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天園ハイキングコース情報!鎌倉アルプスを満喫するルートや観光情報をご紹介!

神奈川県鎌倉市といえば、鶴岡八幡宮をはじめ多くの文化財があることで知られています。そんな鎌倉はハイキングでも有名。中でも天園ハイキングコースというルートが、山登り好きな方を中心に多くの方に人気のコース。今回はこの天園ハイキングコースについてご紹介します。
2020年8月27日
ナオティ
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山登りしやすい人気の天園ハイキングコース

天園ハイキングコースは、「鎌倉アルプス」とも呼ばれる人気のコースです。

日本国内でも指折りの観光地に数えられるのが鎌倉です。武士の都として栄えた歴史があるためか、鶴岡八幡宮をはじめ歴史関係の観光スポットが多いイメージがあります。しかし一方で鎌倉にはハイキングコースがあることはご存じでしょうか。今回は鎌倉で高い人気を誇る天園(てんえん)ハイキングコースをご紹介します(当記事の情報は2019年8月10日時点のものです)。

別名「鎌倉アルプス」のハイキングコース

天園ハイキングコースは北鎌倉の建長寺と東側の瑞泉寺を結ぶ、初心者でも山に慣れている方にとっても歩きやすいハイキングコースです。市の中心部から見て北側の急な尾根伝いに延びており、「鎌倉アルプス」とも呼ばれています。標高は低いものの、山登りの大好きな人々にとっては絶景を体感できるため、神奈川県内外から多くの方が登山に訪れるスポットです。
 

天園ハイキングコースの基本情報

総延長:約4キロ
所要時間:約2時間40分
料金:500円(建長寺の拝観料として)

天園ハイキングコースのルートを見てみよう

天園ハイキングコース全体について軽く見ておきます。最初に建長寺の山門をくぐって、平坦な道の続く境内を進み、しばらくすると本格的な登山道で存分に山歩きを楽しめるコースです。より進んでいくと勝上献展望台や大平山など絶景が楽しめます。その先が天園峠で、そこから下り坂を経て瑞泉寺に達する道筋です。なお建長寺近く、アジサイや円窓で有名な明月院にも入口があります。

天園ハイキングコースのルート解説その1

建長寺~半僧坊

ここからは当ハイキングコースでおすすめの見どころを詳しくご案内します。まず当区間は建長寺の中を進むルートであるため、先に待ち受けている本格的なハイキングに向けて足腰を慣らしておくうえでうってつけといえます。運動不足気味な場合は、出発前に軽く体操しておくとなおよいです。

天園ハイキングコースは拝観料が必要に

実は境内経由で進む際は、窓口で拝観料をお納めする必要があるという点に注意です。ちなみに瑞泉寺側から来る場合も途中で拝観料を納めるため、天園ハイキングコースを楽しむときは山歩きの装備や服装だけではなく、お金の準備も忘れないようにしましょう。

半僧坊では一度休憩を

半僧坊は境内を奥へ進んだところにある神社です。天狗像が目印であるため、まっすぐ歩けばすぐに目につきます。ここに着いたら一度休憩するのがおすすめです。天園ハイキングコースはこの先が本格的な登山道となっており、道も急に険しくなります。トイレや水分補給もここでしっかり摂っておきましょう。

天園ハイキングコースのルート解説その2

半僧坊~勝上献展望台


ここから先が天園ハイキングコースで山道らしい区間になっていきます。しばらく上り坂が続きますが、そのまま登っていくと勝上献(しょうじょうけん)展望台に到着です。この区間にはほかにも富士見台という見晴らしのよいテラスがあり、絶景を楽しめる区間といえるでしょう。

出発すると本格的な山道に

出発すると歩きごたえの感じられる登山道です。登山道自体はきちんと石段で整備されていますが、かなり急な坂のため、無理せずに少しずつ前へ進んでいきましょう。ただ展望台までは所要時間約5分と短いため、山歩きに慣れていなくてもたどり着けます。

勝上献展望台からは絶景が

勝上献展望台は天園ハイキングコースのスポットでも指折りの絶景ポイントの1つです。眼下に建長寺の絶景が見えるほか、遠く見まわしてみると海が広がっているさまを目に焼き付けられます。うまくいけば富士山も見えるでしょう。急な坂で疲れていれば、これらの絶景が心の癒しと励ましになるのは間違いありません。

天園ハイキングコースのルート解説その3

勝上献展望台~大平山山頂

勝上献展望台から大平山にかけての区間は、天園ハイキングコースの中でも、「鎌倉アルプス」の別名にふさわしい区間です。登山道というよりも岩を登っているように感じられる場所も多く、トレッキングらしさを味わえるでしょう。途中の十王岩や区間の終点に当たる大平山山頂は、ルート全体の中でも指折りの絶景が楽しめるスポットであるため、険しくても疲れが吹き飛ぶこと間違いありません。

天園ハイキングコースでも最大の難所区間

勝上献展望台を出発すると、引き続き本格的な登山道になっています。天園ハイキングコースで一番登山道らしさを味わえる区間で、岩肌にあるロープを使って登らなければ先に進めないほどです。しかし同時に、鎌倉にいながら本格的なトレッキングを楽しめるでしょう。「鎌倉アルプス」で一番絶景と山登りらしさを味わえる区間といえます。

十王岩からは鶴岡八幡宮と由比ヶ浜が

途中の十王岩も天園ハイキングコースが誇るおすすめスポットの1つです。ここは鶴岡八幡宮のすぐ背後に位置し、眼下には鶴岡八幡宮や由比ヶ浜の海岸が広がっているため、感動的な絶景を楽しめます。「鎌倉アルプス」の山歩きで険しい区間の途中ではあるものの、見ごたえ十分で写真を撮っておきたくなるほどでしょう。

大平山の山頂には広場も

難所区間を超えた先にある大平山山頂も、「鎌倉アルプス」でも指折りの絶景スポットです。標高は159mで、実は鎌倉市だけではなく神奈川県の最高点とされています。ここに立てば、もはや全体を制覇したかのような喜びに浸れるでしょう。大平山山頂には広場もあるため、ここで食事しながら景色を楽しむのもおすすめです。ただしトンビに食べ物をさらわれないよう注意しましょう。

天園ハイキングコースのルート解説その4

大平山山頂~天園峠


大平山を過ぎると今度は山登りから一転して、山を下りていくルートです。ただ比較的傾斜が緩く山歩きしやすいため、本格的なトレッキング区間はすでに超えたといえます。逆に建長寺へ向かう場合は、大平山へ登りつつその先に広がるトレッキング区間に向けて足を慣らしておくべきです。途中の道はトレッキングコースというよりも散歩道のようになっているため、歩きやすいといえます。

比較的平坦な下り坂でハイキングしやすい

大平山から天園峠までは、比較的なだらかな下り坂であるため、山登りを続けてきた人たちにとっては、ようやく落ち着いて歩ける区間といえます。落ち着いて歩ける分、今までの山登り区間に比べてのんびり景色を楽しめるでしょう。逆にこれから大平山より先の山登り区間へ向かう場合も、落ち着けて準備体操をする感覚で歩いて行けます。

天園峠には観光地へのアクセスもよい休憩所

天園峠には休憩所と茶屋が設けられているため、建長寺側からトレッキングを続けてきた方も、また瑞泉寺側から登ってきた方も一息付けます。特にお弁当などを持参していない方にとっては、非常に助かる休憩スポットです。なお鎌倉宮への近道も伸びているため、急ぎで市の中心部に行きたい方や逆に負担を軽くしながら山登りしたい方にとっておすすめでしょう。

天園ハイキングコースのルート解説その5

天園峠~瑞泉寺

建長寺側からずっと山歩きしてきた方たちにとっては、いよいよ終盤の区間です。所要時間はおよそ30分ですが、案内に沿って進めば迷わずに下りられます。逆側から山登りする場合は、最初の肩慣らし的な区間です。途中には自然も文化財も楽しめるところが目白押しで、下りる側にとっても登る側にとってもじっくりと光景を楽しめます。

コース屈指の紅葉スポット

天園峠から瑞泉寺の区間は、天園ハイキングコースでも屈指の紅葉が楽しめる区間です。大平山から天園峠の区間も紅葉を楽しめますが、こちらは長めの区間であるため、なおさら長い時間紅葉を満喫できます。全体の中でも比較的平坦でハイキングしやすいため、ほぼ疲れを感じることなく散策を楽しめるでしょう。

歴史的なスポットも

天園峠から続く区間は文化財が残っているスポットでもあります。貝吹地蔵ややぐら群は、どちらとも14世紀に鎌倉幕府が滅んだ際に執権であった北条一族がたどった悲しい結末を物語る場所です。トレッキングしつつ途中で文化財を見ることのできるハイキングコースも鎌倉らしいといえます。

天園ハイキングコースのルート解説その6

瑞泉寺~鎌倉宮

瑞泉寺でひとまず終わる天園ハイキングコースですが、この先鎌倉宮まで歩いていくのが一般的です。実は瑞泉寺口から鎌倉宮までは徒歩40分ほどで、バス乗り場も鎌倉宮にあります。このため瑞泉寺口から鎌倉宮までの区間も天園ハイキングコースの一部に含まれるといえるでしょう。全体として車道を通るため、車の往来にはくれぐれもご注意ください。

天園ハイキングコース後の骨休めに


トレッキングが終わってから舗装された車道を通るため、骨休めになります。特に普段から山歩きに慣れていない方にとっては車道を通ることで、なかなか慣れない足腰の負担を和らげられるでしょう。一方で逆に向かう場合、歩き慣れに格好の区間です。この区間で準備体操の意味で足腰を慣らしたりするとよいでしょう。

天園ハイキングコースでおすすめの服装とは

天園ハイキングコースでは動きやすい服装を

当コースは山に慣れていない方でも簡単かつ楽しくハイキングしやすいコースといわれます。ただ歩きやすさで知られているコースであっても、それなりに適切な服装の用意をしておくとベターでしょう。天園ハイキングコースの踏破で快適な服装は以下の通りです。

服装は丈が短い上着と余裕のあるズボン

服装は上着であれば丈が短く吸湿性もあるものが、ズボンであればウエストに余裕があって手が入るくらいのものが最適です。天園ハイキングコースは確かに楽に山歩きできるコースですが、中にはロープを伝うことが欠かせない区間もあります。このように区間によって汗をかくことなどあるため、服装については動きやすく、着脱可能なものがおすすめでしょう。

天園ハイキングコースで靴は底の厚いものを

靴については、最低でも底が厚いものを履くべきでしょう。特に険しい区間では不安定な岩肌の上を歩くことになり、底の薄いスニーカーなどでは破損したり足を痛めたりするためです。足を痛めたりけがしたりしないように底の厚いスニーカーを準備してから行きましょう。

天園ハイキングコースのまとめ

今回は鎌倉の観光スポットでも、一味違った名所である天園ハイキングコースを一通り見てきました。一部で移動にロープを使うことになる険しい区間もありますが、全体として山に登った経験がない場合でも十分楽しめます。この機会に山登りの経験を積むうえでおすすめです。

鎌倉の名物グルメやカフェはこちらがおすすめ!

観光地や天園ハイキングコースのような自然で癒される場所が豊富なことで有名な鎌倉には、同時にここでしか味わえないご当地カフェやグルメも見逃せません。天園ハイキングコースや鶴岡八幡宮などに出かけたうえで、ご当地のおいしいグルメやスイーツなどを楽しみたいのであれば、以下の記事が役立ちます。