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スクランブラーおすすめ11選!流行のストリートバイクを徹底比較してご紹介!

ストリートバイクにダートを走れるカスタムをほどこした、スクランブラースタイルのバイクが人気です。ヴィンテージイメージのスタイリングと、オンオフ問わず走れる走行性能を持ったスクランブラーバイクのおすすめをご紹介、その魅力に迫ります。
更新: 2024年3月31日
ironman17
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今スクランブラーがアツい

ストリートバイクをベースに、不整地も走行可能なカスタムをほどこしたスクランブラースタイルを持つバイクが、今、人気を集めています。

どこか懐かしさを感じるレトロなスタイルを持ちながら、現代の街角にもマッチする斬新さも兼ね備えた各メーカーのスクランブラーを徹底比較し、その独特なスタイリングの魅力に迫ります。

スクランブラーバイクとは

まだ整備されたサーキットが少なかった1950〜60年代のバイクレース黎明期、オンロードバイクをベースに不整地走行可能な改造を施しレースに挑んだマシンがスクランブラーのベースとなっています。

ストリートバイク然とした車体にオフロードタイヤ、短くカットされたフェンダーや、高い位置に置かれたエキゾーストなどが、そのスタイリングの特徴です。現在、ノスタルジックな懐かしさに現代の技術を投入したネオスクランブラーモデルは、多くのバイクメーカーがラインナップする人気のカテゴリーとなっています。

おすすめスクランブラーバイク①

トライアンフ ストリートスクランブラー

トライアンフのモダンクラシックシリーズとして人気のボンネビルをベースに、ブロックパターンのタイヤや高い位置に配されたサイドエキゾーストなどでオフロードテイストを持たせたのが、ストリートスクランブラーです。

ボンネビルにくらべコンパクトにまとめられた車体がもたらす軽快さも、大きな魅力です。

おすすめポイント

ボンネビルストリートツインの水冷バーチカルツインエンジンをベースに、低中速のトルクを重視したセッティングのチューンを行い、扱いやすさをさらに高めています。270度位相クランクがもたらす独特の鼓動感も大きな魅力です。

スペック比較

メーカー トライアンフ
モデル名 ストリートスクランブラー
エンジン形式 水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒
排気量 900cc
最高出力 47.8kW/7,500rpm
最大トルク 80N・m/3,800rpm
タイヤ(前) 100/90-19
タイヤ(後) 50/70R17

おすすめスクランブラーバイク②

トライアンフ スクランブラー1200

トライアンフのモダンクラシックシリーズの中でも高い人気を誇るスクランブラーシリーズの、長兄的存在がスクランブラー1200です。高出力を誇る水冷並列2気筒エンジンに、ブロックパターンタイヤ、アップエキゾーストといったスクランブラーテイストで武装した、クラシックアドベンチャーです。

おすすめポイント

いわゆる「カッコだけ」のスクランブラーも多い中、ブレンボ製のキャリパーやストロークの長いオーリンズ製のリヤショックなど、本気の足回りを与えられ、「バハ1000」への出場が発表されるなど、オフロード性能の高さもスクランブラー1200の自慢です。

スペック比較

メーカー トライアンフ
モデル名 スクランブラー1200XE
エンジン形式 水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒
排気量 1200cc
最高出力 66.2kW/7,400rpm
最大トルク 110N・m/3,950rpm
タイヤ(前) 90/90-21
タイヤ(後) 150/70R17

おすすめスクランブラーバイク③

ドゥカティ スクランブラー アイコン

かつてのスクランブルレースで一世を風靡したドゥカティスクランブラーを、現代の技術で復活させたモデルがスクランブラーアイコンです。レトロなスタイリングに、鋭い加速を誇るデスモドロミックLツインエンジンや、倒立フォークなどで武装した、現代に蘇ったスクランブラーの代表的バイクです。

おすすめポイント

サイドでうねるように取り回されるエキゾーストパイプからつながる、スラッシュカットされたショートサイレンサーがデザインの大きなポイントとなっています。コンパクトな車体とアップライトな乗車姿勢、フロント18インチ、リヤ17インチのタイヤがもたらす旋回性能の高さで、見た目以上に乗りやすい初心者にもおすすめのバイクです。


スペック比較

メーカー ドゥカティ
モデル名 スクランブラーアイコン
エンジン形式 空冷4ストローク デスモドロミック2バルブL型2気筒
排気量 803cc
最高出力 54kW/8,250rpm
最大トルク 67N・m/5,750rpm
タイヤ(前) 110/80R18
タイヤ(後) 180/55R17

おすすめスクランブラーバイク④

ドゥカティ スクランブラー シックスティー2

ドゥカティがアメリカで最初にスクランブラースタイルのバイクを発売した1962年にちなんだネーミングを与えられたバイク、それがスクランブラーシックスティ2です。400ccクラスならではの扱いやすいエンジン特性と手頃な価格で、初心者にもおすすめのスクランブラーです。

おすすめポイント

鮮やかなオレンジにペイントされたティアドロップ型のタンクは、イタリアンバイクらしい洗練されたデザインで、都市空間にもマッチします。ユーロ4対応のエキゾーストシステムは、こぶりながらもドゥカティらしい歯切れのよいサウンドを響かせます。

スペック比較

メーカー ドゥカティ
モデル名 スクランブラーsixty2
エンジン形式 空冷4ストローク デスモドロミック2バルブL型2気筒
排気量 399cc
最高出力 30kW/8,750rpm
最大トルク 34N・m/8,000rpm
タイヤ(前) 110/80R18
タイヤ(後) 160/60R17

おすすめスクランブラーバイク⑤

ドゥカティ スクランブラー デザートスレッド

ストリートバイク然としたルックスの多いスクランブラーの中にあって、このデザートスレッドは、本格的なオフロード走行もできるスクランブラーとして注目されるモデルです。ブロックパターンのオフロードタイヤやエンジンガード、高く跳ね上げられたエキゾーストなどが、オフロードでの本気度を主張しています。

おすすめポイント

ロングストロークの前後サスペンションに、補強されたチューブフレームにより高い地上高を実現しています。フロント19インチの大径タイヤの採用により、これまでのスクランブラーとは異なる乗り味を体感することができます。

スペック比較

メーカー ドゥカティ
モデル名 スクランブラー デザートスレッド
エンジン形式 空冷4ストローク デスモドロミック2バルブL型2気筒
排気量 803cc
最高出力 54kW/8,250rpm
最大トルク 67N・m/5,750rpm
タイヤ(前) 120/70R19
タイヤ(後) 170/60R17

おすすめスクランブラーバイク⑥

ヤマハ SCR950

ヤマハのクルーザーとして人気のボルトをベースに、オフロードも走れるスクランブラー風のスタイリングをもたせたモデルが、SCR950です。ゼッケンプレート風のサイドカバーや、蛇腹状のフォークブーツが往年のダートトラックレーサーを彷彿とさせます。

おすすめポイント

ボルトベースの空冷60度Vツインエンジンは、インジェクションのセッティングによりトルクフルな走りを実現しています。2into1で右側にまとめられたエキゾーストパイプと、跳ね上げられたサイレンサーは、歯切れの良い排気音を奏でてくれます。

スペック比較

メーカー ヤマハ
モデル名 SCR950
エンジン形式 空冷4ストロークOHC4バルブL型2気筒
排気量 941cc
最高出力 40kW/5,500rpm
最大トルク 80N・m /3,000rpm
タイヤ(前) 100/90-19
タイヤ(後) 140/80-17

おすすめスクランブラーバイク⑦

BMW RnineT Scrambler


BMWが伝統の水平対向のボクサーツインを搭載し、バイク本来の操る楽しみを追求したのがRnine Tです。そんなRnine Tをベースに、かつてダートトラックを駆け巡ったスクランブラーのスタイリングをまとったのが、RnineT Scramblerです。

おすすめポイント

純正タイヤはオンロードタイプながら、ロングストロークのサスペンションや19インチのフロントタイヤ、アップライトなエキゾーストが、スクランブラーであることを主張しています。高級感のあるブラウンレザーのタックロールシートなど、細部にいたるまでBMWらしい作り込みがなされています。

スペック比較

メーカー BMW
モデル名 Rnine T Scrambler
エンジン形式 空・油冷4ストロークDOHC4バルブ水平対抗2気筒
排気量 1169cc
最高出力 81kW/7,550rpm
最大トルク 119N・m/6,000rpm
タイヤ(前) 120/70R19
タイヤ(後) 170/60R17

おすすめスクランブラーバイク⑧

MUTT HILTS 250

もとはイギリスのカスタムバイクメーカーだったMUTT Motorcyclesの、250ccスクランブラーがHILTS250です。まるで専門のショップで作り上げたヴィンテージカスタムを思わせるレトロイメージのスクランブラー、それがHILTS250です。

おすすめポイント

ブロックパターンのタイヤにブラウンのタックロールシート、ヘッドライトガードなど、往年のスクランブラーを彷彿とさせるディテールの作り込みは、さすがカスタムバイクメーカーと思わせるものがあります。

ブラックアウトされたマフラーからは、まるで重量車を思わせる野太いエキゾーストノートを奏でます。

スペック比較

メーカー MUTT
モデル名 HILTS 250
エンジン形式 空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒
排気量 250cc
最高出力 21HP
最大トルク 18N・m
タイヤ(前) 4.10-18
タイヤ(後) 4.10-18

おすすめスクランブラーバイク⑨

ハスクバーナ スヴァルトピレン

スェーデンのオフロードバイクメーカーであるハスクバーナの、一風変わったスタイリングを持つスクランブラーがスヴァルトピレンです。ロードスポーツを思わせる現代的なスタイリングを持ちながら、アップライトな乗車姿勢やブロックパターンのタイヤを持つ、本格スクランブラーです。

おすすめポイント

普通二輪免許で乗れる373ccのキャパシティながら、エンジンは必要にして十分なパワーでライダーを楽しませてくれます。エンデューロモデルで培った足回りと、ピレリ製のブロックパターンタイヤにより、オン・オフを問わず軽快に走り回ることができます。

スペック比較

メーカー Husqvarna
モデル名 SVARTPILEN 401
エンジン形式 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
排気量 373.2cc
最高出力 32kW/9,000rpm
最大トルク 37N・m /7,000rpm
タイヤ(前) 110/70R17
タイヤ(後) 150/60R17

おすすめスクランブラーバイク⑩

SWM SILVER VASE 400

イタリアのバイクメーカーSWMのスクランブラーがSILVER VASE 400です。イタリアンデザインならではの洗練されたスタイリングと、ビッグシングルのパワーとトルクで、走りを楽しむこともできるスクランブラーです。

おすすめポイント

ハイアップされた2本出しのエキゾーストや、フォークブーツを装備した正立フロントフォーク、ブロックパターンタイヤにスポークホイールと、正統派スクランブラーのスタイリングをしっかりとおさえています。アップライトな姿勢と軽い車体で、小柄なライダーにも乗りこなしやすい一台です。


スペック比較

メーカー SWM
モデル名 SILVER VASE 400
エンジン形式 空冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
排気量 397.2cc
最高出力 20kW/7,000rpm
最大トルク 33N・m /5,500rpm
タイヤ(前) 100/90-19
タイヤ(後) 130/80-17

おすすめスクランブラーバイク⑪

MOTO MORINI SCRAMBLER

イタリアンバイクメーカーMOTO MORINIのスクランブラーは、往年のダートトラックレーサーを現代的な視点で蘇らせたモデルです。V型2気筒1200ccエンジンが生み出すスペックで、走りそのものを楽しむことができるスクランブラーです。

おすすめポイント

左にまとめられたアップマフラーの逆サイドには、標準でサイドバッグを装備し、ツーリング性能を高めています。ボディパネルやメーターバイザーなどにカーボンを多用し、高級感と乾燥重量200キロを切る軽量ボディを実現しています。

スペック比較

メーカー MOTO MORINI
モデル名 SCRAMBLER
エンジン形式 水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒
排気量 1187cc
最高出力 86kW/8,500rpm
最大トルク 105N・m/7,000rpm
タイヤ(前) 110/80R19
タイヤ(後) 150/70R17

自分で作るカスタムもおすすめ

ベース車両

スクランブラーカスタムのベース車両として使われるのが多いのが、カワサキのWシリーズやヤマハのSRなどのレトロタイプの車両です。

ヴィンテージイメージのシンプルなボディはカスタムベースとして最適な上に、タイヤや外装、エキゾーストシステムなどのアフターパーツも充実しています。またスズキのグラストラッカーや、ヤマハTW、カワサキ250TRなどの、小型のデュアルパーパスモデルも、スクランブラーカスタムのベースとしておすすめです。

スクランブラーカスタムの手法

タイヤはブロックパターンやヴィンテージイメージのタイヤに交換します。サイズはフロントが18〜19インチ、リヤが17インチが定番です。リヤショックはやはりヴィンテージなツインショックが、しっくりときます。

またエキゾーストはサイドに取り回し、マフラーを高い位置に配置します。タンクはティアドロップなどの小型なものに交換し、シートも小ぶりなものにすることをおすすめします。最後にメーターをシングルタイプの小型なものに交換すれば、スクランブラーカスタムのできあがりです。

やっぱりスクランブラーは最高

今、話題のスクランブラータイプのバイクについて、ご紹介してきました。最近のレトロバイクブームもあり、ストリートバイクにダートを走れるカスタムを施したスクランブラー人気は、これからもさらに盛り上がりが期待されます。今も鮮烈な魅力を放つスクランブラーから、今後も目が離せません。