はじめに
リメイクシートって何かご存知ですか?近年、性別年齢問わずDIYがブームになっていて、大人気の商品です。今では100均などで簡単に手に入るようになりました。色々なものを自分好みに変身させるには、もってこいの商品ですよ。
リメイクシートとは?
リメイクシートと一般的にいわれるのは、色々な模様が印刷された、シールのシートのことです。100均・ホームセンター・ネット通販などで広く取り扱われています。
特に、100均のリメイクシートは、店舗の多い100均でいつでも購入でき、値段も安く種類も豊富で利用しやすいと人気です。貼るだけで簡単なリメイクシートの魅力をみていきましょう。
リメイクシートの種類
柄は?
100均のリメイクシートは、どれにするか迷うほどに種類・柄ともに豊富な品揃えです。100均でよく見かける人気の柄はどんなものでしょうか。
タイル柄
大きさや色など、タイル柄だけでもたくさん種類があります。洗面所やキッチンなど水回りで人気の柄です。壁や床にタイルを一枚ずつ貼っていくのは難しく、また値段も高くなってしまいます。そんな憧れのタイル柄、リメイクシートなら簡単です。
レンガ柄
色のむらやかすれた感じが、本物のような風合いのレンガ柄です。温かみをもった雰囲気になるので、部屋全体や床、家具など広い場所でよく使われています。
レンガの色調も淡い優しい感じ・濃く引き締まった感じなどと種類が多いので、ガラッと雰囲気が変わります。
大理石柄
大理石柄は貼り方次第で家具などに高級感を出すこともできます。また、清潔感も醸し出します。
大理石の床の部屋や家具は、なかなか難しくてもリメイクシートで簡単に雰囲気が出せるのはうれしいですね。
板壁柄
ナチュラルな雰囲気があってすてきな板壁の柄です。白っぽい色から濃い茶色、複数の色の組み合わせなど種類も様々で、お好みの雰囲気に合わせて選べます。
木目柄
プラスチックなどの無機質な素材も、ぬくもりあるナチュラルな雰囲気に変えてくれる木目です。使いやすくてやはり人気の柄です。周囲のインテリアにもよくなじみますね。
大きさは?
それぞれ扱っているリメイクシートの大きさはちがいますが、ロールタイプや折り畳みタイプ、テープ式タイプなどが一般的です。ロールタイプだと45㎝×90㎝前後の大きさのものが多いようです。
素材は?
塩化ビニール製のものがほとんどです。シート自体に加工がされて、少し立体感と厚みがあるタイプのものもあります。一般のリメイクシートと少し違ったぷっくりと盛り上がったタイルシールなども販売されています。より本物の質感を求める方に人気です。
リメイクシートの使い方は?
家具に
古くなった家具、汚れ・傷が目立つ家具にリメイクシートを貼ると、まるで新品のように、雰囲気の違う家具に変身します。値段のお手頃なカラーボックスをリメイクするのも人気ですよね。
何の変哲もないカラーボックスが、オリジナルの家具のようにもなります。また、家電に貼りつけると、無機質な感じがなくなり自分だけのデザインのようになって素敵です。
部屋や壁に
壁の色や材質は部屋全体の印象に大きく影響しますが、例えば壁紙を貼り変えるとなると、手間もコストもかかかり、簡単にとはいきません。しかし、リメイクシートなら貼るだけですぐイメージチェンジできます。
部屋全体でなくても壁の一部やコーナーだけでもよいですね。
床に
床も部屋の印象を左右する部分ですよね。リメイクシートは薄いつるっとした素材でできているので、床にはると滑りやすくなる可能性もありますが、場所を選べば床に使うこともできます。
広い部屋なら全体でなく一部分にアクセントとして使うのがコツです。フロア用に加工されたリメイクシートもあります。
小物などに
大がかりなリメイクでなくとも、例えば箱に貼ったり、トレーに貼ったりするとおしゃれな小物になります。スプレー缶や洗剤のボトルなどに貼れば、日用品の生活感が消え、インテリアにもなじみますね。
小さなものになら、中途半端に余ったリメイクシートも活用できます。
リメイクシートの貼り方①道具
はさみやカッター
リメイクシートの切り方は簡単で、特別な道具は必要なく、はさみやカッターがあれば十分です。
定規など
リメイクシートをきれいに貼るにはきちんと計測するのがコツです。100均のリメイクシートの裏には目盛がついているものが多いですが、自分で定規でもきちんと測っておくことをおすすめします。
ヘラ・タオル
リメイクシートを貼るときに、空気がはいってしまうときれいに仕上がりません。ヘラやタオルがあると、きれいにシートを密着させながら貼っていくことができます。壁紙などをはるときに使うローラーなども販売されています。
本格的なものもありますが、100均でも手軽に購入できます。
マスキングテープ・養生テープ
壁などにリメイクシートを貼りたいものの、賃貸住宅で、部屋の原状回復ができるかが心配な場合や、リメイクシートの跡残りが心配な場合には、養生テープ・マスキングテープを利用しましょう。リメイクシートを仮止めして位置を決めるのにも使えます。
両面テープ
リメイクシートの密着度が低い場合や、凹凸のある面に貼る場合には、時間がたつとリメイクシートがはがれてしまうというトラブルもおきます。そんなときは部分的に両面テープを貼ることで補強できます。
貼る面の素材に合わせて、両面テープの種類を決めましょう。
画びょう
リメイクシートを貼ったあと、空気が入り込んでしまいうまく押し出せないときに使うことがあります。空気の入り込んだ部分に小さく穴をあけると空気を外に出すことができます。
ただし、穴が目立ってしまうことがあるので、どうしてもの場合だけにしたほうがよいでしょう。
リメイクシートの貼り方②貼る前の準備
リメイクシートを貼る場所をまずきれいにふき取っておきましょう。汚れやホコリなどが付着していると、シートが密着せず、はがれやすくなってしまうことがあります。水分が付いている場合は、しっかりと乾いてから貼りましょう。
リメイクシートの貼り方③計測・裁断
まず、貼りたい場所の寸法を測り、リメイクシートの目印をつけます。実際の寸法よりも、1㎝くらいずつゆとりをつけておくのがコツです。目印にあわせながら、ゆっくりとはさみなどで切っていきましょう。
リメイクシートの貼り方④基本の貼り方
リメイクシートの裏には種類を問わずはくり紙がついていますが、一度に全部剥がしてしまわないようにしましょう。はくり紙を少しずつ剥がしながら、ゆっくりと貼ります。
まずはリメイクシートの端をぴったりと合わせ、ヘラやタオルなどを使って軽く伸ばしながら押さえていきます。壁など垂直の場所に貼る場合は、下から上の方向に貼っていき、空気を上に逃がすようにするとうまくいきます。
リメイクシートの貼り方⑤曲面の場合
曲面ってどんな所?
リメイクする場所として、例えば、円形のテーブルのふちの部分や、冷蔵庫など電化製品の表面のカーブの部分、空き缶等、容器の端部分などの曲面があります。
リメイクシートにはさみで切り込みをいれて、寄せつつ貼ることはできますが、不自然な重なりや柄の不揃いが起きることもあります。そんな曲面でもきれいに仕上げるコツはありますよ。
曲面の貼り方
まず、基本の貼り方と同じように、少し大きめに寸法をとります。先に平面をしっかり貼ったら、曲面の部分に取り掛かります。リメイクシートにドライヤーの温風をあてます。
ビニール製なので、熱によって少し柔らかくなり、手で引っ張ると少し伸びてきます。種類によって変化が違うので様子を見ながら温風を当ててくださいね。伸びた部分を曲面にそわせて貼り余分を切り取ります。
リメイクシートの貼り方⑥凹凸の場合
凹凸ってどんな所?
曲面と同じく、凹凸の部分の貼り方にもコツがあります。家具の取っ手・棚の内側・部屋の柱など、凹凸の場所は多いですよね。凹凸の場合は、まずは切り方や貼り方をよく考えてから作業を始めるのが大切ですよ。
凹凸の貼り方
凹凸の場合も寸法より大きく切るという切り方は同じです。例えば柱のような垂直・平面の凹凸で、リメイクシートの柄がずれないならそのまま重ねて貼ってよいです。
ただ角部分にちょうどリメイクシートの端が来ると、密着せずそこから剥がれてしまうことがあります。両面テープ等で、角を補強したり、リメイクシートの端が角ではなく平面部分におさまるように貼ったりすると、きれいに仕上がります。
凹凸と曲面部分がある場所の場合なら、曲面の貼り方を併用しましょう。
リメイクシートの貼り方⑦柄合わせ
柄合わせって?
部屋の壁や床といった、広い範囲に貼る場合のコツが柄の合わせ方です。100均購入のリメイクシートは、1枚分の大きさが限られますね。寸法が1枚のシートで収まらない場合は、複数枚をつなぎ合わせて貼ります。
100均リメイクシートのタイル柄・レンガ柄などの場合、寸法だけ考えて貼ると、柄がおかしなことになる場合もあります。
柄合わせの方法
きれいに柄を合わせるには、まず最初に、リメイクシート裁断前に、広げてみたうえで全体の確認を行います。
例えばレンガの柄一つ分の長さ、木目の向き、タイルの目地の柄が平行か、などをチェックのうえ、リメイクシートをところどころ仮止めします。そしてシートにしるしをつけたあと裁断していきます。
リメイクシートの貼り方⑧はがす場合
剥がし方
100均リメイクシートの大部分は、何度も貼り直しすることができないシールです。しかしたいていはシールの跡が残らずに剥がせるので、賃貸住宅などのDIYにも使いやすい商品として人気です。
剥がす時はゆっくりと水平方向に引っ張るのがコツです。長期間貼っていた場合や、材質によって、うまくはがれないこともあるため市販のシール除去剤を使用して注意深く剥がしてください。
作業前に保護する
リメイクシートの跡残りが心配なら、あらかじめマスキングテープで下地をつくり保護をします。マスキングテープ上にリメイクシートを貼ると、種類によってはわずかに段差が出たり、密着度が低くなったりすることもあります。
どちらにしても目立たない場所で一度試して、付き具合を確認してから作業に入ると安心でしょう。
リメイクシートありがちな失敗
空気が入り込む
壁や大きな家具、床面などの広面積での作業で起こりやすい失敗です。貼り作業後に空気が入ってしまったと分かった場合は、空気が入り込んだ部分から、端に向かってタオルやヘラなどで軽く押さえながら伸ばして空気を抜きましょう。
どうしても抜けない場合は、リメイクシートに針で小さく穴を開けて空気を出し、押さえます。
リメイクシートが剥がれる
100均にあるリメイクシートの中には、表面に加工がされているなど、種類によりリメイクシートに少し厚みがあるものがあります。
厚みのあるシートや、貼りつけ面に凹凸のある場合などでは、リメイクシートが密着せず、徐々に剥がれてしまうことがあります。そのような場合は、リメイクシートの端に、両面テープを使って補強するのも一つの方法です。
位置や柄がずれてしまう
これも、壁などの大きな面に、複数枚のリメイクシートを使った場合などで起きやすい失敗です。位置を決める際には、シートの端がずれていないか、また柄がずれていないかなどを、少し離れた位置から遠目でみて確認しましょう。
マスキングテープなどで仮止めしておけば、貼る作業中にずれにくくなります。
変色や変質
リメイクシートの使用状況によっては、変色や変質が起こることもあります。特に洗面所などの水回りや床など摩擦の多い場所で使用する場合は傷みやすくなってきます。
100均のリメイクシートはコストはあまりかかりませんが、貼る場所の用途を考えて、適した種類のシートを選ぶようにしましょう。
リメイクシートの貼り方アイデアを紹介
壁に貼ってナチュラルな雰囲気に
リメイクシートの鉄板な使い方ですが、壁の下半分ほどにレンガ柄を使用されています。暖かな色のレンガ柄をチョイスしているからか、床の色ともなじみ、部屋全体を優しく見せています。
他のインテリア小物や置いてある家具の雰囲気を揃えることが、素敵に見せるコツのようですね。
切り方・貼り方の工夫でおしゃれに
これもシンプルなレンガ柄ですが、ちょっと工夫のある切り方をして使用されています。寸法に合わせただけの切り方でそのまま貼ってもよいですが、切り方や貼り方をアレンジすることで個性がでます。
こんなふうにディスプレイされた壁の一角があると、なんだか部屋全体がおしゃれに見えます。
素材感も変化させて
こちらは、丸いテーブルの表面に大理石柄を使用されています。テーブル周囲の曲面の貼り方もきれいで、間近でみてもリメイクした家具とは気が付かなさそうです。
大理石柄を貼ると、何気ない家具にも高級感が出て、インテリアも引き締まるような感じがしますね。
インテリアのポイントに
こちらもレンガ柄リメイクシートを、パーツに分ける切り方をされています。リメイクによって変化のない無地の板部分がインテリアのポイントになっていますね。
階段の床部分の色ともマッチしています。普段あまり意識しない場所だからこそ、おしゃれなお気に入りにリメイク。真似してみたいアイディアですね。
手作りのおもちゃに
色のある木目柄を手作りのままごとキッチンに使用されています。ままごとキッチンは、カラーボックスや段ボールなどが身近なものが材料に選ばれているようです。
リメイクシートなら切り方も簡単で材料に合わせて使いやすいですよね。木やタイル柄など、目指したいキッチンのテイストに近いデザインのものを使うことが、リアルに仕上げるコツですね。
まとめ
いかがでしたか?100均で買えるリメイクシートなら、切り方や貼り方も簡単で、初心者やうまくできるかちょっと不安な方でも気軽に挑戦できそうです。きれいに貼れるコツを掴んで、おうちの中で気になっている場所をぜひリメイクシートで変身させてくださいね。
こちらをチェック
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