検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

シューズインクローゼットとは?スッキリさせる使い方や失敗しないコツを解説!

最近流行のシューズインクローゼット。使いこなせている人は靴の収納だけではなく、クロークにしたり生活用品置き場などしたりする使い方を実践しています。しかし時に思わぬ失敗があることもあります。この記事ではシューズインクローゼットの使い方や失敗しないコツをご紹介。
2020年8月27日
sakakibara-tetuji
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

シューズインクローゼットとは

長い期間同じところに住み続けているとコレクションした靴が増えすぎて散らかってしまったり、家族が増えることによって収納スペースに限界がきてしまったり、玄関を常にフラットな物資量にとどめておくことが難しくなります。そんな玄関の収納問題を解決してくれるのがシューズインクローゼットです。上手に活用すれば快適な土間空間を実現することが可能で、アレンジ次第でさまざまな魅力を玄関にもたらしてくれます。

シューズインクローゼットの種類

シューズインクローゼットといっても、一概にそのデザインや機能性を語れるほど統一性はありません。新築住宅の場合は住宅メーカーに依頼してオリジナル要素を組み込むこともありますし、ウォークインやウォークスルーなど間取りの取り方も多種多様なバリエーション例があります。安易な計画で設計してしまうと後々使いにくいなど後悔することも。この記事ではシューズインクローゼットの使い方と失敗しないコツを解説します。

ウォークインとは

ウォークインのとは、人が中に入って移動できるほどの広い面積があるシューズインクローゼットのことを指しています。ドアをつけて玄関とクローゼットを隔てることも可能です。

ウォークスルーとは

ウォークスルーのシューズインクローゼットとは、ウォークインクローゼットとほとんど同じ間取りですが、少し違う点はそのまま家に上がれる導線になっている点です。玄関口が2つある間取りだと思って下さい。

シューズインクローゼットの基本

シューズインクローゼットとは、玄関に設置された物置のような存在だという認識で良いでしょう。通常の玄関の間取りは1畳から3畳ほどですが、シューズインクローゼットはそれに加えて2畳ほどのシューズ棚を設置して収納スペースを増築したり、大きい場合では4畳以上の広々とした部屋のような空間を作り出して生活用品を置くことも可能。シューズインクローゼットはちょっとおしゃれな玄関の物置だと思って下さい。

シューズインクローゼットが向いている家庭

シューズインクローゼットはあればもちろん便利な収納空間になりますが、なかったとしても生活するうえで支障は生じません。ではどのような人や家庭に向いているのかということですが、やはり家族の人数が多い家庭は所有物も比例して増える傾向にあるので、シューズインクローゼットは重宝するでしょう。あとは家にお客さんを招くことが多い人も、生活感あふれる玄関の物を目隠しできるので大活躍です。

シューズインクローゼットのメリット


賃貸マンションでは、屋外に物置が置けないので家の押し入れに入りきらない荷物があっても、クローゼットの棚やクロークなどの収納スペースが問題を解決してくれます。一戸建ての場合でも外の物置では埃が大事な物につもってしまうのを防げる点や、コートの脱着が玄関口で完結するなどのメリットが期待できます。

自由な発想でインテリアも楽しめる

シューズインクローゼットは機能面としては物置そのものですが、見方を変えれば自由自在にインテリアを楽しめるプチ空間でもありますので、ベンチや植物を置いて帰宅したときにホッとできるような空間にしたり来客を驚かせるような面白い間取りにすることも楽しみの1つです。間取りを広くとってウォークインクやウォークスルーを付け加えれば、家の魅力はさらに増すことでしょう。

シューズインクローゼットのデメリット

シューズインクローゼットは利便性や外見の格好良さなどメリットは豊富ですが、ときに失敗ケースもあるのが現実です。荷物をやみくもに投げ入れるような誤った使い方をしていれば、見すぼらしいだけの玄関になってしますし、中途半端な広さだったり極端に縦長な間取りに設計してしまうと後々使いにくいなどの問題点が見えてくることもあります。

なんとなく設置するのはやめよう

新築物件の購入を検討する際、最近では当たり前のようにシューズインクローゼットの設置を勧められるシーンも増えてきましたが、ただ何となく格好いいからだとかあれば便利だからといった考えで作ってしまうと失敗するこがあります。実際に有効活用しているところを想像して、しっかりメーカーと相談したうえで設置するかどうか考えることをおすすめします。

シューズインクローゼットの賢い使い方①

シューズ棚は廊下部分まで広くとる

シューズ棚は横に広くとって、できるなら廊下部分まで広げた方が使い勝手が増すでしょう。玄関の奧の方にシューズ棚を置いてしまうと、いちいち靴を入れ替えたり履き替えたりする場面で玄関を素足で歩いたりサンダルに履き替えたりする面倒が生じます。使いやすさを第一に考えるなら、靴は出し入れしやすいようにシューズ棚を廊下までもってくることをおすすめします。

シューズ棚は高くしすぎない

せっかくシューズインクローゼットを設置するなら、収納面積をできるだけ多く作りたいためにシューズ棚を高所にまで置くパターンが見られます。背の高い方ならそれでも良いのですが、無理がある高さにシューズ棚を作ってしまうと、収納は充実していてもあまり実用的ではないことも。毎日使うところだから、は使いやすさを重視して設計するようにしましょう。

シューズインクローゼットの賢い使い方②

クロークルームにも最適


シューズインクローゼットをシューズ棚だけの場所にするのではなく、クローゼットの一部にハンガーパイプを備え付けることによって小さなクロークルームとして活用することも可能です。クロークがあれば急な大人数の来客にも対応可能ですし、客人にとっても玄関でコートを脱いで身軽になれるのは嬉しいポイントです。シューズインクローゼットをクロークルームにするのは定番なので、是非やってみて下さい。

クロークルームのメリット

玄関にクロークルームがあると、花粉の時期ならコートについた花粉を家の中まで持ち込まないことができますし、小さな子供がいる家庭では遊んで汚れた上着やコートは玄関で脱ぐこともできるので屋内を清潔に保つことができるメリットがあります。コート以外にもマフラーやニット帽などの小物を収納する用途に使えます。夏ならレインコートや傘も玄関先でキレイにまとめることが可能になります。

シューズインクローゼットの賢い使い方③

ドアをつけて臭い対策

玄関とクローゼットを完全に仕切れるドアタイプの目隠しをすれば、人目から物置を隠すことができるだけではなく、シューズや生活用品独特の臭いからも隔てることが可能です。ドアの向こうには窓や換気扇をつけてあげれば、立ち込める臭いもスッキリさせることができるので、ウォークインのシューズインクローゼットを設置するさいはドアの有無も検討されると良いでしょう。

ドア設置の注意点

ドアをつけることは、見た目やニオイ対策に効果を発揮しますが気をつけたいこともあります。間取りが狭いシューズインクローゼットの場合ですと、ドアをつけることで開け閉めにややストレスが生じるケースもあります。目隠しだけが目的なのであれば、立派なドアは必要ないのでカーテンやすだれなどで代用することも視野に入れておきましょう。

シューズインクローゼットの賢い使い方④

靴やコート以外の生活用品も収納する

シューズインクローゼットと呼ばれていますが、絶対に靴やコートだけを収納しなければいけないルールはありません。外の物置にしまっておくのはセキュリティや埃が気になるけど、家の中に持っていく必要性も感じない物ってあるかと思います。例えば子供が屋外で遊ぶオモチャ類だったり、お父さんのゴルフバッグやアウトドア用品だったり、収納しておく物を選べばおでかけの荷支度が楽になるので、どんどん有効活用していきましょう。

ベビーカー置き場にも最適

赤ちゃんがいる家庭では、頻繁に使うのがベビーカー。快適な移動ができる便利なアイテムですが、意外と収納に戸惑うのがデメリットです。外に放置するのは盗難や汚れなど気になる点が多くあります、かといって狭い玄関に置くのもスペースを広くとってしまうので邪魔な存在になってしまいます。シューズインクローゼットの端には棚を設置せずに、ベビーカーなどの縦置きできる物を置くスペースを作っておくと良いでしょう。

シューズインクローゼットの失敗例

うまく利用すれば生活を豊かにするシューズインクローゼットですが、間取りの設計や使用目的にズレがあって新築で設計したのはよいけれど、後に後悔するといった失敗経験をしてしまった方々も少なくありません。失敗しないコツを知るには失敗例を学ぶことが大事です、今後の計画の役に立つ失敗例をいくつか紹介します。

狭すぎるシューズインクローゼット


予算の関係で、新築の家屋に小さなシューズインクローゼットを備え付けた場合に考えられる不便な点とは。新築の家にはどうしても設置したいという願望から、余裕ある玄関の間取りが足りていないにも関わらず無理に置いてしまうと、狭くただ圧迫感のあるだけの玄関になってしまいます。十分な広さを用意できないのであれば、始めから設置しないことをおすすめします。

目隠しのためのドアが不要だった

文中でも述べましたとおりドアは臭い対策や目隠しに最適アイテムなのですが、玄関のスペースが狭いとドアを開けたさいに、反対側の空間がさえぎられてしまうことも考えなければなりません。せっかくの収納スペースもドアを置くことによって半畳ほど使われてしまうので、思ったよりも収納が減ってしまうことがあります。新築で作ってしまった場合にはドアの取り換え工事は大がかりなものになるので、事前に計画しておくことが大事です。

目隠しにはドア以外の方法もある

物置エリアは普段は解放しておいても、人が訪れたときのみ目隠しをしておきたいものです。そんなときドア以外に役立つ目隠しツールが便利です。のれんやロールカーテンならDIYで個人で後付け可能です、新築でドアなしのウォークインのシューズインクローゼットを作ってしまっても、後付けできる目隠しならいつでも取り外しOKです。最もおすすめの方法は始めから引き戸にすることです、引き戸なら邪魔になることもありません。

まとめ

シューズインクローゼットを採用する新築住宅は年々増加傾向にあります。最近では追加申し込み不要のデフォルトでシューズインクローゼットが備えられている住宅も販売しており、ますます身近な存在になってくるでしょう。間取りは狭くないか、本当に実用できるのか、目隠しはどうするかなど、注意点を理解しておくことで失敗しない家作りが叶うはずです。

玄関収納について気になる方はこちらもチェック

人は物事を見るとき、はじめの第一印象で8割はイメージが決まると言われています。玄関は家の第一印象を与える場所ですので、スッキリする収納方法やコーディネート術を知って魅力的な玄関を演出しましょう。