2018ヤマハの魅力的なバイクが勢揃い
小型バイク市場で高い売り上げを維持するMT-25や、NIKENなどの新たな方向性を持ったバイク、そしてセローやSRなどかつての名車が環境性能を高めて復活するなど、2018年のヤマハバイクも大きな盛り上がりを見せてくれました。そんな2018年のヤマハの魅力的なバイクの中でも特におすすめなバイクを厳選、その特徴やスペックも合わせて一挙にご紹介します。
2018年ヤマハの人気バイク①
YZF-R1
ヤマハが誇るスーパースポーツモデルを代表するバイクがYZF-R1です。レーシングマシーン譲りの空力特性に優れたスタイリングに、ヤマハならではのクイックなハンドリングは、ワインディングを爽快に走れるバイクとして世界中のライダーに愛されています。2018年の新型は日本仕様の展開はありませんが、海外モデルを逆輸入で購入することが可能です。
おすすめポイント
大きくスラントしたカウリングは空力だけでなく、エンジンに効率的に空気を取り込むことにも貢献しています。アルミデルタボックスフレームや鋳造マグネシウムホイールの軽快さで、ライダーは思いのままのラインをトレースしてコーナーを駆け抜けることができます。
スペック
カテゴリー:スーパースポーツ
モデル名:YZF-R1
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
排気量:998cc
最高出力:200PS(147.1kW)/13,500rpm
最大トルク:11.5kgf・m(112.4N・m)/11,500rpm
全長×全高×全幅:2,055mm×1,150mm×690mm
シート高:855mm
車両重量:200kg
燃料タンク容量:17.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク②
TRACER900
ヤマハのストリートバイクとして人気のMT-09をベースにしたアドベンチャーツアラーのMT-09TRACERが、2018年新型のTRACER900として生まれ変わりました。フラットなハンドルにロングスイングアーム、大型フェアリングを装備し、ロングツーリングを快適にこなすアドベンチャーツアラーです。
おすすめポイント
ストリートファイターMT-09のパワフルなエンジンで、アドベンチャーらしからぬ俊敏さが持ち味です。ウインドプロテクション効果の高いスクリーンやアップライトなライディングポジションで、ツーリング性能も非常に高く、オプションのパニアケース装着で荷物の積載能力も十分です。
スペック
カテゴリー: アドベンチャーツアラー
モデル名:TRACER900
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
排気量:847cc
最高出力:116PS(85kW)/10,000rpm
最大トルク:8.9kgf・m(87N・m)/8,500rpm
全長×全高×全幅:2,160mm×1,375mm×850mm
シート高:850mm
車両重量:214kg
燃料タンク容量:18.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク③
FJR1300AS
ヤマハの高速道路をタンデムで快適にツーリングをするのにピッタリのスポーツツアラーがFJR1300ASです。大型のスクリーンを持ち空力特性に優れるカウリングや、前傾のきつくない乗車姿勢で、長距離ツーリングでもライダーの疲労を最小限に抑えてくれます。幅広のシートは積載性も良好で、パニアケースを装着すればさらに大型の荷物を積載可能です。
おすすめポイント
YCC-Sと呼ばれるヤマハ独自の電子制御シフトのおかげで、面倒なクラッチ操作を行わずにシフトチェンジが可能なので、ライダーはスロットル操作に集中できます。サスペンションも路面追従性の高い新型の電子制御を採用、ツーリングだけでなくライダーを本気にさせるアグレッシブな走りも可能なツポーツツアラーがFJR1300ASです。
スペック
カテゴリー:ツアラー
モデル名:FJR1300AS
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
排気量:1,297cc
最高出力:147PS(108kW)/8,000rpm
最大トルク:14.1kgf・m(138N・m)/7,000pm
全長×全高×全幅:2,230mm×1,325mm×750mm
シート高:805mm
車両重量:296kg
燃料タンク容量:25.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク④
XSR900
レトロ感のあるスタイリングにハイスペックなエンジンで、スポーツライディング的な走りを楽しむことができるヘリテージバイクがXSR900です。エンジン内で生み出された燃焼トルクを効率よく引き出す”クロスプレーンコンセプト”がもたらすトルクフルな加速感を楽しむことができます。
おすすめポイント
オールドルックなスタイルを持つネオレトロバイクでありながら、トラクションコントロールを惜しみなく投入し、ライダーは走行状態や路面状況に応じた最適なトラクションでのライディングを楽しむことができます。新型のアシスト・アンド・スリッパークラッチの採用で、軽いレバータッチでシフトチェンジが可能です。
スペック
カテゴリー:ネオレトロ
モデル名:XSR900
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
排気量:845cc
最高出力:116PS(85kW)/10,000rpm
最大トルク:8.9kgf・m(87N・m)/8,500rpm
全長×全高×全幅:2,075mm×1,140mm×815mm
シート高:830mm
車両重量:195kg
燃料タンク容量:14.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク⑤
SR400
1978年の発売以来、基本的な設計を変えることなくつくられ続け、変わることなく高い人気を誇るバイクがSR400です。空冷単気筒の独特な鼓動感はそのままに、現在の排ガス規制に対応するためのフューエルインジェクション化など、その時代に合わせた進化をしながら歴史を刻み続けています。
おすすめポイント
2018年発売の新型では、蒸発した燃料の外部への排出を抑制するキャニスターを装備し、より環境性能を高めています。デコンプを装備したキックスターターも変わることなく装備され、SRを愛するオールドファンも納得の作りとなっています。
スペック
カテゴリー: オールドルック
モデル名:SR400
エンジン形式:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
排気量:399cc
最高出力:24PS(18kW)/6,500rpm
最大トルク:2.9kgf・m(28N・m)/3,000rpm
全長×全高×全幅:2,085mm×1,110mm×750mm
シート高:790mm
車両重量:175kg
燃料タンク容量:12.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク⑥
SCR950
ヤマハ人気のアメリカンタイプのクルーザーであるBOLTをベースに、人気のスクランブラーのボディをまとったモデルがSCR950です。V型2気筒エンジンやベルトドライブなどBOLTの基本メカニズムを踏襲しつつ、ブロックタイヤやワイドなハンドルなど、オフロードテイストあふれるスクランブラースタイルのバイクに仕上がっています。
おすすめポイント
ゼッケンプレート風のサイドカバーやフラットなシート、フロントフォークブーツなどがレトロなスクランブラーの雰囲気を醸し出しています。オールドルックなスタイルながら、LEDテールランプやABSなど新型バイクらしい現代のテクノロジーはしっかりとおさえられています。
スペック
カテゴリー:スクランブラー
モデル名:SCR950
エンジン形式:水冷4ストロークSOHC4V型(60度)2気筒
排気量:942cc
最高出力:54PS(40kW)/5,500rpm
最大トルク:8.2kgf・m(80N・m)/3,000rpm
全長×全高×全幅:2,250mm×1,170mm×895mm
シート高:830mm
車両重量:252kg
燃料タンク容量:13.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク⑦
MT-25
純粋なスーパースポーツであるYZF-R25をベースに、ネイキッドスポーツとして人気の高いMT-01の流れを汲むMTシリーズとして開発されたクオーターモデルがMT-25です。フラットなバーハンドルにアップライトなライディングポジションで、ライダーの意のままに操れるクイックなハンドリングが持ち味のストリートファイターです。
おすすめポイント
ストリートファイター然としたアグレッシブなスタイリングにふさわしく、低速から高回転域までスムーズに回るエンジンで、ライダーは力強いトルクがもたらす加速を体感できます。軽量・コンパクトなボディは取回しも容易で、街乗りからツーリングまで快適にこなします。
スペック
カテゴリー:ロードスポーツ
モデル名:MT-25
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
排気量:249cc
最高出力:35PS(26kW)/12,000rpm
最大トルク:2.3kgf・m(23N・m)10,000rpm
全長×全高×全幅:2,090mm×1,035mm×745mm
シート高:780mm
車両重量:166kg
燃料タンク容量:14.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク⑧
BOLT
アメリカンクルーザータイプのバイクが次々と姿を消す中、独特なボバースタイルで登場したのがBOLTです。やや前傾のきついポジションにフォークブーツなど、アメリカンながらネイキッドスポーツらしいテイストも持ち合わせ、多くのライダーの支持を得ています。
おすすめポイント
アメリカンスタイルながら前傾ぎみのハンドル位置や短めのホイールベースで、機敏なスポーツライディングを楽しむことができます。新型は旧モデルに比べ燃料タンク容量も増え、ツーリングでの使い勝手も向上しています。
スペック
カテゴリー: クルーザー
モデル名:BOLT
エンジン形式:水冷4ストロークSOHC4バルブV型2気筒
排気量:941cc
最高出力:54PS(40kW)5,500rpm
最大トルク:8.2kgf・m(80N・m)/3,000rpm
全長×全高×全幅:2,290mm×1,120mm×830mm
シート高:690mm
車両重量:252kg
燃料タンク容量:13.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク⑨
TMAX530
ビッグスクータースタイルながらパワフルなエンジン、大径ホイールやスイングアーム式のリヤタイヤなどがもたらすハンドリングで”オートマチックスポーツ”という新たなカテゴリーを築き上げたのがTMAX530です。ライダーを夢中にさせるスポーツバイクさながらの走りで、高い人気を集めています。
おすすめポイント
発売以来数度のモデルチェンジを繰り返しながら着実な進化を遂げ、新型では電子制御スロットルやトラクションコントロール、走行条件に合わせて最適なモードを選択できるD-MODEなどで走行性能を高めています。大容量のトランクや電源ソケットなどツーリング性能も非常に高いものがあります。
スペック
スペック
カテゴリー: スクーター
モデル名:TMAX530
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
排気量:530cc
最高出力:46PS(34kw)/6,750rpm
最大トルク:5.3kgf・m(52N・m)/5,250rpm
全長×全高×全幅:2,200mm×1,475mm×775mm
シート高:800mm
車両重量:217kg
燃料タンク容量:15.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク⑩
セロー250
1985年の登場以来、その俊敏な走破性で高い人気を誇るデュアルパーパスが”カモシカ”の意味を持つ名を与えられたバイク、セローです。いったんラインナップから姿を消しましたが、2018年に新たな排ガス規制をクリアした新型として復活を遂げました。
おすすめポイント
旧型に比べ新型セローのエンジンは環境性能を高めつつ2馬力のパワーアップを実現、オフロードでのパワフルな走りを可能にしています。ツーリング性能を高めるパッケージのオプションであるツーリングセローを選択すれば、スクリーンやリヤキャリア、ハンドルガードなどで快適なツーリングを楽しむこともできます。
スペック
カテゴリー:デュアルパーパス
モデル名:セロー250
エンジン形式:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
排気量:249cc
最高出力:20PS(14kW)/7,500rpm
最大トルク:2.1kgf(20N・m)/6,000rpm
全長×全高×全幅:2,100mm×1,160mm×805mm
シート高:830mm
車両重量:133kg
燃料タンク容量:9.3リットル
2018年ヤマハの人気バイク⑪
トリッカー
スタイルにこだわらず、さまざまな楽しみ方ができる250ccのオフロードモデルがトリッカーです。高い人気を誇りつつ排気ガス規制適合の問題からいったんはラインナップから姿を消しましたが、環境性能を高め2018年に新型トリッカーとして復活を遂げました。
おすすめポイント
新型のエンジンは排ガス規制に適合させつつパワー、トルクともに向上し、より扱いやすさを増しています。燃費性能もアップし航続距離も伸びたことにより、ツーリングもしやすくなりました。ビギナーからベテランライダーまで、バイクで走ることそのものを楽しめるバイクに仕上がっています。
スペック
カテゴリー: オフロード
モデル名:トリッカー
エンジン形式:水冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
排気量:249cc
最高出力:20PS(14kW)/7,500rpm
最大トルク:2.1kgf・m(20N・m)6,000rpm
全長×全高×全幅:1,980mm×1,145mm×800mm
シート高:810mm
燃料タンク容量:7.0リットル
2018年ヤマハの人気バイク⑫
NIKEN
フロントタイヤ2輪、リヤタイヤ1輪の独特なスタイルを持ったLMWとしてライダーに話題のモデルがNIKENです。ヤマハが独自開発した新しいステアリングシステムであるLMWアッカーマンジオメトリによってコーナーリング時の抜群の安定感を持ちつつ、MT-09ベースのパワフルなエンジンでスポーツライディングを楽しむことができます。
おすすめポイント
クロスプレーンコンセプトのパワフルなエンジンに加え、クルーズコントロール、アシストクラッチ、トラクションコントロールなど、ライダーをサポートする機能も充実しています。2018年にはパニアケースなどを装備し、ツーリング性能を高めた新型のNIKEN GTもラインナップに追加されました。
スペック
カテゴリー: LMW
モデル名:NIKEN
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
排気量:845cc
最高出力:116PS(85kW)/10,000rpm
最大トルク:8.9kgf・m(87N・m)/8,500rpm
全長×全高×全幅:2,150mm×1,250mm×885mm
シート高:820mm
車両重量:263kg
燃料タンク容量:18.0リットル
2018年ヤマハバイクの動向
若年人口の減少や若者のバイク離れで冷え込む国内のバイク業界ですが、主要4メーカーの努力もあってわずかに好転の兆しも見え始めています。そんな中、ヤマハはストリートバイクとして高い人気を誇るMTシリーズや、新たなバイクの方向性を示すNIKENなどの革新的なモデル、そして盛り上がりを見せるリターンライダーや女性ライダーに訴えるネオレトロや往年の名車の復活など、ニューモデルを続々と投入してきています。
これからもヤマハから目が離せない
2018年のヤマハのおすすめバイクについてご紹介してきました。2018年のヤマハも、年々厳しさを増す環境規制を高い技術力でクリアし、ライダーに魅力的なハイスペックマシーンを提供し続けてくれました。今後も革新的な挑戦をし続けるヤマハのバイクから目が離せません。