750ライダー(1)【電子書籍】[ 石井いさみ ]
あいつとララバイ 全39巻完結セット(KCマガジン)
バリバリ伝説 新装版 (全38巻)漫画全巻セット
バツ&テリー (1-24巻 全巻)漫画全巻セット
キリンThe Happy Ridder Speedway 全11巻東本昌平 セット
ばくおん!! (1-12巻 最新刊) 全巻セット
グッバイエバーグリーン (アース・スターコミックス) [ せきはん ]
ふたり鷹 全巻セット(全19巻セット・完結) 新谷かおる
左のオクロック【電子書籍】[ 新谷 かおる ]
ペリカンロード 全巻セット(全14巻セット・完結) 五十嵐浩一
ホットロード (1-4巻 全巻) 全巻セット
どこまで行けるかな? バイク免許取得エッセイコミック1巻【電子書籍】[ 藤末さくら ]
マンガに登場したバイクのご紹介
バイクが登場するマンガは数多くあります。主人公やその他の登場人物の愛車として登場し、ときには主役を食ってしまうほどの存在感を放つバイクがたくさんありました。そんなバイクが登場するマンガと、作品で描かれた数々の名車の魅力をご紹介します。
マンガに登場する名車バイク①
750ライダー
750ライダー(1)【電子書籍】[ 石井いさみ ]
バイクマンガの金字塔として一斉を風靡したのが「750ライダー」です。高校2年生の主人公早川ひかるの青春群像を描いた作品で、ひかるの乗る愛車であるドリームCB750FOURもストーリーに重要な役割を果たし、ときには主役以上の輝きを見せていました。
作品情報
作者 | 石井いさみ |
連載期間 | 1975年〜1985年 |
コミック | 全50巻(秋田書店) |
登場するモデル | CB750Four、モンキー |
ホンダ ドリームCB750FOUR
世界市場に太刀打ちできる大型バイクとして、世界初のオーバー200キロのハイスペックを与えられ登場したのが、ホンダ のドリームCB750FOURです。4本出しのマフラーや威風堂々としたボディ、迫力の排気音で、国内外で人気が爆発し、現在でも状態の良い中古は高値で取引されています。
スペック
エンジン | 空冷4ストロークOHC直列4気筒 |
排気量 | 736cc |
最高出力 | 67ps/8000rpm |
最大トルク | 6.1kgf-m/7000rpm |
マンガに登場する名車バイク②
あいつとララバイ
あいつとララバイ 全39巻完結セット(KCマガジン)
恋愛や不良グループとの抗争などを、当時の若者文化の象徴であったバイクを織り交ぜて描いた青春マンガが「あいつとララバイ」です。主役の菱木研二の愛車であるカワサキの750RS、通称Z2も高い人気を博し、このマンガのモデルを真似たカスタムを多く生み出しました。
作品情報
作者 | 楠みちはる |
連載期間 | 1981年〜1989年 |
コミック | 全39巻(講談社) |
登場するモデル | 750RS、ドゥカティMHR、CB900F |
カワサキ 750RS
ニューヨークステーキの名で海外で人気を博したカワサキ900Super4、通称Z1の国内版として、排気量を746ccにサイズダウンして発売されました。美しいタンクからテールカウルまでの流麗なラインや、DOHCならではの力強い走りは、Z2の愛称で多くのライダーに親しまれました。
スペック
エンジン | 空冷4ストロークDOHC直列4気筒 |
排気量 | 746cc |
最高出力 | 69ps/9000rpm |
最大トルク | 5.9kgf-m/7500rpm |
マンガに登場する名車バイク③
バリバリ伝説
バリバリ伝説 新装版 (全38巻)漫画全巻セット
アマチュアライダーが世界GPでチャンピオンを獲得するまでを描いた「バリバリ伝説」は、バイクレースブームを牽引したマンガとして、一世を風靡しました。主役の巨摩郡の愛車であるホンダ CB750Fは、ライバルである秀吉の愛車スズキGSX750Sカタナとともに、物語前半で重要な役割を果たしました。
作品情報
作者 | しげの秀一 |
連載期間 | 1983年〜1991年 |
コミック | 全38巻(講談社) |
登場するモデル | CB750F、GSX750S |
ホンダ CB750F
高性能化を果たすライバルに対抗するため、レーサーRVF譲りの空冷ツインカムのエンジンを与えられ登場したのがCB750Fです。ホンダ 最後の空冷直列4気筒エンジンを持つフラッグシップとして、空前のブームを巻き起こしました。
スペック
エンジン | 空冷4ストロークDOHC直列4気筒 |
排気量 | 748cc |
最高出力 | 70ps/9000rpm |
最大トルク | 6.0kgf-m/7500rpm |
マンガに登場する名車バイク④
バツ&テリー
バツ&テリー (1-24巻 全巻)漫画全巻セット
野球がうまく、ケンカも強いバツとテリーの二人が、暴走族同士の抗争などで大活躍するバディものの傑作マンガが「バツ&テリー」です。主役の二人がタンデムで乗るテリーの愛車ハーレーダビッドソンのツーリングモデルは、物語の中でも重要な役割を果たしています。
作品情報
作者 | 大島やすいち |
連載期間 | 1982年〜1987年 |
コミック | 全24巻(講談社) |
登場するモデル | ハーレーダビッドソン |
ハーレーダビッドソン FLHTエレクトラグライド
ハーレーダビッドソンの中でも、ツアラー的な味付けがなされたモデルがツーリングシリーズにカテゴライズされるFLHTエレクトラグライド です。大型カウルやリヤボックスで、大陸を快適にクルージングできます
スペック
エンジン | 空冷4ストロークV型2気筒 |
排気量 | 1745cc |
最大トルク | 150N・m/3250rpm |
マンガに登場する名車バイク⑤
キリン
キリンThe Happy Ridder Speedway 全11巻東本昌平 セット
精密なバイク描写でも知られる東本昌平の、代表的バイクマンガが「キリン」です。キリンと呼ばれる主人公が二輪や四輪と繰り広げるバトルを描いており、キリンの愛車であるスズキGSX1100Sカタナも、作中で主役級の扱いで描かれています。
作品情報
作者 | 東本昌平 |
連載期間 | 1987年〜2010年 |
コミック | 全39巻(少年画報社) |
登場するモデル | GSX1100S、CB1100R、GPZ900R |
スズキ GXS1100Sカタナ
日本刀をモチーフとした斬新なデザインで、「ケルンの衝撃」と呼ばれる鮮烈なデビューを飾ったのが、スズキのGSX1100Sカタナです。ライバルが次々に水冷化していく中でもその人気は衰えず、長いモデルライフを誇りました。
スペック
エンジン | 空冷4ストロークDOHC直列4気筒 |
排気量 | 1074cc |
最高出力 | 95ps/8500rpm |
最大トルク | 8.6kg-m/4000rpm |
マンガに登場する名車バイク⑥
ばくおん:bangbang:︎
ばくおん!! (1-12巻 最新刊) 全巻セット
バイクにまったく縁のなかった女子高生が免許を取得し、驚きと発見の連続のバイクライフを繰り広げる作品です。主役の佐倉羽音やクラスメートの天野音紗ら、登場人物の愛車として、さまざまなバイクが登場します。
作品情報
作者 | おりもとみまな |
連載期間 | 2011年〜連載中 |
コミック | 12巻※2019年4月現在(秋田書店) |
登場するモデル | CB400SF、セロー225、GSX400Sカタナ |
ホンダ CB400SF
ホンダ が1992年から販売し続ける、水冷直列4気筒エンジンを搭載した400ccクラスのネイキッドモデルです。初心者でも乗りこなせる扱いやすさを持ちながら、中型車初のHYPER VTEC搭載モデルで、本気の走りも楽しめる優等生バイクです。
スペック
エンジン | 水冷4ストロークDOHC直列4気筒 |
排気量 | 399cc |
最高出力 | 41kW/11000rpm |
最大トルク | 39N・m/9500rpm |
マンガに登場する名車バイク⑦
グッバイエバーグリーン
グッバイエバーグリーン (アース・スターコミックス) [ せきはん ]
女子高生の主人公翼が、祖父の愛車だった往年の名車YDS-1を蘇らせるために免許を取得し、バイクを通じてさまざまな人とふれあう物語が、グッバイエバーグリーンです。登場するヤマハのYDS-1やSDR、RZなどの名車が、主役級の輝きを放ちながら登場しています。
作品情報
作者 | せきはん(大森しんや) |
連載期間 | 2016年 |
コミック | 全1巻(泰文堂) |
登場するモデル | YDS-1、SDR200、RZ250 |
ヤマハ YDS-1
1950年代に浅間山のダートコースで開催された浅間火山レースで上位を独占したヤマハが、国産初のスポーツバイクとして世に送り出したのがYDS-1です。オン・オフ問わず走れる軽量・コンパクトなボディと、スムーズに吹け上がる高性能な2サイクルエンジンで、高い人気を博しました。
スペック
エンジン | 空冷2ストロークOHC並列2気筒 |
排気量 | 246cc |
最高出力 | 20ps7500rpm |
最大トルク | 1.9kgf-m6000rpm |
マンガに登場する名車バイク⑧
ふたり鷹
ふたり鷹 全巻セット(全19巻セット・完結) 新谷かおる
鷹という同じ名前を持ち、誕生日も生まれた病院も同じ二人が、バイクレース界で互いにライバルとして成長していく姿が描かれています。二輪の耐久レースをモチーフとした初めての作品でもあります。もとは公道レーサーだった一方の主役である沢渡鷹の愛車として、連載当時に若者の人気を集めたカワサキのZ400FXが登場します。
作品情報
作者 | 新谷かおる |
連載期間 | 1981年〜1985年 |
コミック | 全19巻(小学館) |
登場するモデル | Z400FX |
カワサキ Z400FX
Z1、Z2以来の曲線基調を一新し、直線的なイメージのデザインに、400ccクラス初となるDOHC直列4気筒の高性能エンジンを搭載したのが、Z400FXです。中型にしては大柄なボディと硬派なイメージで、当時の若いライダーの人気を集めました。
スペック
エンジン | 空冷4ストロークDOHC直列4気筒 |
排気量 | 399cc |
最高出力 | 43ps/9500rpm |
最大トルク | 3.5kgf-m/7500rpm |
マンガに登場する名車バイク⑨
左のオクロック
左のオクロック【電子書籍】[ 新谷 かおる ]
優等生だった高校生の少年が、自らの人生に疑問を抱き、オフロードバイクで自分探しに出かける様を描いたのが「左のオクロック」です。「ふたり鷹」と同じ新谷かおるの作品ながら、異なる世界観を描いたマンガとして高評価を得ています。主役の篠崎由宇が旅の相棒として選んだ愛車が、ヤマハのセローです。
作品情報
作者 | 新谷かおる |
連載期間 | 1988年 |
コミック | 全2巻(徳間書店) |
登場するモデル | セロー225、RG250Γ、KLR250 |
ヤマハ セロー225
不整地での速さを競うモトクロスレース用のモデルとは一線を画し、道無き道を自在に駆け巡る走破性を持ったマウンテントレールという分野を確立したのがヤマハのセロー225です。軽量・コンパクトな車体と足つき性の良さは、多くの女性ライダーの獲得にも成功しました。
スペック
エンジン | 空冷4ストロークOHC単気筒 |
排気量 | 223cc |
最高出力 | 29ps/8000rpm |
最大トルク | 1.9kgf-m/7000rpm |
マンガに登場する名車バイク⑩
ペリカンロード
ペリカンロード 全巻セット(全14巻セット・完結) 五十嵐浩一
多感な思春期の少年を軸に、友情や恋愛、暴走族との抗争といった物語を、当時の若者文化の象徴でもあったバイクとともに描いた青春ストーリーです。主役の渡辺憲一やその仲間の愛車として、その頃人気の高かった名車が数多く登場します。
作品情報
作者 | 五十嵐浩一 |
連載期間 | 1982年〜1987年 |
コミック | 全14巻(少年画報社) |
登場するモデル | MBX50、MVX250F、RZ50 |
ホンダ MBX50
原付ながらやや大柄なボディと、質感の高さで人気を集めたバイクがMBX50です。よく回るピストンリードバルブの2サイクルエンジンと、長いホイールベースによる安定した走りで、本格的なスポーツ走行を楽しむことができました。
スペック
エンジン | 水冷2ストローク単気筒 |
排気量 | 49cc |
最高出力 | 5.6/6500rpm |
最大トルク | 0.63kgf-m/6000rpm |
マンガに登場する名車バイク⑪
ホットロード
ホットロード (1-4巻 全巻) 全巻セット
14歳の少女、和希が、母親への反発などから不良の道に進み、刹那的な生き方をする少年、春山と出会い、次第に惹かれていく物語です。春山の愛車とし、CBR400FとCB400FOURが主役級の扱いで描かれています。
作品情報
作者 | 紡木たく |
連載期間 | 1986年〜1987年 |
コミック | 全4巻(集英社) |
登場するモデル | CBR400F、CB400FOUR |
ホンダ CBR400F
高性能化するライバルに対抗すべく、ホンダ がCBX400Fの後継として発売したのがCBR400Fです。角断面フレームに搭載される空冷直4エンジンは、回転数に応じてバルブ数が変化するREVを装備し、ターボのような鋭い加速が自慢でした。
スペック
エンジン | 空冷4ストロークDOHC直列4気筒 |
排気量 | 399cc |
最高出力 | 58ps/12300rpm |
最大トルク | 3.6kgf-m/11000rpm |
マンガに登場する名車バイク⑫
どこまで行けるかな?
どこまで行けるかな? バイク免許取得エッセイコミック1巻【電子書籍】[ 藤末さくら ]
かつてバイクに憧れながら、結婚、出産、育児などでその夢をあきらめていた女性が、一念発起して二輪免許を取得するまでを描いた、エッセイ的なマンガです。本書の作者であり主役でもある藤末さくらの、免許取得後の愛車として登場するのがエストレヤです。
作品情報
作者 | 藤末さくら |
連載期間 | 2011年 |
コミック | 全1巻(講談社) |
登場するモデル | エストレヤ |
カワサキ エストレヤ
高性能なスペックではなく、バイクで走ることそのものを楽しむためのバイクとして高い人気を誇ったのがカワサキのエストレヤです。どこか懐かしさを感じさせるレトロイメージのデザインと、空冷単気筒の独特な味わいが魅力の一台でした。
スペック
エンジン | 空冷4ストロークOHC単気筒 |
排気量 | 249cc |
最高出力 | 18ps/7500rpm |
最大トルク | 1.8kgf-m/5500rpm |
バイクマンガの変遷
1970年代以前
この年代には、まだあまりバイクが登場する作品は多くありません。たまにバイクがマンガの中で描かれていても、実車とはかけはなれたデザインや機能を有しているなど、どちらかというとヒーローの愛用するメカといった荒唐無稽なバイクが中心でした。
1980〜90年代
日本が空前のバイクブームに沸いたこの時代、数多くのバイクマンガが生み出されました。この時代の作品の特徴として、当時の若者に人気のあった車種が主人公の愛車などといった形で描かれ、バイク自身が物語の中心的役割を果たしている作品が多く登場しました。
2000年代以降
この時代になると若者の趣味嗜好も多様化し、バイクを前面に押し出したような作品は、めっきり数が減りました。バイクは主役のキャラクターを描く上での小道具的な扱いであったり、主人公の目的を達成するための手段として使われるといった描かれ方が増えてきたのも、この時代の作品の特徴といえます。
ライダーならバイクマンガを楽しもう
バイクが登場するマンガと、そこで描かれる数々の名車についてご紹介してきました。時代によってマンガの中のバイクの描かれ方は変化します。でもライダーにとって、作品中に現れるバイクの精緻な描写や、主役の相棒として登場するバイクの存在感は、どうしても気になってしまうものです。ライダーの心を熱くするバイクマンガを、みなさんも一度手にとってみませんか。