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バイクでフェリー旅を楽しもう!おすすめ航路と船旅の楽しみ方をご紹介!

バイク旅にフェリーを利用すれば、寝ている間にバイクとライダーを遠い街へ運んでくれるので、ツーリングの行き先の選択肢がいっきに広がります。バイクでフェリーを利用するコツや方法、注意点と、ツーリングにおすすめのフェリー航路についてご紹介します。
2020年8月27日
ironman17
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バイク旅にフェリーを利用しよう

バイクツーリングにフェリーを利用してみませんか。フェリーを使えば遠く離れた街へバイクとライダーを輸送してくれる上に、移動の間の体力を温存することができます。フェリーの中でゆっくりと体を休め、目的地で下船した後は、存分にツーリングを楽しむことができます。そんな魅力いっぱいのフェリーを利用したバイク旅のコツや必要な準備の方法、バイクツーリングにおすすめのフェリー航路についてご紹介します。

バイクツーリングでフェリーを利用するメリット

目的地まで安全に輸送できる

フェリーを利用すれば、バイクとライダーを安全・確実に目的地へ輸送してくれるというメリットがあります。遠く離れた目的地へ自走していくとなると、事故に巻き込まれたり転倒したり、交通取り締まりにひっかかったりといったリスクが伴います。ところがフェリーなら、これらのリスクを回避して人もマシンも同時に輸送してくれるので、これらのリスクを回避することができるのです。

 マシンの消耗を防いでくれる

たとえば東京から北海道や九州までバイクで陸路を走ったとすると、その距離はどちらも1,000キロを超えます。バイクにとってこの距離を走り続けることは、タイヤやオイルなどの消耗も半端ではありません。また長距離を走り続けることは、それだけマシントラブルのリスクも増えます。フェリーでバイクを輸送してしまえば、マシンの消耗を防いで目的地まで行くことができます。特に愛車が小排気量の場合は、バイクの故障を気にせずに遠い街でのツーリングを楽しむことができます。

体力を温存できる

高速道路網が発達し、バイクの基本性能も向上したとはいえ、北海道や九州など遠く離れた土地までバイクを走らせていくということは、それだけでかなりの疲労をライダーの体に強いることになります。結果的に目的地でツーリングを楽しみたくても、体力が残っていないということもありえます。フェリーを利用すれば、体力を温存したままライダー自身とバイク、そして荷物まで同時に目的地まで輸送してくれるので、下船後は存分にツーリングを楽しむことができるのです。

時間を節約できる

バイクの方が船よりスピードが速いので、早く目的地に着けると思うのは大きな間違いです。体力に自身があっても、夜も昼も休まずにバイクを操り続けることはできません。やはり休息は必要ですし、睡眠不足で走り続けることは危険が伴います。フェリーを使えば、夜間に眠っている間にバイクとライダーを目的地まで輸送してくれるので、結果的には時間の節約になるのです。

バイクでフェリーに乗る手順①

切符の購入

まずはフェリーを利用する前の準備として、ツーリングの目的地に合わせて利用できるフェリー航路を選びます。利用するフェリーが決まったら切符を購入します。最近ではネットでの購入を受け付けているフェリー会社がほとんどで料金も割安なので、ネット予約がおすすめです。大型のフェリーであれば一等、二等などの部屋を選びます。部屋によって料金が異なるので、自分の旅のスタイルや予算に合わせて部屋を選択しましょう。

バイクでフェリーに乗る手順②

乗船の準備

フェリー乗り場に着いたら受け付け、乗船名簿の記入、乗船券の受け取りなどの乗船準備を行います。受け付けや乗船券の受け取り方法はフェリー会社によって異なります。出航時間ギリギリに行ってまごつかないよう、事前の確認をするとともに、時間に余裕を持ってフェリー乗り場に到着しておくようにしましょう。バイクに積んだままにしておく荷物と、船内に持ち込む荷物はあらかじめ分けておき、船内の部屋で使用する荷物はすぐに下ろせるようにしておきましょう。またクラッチとスロットル操作でもたつかないよう、乗船券を取り出しやすいよう準備しておくことも大切です。

バイクでフェリーに乗る手順③

乗船

車両甲板への進入方法

いよいよ乗船です。バイクの場合は一番最初か四輪車の積載が終わった一番最後かにまとめて乗船させる場合がほとんどです。係員が誘導してくれるので、指示に従いましょう。港とフェリーの車両輸送甲板をつなぐランプウェイは鋼鉄製で非常に滑りやすくなっています。転倒しないように注意して乗船しましょう。車両輸送甲板に入ったら、係員の誘導に従ってバイクを所定の位置に停車させます。


バイクに固定した荷物について

積載した荷物は、フェリー会社によって下ろすことを要求される場合と、そのままバイクに固定しておけばOKの場合とがあります。荷物を下ろす場合は、フェリーの壁面に固定された棚に荷物を置いておきます。パニアケースやトップケースは車両に固定されていることを申告すれば下ろすことを要求されません。航行中は車両輸送甲板に降りられないので、船内で必要な手荷物は手にもって行きます。バイクの固定は係員がやってくれるので、ライダーは固定作業をする必要はありません。

バイクでフェリーに乗る手順④

フェリー船内での過ごし方

船内での過ごし方は自由です。部屋でくつろいだり、レストランで食事したり風呂でツーリングの汗を流すのもよいでしょう。大きなフェリーであればラウンジや展望デッキなど、ゆったりとした時間を過ごせるスペースや、土産物を買う売店などもあって楽しめます。でも下船後のツーリングのことを考えてあまり夜更かしはせず、早々に部屋に戻って睡眠時間を確保することをおすすめします。

バイクでフェリーに乗る手順⑤

下船

目的地の港が近づいてきたら、下船を知らせる案内があります。アナウンスに従って車両甲板に向かいます。荷物を下ろしていた場合はバイクに荷物を固定します。バイクに積載したままにしていた場合でも、船の揺れなどで緩んでいる場合がありますので、しっかりと固定されているかを確認しましょう。バイクにまたがって下船の準備をします。多くの場合、バイクは一番後回しにされるので、指示があるまでじっと待ちましょう。案内があったらいよいよ下船です。乗船の時と同様に、ランプウェイでバランスを崩して転倒しないよう気をつけて下船しましょう。

バイク旅におすすめのフェリー航路①

大洗〜苫小牧航路(商船三井フェリー)

東京からフェリーを利用して北海道ツーリングを楽しむのに最適なのが、商船三井フェリーの大洗〜苫小牧航路です。夕方便と深夜便の1日2便が運行されているので、都内で仕事を終えてから大洗に向かい、深夜便で北海道に向かうことも可能です。特に深夜便はカジュアルフェリーと銘打っているだけあり、ゴージャスな部屋や設備はないもののリーズナブルな料金で、ツーリングライダーにも人気です。

概要

《夕方便》
所用時間:大洗→苫小牧17時間45分、苫小牧→大洗19時間15分
部屋:スイート、ブレミアム、スーペリオ(オーシャンビュー・インサイド)、コンフォート、ツーリスト
船内設備:展望浴室、レストラン、自販機コーナー、パブリックスペース、コインランドリー、コインロッカー、ゲームコーナー他
《深夜便》
所要時間:18時間
部屋:デラックス、カジュアル
船内設備:展望浴室、ホール(自販機コーナー)、売店、パブリックスペース、ゲームコーナー他
《両便共通》
予約方法:インターネット、電話予約
電話番号:0120-489850
予約開始:2ヶ月前から
 

商船三井フェリー
商船三井フェリートップページです。マイカーやバイク、ペットと首都圏-北海道の船旅は商船三井フェリーが便利お得です。「船旅のたのしさ」をコンセプトに新造船が就航し、より充実した船旅をご提供します。

バイク旅におすすめのフェリー航路②

大間〜函館航路(津軽海峡フェリー)

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#大間フェリー

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北海道へ鉄道を使わずに陸路で渡りたいなら、津軽海峡フェリーで函館に向かう航路を利用することになります。本州最北端で下北半島の突端にある大間から出航する航路を選べば、乗船時間は1時間30分と短く料金も割安です。お金をかけずに北海道ツーリングを楽しみたいライダーにはおすすめです。大間まで行く時間を節約し、北海道を走る前の休息を重視するなら、青森から函館に向かう航路という選択肢もあります。

概要

所用時間:1時間30分
便数:1日2往復
等級:ファーストシート、カジュアルシート、スタンダード
船内設備:レセプション、ショップ、フリースペース、フリーwi-fi、他
予約方法:インターネット、電話、ターミナル窓口
電話番号:0138-43-4545(函館)、0175-37-3111(大間)
予約開始:3ヶ月前から

津軽海峡フェリー株式会社|函館と青森、函館と大間をつなぎ、本州と北海道を最短ルートで結ぶフェリー
函館と青森、函館と大間をつなぎ、本州と北海道を最短ルートで結ぶ津軽海峡フェリーのホームページです。

バイク旅におすすめのフェリー航路③

久里浜〜金谷航路(東京湾フェリー)


京葉道路やアクアラインを使わずに房総半島へ向かう手段としておすすめなのが、東京湾フェリーを使う方法です。神奈川県の久里浜から富津の金谷へ向かう航路で、料金も2,310円と格安です。フェリー内で販売しているエビせんでカモメの餌付けをしたり、東京湾を行き交う船を眺めながら房総へ向かう船旅もなかなか味わいがあります。気軽に利用できるので、長距離フェリーでツーリングに行く前の練習としてもおすすめです。

概要

所要時間:約40分
設備等:金谷フェリーサービスセンターに売店、食堂、レストランあり
便数:1日12往復
予約方法:乗船窓口にてチケット購入

東京湾フェリー株式会社
東京湾フェリーは、久里浜から金谷まで約40分の東京湾横断快適クルージングができます。

バイク旅におすすめのフェリー航路④

東京〜徳島航路(オーシャン東九フェリー)

東京から四国をバイクでツーリングしたいときに便利なのが、オーシャン東九フェリーの東京〜徳島航路です。本州四国連絡橋ができたとはいえ、関東のライダーが陸路でツーリングに行くとなると、とてつもない距離を走行する必要があります。でもフェリーを利用すれば、体力を温存しつつバイクとライダーを輸送してくれます。出発が有明なので、都内のライダーには非常に利便性が高いのも魅力です。このオーシャン東九フェリーは、徳島を経由して北九州まで行くので、九州をツーリングしたいライダーにもおすすめです。

概要

所用時間:東京→徳島17時間50分、徳島→東京18時間10分
部屋:2名個室(定員3名)、4名個室、2名個室withペット、2等洋室
船内設備:売店、フォワードロビー、リラクゼーションルーム、浴室、女性パウダールーム、キッズルーム、コインランドリー、船上デッキ
予約方法:インターネット、電話予約
電話番号:0570-055048
予約開始:1ヶ月前から

TOP│東京,徳島,北九州のフェリーならオーシャン東九フェリー
TOP | 4隻のフェリーで九州・四国・東日本を結ぶ日本の物流・人流の大動脈を担います。 地球に優しいモーダルシフトを推進します。

バイク旅におすすめのフェリー航路⑤

神戸〜宮崎航路(宮崎カーフェリー)

関西から南九州へ向かうのが宮崎カーフェリーの神戸〜宮崎航路です。夕方に神戸を出航し、翌朝には宮崎に到着するので、関東地方からでも日中陸路で関西に向かい、その翌日には九州ツーリングを開始することができます。寝ている間にバイクと体を輸送してくれるので陸路で九州に行くよりも体力を温存でき、九州でのツーリングを思いっきり楽しむことができます。

概要

所用時間:約12時間30分
便数:1日1便
部屋:個室、4人部屋、寝台部屋、大広間
船内設備:レストラン、展望浴室、サウナ、売店、自販機コーナー、休憩スペース、デッキ、フリーwi-fi、他
予約方法:インターネット、電話予約

【公式】宮崎カーフェリー
九州の宮崎と関西の神戸を結ぶ宮崎カーフェリーの公式サイトです。マイカーやオートバイでの乗船も可能。ファミリー向けや大学生向けのお得なプランもご用意しております。

バイクでフェリー旅を楽しむコツ

割引料金を活用

ツーリングでフェリーを利用する場合、バイクは特殊手荷物扱いとなります。そのため1名分の旅客料金と特殊手荷物であるバイクの積み込み料金が発生します。フェリー会社によって異なりますが、ネット割引や早期予約割引などのさまざまな割引料金や特典のサービスを採用している場合があります。事前にホームページで確認して、少しでも安い料金でフェリーを利用できるよう工夫しましょう。

部屋選びについて

フェリーには1等客室や2等客室などさまざまな部屋があります。個室はリラックスできるのが利点ですが、料金はどうしても高くなります。2等客室はいわゆる大部屋タイプになり、料金は安くなるもののプライバシーの確保が難点で、神経質な人は眠れない場合もあります。2等寝台はカプセルホテルのようにベッドのあるスペースが区切られています。料金も比較的リーズナブルでプライバシーも確保されるのでおすすめです。

食料は事前に準備


大型のフェリーであればレストランがあるので、そこで食事をとるのも一つの方法です。でも料金はやや高めですし、混雑して並ばなくてはいけない場合もあります。食料は乗船前にコンビニなどで準備しておき、船内のデッキやラウンジでのんびり食べるのもおすすめです。飲み物は事前に準備するとぬるくなってしまう場合もありますので、冷えたビールなどを飲みたい場合は船内の自販機を利用するとよいでしょう。

船酔いしたら

大型のフェリーは比較的揺れは少ないものの、乗り物酔いは体質やその日の体調によっても起こりますし、天候によってはかなり揺れる場合もあります。心配な場合は酔い止めをあらかじめ準備しておいて服用しましょう。また船の排気ガスの臭いが強い船尾を避けたり、デッキに出て新鮮な空気を吸うのも船酔い防止の方法として効果があります。お酒の飲みすぎは到着後のツーリングにも影響するだけでなく、船酔いを誘発しやすくなるので避けましょう。

バイク旅にフェリーを利用する際の注意点

必ず事前に予約を

お盆などの繁忙期でなければ、事前予約がなくても直接窓口で切符を購入できる場合もあります。でもせっかくターミナルまで行って乗船できないと、その後のツーリングの予定が大きく狂うことにもなります。行き当たりばったりも旅の方法としては魅力的ですが、フェリーを利用するのであれば、ネットや電話であらかじめ予約しておくことをおすすめします。

車検証を準備しておくこと

フェリーに積み込むバイクの料金は、排気量によって細かく分けられている場合がほとんどです。そのため窓口でバイクの車検証や登録証の提示を求められる場合もあります。本来バイクを走らせる際には常に携帯が義務付けられているものですし、すぐに取り出せるようあらかじめ準備をしておきましょう。

バイクを駐車する際の注意点

バイクを車両輸送甲板に停める際は、係員の指示に従います。駐車する際はハンドルロックをかけてハンドルを固定します。マニュアルのバイクであればギアを1速に入れ、スクーターなどはパーキングブレーキをかけて車体が動かないよう固定します。荷物に関しては下ろす場合とそのまま積んでおいてもよい場合があるので、係員の指示に従います。バイクを船体に固定する作業はフェリーの係員が行いますので、あとは係員に任せて船内に入りましょう。

荷物は分けておく

航行中は車両輸送甲板に入ることはできません。財布や携帯電話、着替え、洗面用具など必要なものは、あらかじめ分けておきましょう。最近は物騒な世の中になり、フェリー内での盗難も心配です。特に2等船室を予約した場合は、貴重品は肌身離さず身に着けておくか、船内のコインロッカーなどを利用してしっかり管理することが大切です。

携帯電話について

近距離を航行するフェリーであればつながる場合もありますが、陸地から離れた航路では携帯電話はほぼつながらないと考えておきましょう。最近は船内で無料wi-fiを利用できるフェリーも増えており、その場合はデータ通信は可能です。ツーリングライダーにとっては下船後に備えスマホなどの充電を行っておきたいところです。大部屋などでは充電を認めていない場合があったり、認められていてもコンセントが少なくてすでに使われていたりします。個室や寝台タイプであれば充電できる可能性が高いですが、念のためモバイルバッテリーを持ち歩くことをおすすめします。

さあフェリーで出かけましょう

フェリーを利用したバイクツーリングについてご紹介してきました。切符の予約方法や乗船方法、バイクや荷物の固定方法や船内での過ごし方など、最初は戸惑うことばかりかもしれません。でもやってみると案外かんたんな事ばかりです。そして何よりも船旅の爽快感と、寝ている間に目的地まで運んでくれる快適さを知ったらきっとあなたも病みつきになってしまうはずです。今度のツーリングの計画に、フェリーを使った旅を追加してみませんか。