるリクライニングになるので脚を伸ばすスタイルでも気持ちよく座れますよ。夏のキャンプでは星空観察にもおすすめできます。
比較ポイント
一番のポイントはリクライニングがあるということです。それでいて価格もずば抜けて高いというわけではなく買い求めやすい値段でコスパがいいとの口コミもたくさんありますよ。ただし耐荷重は80kgまでと少し低いので注意してください。リクライニングだけではなく折りたたみ可能で持ち運びやすく重さも平均的な2.1kgです。材質は標準的なポリエステルとなっています。
おすすめあぐら椅子3：アウトドア向け
コールマン： コンパクトグランドチェア
コンパクトグランドチェアは、使用しないときコンパクトに折りたたむことができます。専用の収納ケースが付属しているため、持ち運びも楽々。5000円以下で購入できるなど、コストパフォーマンスのいい商品です。
また、コンパクトグランドチェアの背面には大きなポケットを搭載。ペットボトルや帽子など、小物を入れておくこともできます。
比較ポイント
コンパクトグランドチェアは、ほかのあぐら椅子よりも位置が低くなっています。また、背面を支えるフレームには軽量で丈夫なアルミフレームを採用。長く愛用したいという方にも最適です。
身体を支えてくれるため、地べた座りをするときに利用できます。カラーバリエーションは全2色なので、お好みのデザインを選んでください。
おすすめあぐら椅子4：アウトドア向け（釣り可）
プロックス：あぐら椅子
キャンプだけではなくワカサギ釣りにも人気のあぐら椅子です。通常サイズのあぐら椅子と少しだけ座面が高くなったあぐら椅子の二種類がありどちらも人気ですよ。紹介しているのは座面高は少し高くなっているあぐら椅子の方で座面高は25cmで、子どもから大人まで使いやすい大きさです。パイプ椅子のようなタイプではないので氷の上でも使いやすいお言われていますよ。色も何色かあるので好きな色を選んでくださいね。
比較ポイント
同じメーカーの中で座面の高さを好みに応じて25cmのちょい高モデルと通常の18cmのモデルがあるので好みに応じて選べるところがおすすめです。キャンプが好きな方にはプロックスがどんなブランドかわからない方が多いかもしれませんね。プロックスは釣り具の会社で定評ある人気ブランドなので信頼性がありますよ。価格も安く重さも2kgと平均的ですが耐荷重は75kgまでとなっているので気をつけてくださいね。
おすすめあぐら椅子5 ：アウトドア向け（釣り可）
バンドック：ローチェア
コストパフォーマンスのいい商品を探している方には、バンドックのローチェアがおすすめ。2000円ほどで購入できるため、初めてあぐら椅子を購入するという方にも最適です。
また、バンドックのローチェアはカラーバリエーションが豊富。落ち着いたカラーとカラフルなカラーが用意されているため、好みに合わせて選択できます。
比較ポイント
バンドックのローチェアは、縦に折りたたむタイプのあぐら椅子です。そのため、使わないときはコンパクトに収納できます。持ち運びも楽々行えるので、ソロキャンプにももってこいのアイテムです。
キャンプのほかに、お花見やピクニックといったレジャーにも最適。ぜひローチェアをさまざまなシチュエーションで利用してみてください。
おすすめあぐら椅子6：アウトドア向け（番外編）
DOD：タキビチェア
DODから発売されている大人気のあぐら椅子です。あぐら椅子やベリーローチェアという名称ではありませんが、座面高は23.5cmであぐらもかけるちょうどいい大きさです。脚を伸ばしてリラックスもできるだけではなく焚き火の近くで使えるようにポリエステルではなく綿なので耐火性抜群です。さらに生地自体も二重構造で頑丈になっていますよ。背面には便利なポケットがついていてコンパクトではありませんが折りたたみも当然可能です。
比較ポイント
座面や背もたれに使用されている生地は帆布となっているので分厚く、火に強いところがポイントになります。らさにDODはリーズナブルな製品が多く焚き火のまちかくでも使えますよ。組み立て式ではないので折りたたんだ寸法は60×7.5×80cmになり、重さも3.4kgと少し大きくて重たいのですが価格と耐火性を考えるとおすすめできるベリーローチェアです。2019年4月30日現在は欠品中なのですぐに欲しい人は他のあぐら椅子がいいでしょう。
おすすめあぐら椅子7：室内でも可
ロゴス：あぐら椅子
ロゴスのあぐら椅子の特徴はおしゃれな柄をしていることです。そのためキャンプだけではなく室内でも使われることから室内向けとして紹介しています。基本的に室内向けでもキャンプ用品なのでアウトドアでも使えますよ。すこし高価ですが、他のあぐら椅子と比べると横から見ると座面が背もたれ側に傾いているのが大きな特徴ですっぽりと包み込まれるような座り心地は評価が高いです。耐荷重は100kg、座面高は20cmとなっています。
比較ポイント
他のあぐら椅子と比較するポイントとしてはロゴスは見た目のデザインにも力を入れているブランドということで、おしゃれなストライプ柄は人気です。色違いだけではなく青を基調とした花のあぐら椅子や同じようなフレーム（サイズが違うだけ）を使ったカモフラージュ柄など家の中でも使いたくなるような色違いがたくさんあります。脚の部分がパイプ椅子のような形状ではないのでワカサギ釣りにも使いやすい方です。
おすすめあぐら椅子8：室内でも可
キャプテンスタッグ：ラコンテ ロースタイル イージーチェア
しっかりと体を支えてくれるあぐら椅子を探している方には、ラコンテ ロースタイル イージーチェアがおすすめ。背面の面積がほかの製品よりも大きくとられているため、体をしっかりと支えます。
足を伸ばしてゆったり座れるほか、近くで焚火を行うことも可能。また、持ち運びに便利なキャリーバッグ付きとなっています。
比較ポイント
ラコンテ ロースタイル イージーチェアは、総重量が2kg程度と非常に軽量です。また、80kgまで耐えられます。グリーンやパープル、レッドなどカラフルなカラーが用意されているので、自分の好みで選ぶことも可能です。
ラコンテ ロースタイル イージーチェアにはひじ掛けが搭載されているので、立ち上がりが簡単となっていあす。
おすすめあぐら椅子9：室内向け
山善：回転式あぐら座椅子
室内で使うあぐら椅子を探している方には、回転式あぐら座椅子がおすすめ。椅子本体がクルクルと回転するため、ロータイプのデスクでの使用に適しています。
また、回転式あぐら座椅子の背もたれ部分は折りたたむことが可能。使わないときはコンパクトに収納しておけるため、狭い部屋に置いていても邪魔になりません。
比較ポイント
回転式あぐら座椅子には、座り心地のいいハニカムメッシュ素材が採用されています。通気性抜群の素材なので、蒸れやすい夏でも効果的に湿気を放出。
また、回転式あぐら座椅子には背もたれがついているため、長時間の座位でもストレスを感じません。落ち着いたカラーなので、和室にもピッタリ。ぜひこの機会に購入してみてはどうでしょうか。
おすすめあぐら椅子10：室内向け（番外編）
オンウェー：コンフォートローチェアプラス
番外編に近いですが座面30cmの椅子です。クッションが他のあぐら椅子と比べ段違いで多いのが特徴です。クッションカバーは取り外し可能で化繊スエードとなっていますが、水濡れに注意しないといけないのでアウトドアチェアとしても使えますが、どちらか言えば室内向けの椅子になります。落ち着いた色合いで価格は高いですが折りたたみも可能でおすすめです。
比較ポイント
アウトドアでも使えるタイプでこれだけのクッションがあるものは少ないでしょう。座り心地と室内にマッチする背の低い椅子を探している方におすすめですよ。
あぐら椅子のまとめ
いろいろあるので好きなものを選ぼう
釣り具メーカーから発売されているものやアウトドアチェアで有名なメーカーから発売されているもの、アウトドア用を手広く作っているメーカーから発売されているものなどいろいろなタイプがあるので自分の好きなものを選びましょう。屋内専用のものを外で使うのではなくアウトドア用のあぐら椅子を屋内でもつかうようにしたほうが取り回しがいいですよ。
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