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冬登山で注意すべき9つのポイント!初心者向けに装備選びや登り方を解説!

冬の山で登山またはハイキングとかトレッキングを始めてみたいという初心者に、とくに注意してほしい冬の山のこと、さらに冬登山に必要になる装備や持ち物とその使い方の注意点、冬の防寒に対応できる服装の選別のしかた、雪のルートの登り方とその注意点をお伝えしていきます。
2020年8月27日
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冬山登山の魅力

冬の山での登山またはハイキングとかトレッキングを体験してしまうと、もう忘れることができない感動を受けます。そこには、白一色になった白銀の山と吸い込まれるような深く青い空が広がっているのです。だからこそ、吹雪に耐えるための防寒などをしながら過酷な登山をしてまで登りたくなってしまいます。
 

冬山登山 初心者デビュー

無雪期に山を歩いている方には、ぜひ冬に雪山の登山またはハイキングとかトレッキングを体験してもらいものです。しかし、冬の山を経験していないパティーのみで冬の山へ入るのは非常に危険な行動なのでダメです。冬の雪に覆われた山では、無雪期には想像もできないアクシデントと隣り合わせなので、そのアクシデントを事前に察知でき、いかに安全に対処できるかの経験がない初心者では、アクシデントに遭遇したときに適切な対応ができません。
 

冬山登山 初心者の注意点① 無雪期とは全く違う

雪のないときに行った山だから、冬に雪が積もっていても滑らないように気を付ければ大丈夫だという考えは大変危険なことです。無雪期の登山またはハイキングとかトレッキングで、目印になっていたあの大きな木や大きな岩、さらにはっきりあった登山ルートなどの全てのものが、真っ白な雪でおおい隠されています。つまり、冬の山には真っ白な世界しかないということです。
 

冬山登山 初心者の注意点② 体力の必要性

冬の登山またはハイキングとかトレッキングでも、無雪期と違って背負っていく装備も重くなります。防寒着や冬の装備を持った登山またはハイキングとかトレッキングをしなくてはなりません。さらに、重い雪をかき分けながらの登山を続けなければならないので、無雪期とは比べ物にならない体力が必要です。雪のない時期の山をシッカリと歩きつくして体力をつけておくことが必要です。
 

冬山登山 初心者の注意点③ 天候の急変での対応

青空が広がり風も穏やかな冬山で、登山またはハイキングとかトレッキングで歩いていると、冬なのに汗をかくくらい暑くなります。しかし、天候が急変して吹雪ともなれば、あっというまに数十センチ先も見えない真っ白なベールに包み込まれてしまうのです。このような状況下では、体温調節のために着ている服装の調節をしながら、さらにコンパスと地図だけで進むべき道を探し出しながらの登山を強いられることもあるので、冬山登山の初心者だけでは適切な行動がとれなくなってしまいます。
 

冬山登山 初心者の注意点④ 体温調節できる服装

冬山の登山やハイキングとかトレッキングでは、お天気が良ければ汗をかいてしまうくらい暑いときでも、稜線にでたり天気が悪くなってきたりすると、たちまち雪まじりの強風にさらされてしまうことも普通にあることです。こうなると、急に気温が下がり体温が奪われてしまうことになるので、冬にはとくにレイヤリング(重ね着)という服装がとても重要です。

 

冬山登山 初心者の注意点⑤ レイヤリングを体感する

雪のないときの登山やハイキングとかトレッキングで、レイヤリングのしかたをシッカリと体感して勉強し、冬のさまざまな気象条件化でも確実な体温調節ができる服装をつくりだし、自分に合ったレイヤリングをマスターしておいてください。
 

冬山登山 初心者の注意点⑥ 体温を守る防寒対策

冬山での登山やハイキングにおいては、防寒に重点を置いた服装の中でも、とくに慎重に選ばなければならないのが、肌に直に触れるインナーウェアになります。これは、直接体温の調節にかかわるウェアになるので、慎重に素材選びをしないと命にかかわることすらあります。冬山で登山またはハイキングとかトレッキング中にかいた汗を吸収し、さらに吸収した汗を素早く外部へ発散させて、肌についた水分を素早く取り除いてくれる素材が必要になります。
 

冬山登山 初心者の注意点⑦ アイゼン装着時

冬のアイゼン装着時に初心者の多数が起こす事故は、登山やハイキングとかトレッキングで歩いているときに、自分のアイゼンの紐などにもう片方のアイゼンを引っ掛けて転倒してしまうことです。アイゼンでの歩行で注意をはらうことは、左右をやや開き気味のガニ股にして歩くことが必要になります。
 

冬山登山 初心者の注意点⑧ ピッケルの使い方


この冬の山で使うピッケルという道具は、いざというときに命を守るための装備になるのですが、先がとがっている道具なので、使った経験がなく使い方になれていないと、このピッケルによって大けがをもたらしてしまうこともあります。まずは、冬山講習会やベテランの方に使い方の実地訓練を受けることが必要です。
 

冬山登山 初心者の注意点⑨ スノーシュー装着時

スノーシューで冬の雪深いところを歩くとき注意すべき点として、登山やハイキングとかトレッキングで雪の上を歩くときに、靴底におおきな輪になったものを付けるので、左右の足をかなり意識して離して歩かないと、自分でもう片方のスノーシューを踏んでしまい転んでしまいます。
 

冬山登山 初心者が必要な装備

冬山での登山またはハイキングとかトレッキングの持ち物は、雪のない時期の持ち物に雪の中で使う装備がふえるということです。雪の上で滑らないようにするためのアイゼンや滑落時に体を静止させるピッケル、冬の猛吹でにも耐え得る防寒の服装や靴の中っへの雪の侵入を阻止するためのスパッツなどの装備が増えてきます。また、天気のいい日にはサングラスやゴーグルをつけないと雪目になって目が開けられなくなってしまいます。
 

冬山登山 初心者の装備の選び方

冬に行く雪の中での登山またはハイキングとかトレッキングなどで、安全に歩くための道具をそろえなければなりません。その代表的な冬の持ち物といえば、アイゼンやピッケルやスノーシューになります。
 

アイゼンの選び方

アイゼンには滑り止めの爪がついていて、その爪は6本であったり8本であったり10本や12本のものがあります。靴への取り付けのしかたもさまざまで、ワンタッチで装着できるものから、紐で固定させるものまでいろいろな種類があるので、選び方の注意点としては、自身の山を歩くシチュエーションに合ったアイゼンを選んで、必ず登山前に自分の靴に合わせて装着の練習を何度もしておいてください。
 

6本爪のアイゼン

簡易アイゼンと呼ばれているもので、低山での冬のハイキングのときに雪があるかもしれないときに持っていけば、安心できるという程度の簡易のアイゼンになります。
 

8本爪のアイゼン

雪の中での登山またはハイキングとかトレッキングなどで、急な坂道や岩場などのない雪道に使えるアイゼンです。
 

10本爪/12本爪アイゼン

前方側のつま先の前部に2本の爪が付いているので、急斜面の岩場などの冬山登山に対応できるアイゼンです。

 

ピッケルの選び方

上部の片側が尖っていてもう一方は平たくなっていてT字の形をした冬山の持ち物です。ピッケルの選び方で注意することは、自分の身長に合った長さのものを選ぶことです。ベテランの方や冬山の講習会などで使い方をしっかりとマスターしておかないと、ピッケルという持ち物はかえってけがをしてしまう恐れもありますので気を付けてください。
 

スノーシューの選び方

冬の雪深い高原などでの登山またはハイキングとかトレッキングでは、登山靴だけで歩くと足が雪の中に沈んでいってしまいなかなか歩くことができません。そこで活躍するのがスノーシュー(西洋かんじき)というもので、これを登山靴などに付ければ雪の中に沈まなくなりスムーズに歩くことができます。種類もいろいろありますので、選び方の注意点としては、お店で履かせてもらって自分の使いやすいものを選んでください。
 

冬山登山 初心者の防寒服装の選び方

冬の時期の雪の積もっている山では、無雪期に比べて体温調節をこまめにできる服装のレイアウトが必要になってきます。選び方の注意点としては、山を歩いている最中に素早くウェアを脱いだり着たりできる服装をすることが必須の条件となります。
 

レイヤリング(重ね着)


登山またはハイキングにおける服装は、インナーウェア+ミッドウェア+アウターウェアの組み合わせのレイヤリングが基本になります。
 

インナーウェア

冬の登山またはハイキングとかで着る服装の中で、とくに重要なものがインナーウェアになります。肌の汗を素早く吸い取ってくれて、その吸い取った汗を発散させてくれる素材が必須になります。肌着として不向きな素材は綿になり、綿は肌から吸い取った汗を含んだままになるので、時間がたつと吸い取った汗が冷えて肌にまとわりついて体温を奪われてしまいますので、防寒服装の選び方でおすすめの素材は、ウール、レーヨン、ポリエステル、ポリプロピンなどが適しています。
 

ミッドウェア

インナーウェアとアウターウェアの間に着こむウェアで、内部からの体温をのがさないようにして、外部からの寒気を防いでくれる役割をしてくれるウェアになります。空気を含んだ層をつくって温かさを温存してくれる素材が必要で、さらに、インナーウェアから出た湿気を外に排除してくれる機能も必要になってきます。防寒服装の選び方よく使われている素材には、ポリウレタンやダウンなどあります。
 

アウターウェア

外気と直接接する一番外側に着るウェアなので、外部からの寒気や雨や雪などの侵入を防ぐとともに、肌から出た汗や湿気をいち早く外へ出してくれるウェアです。防寒服装の選び方の素材として有名なものにゴアテックスがあります。
 

手の防寒も必要です

冬の登山またはハイキングとかトレッキングでは、ウールなどの素材でつくられた5本指の手袋の上に、風や雨や雪などを通しにくく内部の湿気を排除してくれる素材でつくられた3本指の手袋という選び方が一般的なスタイルです。二本指の手袋だとピッケルが握りにくいので3本指の手袋を使う人が多くなっています。
 

冬山登山 初心者の歩き方

雪の中の登山またはハイキングとかトレッキングなどのコースは、無雪期には想像ができないような状況になっています。
 

冬の林の中の登り方

冬の山でも人気のあるところでは歩いている人が多く、雪の中でも登山またはハイキングとかトレッキングなどの道がシッカリとついているので、その踏み後を外さないように歩いてください。その固められた踏み後から外れた登り方をすると、往々にして片足がモモ辺りまで雪にはまってしまい、これがなかなか抜けなくて余分な体力を消耗してしまいます。
 

冬の急な坂道の登り方

雪道での登山またはハイキングとかトレッキングのときに、急な坂では靴が滑ってしまうのでアイゼンを使う登り方になります。固まった雪にアイゼンがシッカリと入るように、踏み込むような登り方をしなければいけません。シッカリと雪面に食い込んだ登り方をしないとスリップして転倒することもあります。
 

冬の岩稜の登り方

冬の岩稜での登山またはハイキングとかトレッキングでは、つま先を岩に乗せる登り方になるので、つま先にでた2本爪のある10本や12本の爪のあるアイゼンを使います。岩稜にはほとんど雪はついていませんが、表面が凍っていることもあるので登り方も細心の注意が必要になってきます。
 

冬山登山 役立つ持ち物

ツェルト

緊急時に一晩を過ごすための装備ですが、吹雪の中での休憩時にも寒さや雪を防いでくれて温かく休憩をとることができる持ち物で、ときには命を守ってくれる軽量な持ち物なのでぜひリュックに入れておきたいものです。
 


コンロ+防風板

冷えた体に嬉しい暖かい食事をつくることができる持ち物です。とくにガスコンロは寒冷地仕様のガスもあるので簡単に使える装備ですが、風が強いときはすぐに火が消えてしまうので、防風板を持っていればコンロを囲うことができ火の温存に役に立つ持ち物になります。
 

乾いたタオル

休憩のときに汗などの体についた水分を拭くこともできますし、寒い時にはインナーの下に入れれば保温にも役に立つ持ち物です。フェイスタオルやバスタオルなどと、いろいろな大きさのものを持っていくこともおすすめです。
 

大きなビニール袋

着替えや乾いたタオルなどを入れて、濡らさないようにするために使えるとともに、濡れたものを入れて他のものを濡らさないようにさせるためにも使える持ち物です。また、体に被ると保温にも使うことができます。
 

新聞紙

冬の山では雪の上に座ることもあるので、そんなときは古新聞紙をビニールに入れてお尻の下に敷けば温かく座っていられます。また、インナーウェアの中に入れると温かく、保温効果を得ることもできる持ち物です。ただし、服や肌が印刷で真っ黒になるので覚悟して使ってください。
 

発泡スチロール

発泡スチロールの小さな板をリュックの隙間に入れておくと、雪の上での休憩で座りたいときにお尻の下に敷けば、お尻から冷えてこなくてとてもありがたい持ち物になります。
 

使い捨てカイロ

濡れないように防水の袋に数個入れておけば、すぐに暖かくなるので小休止のときに役に立つ持ち物です。さらに、手袋の中や靴の中を温めることもできる、お助けアイテムにもなります。
 

まとめ

冬山の登山またはハイキングとかトレッキングでの注意点と、初心者向けの装備選びや登り方をお伝えしてきましたが如何でしたか?冬の山もシッカリとした知識と装備のキチンとした使い方や防寒対策を覚えれば安全にいくことができます。まずは、冬山のツアーや冬山経験者に連れて行ってもらい経験を積んでください。そうすれば、無雪期の登山またはハイキングとかトレッキングにはない、素晴らしい感動が味わえますのでぜひ体験してください。