ついに復活!2019年モデルW800とカワサキWシリーズの魅力をご紹介!のイメージ

ついに復活!2019年モデルW800とカワサキWシリーズの魅力をご紹介!

カワサキのネオレトロとして人気のW800がついに2019年モデルで復活します。クラシカルなスタイリングと独特の乗り味で高い人気を誇るW800の魅力と、いまだにファンの多い往年のWシリーズの歴史やその特長についてご紹介します。

2018年12月23日更新

ironman17
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バイクにテントを積んで日本を一周した経験から、キャンプのノウハウや旅の知識についてを執筆しています。国産旧車のレストアも手がけており、バイクいじりやDIYについての情報も発信していきます。
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目次

  1. ついにカワサキW800が復活
  2. W800とは
  3. W800のスタイリング
  4. W800のエンジン
  5. W800の足回り
  6. W800の装備
  7. W800の走り
  8. W800の使い勝手
  9. W800のカスタム
  10. W800のスペック
  11. W800のライバル
  12. W800のルーツ①:メグロ
  13. W800のルーツ②:カワサキWシリーズ
  14. W800のルーツ③:平成時代の復活シリーズ
  15. これからも続くW伝説

ついにカワサキW800が復活

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カワサキ伝説の名車の名をほしいままにし、これまで数度の復活をとげてきたWシリーズ。世界各国で厳しさを増す排気ガス規制への対応から多くの車種がラインナップから姿を消す中、カワサキのネオレトロスポーツとして人気のW800も2016年のファイナルエディションをもって生産が終了しました。それから3年、ついにカワサキが2019年モデルでのW800の復活を発表しました。もっともバイクらしい姿を維持する車種として人気の高いカワサキの名車、W800の魅力に迫ります。

W800とは

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メグロ以来伝統の空冷バーチカルツインのエンジンを、クラシカルなスチール製ダブルクレードルフレームに搭載したネオレトロバイクがW800です。オーソドックスなスタイルにアップライトなライディングスタイル、独特な鼓動感と小気味よいサウンドを奏でて加速するライディングフィールが往年ファンから若い世代まで、幅広い人気を誇っています。

W800のスタイリング

全体のイメージ

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W800のスタイリングを一言で表現するなら、まさにヴィンテージです。ダブルクレードルフレームに直列エンジンを搭載し、その上に載せられたフューエルタンク、サイドカバー、シートとつながる直線は、あくまでフラットです。2つのシリンダーから出たエキゾーストパイプはクランクケースのラインに沿ってカーブを描き、そのままテールに向かってまっすぐに伸びたキャブトンマフラーへとつながります。キャスター角も極端に寝かせたものではなく、2本のフロントフォークの上には、ややアップ気味のハンドルが自然なライディングポジションを作り出します。まさに誰もが子どもの頃に描いた”お絵かき”に書くバイクのイメージそのままのスタイリングが、W800のイメージをかたちづくっています。

細部のディテール

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オーソドックスなバイクのイメージのW800ですが、細部はネオレトロモデルとしてかなり入念に作り込まれています。随所に見られるメッキパーツや、ワイヤースポークの前後ホイール、フォークブーツやタックロールシートがヴィンテージイメージを強調しています。タンクにボルトオンされたメッキエンブレムやニーグリップパッドは往年のW1Sを彷彿とさせますし、アフターマーケットで見られるSA風にカラーリングされたタンクも人気です。

W800のエンジン

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W800のエンジンは、Wシリーズの伝統でもある空冷4ストロークのバーチカルツインエンジンです。空冷エンジンならではの美しい冷却フィンが刻まれ、それがデザイン上でも大きな役割を果たしています。ショートストロークだったW1系とは異なり、83.0ミリのロングストロークを採用、360度クランクと合わせWシリーズならではの独特の力強い低速トルクとパルス感を生み出しています。またW800はロッカーアームを採用していた往年のW系と異なり、ベベルギアによってカムシャフトを駆動させています。シリンダー横にそびえ立つベベルギアタワーも、W800の大きなアクセントとなっています。2019年モデルでは、ヨーロッパの厳しい排ガス規制であるユーロ4にも対応しています。

W800の足回り

サスペンション

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W800のリヤサスペンションは、ネオレトロモデルにふさわしくツインショックの2本サスを採用。過激にワインディングを攻めるスーパースポーツのような路面追従性は期待できないものの、プリロード調整も可能でW800のスペックに見合った乗り心地は保証してくれます。

タイヤ&ブレーキ

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タイヤはダンロップのTT100を採用、ネオレトロにふさわしいクラシカルなパターンに加え、W800のスペックに見合う十分なグリップ力を確保しています。かつて止まらないと言われたWシリーズのブレーキと異なり、フロントには外径300ミリのシングルディスクブレーキを使用し、高い制動力を確保しています。

W800の装備

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W800のメーターはオーソドックスな2連メーターです。右にタコメーター、左にスピードメーターを配置した端正なアナログメーターで、ネオレトロっぽさを盛り上げてくれます。キーで開閉できるシート下には、ETC車載器を収納できるスペースが確保されています。クラッチ・ブレーキレバーはそれぞれ調整式で、握力や手の大きさに合わせた調整が可能です。センタースタンドを装備し、メンテナンス性も確保されています。2019年モデルではABSが装備されることも発表されており、さらに安全性能も高められています。

W800の走り

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W800の走りはハイパワーを追求するハイスペックマシンとは大きく異なります。でも、ライダーがW800のようなネオレトロモデルに求めるのは、決してそんな走りの性能ではありません。2500回転という低い回転数で最大トルクを発生するエンジンは、少ないスロットル開度で力強く加速していく独特のライディングフィールをもたらしてくれます。フロント19インチ、リヤ18インチと近年では珍しい大径ホイールと、中低速トルク重視のエンジン特性で、峠のワインディングを爽快に駆け抜ける走りも楽しむことができます。

W800の使い勝手

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空冷バーチカルツインエンジンは横に大きく張り出してはいるものの、サイドがうまく絞り込まれたシートのおかげもあって足つき性は悪くはありません。重厚な見た目ですが意外にボディは軽量・コンパクトなため、取り回しも比較的良好です。中低速トルク重視のエンジンのため、ストップ&ゴーの多い街乗り性能も苦になることなく行え、フラットで積載性の高いシートはツーリング性も良好です。

W800のカスタム

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W800はオーソドックスでシンプルなボディの上に、アフターパーツも豊富なためカスタムベースとしても人気です。特に良く見られるカスタムは、そのネオレトロ然としたスタイルを生かしたカフェレーサーカスタムで、コンチハンドルやビキニカウルでおしゃれに変身したW800も多く見られます。また往年のW1SA風のカスタムも多く見られ、黒とオレンジに塗り分けられたタンクや、オイルタンク風のサイドカバーなどのパーツも数多く販売されています。

jude12jjdさんの投稿
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W800のスペック

出典: http://www.bikebros.co.jp

エンジン形式:空冷4ストロークOHC4バルブ並列2気筒
排気量:773cc
最高出力:48ps(35kw)/6,500rpm
最大トルク:6.3kgf・m(62N・m)/2,500rpm
全長×全高×全幅:2,180mm×1,075mm×790mm
シート高:790mm
車両重量:216kg
燃料タンク容量:14.0リットル
タイヤサイズ(前):100/90-19M/C 57H
タイヤサイズ(後):130/80-18M/C 66H

W800のライバル

トライアンフ ボンネビルT100

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かつてのカワサキが欧米市場に打って出るためにお手本としたバイクといわれるトライアンフも、日本社の技術力やデザイン力が向上した現代では立派なライバルです。W800と同じく4サイクルバーチカルツインのエンジン形式は、時代の流れで空冷から水冷に切り替えられましたが、その変わらぬスタイリングやトルク感の溢れる走りで、英国ネオレトロバイクの代表として高い人気を誇ります。

スペック

出典: http://www.bikebros.co.jp

エンジン形式:水冷4ストロークOHC4バルブ270度クランク並列2気筒
排気量:900cc
最高出力:55ps /5,900rpm
最大トルク:81N・m /3,280rpm

ヤマハ SR400

once_twice.jpさんの投稿
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ヤマハのネオレトロバイクとして1978年に発売以来、現在にいたるまで生産されつづけているロングセラーモデルがSR400です。W800のバーチカルツインに対して、このSRは空冷シングルとエンジン形式は異なるものの、スポークホイールやメッキを多様したディテールなどクラシカルなデザインで、何かとW800と比較されることも多いライバル車といえます。

スペック

出典: http://www.bikebros.co.jp

エンジン形式:空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒
排気量:399cc
最高出力:24ps/6,500rpm
最大トルク:28N・m/3,000rpm

W800のルーツ①:メグロ

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W800のルーツは、戦前より日本に存在したバイクメーカーである目黒製作所にまで遡ります。大型車製造が得意だった目黒が作り出した名車がOHVバーチカルツインエンジンを搭載したメグロK1「スタミナ」です。しかし小型車のノウハウがなかった目黒は、小型車ブームに乗り切れずしだいに業績が悪化、カワサキに吸収合併される形で消滅します。目黒がカワサキに吸収された後に世に出されたのがメグロK2です。このメグロK1、K2が実質的なWシリーズを形作るルーツと言われています。

スペック

dododoosanさんの投稿
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モデル名:スタミナK1
エンジン形式:空冷4ストロークOHV2バルブ並列2気筒
排気量:497cc
最高出力:33ps /6,000rpm
最大トルク:4.1kgf・m /4,000rpm

W800のルーツ②:カワサキWシリーズ

カワサキW1

nicemakoさんの投稿
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目黒を吸収合併したカワサキがオリジナル車としてKのバーチカルツインエンジンをボアアップして開発したのがW1です。シングルキャブやライト一体型のメーターながら、現在まで続くWシリーズの最初のモデルとなりました。45馬力のハイパワーを誇ったものの、BSAやトライアンフのモノマネと揶揄されたり、凄まじい振動などで、メインの北米市場での人気はふるいませんでした。

スペック

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エンジン形式:空冷4ストロークOHV2バルブ並列2気筒
排気量:624cc
最高出力:45ps /6,500rpm
最大トルク:5.2kgf・m /5,500rpm

カワサキW2TT

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カワサキがW1をベースに、フロント19インチのホイールやアップマフラー、ブレスバー付きのハンドルなど、当時人気の高かったスクランブラースタイルで販売したのがW2TTです。北米市場をメインターゲットにしており、販売台数も700台足らずと少なかったものの、現在のW800ベースのスクランブラーカスタムのお手本ともされるバイクです。

カワサキW1S

bajashi1129さんの投稿
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W1のバーチカルツインエンジンをベースにツインキャブを装着、メーターもヘッドライトと別体のツインメーターとしたのがW1Sです。当時人気の英国車のスタイルに合わせた右足のチェンジペダルに、左足のリヤブレーキなど特異なスタイルながら、その独特の排気音や乗り味が話題となり、現在まで続くWシリーズ人気の原点ともなったモデルです。

スペック

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エンジン形式:空冷4ストロークOHV2バルブ並列2気筒
排気量:497cc
最高出力:47ps /7,000rpm
最大トルク:5.44kgf・m /5,500rpm

カワサキW1SA

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W1Sの右チェンジを、リンクとロッドを介することで左チェンジとしたのがW1SAです。シフト操作のやりやすさもあって、W1S以上の人気車種となりました。それまでのメッキタンクから、グラフィックパターンのカラーリングに変更、よりスポーティーな印象に生まれ変わりました。現在のW800をこのSAのカラーリングに変更するユーザーが多いことからも、その人気の高さが伺えます。

スペック

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モデル名:W1SA、650RS共通
エンジン形式:空冷4ストロークOHV2バルブ並列2気筒
排気量:497cc
最高出力:47ps /7,000rpm
最大トルク:5.4kgf・m /5,500rpm

カワサキW3

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昭和時代のWシリーズの最後を飾るモデルです。正式名称の650RS(ロードスター)よりも、愛称のW3の方がより一般的に知られています。前輪のディスクブレーキ化やハザードランプ、キルスイッチなど現代的な装備を追加したほか、エキパイを連結し、キャブトンマフラーの先端を先細りなものに変更することで、排気音も若干おとなしいものになりました。

W800のルーツ③:平成時代の復活シリーズ

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650RSの生産終了から四半世紀が経過した1998年、空冷バーチカルツインのエンジン形式はそのままに、現代的なスタイリングと、時代に見合うスペックを与えられたネオレトロバイクとして復活を遂げたのがW650です。スペック偏重の時代に、あえてスタイリングの美しさや走ることの楽しさを追求したバイクとして人気を集め、派生車種として400ccモデルも追加投入されました。キャブレターモデルであったため排気ガス規制に適合できず2008年に生産終了とされましたが、その後にフューエルインジェクション化したW800へと進化を遂げました。

スペック

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モデル名:W650
エンジン形式:空冷4ストロークOHC4バルブ並列2気筒
最高出力:48ps/6,500rpm
最大トルク:54N・m /5,000rpm

これからも続くW伝説

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復活が発表されたネオレトロの人気バイクであるW800と、カワサキWシリーズについてご紹介してきました。クラシカルなスタイルに空冷バーチカルツインのエンジン形式は、スペックの面では現代にマッチしたものとは言えません。ですがその独特のスタイリングや”ダブワンサウンド”と呼ばれる排気音は、今だにライダーの心を惹きつけます。これからも続くカワサキWシリーズの伝説に目が離せません。

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