魚焼きグリルが汚れやすい理由
魚焼きグリルは簡単に美味しい焼き魚ができることで知られていますが、同時に魚焼きグリルは「汚れやすく、掃除するのが面倒」というイメージが定着しています。そもそも何故「魚焼きグリルの掃除は面倒」なのか?について、原因から知りましょう。
理由①・掃除前に取り出すのが大変
まず魚焼きグリルは1つで数匹の魚が一度に焼けるよう作られているため、コンロに納まっている間は小さく見えますが、器を取り出すと思いのほか大きく、使用する洗剤の量も自然と増えていき、労力もかかります。
洗剤を思いのほか使用するほかにも、洗い終わったらコンロに戻す必要があるため、魚を焼くたびコンロからグリルを丸ごと取り出す、という作業を面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
理由②・油汚れなので掃除が大変
魚焼きグリルが汚れるのは、どうしても油が出てしまう魚を、一度に沢山焼く為。調理する分には余分な油を落としてくれ、焼き魚を美味しくしてくれる嬉しいポイントですが、掃除するとなるとこれが大変。
内部から取り出し分解する事はもちろん、冷えて固まった油汚れは洗剤でも中々落ちてくれません。多少面倒でも、魚焼きグリルを使用したら、毎回必ずパーツを分解し、グリル全体を掃除し、こまめな手入れをすることが必要です。
理由③・魚のニオイが残る
魚焼きグリル掃除である意味最も面倒なのが、魚特有の生臭いニオイがグリルに付着する事。掃除が不十分なまま使用すると、グリルから生魚のニオイがするようになり、さらにそのまま焼き魚を焼くと焼き魚にも生臭いニオイが映ってしまうとデメリット尽くしです。
焼き魚のニオイは食欲をそそりますが、それに生臭いものが混ざってしまったらイヤですよね。これらの1つ1つは些細な「面倒な要素」がいくつも重なるため、魚焼きグリルの掃除は面倒と言われているのです。
魚焼きグリルの掃除・おすすめグッズ紹介
どうしても面倒、簡単じゃない、器を外すのが大変、庫内全体を掃除するため時間がかかる、臭いというイメージが抜けない魚焼きグリルですが、これから紹介するグッズを使用することで、一気に手入れの手間を省くことが出来ます。
どれも自宅で簡単に揃えられ、スーパーマーケットなどで売っている日用品ばかりのため、しっかり揃え庫内を綺麗にしましょう。
おすすめグッズ①・洗剤
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魚焼きグリルの汚れは油汚れの為、油汚れに効果的な洗剤であればメーカーを問わず効果的です。
庫内全体をくまなく掃除し、定期的な手入れを行う必要があるため、最初から容量の大きいものや、詰め替え可能なものを選び、グリル庫内のみでなく、器を分解し、ガスコンロ全体を掃除できるような、一本で応用のきく洗剤を購入すると無駄がありません。
おすすめグッズ②・重曹
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グリル掃除には簡単お掃除グッズとして有名な「重曹」も欠かせません。
重曹を使用した手入れのいいところは「他のお掃除グッズと合わせられる」こと、中性洗剤に重曹を合わせる事で、お互いの効果を高め合い、さらに手入れが簡単になります。重曹の効果を高めるには熱湯が効果的なため、ニオイ防止のためにも、分解前に熱湯を用意しておきましょう。
おすすめグッズ③・片栗粉
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口コミ上で「グリル掃除におすすめなグッズ」として紹介されているのが「片栗粉で油汚れ自体をキャッチしてしまう」というものです。
片栗粉の主成分デンプンは熱を加えるととろみを帯びるという特徴がありますが、この性質を利用し、ペースト状になった片栗粉で汚れをキャッチするというわけです。何より片栗粉なら掃除グッズとしてのみでなく、料理のとろみ付けにも使える、という利点があります。
おすすめグッズ④・アルミホイル
三菱ホイル 25cm*15m(1コ入)
魚焼きグリル掃除のさいにはアルミホイルが効果的、といっても掃除に使うのではなく、片栗粉の様に「そもそも汚れをつかなくする」防止グッズの1つで、網に直接魚を乗せず、網の上にアルミホイルを敷いてから焼くことで、油汚れが網に付着するのを防ぎます。
アルミホイルで焼くことで「ホイル焼き」の容量と普段と違う味の焼き魚が出来るのも良い所、ただ脂ののったサンマなどの場合は引火する可能性があることに気を付けましょう。
魚焼きグリルの掃除①・洗剤を使わず掃除
魚焼きグリルを掃除したいが、できる限り洗剤を使用せず手入れしたい方の為「洗剤を使用せず、油汚れを落とす」方法を紹介します、洗剤を使用しないというと、内部の油汚れがちゃんと分解されないのではと思ってしまいますが、手入れを怠らなければ、洗剤不使用でもしっかり汚れを分解できます。
片栗粉で掃除する方法
口コミで何度も「おすすめ」と紹介され、おすすめグッズの項目でも紹介した「片栗粉で魚焼きグリルを掃除する方法」を紹介します。と言ってもそんなに大層なものではなく「水で溶かした片栗粉を、普段使用する要領で水受け皿に入れる」だけ、というもの。
こんなに簡単でいいのだろうかってくらい簡単に、しつこい油汚れを分解できます。
片栗粉で魚焼きグリルを掃除するときのポイントは、魚を焼いた後もすぐは取り出さず、片栗粉が固まるのを待つこと。固まりきっていない時に捨てようとすると、油汚れを吸った片栗粉が付着し「油汚れ」のもとになる場合があるので気を付けましょう。
ガスコンロからグリルを取り外し、庫内を分解し、完全に固まっているのを確認したら、手ではがし捨てるだけ、これで掃除は完了です。
片栗粉掃除で失敗しないコツ
とっても簡単に掃除でき、ガスコンロ内部へ汚れが付着する心配もない片栗粉による掃除方法ですが、有名なぶん失敗談も聞きやすい手入れ方法です。
片栗粉の容量に対し、水の量が多かったり少なかったりすると固まってくれず、汚れが分解しきれなかったり、器を外すさい片栗粉がこぼれ、ガスコンロ内部に汚れがついてしまう場合があります。
水受け皿に必ず、片栗粉大さじ4に対し、水200ミリリットルを目安とし、しっかり分量を守って流し入れましょう。
魚焼きグリルの掃除②・洗剤で掃除
器、パーツごとの洗い方を解説
片栗粉だけでは落ちない、内部全体をくまなく掃除したい、やっぱり魚焼きグリルには洗剤を使用したいという方の為、洗剤を使用した手入れ方法や、魚焼きグリルの洗い方のコツ、重曹などとの合わせ方を紹介します。
重曹などを使用した掃除方法もこちらの「洗剤を使用する洗い方」に該当するため、この項目では「洗剤に重曹を合わせた掃除方法」を紹介します。
内部構造と分解の仕方に注意
魚焼きグリルはガスコンロ内部にあるため、器の作りもガスコンロ本体とは大分異なり、洗い方に少々コツが要ります。まずは内部からグリル本体を取り出し、構造を把握し「この器はどんな作りで、どうすれば分解が出来、どんな洗い方をすれば汚れが落ちるか」簡単なもので良いので確認する事が重要です。
魚焼きグリルの洗い方①・焼き網編
まずは器からパーツを分解し、網部分を洗いましょう。網掃除には油汚れに効く洗剤のみでなく、油汚れに効果的な重曹も合わせ、しっかり焦げ付きを落としましょう。
グリルから器を分解し、焼き網を取り外したら、耐熱性のある袋に焼き網をそのまま入れ、40℃くらいのぬるま湯1リットルに対し、重曹大さじ3杯を入れ、油汚れを浮かせます。
焼き網掃除は優しく丁寧に
30分~1時間ほどしたら焼き網を袋から取り出し、洗剤を含ませたスポンジ或いは歯ブラシで油汚れを落とします。焼き網の洗い方のコツは、焼き網全体を撫でる様に、やさしく擦り付けること、強く擦るとコーティングが落ち、汚れが落ちにくくなるため、できるだけ優しい洗い方を心がけましょう。
魚焼きグリルの洗い方②・受け皿編
焼き網の次は同じく、グリル内部でも汚れの付着しやすい受け皿を洗います。受け皿の洗い方も基本的には油汚れの為、焼き網の時と変わりませんが、こちらは重曹のみでなく「セスキ炭酸ソーダ」も効果的です。
洗い方に関しては、用意するものが重曹かセスキ炭酸ソーダか程度しか違いがなく、こっちもコーティングが落ちない程度に、優しく擦り付けるようにしましょう。
魚焼きグリルの洗い方③・庫内編
焼き網と受け皿は欠かさず掃除しても、器自体を取り外し、ガスコンロ内部を掃除するという方は中々いないのではないでしょうか。
魚焼きグリルをキレイに使い続けたいのであれば、受け皿や焼き網のみでなく、ガスコンロ内部も掃除し、つねに器や庫内をキレイにしておくことが必要となります。庫内は暗く、一見汚れているかわかりにくく、定期的な掃除がしにくいぶん、とても汚れていることの多い箇所。
掃除前の用意も必要
まず掃除のまえに、手に納まるくらいのスプレーボトルとセスキ炭酸ソーダを用意しましょう。
水500ミリリットルに対しセスキ炭酸ソーダを5グラム入れ、よく振って混ぜ合わせたら、セスキ水をくまなくスプレーし、キッチンペーパーをくまなく貼り付け、30分~1時間ほど放置します。目視で確認し、汚れが浮いてきたと感じたら、キッチンペーパーを外し、洗剤を含ませたスポンジで庫内を擦りましょう。
魚焼きグリルのお手入れ方法
魚焼きグリルで気になるのは油汚れがつきやすいの他にも、グリルに生臭いニオイが染みつく事です。中にはこのグリル特有のニオイが嫌で使用しないという人もいるほど。まずこのニオイ問題を解消する事で、毎日気持ちよく使える他、魚を焼く以外の用途にも使用できるようになります。
グリルを空焼きするさいはガスに注意
グリル掃除をした後に五分ほど「空焼き」すると、ニオイ防止につながります。空焼きと言うと、ガスコンロやグリルを始めて使用する前に行うイメージが強いですが、空焼きは普段の手入れにも効果的。
受け皿や焼き網を洗剤を洗ったら、五分ほど空焼きし、魚のニオイや洗剤のニオイを完全に飛ばしましょう。空焼きする事でニオイ防止につながります。ただ空焼きは放置すると火事やガスのもとになるため、空焼きする間はガスコンロから目を離さないようにしましょう。
魚のニオイ防止には柑橘類
魚特有の生臭いニオイには柑橘類が効果的。焼き魚にレモンを添えたり、白身魚とレモンの相性がいいのは有名ですが、それは手入れと言う面でも同じことが言えます。
受け皿や焼き網の掃除を終えたら、みかんやレモンの皮を焼き網に擦り付ける、これだけでニオイ防止につながり、魚特有のニオイを防ぐことが出来ます。
加熱や時間経過で自然とニオイは消える為、つぎに焼く魚に柑橘類のニオイが映ることもありません。手元に柑橘類がない場合は、柑橘系フレーバーの洗剤を使用するとよいでしょう。
魚焼きグリルの掃除・どうしても落ちない時
片栗粉や洗剤を使用したけど、それでもどうしても落ちない汚れがある場合や、グリル庫内のみでなくガスコンロ全体を掃除してほしい場合は、プロに頼んでみるというのも手段の一つ。
プロのキッチンクリーナーに頼めば失敗する危険性もなく、確実にグリルやガスコンロの掃除が行えます。とくに庫内は失敗しやすいため、庫内はプロに頼むというのも手段の1つです。
プロのキッチンクリーナーに掃除してもらう
キッチンクリーナーに頼む前にすることは、当たり前ですが簡単なもので良いので、どの個所が汚れているか、どこを中心に掃除してほしいか等をしっかり伝えることが重要です。
また、来てもらった後キッチンクリーナーに「この器はどう手入れしたらいいのか」聞くのも効果的です。
キッチンクリーナーに掃除してもらう方法は簡単かつ確実ですが、そのぶん値が張るため、できるならグリル庫内や器の手入れは自力で行えるようにしておきましょう。器を絶えず手入れする事で、様々な嬉しい要素がついてきます。
魚焼きグリルの豆知識
魚焼きグリルの手入れ方法を紹介したところで、もっと魚焼きグリルを使用したくなるような知識も紹介します。魚焼きグリルは「魚を焼く」ため作られたものですが、内部構造はほぼオーブンと同じ、かつオーブンより内部がコンパクトなため、小ぶりなものをしっかり焼けます。その構造故、焼き魚以外にも使用することが出来ます。
おすすめ活用、魚焼きグリルでトースト
意外にも、魚焼きグリルはトーストが焼け、さらに魚焼きグリルで焼いたトーストはとても美味しいと評判です。
試す前に気になるのが、トーストが魚臭くなるのでは?という疑問ですが、この記事で紹介している様な掃除方法でこまめな手入れをし、グリルを常にピカピカに掃除しておけばまず魚臭くなることはありません。
魚焼きグリルを掃除することで、おいしく魚が焼ける他、魚以外の料理も作れてしまうと一石二鳥ですね。
魚焼きグリルを掃除し、毎日を美味しく
魚焼きグリルは「小ぶりなオーブン」がガスコンロに最初からついているようなもの、そのぶんちょっと掃除がめんどくさいですが、まめな掃除をすることで毎日美味しく料理出来ます。
グリルを使用したら、受け皿や焼き網のみでなく庫内もしっかり掃除し、さらにグリルで魚だけじゃなく、パンや肉も焼いてみましょう。
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