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「妙義山」登山に行こう!難易度別ルートやコースタイムやアクセス方法を解説!

奇岩の山・妙義山は良く知るところでしょう。名前だけは知っていると言う人におすすめの記事です。妙義山は複数の山の総称で、一口に妙義山登山と言っても、火山カルデラの縁にある山の登山を指します。人気・名物登山コースルートのある妙義山に登って見ませんか。
2020年8月27日
kawana yukio
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妙義山(みょうぎさん)とはどんな山

妙義山の地図上の位置としては、群馬県の下仁田町・安中市・富岡市の三市町の行政堺が接している地点にあります。一口に妙義山と言っていますが、いくつもの山々を合わせた総称が妙義山です。代表的な山としては、御岳・相馬岳・金鶏山・金洞山・白雲山・谷急山・丁須ノ頭などがあり、火山ですのでカルデラに山々が形成されています。カルデラを南側・北側に分けて表妙義・裏妙義と呼んでいます。表妙義の最高峰は相馬岳(標高1,103.8m)、裏妙義の最高峰は谷急山(標高1,162.1m)となっています。(この記事は2019年4月16日現在のデータで作成されています。)

妙義山の山頂状況・周辺状況

妙義山は火山です。大きなカルデラを持っており、カルデラの縁に沿って妙義山の各山があるのです。火山ですので各山の山頂は、溶岩・礫岩などから成り立っていて大きな植物などはありません。広大なカルデラにある妙義山の山々が見渡せ、周辺の山もパノラマビューで見られます。山体は奇岩の宝庫で、中腹の奇岩を巡るコースルートも設定されています。奇岩群は日本の三大奇景に数えられ、日本の名勝地・日本百景にも選定されている名山です。

妙義山の登山口

妙義山は広大なカルデラ火山ですので、カルデラ上にある山々に登山することになります。アクセスする登山口もたくさんありますが、岩山とも言えますので登山の難易度は様々です。難易度が非常に高く初心者には向かないコースルートもあります。代表的登山口を難易度を含めて紹介しますので、妙義山登山する際の参考にしてください。

妙義神社登山口

この登山口は妙義神社という神社脇にあります。妙義神社は大変由緒ある神社で、国指定重要文化財に指定され参拝者で賑わう神社でもあります。妙義山の最高峰・相馬岳を目指す登山者が利用します。難易度が高くないコースルートで初心者でも妙義山最高峰に登れますで、初心者が相馬岳を目指すのでしたら、妙義神社登山口を利用しましょう。この登山から白雲山を目指すルートもあります。このコースルートは非常に難易度が高く、登山の高技術を習得した登山者向きとなっています。

妙義神社
妙義神社のホームページです。

中乃嶽(なかのたけ)神社登山口

日本一の大きな大黒様象がある事で有名な中乃嶽神社にも登山口があります。やる気と元気が出るパワースポットとして賑わいを見せる神社です。やる気と元気ですので、登山前にお参りすると良いかもしれません。奇岩巡りのコースルートに使用する登山口で、難易度は初心者でも登山ができるくらいで、それほど高くはありません。

妙義山 中之嶽神社 | 由緒
中之嶽神社は往昔元『波胡曽神』を山の主と祭られていましたが、倭建尊(日本武尊)が勅命に依り関東御巡行の際に妙義山に登嶽したと伝えれております。日本一のだいこく様やる気、元気が出るパワースポット

妙義山登山口の公共機関でのアクセス

妙義山の周辺は各時期ごとに違った顔を見せてくれます。妙義山を登山する人は、自分の気に入った時期に電車など利用して各登山口に向かいます。代表的登山口の公共機関でのアクセスを紹介します。


妙義神社登山口へ公共機関でのアクセス

JR高崎駅より乗り換える信越本線を使用します。信越本線の松井田駅で下車してください。松井田駅よりバスはありませんのでタクシーで妙義神社を目指してください。タクシーで乗車時間は10分くらいです。徒歩ですと松井田駅近くに八城交差点がありますので、妙義山方面に進んでください。この道路は県道51号線です。直進して行くと北山交差点があり、右折してください。妙義神社や道の駅・みょうぎの案内看板がありますのでそれに従ってください。徒歩時間は1時間くらいです。

中乃嶽神社登山口へ公共機関でのアクセス

前出の妙義神社登山口とアクセスルートは同じです。松井田駅よりタクシーで中乃嶽神社を目指してください。松井田駅より乗車時間20分ほどで到着です。徒歩ですと妙義神社より県道196号線を進むのですが、8km弱の距離があり実践的ではありません。中乃嶽神社は、下仁田町にありますので、信越本線・磯部駅からもアクセスできます。やはりタクシー利用となります。乗車時間は25分ほどです。上信電鉄・下仁田駅からは、タクシー乗車時間25分で到着です。

妙義山登山口の車でのアクセス

妙義山は多くの山で成り立っていますので、その登山口がたくさんあります。当然ながら登山口の数だけアクセス道もあります。車を使用して登山をする人も多くいます。代表的登山口へのアクセスルートも多くありますので、一番簡単で地図でも理解しやすいルートを紹介します。

妙義神社登山口の車でのアクセス

妙義神社登山口に車でアクセスする場合は、富岡市内を走る国道18号線を利用します。国道18号線と関越・上信越道が交差する所に五料交差点があります。県道51号線に入り関越・上信越道の松井田・妙義IC方面に進んでください。県道213号線に当たりますので右折してください。ICを過ぎて5分ほどで妙義神社の案内が出てきます。

中乃嶽神社登山口車でのアクセス

中乃嶽神社登山口に車でアクセスする場合は、前出の妙義神社登山口までは同じです。道の駅・みょうぎの前の道路は、県道213号線から県道196号線に代わっています。県道196号を登って行くと県立森林公園・さくらの里脇を過ぎるとすぐに中乃嶽神社の入口の看板が見えてきます。

妙義山登山口の駐車場状況

車で登山口または、その近くに行こうとする人は多くいます。一番の心配事は近くに駐車場があるかという事です。登山口まで行けても、駐車場がわからず自分勝手に駐車し、一般の人達に迷惑をかけてはいけません。代表的登山口周辺の駐車場状況を紹介します。

妙義神社登山口周辺の駐車場

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妙義神社の大鳥居脇に道の駅・みょうぎがあります。そこの駐車場が使用できます。観光時期は観光客・参拝者の車が多いですが、道の駅・みょうぎの道の反対側にも登山者用の駐車場も設定されています。


中乃嶽神社登山口周辺の駐車場

中乃嶽神社入口には、県立妙義公園駐車場があります。137台駐車可能で、トイレ・売店が設置されており無料です。満車の場合、未舗装ですが215台駐車可能の駐車場もあります。観光時期には参拝者・観光客も多く使用します。

妙義山登山コースルート1

妙義山相馬岳コースルート

妙義山の最高峰・相馬岳を初心者でも目指せるルートです。初心者でも登山できるので、難易度は高くありません。妙義神社登山口を利用して、妙義山の中腹を横に登山してから相馬岳を目指します。初心者でも登山できるコースですが、岩の多い妙義山ですので鎖場は登場します。しかし、鎖場の難易度はそれほど高くないものです。初心者でも対応できます。比較的短時間で妙義山の日帰り登山ができるコースルートです。簡単そうに見えますが、分岐等多く出てきますので、山地図による地図読みは必要となります。

妙義山相馬岳コースルートの詳細

妙義神社登山口から相馬岳を目指すコースルートの大まかなコースタイムを紹介します。妙義神社登山口より中間道コースの案内に従って進み、60分ほどでタルワキ沢出合に到着できます。ここで見晴台方面に進路をとり登ってください。10分ほど登ると第一見晴に到着です。さらに30分ほど登ると第二見晴に到着できます。第二見晴から20分ほど登るとタルワキ沢の上の出合です。カルデラの縁ですので左に進路を取って相馬岳を目指してください。50分ほどで相馬岳山頂です。

妙義山登山コースルート2

妙義山中間道コースルート

中乃嶽神社登山口より入り、妙義山中腹付近をぬうよに登山し、妙義神社登山口に抜けるコースルートです。難易度的にも初心者が十分クリアできるレベルです。鎖場も多数ありますが、レベルの高い鎖場はありません。登山口から入ると、名物的な四つの天然の石の門が出迎えてくれます。石門付近は鎖場が多くあります。そこを抜ければ初心者でも登山が楽になります。このコースルートは積雪をのぞき、時期による難易度変化は少ないです。いろいろな見所もあり、人気のコースとなります。

妙義山中間道コースルートの詳細

このコースルートは中乃嶽神社登山口から入ります。案内標に従い第一石門から第四石門まで歩きます。楽しみながら第四石門通過まで20分となります。そこから鷹戻しまでが15分、そこから堀切まで40分かかります。堀切から本読みの僧まで80分、本読みの僧から第二見晴まで35分、第二見晴から第一見晴までは20分ほどで到着できます。第一見晴から妙義神社登山口までは60分で到着です。途中に寄り道する見せ場がたくさんあり、山地図や観光地図にも掲載されています。時間が許すなら回ってみましょう。鎖場もありますが初心者向きもコースルートです。

妙義山登山コースルート3

妙義山白雲山コースルート

難易度が高く、高い登山技術と体力が必要なルートです。冬時期に岩に雪が乗ると除雪しながら、進む事になり難易度が一層あがります。登山をするのなら時期を選ぶ必要もあります。きつい鎖場が多くある奇岩たくさんあります。景色的は不思議な感じが入り交じった絶景が続きます。帰り道は中間道に降りるので、山地図で確認しながら下山してください。道迷いすると、このコースは体力的にきつくなるので、地図確認は必要です。妙義山の中で、遭難が一番多いコースです。安全対策は、十分過ぎるほど行ってください。

妙義山白雲山ルート(行き)の詳細


このコースのコースタイムを紹介します。個人の体力差が出るので、あくまでも目安としてください。多少雪の残る時期のコースタイムです。登山口から白雲山コースの案内に従って進み、肩慣らしの鎖場を含む登山道を大の字に進みます。ここまで45分くらいかかります。大の字から奥の院に進みます。当然きつい鎖場を含む登山道を進みます。奥の院まで40分くらいです。奥の院から20分ほどで見晴に、そこから50分ほどで大のぞき、そこから40分ほどで天狗岳に、そこから35分ほどで白雲山(妙義山)に到着です。ここまで4時間弱の時間を必要とします。かなりの数の鎖場を通過します。

妙義山白雲山ルート(帰り)の詳細

白雲山コースの帰りは、山頂から相馬岳方面に向かって進むとタルワキ沢出合の標識があります。山頂からここまで50分ほどです。ここから第二見晴に10分かけて進み、第一見晴らしに20分かけて進みます。第一見晴から妙義神社登山口まで60分ほどで到着できます。帰りは中間道コースの一部を利用して帰ります。

妙義山の年間天気状況

妙義山に登山する場合、気になるのは天気状況です。春は3月~5月として、夏は6月~8月として、秋は9月~11月として、冬は12月~2月として統計調査しました。春の一日あたりの平均降雨量は4,0mm,平均気温6,2℃となります。夏の一日あたりの平均降雨量は6,0mm、平均気温18,0℃となります。秋の一日あたりの平均降雨量は4,0mm、平均気温9,6℃となります。冬の一日あたりの平均降雨量は0,9mm、平均気温-2,8℃となります。降雨量は9月がピークとなり、平均気温は8月がピークとなります。

妙義山の積雪状況

妙義山には雪が降ります。冬に登山する人も多くおり、積雪状態も気になる所でしょう。積雪時期の最深積雪量平均です。12月4,0cm、1月11,0cm、2月16,0cm、3月7,0cmとなっています。他の雪山と比べると少ないかもしれませんが、完全に雪を払いながら進まないといけません。

妙義山登山のまとめ

妙義山は地元は当然として、登山者に有名なな山です。そして周辺に文化財も多い事から一般観光客にもしられています。山体にある多くの奇岩もそれぞれ特徴があり、十分楽しめます。登山道も鎖場が多いですが、難易度がバラエティーに富んでいて、コースルートを選べば、すべての登山者が楽しめます。この記事を読んで妙義山に興味が湧きましたら、妙義山登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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