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バイクの引越しマニュアル!愛車の輸送の仕方や住所変更の方法をご紹介!

引っ越しが決まった時、悩ましいのが愛車のバイクの問題です。お気に入りのバイクだから引っ越し先まで持っていきたいけど、車両の輸送はどうすればいいのか?バイクの住所変更は?そんなバイクの引っ越しに関する、気になる問題の解決法をご紹介します。
2020年8月27日
ironman17
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バイクの引っ越しはカンタン

転勤や進学で引っ越しが決まった時、愛車のバイクをどうしようかというのは非常に悩ましい問題です。引っ越しを機にバイクを処分するというのも一つの方法ですが、運良く引っ越し先でもバイクを所有できる状況ならば、持って行きたいのがライダーとしての心情です。でもバイクはどうやって運ぶのか?住所変更の手続きやナンバーはどうするのか?といった、バイクの引っ越しにまつわる疑問をわかりやすく解説します。これを知れば、バイクの引っ越しは怖くありません。

バイクを引っ越しさせるには

バイクの引っ越しは、おおまかに分けて車両の輸送と、住所変更などの事務手続きに分けられます。車両の輸送にはいくつかの方法がありますので、その中から料金や時間などを考慮して自分に合った方法を選びます。住所変更の手続きはバイクの排気量によって方法が異なります。自分の愛車のサイズに合わせて、適切な手続きを行う必要があります。

バイクの引っ越し方法①

バイクの輸送(1):引っ越し業者を利用

引っ越し業者を使って荷物を運ぶ場合、業者がバイク輸送のオプションサービスを行なっている場合があります。他の荷物と合わせて依頼することができるため、別に業者を探す手間が省けるのがメリットです。一方で、引っ越し業者がバイク輸送の別業者に輸送を委託するため、料金はバイク専門の配送業者よりも割高になる場合があります。

バイクの引っ越し方法②

バイクの輸送(2):専門業者に依頼

バイク輸送の専門業者に車両輸送を依頼する方法です。車両を運ぶ専門の業者なのでノウハウが確立しており、大切なバイクを安心して任せられます。また料金も、引っ越し業者のオプションサービスよりも割安な場合が多いようです。一方で、自分で業者を探して見積もりを依頼する手間が煩雑だったり、車両の引き取りと引き渡しの日程が実際の引っ越し日と合わない場合があるなどのデメリットがあります。

バイクの引っ越し方法③

バイクの輸送(3):自分で運ぶ

業者に車両輸送を頼まずに、自分でバイクを運ぶ方法です。やり方には、トラックに車両を積み込んで運ぶ方法と、自力でバイクに乗って行く方法の二通りがあります。

自分でトラックなどで運ぶ

自分でトラックに車両を載せて運ぶ方法です。軽トラを所有していたり、知人が持っている場合は借りることができますが、なければレンタカーを利用することになり、レンタカーの料金とガソリン代や高速料金がかかります。ラダーや木の板を使いバイクを荷台に積み込みます。ラダーはバイクと人間の2本必要です。ロープでフロントタイヤと車体の両方をしっかりと固定します。ラチェット式のタイダウンが緩みにくく、しっかりと固定ができるのでおすすめです。


自走して行く

自分で愛車のバイクを運転して引っ越し先まで乗って行く方法です。ガソリン代と高速料金だけなので割安なのと、引っ越し先ですぐにバイクを使えるのがメリットです。ただし慣れない道を走るので事故やマシントラブルに気をつける必要があります。引っ越し当日が好天に恵まれるとは限りませんし、バイク以外の荷物はあまり持って行くことができません。また125cc以下のバイクの場合は高速道路が利用できませんので、小排気量のバイクの所有者にとっては、あまり現実的な方法とは言えません。

バイクの引っ越し方法④

住所変更手続き(1):原付・原付二種・小型自動二輪

排気量が125cc以下の、いわゆる原付、原付二種、小型自動二輪のバイクの手続きです。引っ越し先の地域によって二通りの方法があります。

同一市区町村への引っ越し

引っ越し先が同じ市区町村の場合、バイクの引っ越し手続きは不要です。通常の住民票の変更手続きだけで大丈夫です。バイクについているナンバープレートも、引き続き同じものが使えます。

他の市区町村への引っ越し

転居地が他の市区町村の場合、事前に市区町村役場で廃車の手続きと、ナンバーの返納を行なっておく必要があります。手続きを完了すると「廃車申告受付書」いわゆる廃車証明が発行されます。この廃車証明は、新住所地での登録に必要となるので、なくさないように保管しましょう。またナンバーを返納するとそのバイクには乗れなくなるので、手続きの際にバイクに乗っていかないように注意してください。引っ越した後は、新住所地の役場で登録の手続きを行います。手続きが完了すると「標章交付証明書」と新しいナンバーが交付されます。ナンバーをバイクに付ければ、晴れてバイクに乗ることができるようになります。

手続きに必要なもの

廃車の際に必要なもの:印鑑、標章交付証明書、本人確認書類(運転免許証など)、ナンバー、委任状(申請するのが本人ではない場合)
登録の際に必要なもの:印鑑、廃車申告受付書、本人確認書類(新住所を確認できるもの)、委任状(申請者が本人ではない場合)

バイクの引っ越し方法⑤

住所変更手続き(2):軽二輪

排気量が126ccから250ccまでのバイク、いわゆる軽二輪の住所変更手続きの方法です。軽二輪の場合は原付バイクなどの場合と異なり、同じ市区町村への引っ越しの場合も、住所変更の手続きが必要なので、注意が必要です。


手続きの方法

手続きの窓口は、新しい住所地を管轄する陸運支局です。陸運支局の場所や管轄地域は、国交相のウェブサイトで確認できます。原付バイクの場合と異なり、旧住所での廃車手続きは必要ありませんが、もし「軽自動車届出済証」を無くしてしまった場合は、引っ越し前の住所の陸運支局で再発行手続きをする必要があります。新住所地の陸運支局で申請書、必要書類、前住所のナンバープレートを提出し、新しいナンバーを受け取ったら手続きは完了です。料金は、申請書の購入費用と、ナンバープレート代が必要です。

手続きに必要なもの

・軽自動車届出済証(紛失していれば前住所の陸運局で再発行してもらう)
・自動車損害賠償責任保険証書(有効期限が残っているもの)
・軽自動車届出済証記入申請書(陸運支局の敷地内で販売している)
・新住所の住民票(発行から3ヶ月以内のもの)
・印鑑(認印で可)
・ナンバープレート(管轄する陸運支局が変わる場合)
・委任状(申請者が本人ではない場合)

バイクの引っ越し方法⑥

住所変更手続き(3):小型二輪

小型二輪、いわゆる排気量が250ccを超えるバイクの住所変更手続きの方法です。小型二輪はナンバープレートの文字が緑色で、同じ緑色の枠がついています。これは車検があるバイクの証であり、住所変更の方法も原付や軽二輪とやり方が異なるので注意が必要です。

手続きの方法

手続きを行う場所は、新住所を管轄する陸運支局です。支局の見つけ方は軽二輪の場合と同様に、ウェブサイトなどで行います。旧住所地での手続きが不要なのも軽二輪の場合と同様で、もし自動車検査証(車検証)を紛失してしまった場合には、旧住所地での再発行手続きが必要です。新住所地の陸運支局で申請書と手数料納付書を記入し、車検証やナンバープレートともに提出します。受理されると新しい車検証とナンバー、ステッカーが発行されます。ナンバープレートをバイクに取り付け、新しいステッカーを貼れば、手続き完了です。

手続きに必要なもの

・自動車検査証(車検証)
・申請書(陸運支局の敷地内で販売している)
・手数料納付書(申請時に窓口でもらえます)
・新住所の住民票(発行から3ヶ月以内のもの)
・印鑑(認印で可)
・ナンバープレート(管轄する陸運支局が変わる場合)
・委任状(申請者が本人ではない場合)

バイクの引っ越し方法⑦

免許証の住所変更

引っ越しの際に、バイクの住所変更はほとんどの人がしっかり行いますが、意外に忘れがちなのが、免許証の住所変更です。もし免許証の住所が旧住所地のままだと、免許更新の通知が届かず、うっかりしていると免許が失効してしまうおそれがあります。また事故を起こして行政処分を受ける際など、旧住所の警察署に呼び出されることになります。また身分証明書として使用されることが多い免許証が旧住所のままだと、IDとして活用することができなくなります。以上のことから、引っ越しをしたら免許証の住所変更も忘れずに行う必要があります。

手続きの方法

免許証の住所変更が行える窓口はいくつかあります。新しい住所地を管轄する警察署、運転免許試験場や運転免許更新センターのほか、自治体によっては交番や駐在書でも受け付けてもらえます。これらの窓口におもむき、免許証と必要書類を提出すれば、すぐに住所変更の手続きを行ってくれます。取り扱い時間は平日の日中のみの場合がほとんどですが、運転免許更新センターなどでは日曜日に受け付けてくれるところもあります。


手続きに必要なもの

・免許証
・運転免許記載事項変更届(窓口でもらえます)
・新住所が確認できるもの(住民票:コピーは不可、保険証、公共料金の請求書など)
・委任状(申請者が本人ではない場合:代理人の身分証明書も必要)

バイクの引っ越しの注意点

車両の輸送における注意点

バイク輸送を行う業者は専門業者なので、車両輸送に関してはそれなりのノウハウはもっています。それでも人が行うことなので、バイクに傷がついてしまうこともあります。通常、引き渡しの前後にバイクの外周を確認し、傷の有無などを確認した書類を作成しますが、自分でもあらかじめバイクの写真を撮影しておくことをおすすめします。また輸送中の漏れや引火による火災を防ぐため、タンク内のガソリンはできるだけ空に近い状態で引き渡すようにしましょう。

住所変更手続きの注意点

引っ越し後に、バイクの住所変更をせずに乗っているライダーもたまにいます。ですがこの行為はれっきとした法律違反で、最悪の場合には罰金を払わされることもあります。また住所変更を行わないと、自動車税や保険の納付書類が届かず、支払いが遅延してしまったり、バイクのリコールの通知が届かないなどのデメリットもあります。引っ越しをしたら、15日以内にバイクの住所変更を忘れずに行いましょう。

代行業者を利用する方法も

仕事が忙しくて住所変更の手続きが行えないという人には、代行業者を利用するのも一つの方法です。別途に料金はかかるものの、車両輸送業者が代理申請を行ってくれる場合もありますし、法律事務所や行政書士事務所でも代理申請を行ってくれますので、忙しい人にはおすすめです。

バイクも一緒に引っ越しをしよう

バイクの引っ越しの方法についてご紹介してきました。引っ越しが決まると、車両の輸送やバイクの登録手続きなどが悩みのタネになりますが、意外にカンタンに行えることがわかっていただけたのではないでしょうか。みなさんも大切なバイクと一緒に引っ越して、新しい土地でも愛車とのバイクライフを楽しみましょう。