ハロゲンヒーターとは?
価格が安い暖房器具
ハロゲンヒーターは遠赤外線を周囲に放出して、周囲を暖める遠赤外線ヒーターの一種です。すぐに暖まることや価格の安さから、とても人気があります。また小さくて、設置するのが容易な点も特徴の1つです。
家に暖房器具を置きたいけど、部屋にスペースがない場合におすすめです。(この記事の情報は2018年5月1日現在の情報を元に作成しています)
消費電力が少ない
小型で高性能のものが多く、エネルギー効率が良くて環境に対する負担が少なくなっています。大型の機種になってくると、電気の消費量は増えていきますが、それでも電気を無駄に使わないように注意をすれば、電気を大量に消費することはありません。暖房に使う電気の消費を、抑えたいときに役立つ機種です。
温風が出ない
温風が出ないためエアコンのように、部屋の中を暖かくするのには向いていませんが、体を温めるのには適しています。また補助用の暖房として使えます。様々な暖房に併用する形で、この機種を使えば効率の良い暖房ができます。利用の仕方を工夫して、部屋の暖房効果を上げる事ができます。
ハロゲンヒーターの電気代
400Wの場合
400Wのものは、家電量販店や通販でさまざまな形態が売られています。かなり小型の機種で、狭い部屋の中で設置しても圧迫感を感じさせません。また消費電力が少なくて経済的であるという利点もあります。小さいながらも、採暖効果に優れていて、冷え切った手足の先端などを温めるのに向いています。
800Wの場合
この機種の標準的な大きさとなります。このくらいの大きさの物になりますと、採暖効果はかなり大きなものになります。手足など体の一部分だけを温かくするだけでなく、体全体を温める効果があります。寒くて部屋の中をすぐに温めたい時や、体の内部が冷えている時に使用すると良いでしょう。
1000Wの場合
大きさと出力があり、最大出力にして稼働させれば、体全体を芯まで温かくできます。体を暖める採暖用としての効果は充分にあるものの、消費電力は多くなるのが欠点です。電力を節約するために、極端に寒くない時は出力を抑えることをおすすめします。
ハロゲンヒーターの電気代比較①
エアコン
安全性が高く火事が起こる可能性が低いため、就寝時にも稼働できます。また一日中つけっぱなしにしておくこともできます。しかし、エアコンにはそうしたメリットの反面、電気の消費量が多いというデメリットもあります。長時間の使用や、設定温度を高くすると大量の電力を使ってしまいます。
暖房効率を比べる
エアコンは温風が出るため、部屋の中を暖かくするのには向いてますが、それだけでなく体を温めるのにも適しています。しかし暖かくなるのは部屋の上の部分であり、部屋の下の部分は冷たくなりがちです。
部屋の下の部分が冷たいままだと、部屋の温度が高くても体感温度は低く感じます。そのためタイマーをセットしておくなど、利用の仕方を工夫して、暖房効果を上げる必要があります。
消費電力を比べる
エアコンは消費電力量の多い家電です。例えばエアコンを6時間稼働させたとすると129円もかかってしまい、電気代が高くなります。出力が高い分、電力の消費が多くなってしまう傾向があるのです。
省エネのためにエアコンよりも、エネルギー効率という点においてより優れているハロゲンヒーターを、エアコンの補助の暖房として、使用してみると良いでしょう。
ハロゲンヒーターの電気代比較②
ニクロム線電気ストーブ
かなり歴史がある機種で、昔はこの機種が電気ストーブの中で主流の地位を占めていました。暖房効率が高いわけでは無いものの、すぐに稼働することや、価格の安さやその使いやすさから現在でも根強い人気があります。
温風機能が無いため、部屋を暖めるのには向いてなく、体の一部分を温めるために使用されれています。特に下半身を暖める場合には有効な器具です。
暖房効率を比べる
暖房の威力や即効性という点においては、優れているとはいえない機種です。スイッチを入れてから暖まるまでの時間は速いものの、稼働時に発する熱量は高くありません。また寿命がそれほど長くはない機種です。
体をすぐに温かくする場合には、ハロゲンヒーターの方が効果があります。ニクロム線電気ストーブは性能は高くなく、この機種の購入をするメリットは安い金額で購入できる点にあります。
消費電力を比べる
消費電力量が低いことや、小型の機種が多いことから、省エネという点においてはかなり優れています。より高性能のハロゲンヒーターと比較しても、電気代の節約というめんでは有効です。しかしながら、電力消費が多くないものの、長時間の使用は禁物です。
ハロゲンヒーターの電気代比較③
オイルヒーター
オイルヒーターとは、オイルを発熱させることで暖房を行う機種のことです。高性能で騒音や空気を汚染する心配が少ないことや、安全性の高さから注目を浴びている機種です。また温風がでないものの、暖房効果は極めて優れています。しかしながら、オイルヒーターには消費電力量が多いという欠点もあります。
暖房効率
オイルヒーターは稼働している時の内部の温度が、他の暖房器具に比べると低いため近づいて暖を取っても、火傷がしにくくなっています。またオイルヒーターは家具や布などの接触がなければ、火事になる危険性も低くなっています。内部は暖まりにくいものの、長時間安全に運転できるという点でオイルヒーターは優れています。
消費電力を比べる
オイルヒータが6時間稼働すると、120円の料金がかかります。オイルヒーターは電気代がかかり、省エネという点においては優れていない機種であるといえます。
さらに1500Wのような大型のオイルヒーターを使用すると、電気消費量がますます増えます。オイルヒータで電気を節約するには、小型の機種を使うようにする必要があります。省エネのためなら、ハロゲンヒーターの方がおすすめです。
ハロゲンヒーターの電気代比較④
カーボンヒーター
遠赤外線を内部から出して、周囲を暖めます。寒い日にすぐに体を温めたい場合に役に立つヒータ-で、放出する遠赤外線の量が多いことと、電気消費量が少ないことにその特徴があります。温風が出ないため、体を暖める時に使用します。
暖房効率
暖かくなるスピードが速いため、暖房効率はかなり高くなっています。また遠赤外線の放出量が非常に多いため、体に感じる暖かさはかなり強くなっています。またハロゲンヒーターの方が、内部が暖まるのが速く即効性が期待できるものの、体の奥を暖かくするという点においては、カーボンヒーターはかなり役立つ機種です。
消費電力を比べる
カーボンヒーターは省エネの機種であるため、稼働時にかかる料金が少なくて済みます。カーボンヒーターは効率的なエネルギーの利用という点においては、かなり優れていて、それがこの機種の人気につながっているのです。
ハロゲンヒーターは稼働してから、内部が温まるまでのスピードがかなり速い機種であるものの、経済性や省エネという面では、カーボンヒーターとほぼ同じ性能であると言えます。
ハロゲンヒーターの電気代比較⑤
電気ファンヒーター
ファンヒーターとは温風を出して、部屋の中を暖める家電のことです。ファンヒータ-には電気で動くものとガスや石油で動くものがありますが、電気で動くファンヒーターには、石油やガスで動くものよりも火事の危険性が少なくて安全性が高く使いやすくなっています。
また電気ファンヒーターは種類が多く、購入者にとって選べる選択肢が多いことも特徴です。
暖房効率を比べる
電気ファンヒーターの暖房効率は高くありません。家電の中でも、かなり電力を使う機種です。部屋の中を効率的に暖房したいという場合は、電気ファンヒーターは優れているとは言えない機種です。また冷えた体をすぐに温めたいという時は、ハロゲンヒーターの方が向いています。
消費電力を比べる
電気ファンヒーターが6時間稼働する場合、126円とかなりの金額がかかります。ハロゲンヒータ-が稼働している間、あまり電気料金がかからないのと比較して、電気ファンヒータは使用時にかなり大きな費用が発生します。電気ファンヒーターは経済的な効率性という観点においては、優れているとはいえない機種です。
ハロゲンヒーターの電気代比較⑥
シーズヒーター
シーズーヒーターとは、ニクロム線の発熱体に電流を流して発熱させるヒーターのことで、安全性が高い上に壊れにくく寿命も長いことから、注目を浴びています。暖かくなるのが非常に速いことが特徴ですが、それと同時に値段が高いというデメリットも抱えています。部屋を暖かくする効果はなく、体を暖める時に使用します。
消費電力を比べる
シーズヒーターが稼働した場合は、ハロゲンヒーターよりも稼働時にかかる費用が大きくなってしまいます。シーズヒーターは内部から発熱する熱が暖かく、体を温めるための暖房器具としての効果は高いものの、省エネや経済効率という面での性能は高いとはいえません。
ハロゲンヒーターの電気代比較⑦
パネルヒーター
温風が出ない方式の暖房器具で、安全でかつコンパクトであることに、その特徴があります。また暖房できる範囲は限られています。スイッチを押してから動き始めるまでの時間が速くて、とても便利です。火事などの事故の心配が少なく、安全性も高いことから人気があり、近年売上を伸ばしている機種です。
暖房効率を比べる
800Wのパネルヒータが6時間稼働すると、130円とかなりの金額がかかります。稼働時にかかる費用が高く、電力の消費量がかなり多いため、長時間稼働させても安全ではあるものの、経済的な面から長い時間動かしにくい機種です。稼働時にかかる費用を安く抑えたい場合には、ハロゲンヒータ-の方がおすすめできます。
まとめ
ハロゲンヒーターを上手に活用しよう
ハロゲンヒーターは稼働時の費用が安くて、動き始めるのが速いというメリットがある一方で、部屋を温めるのに向いていないという欠点もあります。ハロゲンヒーターを使う場合は、こうした独自の特徴を頭に入れつつ、有効に活用していきましょう。
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