SANEI 平行ニップル T206-13
積水化学工業 ユニオン エスロカチットS SPF13
ニップルとは?
SANEI 平行ニップル T206-13
管継手
ニップルは機械部品であり、基本的には継ぎ手や継ぎ管などと呼ばれています。ガス管や水道管を自由自在に曲げたりするために必要な部品となっています。ニップルはおねじとなっていますのでめねじ側はニップルとは呼びません。
ホースを継ぎ足すときに使えるものもありますが見た目は少し違います。ホース用ニップルとして販売されていますのでホースを継ぎ足すのにも便利です。DIYで配管を使用するのであれば必須アイテムとなっています。
配管周りに必須
販売されている配管は基本的には直線状で長さにも限界があります。パイプとパイプをつなげる時はニップルは必須部品となっていますのでガス管風におしゃれな家具を作成するためにもニップルを使います。
本来の用途は地中に埋まっているガス管や水道管などの配管に使用されているので、見る機会がないと思われがちですが、台所、トイレ、洗濯機付近などに使われていたりするので気になる方は家の中を探してみてください。
ニップルの種類
材質
ニップルは基本的にはパイプの材質と同じく鉄鉱などが多いですがPL製のものもあります。他の配管部品と同じく耐食性の強いステンレス製のニップルもあるので耐食性が気になる方はステンレス製がおすすめです。
基本的な材質は変わりませんが表面のみメッキ加工されているものもあります。パイプの中を通過する物質によってはニップルの材質にもこだわる必要があるのでパイプ購入時に材質をよくみてそれに合わせるようにニップルを用意しましょう。
種類
ニップル購入時に気になる所といえば材質や規格、サイズも気になりますが、回しの部分がどういったものかも重要です。回しの部分が六角や八角になっているものもあれば普通の管みたいなもの(パイプニップル)もあります。
使用用途によって使い分けますがDIYではパイプニップルでも問題ありません。
パイプニップルで配管インテリアの家具を作りたい時などには重い物を乗せる予定がないのであれば締め付ける必要がないので回し部分に六角がない種類のパイプニップルでも問題ないです。
他にもニップルソケット、ニップルナット、水栓用ニップル、蛇口ニップルなどもあります。
ニップルの規格
ニップル
ニップルのサイズ(長さ)は日本工業規格(JIS)でネジ部分込みでは32㎜~約116㎜まであるので継ぎ手としてはかなり長めのものがあります。配管径は170mmまでありますが63mmから回しの部分が六角から八角になっています。
径が大きいものは八角なので六角を想定して工具を用意している方は注意が必要です。八角の場合は多い目のモンキーレンチかパイプレンチなどが必要です。
径違いニップル
径違いニップルは応用しやすいニップルとなっています。パイプの径を変更したいときに使用できます。普通のニップルとは違いネジ部分込みで日本工業規格(JIS)で87mmまでとなっています。
径も120mmX63mmまでのコンビまでとなっています。120mmまでですがかなり使い勝手がよくなっていますので配管インテリアではアイデア次第でおしゃれに使うことができます。
パイプニップル
パイプニップルにも種類があり、ロングニップル、バレルニップル、クローズニップルなどあります。
DIYで使用するのであればロングニップルがおすすめです。ネジ部分込みで50mm~2000mmまでの長さがあるのでかなりDIYで応用できます。径によっては長さが制限されますが水道配管などで使用しないのであれば径が大きい必要はないです。
ニップルの使い方
水道管やガス管などに
簡単に想像できるようにニップルを使用する配管といえばガス管や水道管ですが、雌ネジのパイプ類であればうまくニップルを選ぶことでだいたいの物はつなぐことができます。
ネジの規格とサイズさえ合わせてしまえどうにかつなげることができます。ただ強度面で問題があるので材質が違うものをつなげることはおすすめできませんが、つなぐパイプのサイズをニップルで変更するぐらいであれば問題ないのでおしゃれに使い分けましょう。
家具の脚に
ニップルを配管関係いがいのDIYで使えば家具の脚などをガス管風にできます。木製の脚よりも強度があるので重たいものを乗せる予定があるのであれば木製よりもおすすめです。
腐食が気になるのであればステンレス製で腐食防止加工がされているものを使用することで解決するのでニップルを使用した家具はおすすめとなっています。ただニップルの長さにも限界があるのであまり大きい家具には向きません。
ニップルの使用箇所
ガス管や水道管
ニップルの使用箇所として思いつくのは配管関係だと思います。家の中でいえば洗濯機や、お風呂、トイレ、台所周辺を探すとあると思います。基本的には見えないところにありますが探そうと思えば見つかります。
DIYで使うとすれば実際に水を通す配管を地面に埋めたりするのであれば水道管。実際に土木作業で自分でガス管を通すことはできません。簡易的な水道管ぐらいであれば自分で作ることができます。
その他の配管関係
代表的なのは水道管やガス管ですがそれいがいでは基本的に使うと便利だなと感じる部分に使ったりします。電線をまとめたい時に配管を使用するときなどもニップルの出番があります。
ジャバラ管を継ぎ足すときにも部品を組み合わせることでニップルの出番もあります。雌ネジの長物であれば基本的にネジの規格とサイズがあえば合わせて使うことができるのでアイデア次第では自由自在とも言えます。
ニップルとユニオンの違い
ユニオンとは?
ユニオンは継ぎ手の一種なのでニップルとセットで使うことが多いです。合わせて使うことが多いのがニップルいがいではおねじの部品、配管、パイプなどの継ぎ手として使用します。
ユニオンは中心あたりで分離できるので両端をねじ込み後に接続するために使うことが多いです。配管のどこかに接続しておくことで配管を方向転換したい時に回せないという事故を防ぐために使用することが多いです。
積水化学工業 ユニオン エスロカチットS SPF13
ニップルと合わせて使う
ユニオンはニップルと合わせて使うことが多いです。めねじとおねじなので相性がいいということもありますが配管を曲げる予定がある場合はユニオンは必須アイテムなので必然的に使います。
水道管やガス管などネジを強く締める必要がある場合はユニオンがあると便利です。金額的にはユニオンの方が高額となっています。
シールテープ
シールテープとは?
水を通す予定の配管にはシールテープが必須となっています。シールテープとは配管とニップルの接続部のネジ部分に巻くことで水漏れを防ぐ優れものです。
ネジの規格やサイズが違うがシールテープで巻くことによって水漏れを防ぐというわけではありません。ネジ部分のわずかな隙間を防ぐ役割をしてくれるのがシールテープです。シールテープを巻くことで多少緩く締めても水漏れを防ぐことができます。
ニップルのネジ部分に
ニップルの素材が樹脂などであればできれば力を入れて締め付けることに抵抗があります。
もちろん力いっぱいネジをしめることはできますが樹脂素材であれば割れてしまう可能性が高いうえに水漏れの原因になりえます。
そういった配管構成の時にはネジ部分にシールテープを巻くことでネジを最後まで締める必要がないようにできるのがシールテープです。ある程度の力で締められる部分まで締めるだけでいいので割れる心配をしなくていいのでおすすめです。
配管インテリア
家具の脚などに
DIYでニップルを使うとすれば単純に水道関係の部分に使用するのもいいですが多くの種類を使いこなすことでおしゃれに演出できます。椅子や机の脚にしても問題ないぐらいの強度もあるのでおすすめです。
回しの部分に六角が付いていないものもあるので単純に鉄パイプのようにもできるので気にならないようにもできます。配管の中に水など通さないのであれば手で回して接続できるので工具なしでDIYに使うことができます。
収納棚など
収納棚や物干しなどにニップルとパイプを合わせてうまく使うことでおしゃれな家具を作ることができます。強度的にも問題ないので重いものを乗せたりひっかけたりできます。
ニップルや他の継ぎ手をうまく使うことでいろいろアレンジできるのでDIY的にも楽しむことができます。壁に棚を接続したい場合は穴をあけたりネジ穴を開ける必要があるので賃貸などではできないので注意が必要です。
レンチ類にもゴムレンチなど樹脂素材用のレンチなど種類があります。
必要工具
配管の中に水などを通す場合
配管内に水などを通す場合は六角部を回すのにモンキーレンチかパイプレンチなどのレンチ類があれば問題ないぐらいにネジをしめることができます。六角が付いてないニップルを使用するのであればイプレンチがあれば回しに便利です。回し部分に六角がついているものであればモンキーレンチがあれば問題ないぐらいに締め付けることができるます。水を通す場合は忘れずにシールテープを使うようにしてください。水漏れの可能性を減らすことだできます。
配管の中に何も通さない場合
配管内に何も通さない場合は正直手回しだけで大丈夫です。ネジ部分が緩まない保証はないので心配なのであればシールテープを見えないように巻いておくと緩みにくくはなります。
ただ壁に棚を設置する場合では緩く締めるよりもしっかり締め付けたほうが強度面で心配がないのでしっかり締めることを推奨します。パイプレンチやモンキーレンチなどのレンチ類は高額なので節約したい方には手回しがおすすめ。
まとめ
配管インテリアにおすすめ
配管インテリアをDIYで作成するのであれば必須ともいえるのがニップルです。配管を使用することでレトロな感じを演出できるのでかなりおすすめです。作成難易度的にも簡単なのと安く強度のある家具が作成できるので節約したい方にもおすすめ。
家具のサイズも自由自在に継ぎ足すことで解決できるのでDIYとしても自由度が高いです。配管内に何か通す予定がある場合のみ注意する必要があります。ニップルにも種類があるので自分好みに家具を作れます。
水漏れ解決に役立つ?
家の台所やトイレなどで水漏れが起きた場合にニップルの知識を持っていれば水道屋さんを呼ぶこともなく修理することができます。水漏れ箇所が見える場所であれば付近の部品を交換してしまえば水漏れを修理することができます。
交換するときにサイズや規格関係でいろいろとニップルを使うことで融通を利かすことが出来るのでニップルの知識を持っていることで水漏れを修理できます。
出典:amazon.co.jp