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2気筒大型バイクおすすめ12選!ツインエンジンのビッグマシンの魅力をご紹介!

2気筒のエンジンを持つ大型バイクが人気です。トルクフルに加速する走りや、独特な振動を伴う鼓動感、地面を蹴り立てるような排気音がその魅力です。2気筒エンジンの特徴や形式による違い、2気筒エンジンを搭載したおすすめの大型バイクについてご紹介します。
更新: 2024年6月18日
ironman17
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バイクはやっぱり2気筒

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2本のシリンダーを持つエンジン、つまり2気筒エンジンのバイクが見直されています。独特な鼓動感や排気音でライダーを魅了する、ツインエンジンのおすすめ大型バイクやその特徴についてご紹介します。

2気筒エンジンとは

2気筒エンジンのしくみ

エンジンの燃焼室であるシリンダーが2本あるエンジンが、2気筒エンジンです。同じ排気量で気筒数を増やせば大きなパワーを得ることができ、回転もスムーズにできますが、部品点数が増えメカニズムが複雑になります。

シングルと呼ばれる単気筒エンジンは、低回転で大きなトルクを得られることや、高効率で燃費が良いのがメリットですが、パワーで劣ることや大きな振動が欠点です。

2気筒はその中間的存在で、パワーとトルクのバランスがとれ、単気筒に比べ小さい振動は、逆に心地よい鼓動感として歓迎される傾向があります。

2気筒エンジンの種類

並列2気筒

2本のシリンダーを並行に並べた形式です。軽量・コンパクトで、コストも安く抑えられるのがメリットです。180度、360度、270度といったクランクの角度によって異なる、独特なエンジンの鼓動が魅力です。

V型2気筒

2本のシリンダーをV型につなげたのがV型2気筒、いわゆるVツインエンジンです。並列2気筒にくらべ、振動を小さく抑えることができます。さらにエンジンの投影面積が小さく、ボディをスリムにできたり、バンク角を深く取れるのもメリットです。

L型2気筒

ドゥカティに代表される、90度V型2気筒の前シリンダーを水平に寝かしたのがL型2気筒です。V型の欠点であるエンジンの前後長が長くなるのを抑えることができますが、エキパイの取回しに制約があることや、整備性が悪くなるなどのデメリットもあります。

縦置きV型2気筒

イタリアのモトグッツィに代表される、Vツインエンジンを縦に配置したのが縦置きV型2気筒です。エンジンの前後長を短くすることができるのがメリットですが、反面、横に張り出したシリンダーヘッドの影響で、足つき性が損なわれてしまうのが欠点です。

水平対向2気筒

BMWのバイクに代表される、シリンダーを180度に配置したのが水平対向2気筒、いわゆるボクサーツインです。重心を低くすることができ、ジャイロ効果をほぼゼロにすることができるので、コーナーでバイクを倒しこみやすくなります。

一方で、部品点数が増え、機構が複雑になるのが欠点です。

おすすめ2気筒エンジン大型バイク①

カワサキ W800

カワサキが誇る伝説の名車”W1”のスピリッツを受け継ぐ、ネオクラシカルバイクがW800です。

レトロ調のボディに、ボア×ストロークが77×83ミリのロングストロークのシリンダーを2本持つ空冷の並列2気筒エンジンを搭載、シリンダーの右側面にあるベベルギアが独特な表情を形作っています。中低速の力強いトルクと、”ダブワンサウンド”と言われた鼓動感も健在です。

スペック


モデル名 カワサキ W800ストリート
エンジン形式 空冷4ストロークOHC並列2気筒
排気量 773cc
最高出力 38kW/6500rpm
最大トルク 62N・m/4200rpm
全長×全幅×全高 2135mm×925mm×1120mm
シート高 770mm
車両重量 221kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク②

ヤマハ MT-07

日常域での扱いやすさや、都市に映えるおしゃれなスタイリング、ライディングそのものを楽しめる感覚を重視してつくられたのが、ヤマハのMT-07です。

クロスプレーンコンセプトに基づいて作られた水冷の並列2気筒エンジンは、ライダーの意のままに反応するリニアなレスポンスと、270度位相クランクによる独特の鼓動感を生み出しています。

軽量・コンパクトな車体と剛性の高いフレームがもたらす、軽快なハンドリングも魅力です。

スペック

モデル名 ヤマハ MT-07
エンジン形式 水冷4ストロークDOHC並列2気筒
排気量 688cc
最高出力 54kW/9000rpm
最大トルク 68N・m/6500rpm
全長×全幅×全高 2085mm×745mm×1090mm
シート高 805mm
車両重量 183kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク③

ホンダ CRF1000Lアフリカツイン

パリ・ダカールラリーのワークスマシーンを彷彿とさせるイメージで、オン・オフと道を選ばず走れるアドベンチャーバイクが、CRF1000Lアフリカツインです。

998ccの水冷並列2気筒エンジンは、ホンダ独自のユニカム構造とドライサンプ方式の採用により、マスの集中化とコンパクトなシリンダーを実現、走破性を左右する高い最低地上高も確保しています。

270度位相クランクの不等間隔爆発による、小気味のよい鼓動と排気音も魅力です。

スペック

モデル名 ホンダ CRF1000L Africa Twin
エンジン形式 水冷4ストロークOHC並列2気筒
排気量 998cc
最高出力 70kW/7500rpm
最大トルク 99N・m/6000rpm
全長×全幅×全高 2330mm×930mm×1475mm
シート高 870mm
車両重量 240kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク④

ハーレーダビッドソン XL1200X フォーティエイト

ハーレーダビッドソンのラインナップの中でも、そのおしゃれなスタイリングとスポーティな走りで人気なのがスポーツスターシリーズです。そんなスポーツスターの元祖とも言える伝統のティアドロップタンクを搭載したのがフォーティエイトです。

4カム一体ミッションのエボリューションVツインは、軽量なアルミのシリンダーヘッドで冷却効率もよく、ハーレーらしいパワフルな鼓動を楽しむことができます。

スペック

モデル名 Harley-Davidson XL1200X Forty-Eight
エンジン形式 空冷4ストロークOHV V型2気筒
排気量 1202cc
最大トルク 96N・m/3500rpm
全長×全幅×全高 2165mm×ーmm×ーmm
シート高 710mm
車両重量 252kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク⑤

スズキ SV650

軽量・コンパクトな車体に、スリムなVツインエンジンを搭載したネイキッドスポーツが、スズキのSV650です。

熟成の進んだ水冷90度のV型2気筒エンジンは、低回転での不等間隔爆発の鼓動感をともなうトルクフルさと、伸びやかな高回転でのパワフルさを両立させています。兄弟車のレトロなカフェレーサースタイルをまとったSV650Xも人気です。

スペック

モデル名 スズキ SV650 ABS
エンジン形式 水冷4ストロークDOHC V型2気筒
排気量 645cc
最高出力 56kW/8500rpm
最大トルク 64N・m/8100rpm
全長×全幅×全高 2140mm×760mm×1090mm
シート高 785mm
車両重量 197kg


おすすめ2気筒エンジン大型バイク⑥

ヤマハ BOLT

低いライディングポジションに、短くカットされたフェンダー、無駄なものを削ぎ落とした、人気のボバースタイルのバイクがヤマハのBOLTです。

リジットマウントされた、美しいシリンダーフィンを持つ空冷Vツインエンジンは、独特な鼓動感とV型2気筒ならではのスリムさで、BOLTのコンセプトである市街地での軽快な走りを可能にしてくれています。

スペック

モデル名 ヤマハ BOLT R-SPEC ABS
エンジン形式 空冷4ストロークOHC V型2気筒
排気量 941cc
最奥出力 40kW/5500rpm
最大トルク 80N・m/3000rpm
全長×全幅×全高 2290mm×830mm×1120mm
シート高 690mm
車両重量 252kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク⑦

ドゥカティ モンスター797

ドゥカティ伝統のL型2気筒エンジンを搭載した、ネイキッドスポーツがモンスター797です。

電子制御された水冷エンジンが主流の中にあって、1992年に登場したモンスターを彷彿とさせる空冷2バルブのLツインエンジンを搭載した、まさに原点回帰ともいえるのがこのモンスター797です。

シリンダーに美しい冷却フィンを刻む空冷エンジンは必要十分なパワーを持ちながら、日常域での扱いやすさも兼ね備えており、ドゥカティビギナーでも乗りこなしやすいバイクに仕上がっています。

スペック

モデル名 Ducati Monster 797
エンジン形式 空冷4ストロークL型2気筒
排気量 803cc
最高出力 54kW/8250rpm
最大トルク 67N・m/5750rpm
全長×全幅×全高 2099mm×830mm×1085mm
シート高 805mm
車両重量 193kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク⑧

ドゥカティ 1299パニガーレ

ドゥカティがスーパーバイク選手権への参戦を目的として開発した、ホモロゲーションモデルがパニガーレです。

より高性能を求め、MotoGPで培ったテクノロジーをフィードバックしV型4気筒に進化したパニガーレにとって、最後の水冷Lツインモデルとなったのが、このパニガーレ1299です。

軽量なモノコックボディに、ハイパワーを発揮するコンパクトなL型2気筒エンジンを搭載し、まさに史上最高のパフォーマンスを持つ2気筒バイクと言えます。

スペック

モデル名 Ducati 1299 Panigale
エンジン形式 水冷4ストロークL型2気筒
排気量 1285cc
最高出力 130.5kW/8750rpm
最大トルク 140.5N・m/8750rpm
全長×全幅×全高 2070mm×745mm×1105mm
シート高 830mm
車両重量 199.5kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク⑨

モトグッツィ 1200スポルト4V

両側に張り出したシリンダーが特徴的な空冷の縦置きVツインエンジンを搭載したスポーツバイクが、イタリアの伝統的バイクメーカーであるモトグッツィの1200スポルト4Vです。

高効率を発生する新設計のSOHC4バルブエンジンと、ジャイロ効果がほとんどない縦置きエンジン独特の特性で、ライダーはコーナーで狙い通りのラインをトレースでき、エキサイティングなスポーツライディングを体感することができます。

スペック

モデル名 Moto Guzzi 1200 Sport 4V ABS
エンジン形式 空冷4ストロークOHC V型(縦置き)2気筒
排気量 1151cc
最高出力 64kW/5600rpm
最大トルク 111N・m/5440rpm
全長×全幅×全高 2195mm×820mm×1180mm
シート高 800
車両重量 245kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク⑩

モトグッツィ V7Ⅲレーサー


モトグッツィの往年の名車“V7”をイメージしたクラシカルなボディに、伝統の縦置き90度Vツインを搭載したイタリアンクラシックレーサーがV7Ⅲレーサーです。

V9シリーズの空冷縦置きVツインエンジンをベースに改良された3代目V7は、シリンダーヘッドやピストン、シリンダーを刷新し、パワーも大幅にアップ、レーサーの名に恥じないスポーティな走りとともに、縦置きVツインエンジンの独特な鼓動も楽しめます。

スペック

モデル名 Moto Guzzi V7Ⅲ Racer
エンジン形式 空冷4ストロークOHV V型(縦置き)2気筒
排気量 744cc
最高出力 38kW/6200rpm
最大トルク 60N・m/4900rpm
全長×全幅×全高 2185mm×740mm×1100㎜
シート高 770mm
車両重量 213kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク⑪

BMW R nineT

どこか懐かしさを感じさせる独特なルックスに、モーターサイクルが本来持つ操る楽しさを追究したモデルが、BMWのR nineTです。

左右に突き出した美しいフィンを刻むシリンダーと、水平対向エンジンの独特の鼓動が特徴です。

水冷が全盛の現代において、あえて空油冷のフラットツインエンジンを採用し、テレレバーではなくあえてテレスコピックフォークを採用したあたりに、トルクフルな扱いやすさと、カスタマイズの自由度を持たせるBMWのこだわりが感じられるバイクです。

スペック

モデル名 BMW R nineT
エンジン形式 空・油冷4ストロークDOHC水平対向2気筒
排気量 1169cc
最高出力 81kW/7750rpm
最大トルク 116N・m/6000rpm
全長×全幅×全高 2105mm×870mm×1060mm
シート高 805mm
車両重量 222kg

おすすめ2気筒エンジン大型バイク⑫

BMW R1200GS

BMW伝統のフラットツインエンジンを搭載した、オン・オフ問わず走破できるアドベンチャーの代表的なバイクが、R1200GSです。

水冷化された水平対向の2気筒エンジンは、トランスミッションやジェネレーターを内蔵し、クラッチを湿式多板化することによって、大幅なコンパクト化を実現しています。

フラットツインの独特の鼓動感はそのままに、トルク、パワーともに厚みを増し、スーパースポーツ並みの動力性能を持ったアドベンチャーバイクとなりました。

スペック

モデル名 BMW R1200GS
エンジン形式 空・水冷4ストロークDOHC水平対向2気筒
排気量 1169cc
最高出力 92kW/7750rpm
最大トルク 125N・m/6500rpm
全長×全幅×全高 2207mm×952.5mm×1412mm
シート高 800mm
車両重量 244kg

ビッグツインで走りだそう

2気筒のエンジンを持つ大型バイクについてご紹介してきました。かつては高性能大型バイクといえば4気筒という時代もありましたが、2気筒エンジンのトルクフルな走り、独特の鼓動や排気音が見直されています。

ビッグツインを搭載した魅力的な大型バイクにまたがり、2気筒ならではの乗り味を堪能してみませんか。